豪雪の金沢と世界遺産を訪ねる、冬の旅

2018/02/06 - 2018/02/07

雪降る兼六園と富山県の合掌造りが見たくて、北陸大雪で欠航が相次ぐ悪天候の中、旅してきました。
世界遺産の五箇山は、静かで圧倒的な美しさでした。

エリア 石川

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.0

• 交通手段: 観光バス ANAグループ 徒歩

予約していたANA 7:55発富山きときと空港行きは雪で欠航。
NH747便8:55発能登空港行きに急遽変更。

ANAラウンジで暫し休憩。
日本酒は鹿児島県のものでした。

朝5時起きで準備したけど、天候によっては羽田へ引き返す旨のアナウンスが。
どうなっちゃうのー。
大丈夫かな？

スターウォーズのラッピングだ！
あの飛行機乗りたい。

関東上空。
晴れてます。

雪山がきれいです。

だんだん能登空港に近づいてきました。
ここまで来たら無事着陸してと願うばかり。

小さな飛行機に乗るのは久しぶり。
雪雲の影響で揺れて怖かった。
心配ないとアナウンス流れても、思わず肩に力が入ってしまうー。

着陸が上手かった機長さん、ありがとう。

可愛いらしいマスコットがお出迎え。
雪の中、色んなポーズをとって楽しませてくれました。
おもてなしが嬉しいですね。

近江町市場。
時間がないのでゆっくりできなかった。
飛行機変更になったのと、雪道で時間がタイト。

牡蠣を購入したら、その場ですぐ焼いて食べる事ができます。

とにかく寒くて、温かい汁物が食べたくて天ぷらうどんを注文。
最初は海鮮丼を食べる予定でしたが、寒すぎる。

近江町市場のアーケードを出るともれなくスノーブーツがびしょ濡れに。
金沢では0度を日中下回ることが少ない為、道路は雪を溶かす水が流れてます。
小川みたいな水溜りがあちらこちらにあるので、長靴を用意すべきでした。
地元の方は長靴を履いてました。
北陸は降水量が多い為、弁当忘れても傘忘れるなという言葉があるそうです。
レインブーツを持参しなかったのは失敗でした。

翌日、雪の重みで近江町市場の屋根が壊れたとニュースで報道されてました。

金沢の城下町、ひがし茶屋街を散策開始ー。

つらら

美しい街並みにテンション上がります。

水溜りで靴下がジワジワきてる。
冷たい、、、

なんて美しいの。

黄金の蔵。
百数十年前に建てられた蔵。
外壁は漆喰に塗り直し、純金とプラチナの合金箔を一枚ずつ貼られています。
雪とのコントラストが美しい。

黄金の蔵、内部

雅～

木虫籠。
外から中が見えにくいですが、中からはよく景色が見えます。

引き戸の装飾

さすが、金沢ですね。
金箔を使った小物がたくさん。

ひがし茶屋街は重要伝統的建築物群保存地区に
指定されてます。

金沢城

兼六園。
良心的な料金、入場料310円。
5歳以下、65歳以上は無料です。

夏に兼六園に来たことあるけれど、雪の兼六園は見応えあります。

唐崎松。
琵琶湖の唐崎から種子を取り寄せて育てた黒松。
園内随一の名木。

雁行橋。
立看板の雪をご覧ください。
大雪で、時折ホワイトアウト状態。

池も凍ってます。
吹雪いてきて観光してるんだか、雪道歩いてるだけなのかわからなくなってきた。

雪道を歩き回って、喉が渇いてお茶屋さんへ。
金沢城は雪で観光を諦め、金沢21世紀美術館へ徒歩で移動するも歩道の雪道が膝まできていて、途中で断念。美術館、楽しみにしていただけにとっても残念。
抹茶ワッフルコーンで元気を取り戻す。
寒くてもアイスはやめられない。
金箔ソフトが有名。

金沢城も、お城なのかなんなのかよく見えないくらいの吹雪いてきた。
雪道で転倒してる人、続出。

JR富山駅前

駅前のモニュメント？ライトアップ

富山駅からすぐのお寿司屋さん。

のどぐろの炙りが美味しかった。
寒ブリや白海老も絶品でした。

ホタルイカ

こちらのお店は富山空港にも入ってました。
空港で寿司折をお土産にするのも良いですね。

白海老のかき揚げ。
サックサクで美味しかったけど、私には量が多すぎて完食できず。

路面電車。
都会的なフォルム

路面電車その2。

ホテル

露天風呂の温泉が広くて最高

13階部屋からの眺め

ホテルの朝食ビュッフェ
和食が美味しかった。
パンはイマイチ、、、

デザート

今は晴れてます。
眺めと温泉が最高だったホテル。

2日目は最も楽しみにしていた、五箇山。

小さい山間の村。

雪積もる、左右対称の合掌造り。

白川郷の方が有名ですが

もうひとつの世界遺産、五箇山。

静けさに包まれた

豪雪地帯ならではの

美しくて

どこか懐かしい

手つかずの自然を

五感で感じることができます。

江戸時代には加賀藩の流刑地として隔離された秘境。

素朴な

風景は

まるで

日本昔話の世界へ

迷い込んだよう

今もなお、普段の生活をされてます。

静かに見学します。

菅沼合掌造り集落では

外国人観光客は見かけませんでした。

昼食は田舎料理

飛騨牛の味噌焼き

飛騨高山さんぽ開始

高山も雪が似合う街並み

高山祭をモチーフにした小物

高山祭は春と秋に行われます。

城下町の面影が残ります。

日本の美

有名な酒屋さん。
お味噌汁、試飲できます。

また雪が強く降ってきました。

以前、夏に来ましたが雪化粧をした高山は魅力が増します。

美味しいものの誘惑、多し。

行列に並びます

凍てつく中、待つこと25分。

飛騨牛の握り。
絶品です、並ぶ価値あり。

カジュアルな感じで気軽に購入できます。
店内にイートインスペース有。
飛騨牛の握り、とても美味しかった！

小腹も満たされ

散策あるのみ。

古きよき町並

和情緒を満喫

中橋

白川郷に到着

であい橋

白川郷は五箇山と比較して

"THE観光地"
的な要素が色濃く

多くの外国人観光客で

賑わってました。

人気観光地らしく

あちらこちらに

お土産屋さんや

写真スポットが

点在していたのに驚きました。

白川郷の中でも一際立派な合掌造りの家があり、大半の観光客はその家を探します。ちなみに白川郷には合掌造りの他にも普通の民家もあります。

雪道を歩いていると、少し離れた所にグループのオバさま達が地図を広げて立ち止まっていました。

民家の2階で雪下ろしをしていた住人に、オバさま達が真下まで近付き、大声で道を尋ねていました。
道を教えて欲しいようで何度も声をかけてましたが、住人の返事はありませんでした。

静かに暮らしている住人と賑やかな大勢の観光客。

白川郷では雪道に落ちていた空き缶などが目につき、観光マナーについて考えさせられました。

合掌造りの珍しいお寺。

鐘桜門

合掌造りの内部

傘

白川郷には合掌造りの建造物が約160棟あります。

散策には思いやりが大切だと実感した場所

古きよき日本の暮らしが息づく

この風景を守ってきた人々に感謝。

豪雪の合掌造りに来られて良かった。

富山きときと空港に到着。

出発まで休憩。
飲み物が頂けます、小さなラウンジです。

帰りも大雪で飛行機が欠航にならないか直前まで心配でした。
ANA 19時40分発羽田行き、無事飛び立ちました。

冬の北陸の飛行機利用は慎重に検討する必要があると今回の旅で学びました。

大雪でスノーブーツは常にびしょ濡れでしたが、雪の中にひっそりと佇む合掌造りの集落は絶景でした。

雪を踏みしめるざっざっという足音以外なにも聞こえない静寂の中、幻想的な景色が見られて最高の旅となりました。

お土産は金沢の和菓子がリピ買いしたいくらい美味しかったです。
オススメはひがし茶屋にあるお店、森八の宝達のもちもちの和菓子、あとは金沢市内、村上のふくさ餅が美味しかったです。

富山のお寿司も飛騨牛も美味しかった。
温泉でゆっくりして、美しい街並みや絶景が広がる村、雪道にもすぐ慣れ自然を満喫でき盛りだくさんで楽しかった！

すっかり石川と富山に魅了されました。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました(^^)