2018/01/24 - 2018/01/26
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xiaomaiさん
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泥湯と原住民文化を訪ねる旅
1日目:ローストチキン(嘉義)、関子嶺(碧雲寺、水火同源、温泉など)
2日目:台南市善化区、ルカイ族部落(神山・霧台)、三地門
3日目:瑠璃橋、台湾原住民族文化パーク
画像は台湾原住民族文化パークのショーに出演するアミ族の青年(着用しているのは、蘭陽平原に居住するクバラン族の衣装)
記事の中で使用している映像は、他の方がアップされたものを借用しています。
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3日目の朝は7時に起床。
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朝食会場はこちら。このホテルのコンセプトであるバリ島の雰囲気をあまり感じさせない。
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オフシーズンで宿泊客が少ないためか、ビュッフェスタイルではなかった。
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ホテルの裏側にあるパイナップル畑
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9時ごろホテルをチェックアウト
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まず向かったのは、琉璃吊り橋。
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オンシーズンには長い列をなしそう。
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この橋は、2015年12月26日から試験的に公開され、翌年4月16日に正式に公開された。一時期は整理券が発行され、だいぶ待たされることもあったようだ。並ばなくても橋を悠々と渡れたのは冬場の平日に行ったからかもしれない。
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本来であれば、一方通行。対岸からはバスに乗って元の場所へ戻ってくる。
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しかし、対岸が工事中であったため、引き返すことができた。もちろんこの方が便利。オンシーズンになったら、大勢の人が訪れるため、またもとの通り一方通行になるのだと思う。
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水門という名の地域が望める。冬季は川の水が少なく、壮観さはあまり感じられない。
https://www.youtube.com/watch?v=qq5Rk6OjiR0 -
続いて、吊り橋のすぐ隣にある台湾原住民族文化パークへ。
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入口にはこのようなポストがあった。
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入場してすぐのところで、歓迎の儀式がある(1日2回)。
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そして、このような乗り物に乗って、歌舞場へ向かう。このパークは非常に広く、徒歩だけで見学するのは大変。
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こちらが歌舞場。原住民の服装を着た人たちが出迎えてくれる。
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円形状になっていて、非常に広い。
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ルカイ族の服装を着たパフォーマーが開演前に注意事項を説明。この青年がルカイ族であるかどうかは不明。友人はおそらく違うのではないかと言っていた。自身がその部族出身である場合、貴族や頭目の衣装を身に着けるのは憚られるのではないかという理由。さもありなん、納得。
ショーの質は非常に高く、出演者はアルバイトなどでは決してなく、専属であると思われる。正式に舞踊を学んだことがあるのではないかと思えるほど、レベルの高い出演者も多かった。
上演中は撮影、録画、録音のすべてが禁止されている。以前は禁止になっていなかったようで、ネット上で映像を観ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=G1hs83aITVc -
高品質のショーを楽しんだ後は、生活形態展示館へ。
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入れ墨の特別展示がなされていた。
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入れ墨のデザインはその人の社会的地位により異なり、地位が高い人ほど複雑な入れ墨をする。
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日本時代は入れ墨は禁止されていたけれど、戦後、国民党政府になり、入れ墨を施す人がまた現れた。しかし、現在、入れ墨を施す人はいないに等しい。
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しかし、中には原住民であることに誇りを感じ、入れ墨を施す若者もいる。画像の青年は1991年生まれのパイワン族。入れ墨をするのは非常に苦痛で、あまりにも痛みを伴うものだったから、初めに左側のみを施し、1ヶ月後に右側に入れ墨をしたらしい。しかし、部族の長老からなぜ1度にしないのかと怒られたとのことだ。
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台湾原住民の中でもっとも多い人口(約21万)を有する原住民「アミ族」。生来の優れた運動能力や歌唱力を活かし、プロのスポーツ選手や歌手として活躍する人が多い。日ハムから読売ジャイアンツに移籍し活躍を続けている陽岱鋼もアミ族の出身。台湾で人気があるタレントの羅志祥にもアミ族の血が流れている。
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ルカイ族は高雄、屏東、台東に分布する部族。貴族制が存在し、男性中心の社会。湿度の高い地域に居住しているため、板石を建築材料とした家屋に住む。
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ブヌン族は台湾中央の山間部に住む。複雑な和音による歌唱法を持ち、歌がうまい部族として知られている。実際、歌手になる人も少なくない。
https://www.youtube.com/watch?v=Y-9bzsHHKSE -
2番目に多い人口を有するパイワン族。屏東県を中心とする台湾南部で生活をしている。貴族、頭目、勇士、平民という階級構成があり、法的な拘束はないけれど、部族の中ではさまざまな決まり事が今でも存在する。現総統の蔡英文は客家人であるが、祖母がパイワン族出身者で、総統自身、Tjuku(「頭目の娘」という意味)というパイワン語の名前も有している。
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台湾本島の東南にある小島、蘭嶼にも原住民が存在し、一般的にヤミ族と呼ばれることが多いが、正式にはタオ族。言語特性が近似しているため、フィリピンに住むイヴァタン族とは通訳を介さなくても、話が通じるらしい。
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3番目に多い人口(約9万)を有するタイヤル族は、台湾の北部から中部の山間部で生活をしている。勇猛さで知られる部族。日本で認知度が高いビビアン・スーの祖母はタイヤル族出身で、台湾国語(北京語)が話せなかった祖母とは日本語で話していたらしい。
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プユマ族は台東の海岸部に住む。著名な歌手の張惠妹はプユマ族の出身。画像は籠に入れた猿を殺すことで肝が座った成人になったことを証明する儀式。「籠に閉じ込めて抵抗できない小さい動物を複数の男で殺して度胸があることを証明する?」とはじめは訝ったけれど、それは現代人の考えで、「出草」と呼ばれる人狩りが伝統としてあった台湾原住民の社会では、命を奪うというのは自分が生きるためでもあった。自分は籠の中の猿は殺せない。現代に生を受けてよかった.....。
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花蓮県北部に住むタロコ族。2004年に政府から12番目の原住民部族として承認され、人口は約3万。
2011年にリリースされた台湾映画『セデック・バレ』はセデック族の抗日事件である「霧社事件」を描いた作品。より台湾を深く知るために、まだご覧になっていない方にはぜひ観ることをお勧めする。
https://www.youtube.com/watch?v=g5W-PJABiQQ -
ツォウ族には階級制度がなく、各部落の長老による合議で多くのことが決められた。
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生活形態展示館の出口に付近にあった自販機。
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歌舞場のある富谷エリアには、ルカイ族やパイワン族などの原住民家屋も展示されている。
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昼近くになったので、食事をすることにした。
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ソーセージなど原住民の食べ物のプレート
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猫3匹が近くに寄ってきてスタンバイ。
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待ちきれなくなったのか、テーブルの上にまで上がってきた。しかし、食べ物を奪うということはなく、おとなしく与えられるのを待っている猫。
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1人だけで来園している若い男性もいた。
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ルカイ族阿礼社頭目家屋
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右手がいわゆるリビングで、手前を奥の平らな石の部分がベッドになる。
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パイワン族泰武頭目家屋
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右手の高いところは両親の生活空間で、右奥の方にトイレ。
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パイワン族南和村の祖霊屋
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パイワン族佳平社頭目家屋
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内部はパイワン族の工芸品である琉璃珠のショップとなっている。
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パイワン族の女性がせっせと琉璃珠を作っている。
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ずっと火を見つめるから、目を痛めるらしい。夏場は暑さとの戦いになるだろうし、楽な仕事ではけっしてないだろう。現代人には忍耐力がなく、収入も多くないから、跡継ぎを養成するのは難しいとのことだ。
他にお客さんがいないことをいいことに、原住民、とりわけこの女性の属するパイワン族についてたくさん話を聞かせてもらった。原住民には純朴な人が多いと、この女性と話していてつくづく感じた。 -
パイワン族が本来身につけていた琉璃珠がたくさんつながっているものよりも、簡素化したもののほうが現代人好みだそうだ。
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入手したもの
情熱、勇気、栄誉を表す「勇士の珠」のネックレス、ブレスレット、携帯ストラップ
神の加護、健康を表す「トンボの目の珠」のブレスレット -
パイワン族内文社頭目家屋
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ルカイ族神山社頭目家屋
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家屋の外壁に積まれている石の板は薄く、片手で持ち上げられるほどだ。
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ツォウ族達邦社家屋
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内部に小屋が4つあった。
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富谷エリアの見学を終え、タマルワンエリアを見学しようと思っていたけど、既に疲労を感じ始めていたから、園内循環バスで直接迎賓エリアへ戻ることにした。オフシーズンであるためか、バスがなかなか来なかったけれど、そのおかげで暑くも寒くもない心地よい停留所でのんびり過ごせた。
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園内に2つある吊り橋のうちの1つ。
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人が通ると想像以上に揺れる。船酔いをしやすい人は要注意の橋。
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橋からタマルワンエリアの原住民の家屋が見えた。
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原住民文物展示館
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ルカイ族の二人で一緒に酒を飲む器。
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このようなイスをオブジェとして置けるような家に住みたい。
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閉園1時間ほど前になり、エントランスは静まり返った。
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粟、粟酒、布製品など、原住民と関わりの深い商品を売るショップが数軒並んでいる。
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これはなに?
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木にはいろいろなブランドが刻印されていた。どのような含意があるのだろう。
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パークの入口にはホテルもある。
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台湾原住民族文化パークには10時に入場し16時までいた。6時間もいたけれど、すべてを見学できたわけではない。ショーは同じ内容であっても、もう一度観たいと思わせるほどのものだったし、予備知識を頭に入れておけば、家屋見学はもっと充実したものになっただろう。時間がなければ、ショーを観るだけでもいいと思うが、できれば一日かけてじっくり見学したい施設だと感じる。
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16時半にパークを去り、長治から高速道路に入って、19時に西湖サービスエリアで食事。焼ビーフン、貢丸スープ、蝦すり身フライのセット。
台北の自宅には21時に到着。今回もとても有意義な楽しい旅になった。原住民の知識は他の人より多いと思っていたけれど、まだまだ知らないことが多い。今後も良好な日台関係を築いていく手助けができるよう、さらに知識を深めていきたい。
(終)
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