岡倉天心と五浦海岸

2017/08/21 - 2017/08/22

五浦温泉に一泊してきました。岡倉天心の六角堂があるのは知っていましたが、そこで何が行われたかは知らなかった。そして知ったのは岡倉天心のとてつもない人生。
若くして東京美術学校の校長になるが女性問題で追放され、弟子を集めて
日本美術院を創設。横山大観、菱田春草、下村観山等の高弟を家族ごと
引き連れ五浦に移転。窮乏時代を経てボストン美術館の東洋美術部長と
なり中国インドの美術品の研究と収集。
欧化政策時代に日本美術の復興役で、さらには西洋文化に対して
日本ならびに東洋文化の価値を主張し続けた。茶の本を初めてとして
英語で書かれた書物は切ないほど日本文化の美点を強調。江戸の平和な時代には未開人と言われ、日清戦争で多くの殺戮を行ったら突然文明国との
評価になったとの痛烈な西洋批判に目が覚めた。
欠点は女性問題。天才で偉人とは思うが。写真は岡倉天心の旧居

エリア 北茨城・磯原(茨城)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JR特急

五浦温泉ホテル。素敵でした。

丘の上天心記念館からの展望