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大阪歴史博物館は古代から現代までの大阪の歴史を辿れる博物館です。<br /><br />実物大の人形、町並みなど、文字よりもビジュアルを重視した<br />展示になっています。ゲーム感覚の発掘体験コーナーもあるので、子供さんも楽しめる施設だと思います。

大阪の歴史丸わかり~大阪歴史博物館

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2017/11/18 - 2017/11/18

588位(同エリア1783件中)

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みーみ

みーみさん

大阪歴史博物館は古代から現代までの大阪の歴史を辿れる博物館です。

実物大の人形、町並みなど、文字よりもビジュアルを重視した
展示になっています。ゲーム感覚の発掘体験コーナーもあるので、子供さんも楽しめる施設だと思います。

旅行の満足度
4.5

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  • 大阪城の南西にある大阪歴史博物館。<br /><br />ホールをはさんでNHKの大阪放送局があり、博物館と放送局の複合施設になっています。

    大阪城の南西にある大阪歴史博物館。

    ホールをはさんでNHKの大阪放送局があり、博物館と放送局の複合施設になっています。

  • まずエレベーターで10階に上がり、そこからエスカレーターで降りてくるという形を取っています。<br />階が下るごとに、時代も下っていきます。

    まずエレベーターで10階に上がり、そこからエスカレーターで降りてくるという形を取っています。
    階が下るごとに、時代も下っていきます。

  • 10階からは難波宮跡が見渡せます。<br /><br />難波宮は、7世紀には乙巳の変(大化の改新)の時、様々な改革が行われた場所、また、8世紀には聖武天皇が平城京の副都とした所です。<br /><br />回廊や門、大極殿の跡などが発掘されて公園として整備されていますが、正直、公園に行ってみても何か建物があるわけではなく、だだっぴろい公園みたいな感じです。高い所から見るほうが、わかりやすいですね。

    10階からは難波宮跡が見渡せます。

    難波宮は、7世紀には乙巳の変(大化の改新)の時、様々な改革が行われた場所、また、8世紀には聖武天皇が平城京の副都とした所です。

    回廊や門、大極殿の跡などが発掘されて公園として整備されていますが、正直、公園に行ってみても何か建物があるわけではなく、だだっぴろい公園みたいな感じです。高い所から見るほうが、わかりやすいですね。

  • 復元模型。

    復元模型。

  • 当時の様子を再現した人形。<br /><br />ボランティアガイドの方が人形といっしょに写真を撮ってくれます。

    当時の様子を再現した人形。

    ボランティアガイドの方が人形といっしょに写真を撮ってくれます。

  • 大阪歴史博物館はこのように、文字よりも、ビジュアル的で、記憶に残りやすい展示をしているのが特徴です。

    大阪歴史博物館はこのように、文字よりも、ビジュアル的で、記憶に残りやすい展示をしているのが特徴です。

  • もうひとつのセールスポイントはエスカレーターの各階のホールから見える大阪城!<br /><br />天守閣はもちろん、石垣、櫓などを一望に見渡せます。

    もうひとつのセールスポイントはエスカレーターの各階のホールから見える大阪城!

    天守閣はもちろん、石垣、櫓などを一望に見渡せます。

  • 9階。<br />江戸時代の大坂の町の様子を実物大の橋とそこを行き交う人々で表現しています。

    9階。
    江戸時代の大坂の町の様子を実物大の橋とそこを行き交う人々で表現しています。

  • 縦横に走る堀には荷物を積んだ船が行き交う。

    縦横に走る堀には荷物を積んだ船が行き交う。

  • 壁いっぱいに描かれた大阪の名所の数々。<br /><br />これは堂島の米会所。大名は中之島周辺に蔵屋敷を構え、年貢米は大阪に集まり、大阪は「天下の台所」と呼ばれました。<br /><br />世界に先駆けて、先物取引が始まったのも大坂でした。<br /><br />屋根の上の高いところから旗を振って相場を少しでも早く知らせました。

    壁いっぱいに描かれた大阪の名所の数々。

    これは堂島の米会所。大名は中之島周辺に蔵屋敷を構え、年貢米は大阪に集まり、大阪は「天下の台所」と呼ばれました。

    世界に先駆けて、先物取引が始まったのも大坂でした。

    屋根の上の高いところから旗を振って相場を少しでも早く知らせました。

  • 天神祭の御座舟

    天神祭の御座舟

  • 町並みを再現した精巧なミニチュア。<br /><br />ミニチュアですが、規模は大きい。

    町並みを再現した精巧なミニチュア。

    ミニチュアですが、規模は大きい。

  • 広島藩の蔵屋敷を再現。<br /><br />船たまりに見える鳥居は厳島神社の鳥居。<br />右に見える松は蛸の松。

    広島藩の蔵屋敷を再現。

    船たまりに見える鳥居は厳島神社の鳥居。
    右に見える松は蛸の松。

  • 8階にある「歴史を掘る」のコーナー。<br />発掘現場を実物大で再現したり、土器を復元するコーナーがあったりと、<br />本来は子供に考古学に興味を持ってもらうコーナーだと思いますが、<br />土器再現は立体ジグソーパズルみたいで、私を含め、大人たちが必死でやってました。<br /><br />ここでもボランティアガイドさんが色々な説明をしてくれます。

    8階にある「歴史を掘る」のコーナー。
    発掘現場を実物大で再現したり、土器を復元するコーナーがあったりと、
    本来は子供に考古学に興味を持ってもらうコーナーだと思いますが、
    土器再現は立体ジグソーパズルみたいで、私を含め、大人たちが必死でやってました。

    ここでもボランティアガイドさんが色々な説明をしてくれます。

  • 8階の特別展「鴻池研究の現在」<br /><br />鴻池家から寄贈を受けた品々が展示されていました。

    8階の特別展「鴻池研究の現在」

    鴻池家から寄贈を受けた品々が展示されていました。

  • 鴻池家は酒造、海運業、両替商などを営んだ江戸時代の豪商。<br /><br />鴻池新田と言われる新田開発も行い、落語の題材にもなっています。

    鴻池家は酒造、海運業、両替商などを営んだ江戸時代の豪商。

    鴻池新田と言われる新田開発も行い、落語の題材にもなっています。

  • 鴻池本邸伝来の品の数々。

    鴻池本邸伝来の品の数々。

  • 大名貸しを行っていた鴻池家、明治維新の荒波を超え、明治以降も鴻池銀行を設立するなど金融業などを営んでいましたが、戦後の財閥解体・農地改革で大きな打撃を受けることになります。<br /><br />鴻池銀行は1933年に山口銀行、三十四銀行と合併して三和銀行となっています。(現在は三菱UFJ銀行)。会社が合併するとき、新会社のネーミングというのは大問題で、三和とは文字通り三つが和するということで絶妙な名前ですが、さらに三和の三は三十四の三、和の、のぎへんは鴻池新田の稲、口は山口の口という二重の意味があるそうです。現在、損保会社なんかが合併に合併を重ねて誰も覚えられないような長いネーミングになったりしていますが、いつまでもそれでは社内が宥和していないんではないかと勘繰られてしまうと思いますが、どうなんでしょう?

    大名貸しを行っていた鴻池家、明治維新の荒波を超え、明治以降も鴻池銀行を設立するなど金融業などを営んでいましたが、戦後の財閥解体・農地改革で大きな打撃を受けることになります。

    鴻池銀行は1933年に山口銀行、三十四銀行と合併して三和銀行となっています。(現在は三菱UFJ銀行)。会社が合併するとき、新会社のネーミングというのは大問題で、三和とは文字通り三つが和するということで絶妙な名前ですが、さらに三和の三は三十四の三、和の、のぎへんは鴻池新田の稲、口は山口の口という二重の意味があるそうです。現在、損保会社なんかが合併に合併を重ねて誰も覚えられないような長いネーミングになったりしていますが、いつまでもそれでは社内が宥和していないんではないかと勘繰られてしまうと思いますが、どうなんでしょう?

  • 大正から昭和にかけての大阪の町の様子を再現している。<br /><br />御堂筋を走る乗用車。7階8階が吹き抜けになっていて、右手のネオンの広告塔<br />は2階分の高さがあり、迫力がある。

    大正から昭和にかけての大阪の町の様子を再現している。

    御堂筋を走る乗用車。7階8階が吹き抜けになっていて、右手のネオンの広告塔
    は2階分の高さがあり、迫力がある。

  • 7階<br />大阪市の地下鉄。

    7階
    大阪市の地下鉄。

  • 角座。道頓堀界隈。<br /><br />寄席ですね。「わろてんか」の世界。

    イチオシ

    角座。道頓堀界隈。

    寄席ですね。「わろてんか」の世界。

  • 地下鉄、市場、寄席など、当時の町中を自分が歩いている気分になる。<br /><br />作りも細かい。

    地下鉄、市場、寄席など、当時の町中を自分が歩いている気分になる。

    作りも細かい。

  • 当時の洋風の郊外住宅の様子。<br /><br />「お父さん、お帰りなさい。」

    当時の洋風の郊外住宅の様子。

    「お父さん、お帰りなさい。」

  • 出窓のある洋風の部屋。<br /><br />でも、お母さんは着物姿で、暖を取るのは火鉢です。

    出窓のある洋風の部屋。

    でも、お母さんは着物姿で、暖を取るのは火鉢です。

  • 朝日新聞大阪本社の社屋として1931年に建てられた大阪朝日ビル。<br /><br />アールを描く白いモダニズム建築は長らく中之島のランドマーク的な建物の<br />ひとつでしたが、現在はフェスティバルタワーウェストという高層ビルに建て替わっています。

    朝日新聞大阪本社の社屋として1931年に建てられた大阪朝日ビル。

    アールを描く白いモダニズム建築は長らく中之島のランドマーク的な建物の
    ひとつでしたが、現在はフェスティバルタワーウェストという高層ビルに建て替わっています。

  • その大阪朝日ビルの遺構の一部が展示されていました。<br /><br />ビルを印象付けていた白色タイル。<br />白というよりはグレーになっていますね。

    その大阪朝日ビルの遺構の一部が展示されていました。

    ビルを印象付けていた白色タイル。
    白というよりはグレーになっていますね。

  • 館内にあった和食堂の和室の欄間。<br /><br />特に上の欄間のデザインはモダン。

    館内にあった和食堂の和室の欄間。

    特に上の欄間のデザインはモダン。

  • 6階には文楽コーナーもありました。<br /><br />文楽の人形って、けっこう大きいものなんですね~。

    6階には文楽コーナーもありました。

    文楽の人形って、けっこう大きいものなんですね~。

  • 実際に人形を動かせるコーナーもありました。

    実際に人形を動かせるコーナーもありました。

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