2018/01/20 - 2018/01/21
86位(同エリア558件中)
ゆずのはさん
2018年1月20日(土)から22日(月)まで山形県を旅行しました。
もちろん、今回も旅の相棒は夫(カメラ小僧)。
一泊目は米沢、二泊目は天童に宿泊し、温泉と山形グルメを堪能する旅となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
1月20日(土)朝早く自宅を出発し、9時48分東京駅発の山形新幹線に乗車しました。
えきねっと会員なので、トクだ値30で指定席を予約できたので、かなりお得に米沢まで行くことができてラッキー。 -
全然雪がなくて、米沢駅が近づいた辺りでようやく雪を見ることができました。
滅多に雪の降らない関東南部住まいだから、冬に雪の地域へ行くのが恒例となっています。 -
一面雪に覆われて真っ白。
こんな景色が見たかったのよ。 -
米沢駅には11時55分に到着。
駅前にあるモニュメント越しに米沢駅をパチリ。
前回に米沢駅に来たのは、昨年の7月初めだったから、半年ぶりの米沢駅ですが、思ったより全然雪がない。 -
今回は観光をほとんどしない温泉とグルメの旅の予定だけど、前回、時間の都合で寄れなかった宮坂考古館に行くことに。
米沢駅から歩いて5分くらいだし、昨年7月の車旅で、外観だけは確認してあったので、迷わずに到着・・・ってか、かなり分かりやすい場所にあるので、ちょっとばかり方向音痴でも全然大丈夫でした(笑) -
宮坂考古館の石塀に掲示されていた『上杉の城下町米沢』の地図。
夫(カメラ小僧)は、上杉神社の先にある上杉伯爵邸に行きたそうでしたが、この日のお宿のお迎えが14時20分だったので、今回は無理というもの。 -
宮坂考古館は、前館長の宮坂善助氏が私財を投じて収集した米沢地方の歴史・民族資料700点余に及ぶ収集物を展示している山形県登録の博物館、現在は公益財団法人となっています。
上杉謙信、上杉景勝、直江兼続の甲冑も展示しているのですが、戦国一のかぶき者といわれ、数々の奇行の逸話を遺し、また漫画の主人公にもなっている前田慶次(慶次郎)こと前田利益に関する収集物を展示していることでも知られています。
前田家の一族である滝川氏に生まれ、前田利家の兄の養子となったことから、前田家を継ぐはずだったのですが、織田信長の命により前田家を継いだのは利家だったため、その後は養父を連れて各地を流浪することになったとのこと。
数奇な運命を辿った謎多き人物なのですが、晩年を米沢で過ごしたといわれているので、所有物もたくさん遺されているのだそうです。
夫(カメラ小僧)、『花の慶次』の大ファンなので、前から行きたかったらしいです。 -
宮坂考古館からぶらぶら歩いて、喫煙できる喫茶店を見つけて(夫が)一服し、お迎えの時間まで米沢駅内のおみやげ売り場を見たりして過ごしました。
14時20分ちょうどに、この日のお宿、時の宿すみれの送迎車が到着。
私たち夫婦の他、カップル一組を乗せて、米沢駅の一つ手前にある関根駅近くの湯の沢温泉に向かいました。 -
約20分ほどで、時の宿すみれの玄関前に到着。
肉好きの間では知る人ぞ知る、米沢牛尽くしの創作懐石料理を提供するお宿です。
女将さんのご実家が米沢牛専門店ということもあり、米沢牛尽くしの懐石+温泉という、牛肉と温泉好きには堪らないようなお宿を作られたそうです。
お出迎えしてくださった女性を最初はスタッフの一人と勘違いしていたのですが、言葉を交わすうちに、その方が女将さんだと知りました・・・想像したよりずっとお若い方だったので、ちょっとびっくりでした。 -
ラウンジ兼バーで、ウェルカムドリンク&スイーツを頂きました。
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ラウンジから見える山形新幹線の線路。
こんな近くを新幹線が通ってるのね。 -
ウェルカムドリンク&スイーツは、抹茶と宿オリジナルのメレンゲでした。
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ラウンジの一角にあるこじんまりとしたおみやげコーナー。
噂のすみれ漬けを買えばよかったかな・・・。 -
すぐに客室に通されました。
二階のほぼ真ん中にある『あけぼの』という10畳和室がこの日の私たちのお部屋でした。
時の宿すみれは全10室なのですが、いろいろなタイプのお部屋があり、あまり高くないタイプのお部屋を早割で予約しました。
すみれには客室露天風呂のあるお部屋はないし、テレビも時計もないのがコンセプトの宿のため、今回は客室には重点を置かず、食を重視ということで。 -
『あけぼの』の室内。
清潔に良く整えられたお部屋でした。
滞在中、隣からの物音一つせず、防音に気を遣った宿だと思いました。 -
広縁側から見た室内。
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よその宿だったら、たぶんテレビの置かれているスペースにはユニークなオブジェが飾られていました。
テレビ好き人間としては、テレビが観られないのは寂しいけど、今日だけは我慢我慢。 -
洗面スペース隣のクローゼットの中の下の段は冷蔵庫(中身は有料)、上の段には電子ケトルと、紅茶(二種類)と手動ドリップ式のコーヒー、カップなどが入っていました。
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洗面スペースの反対側に衣類用のクローゼットがあり、浴衣、袖無し半纏、作務衣、湯足袋、タオル大小二枚ずつ、それから大小の湯かごが入っていました。
着崩れが激しいため浴衣が苦手な私には、作務衣は本当にありがたい。 -
早速、貸し切り風呂に入りに出かけました。
こちらは二階廊下から見た一階ラウンジです。 -
二つある貸し切り風呂の一方(せせらぎの湯)は、すでに先客がいたので、空いている『木漏れ日の湯』に入りました。
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温泉利用の注意がいろいろと書かれている温泉分析表。
湯の沢温泉は、源泉は27、6度と低めのため加温しているようです。
無味無臭に近い単純泉(低張性中性低温泉)のお湯は、加温加水無しで源泉掛け流しの温泉好きな夫(カメラ小僧)にはちょっと物足りなく感じたみたいです。
アトピー性の皮膚トラブルのある私には優しい感触のお湯で、浸かってすぐに効果が見られたから嫌いじゃないですけどね、湯の沢温泉。 -
直接、川に放流しているため、貸し切り風呂ではシャンプーや石鹸は使えないため、シャワーを浴びたらドボンと浸かるのみ。
脱衣所の屋根はあるにはあるけど、ほぼ露天風呂のような構造のため、真冬のこの時期は寒いかも・・・隣のせせらぎの湯とは壁一枚しかないので、話し声やザバザバ湯を掛ける音とか丸聞こえなので、なんとなく落ち着かない雰囲気だったので長居はしませんでした。 -
次は、この時間帯は女性用大浴場になる『時と光の湯』へ。
こじんまりとした脱衣所。 -
パウダースペースは一名様のみしか使えませんが、必要な物はだいたい備わっていました。
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湯気でほとんど何も見えない内風呂内。
湯温が低めと、どなたかのブログで読んだのですが、少し熱めに感じました。 -
洗い場は椅子が四つ。
全10室だから、まったく混むことなく、お一人の先客がいらっしゃっただけで、その方が出て行かれると、あとは独り占めの温泉タイムを味わうことができました。 -
露天風呂もこじんまりとしていました。
山形新幹線が通るのを斜めに見ながら湯浴みできるのですが、さすがに立ち上がるのはまずいかな(笑) -
露天風呂浴槽から見る雪景色。
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建物の屋根の上に見えるのが、山形新幹線の鉄橋。
さすがに、新幹線内からはお風呂に入っている人は目視できないとは思うけど、山の一軒宿なのに、すごく山深い場所に立地しているわけではないのね・・・鉄道好きには嬉しい宿だけど(笑) -
湯上がりにバーカウンターの上の飾り付けに目を引かれて見ていると(特にフェルト製のぶたさん)、女将さんが話しかけてきました。
「これ、ほとんどお客様がここに置いていった物なんですよ」
「???・・・そうなんですか?」と私。
「気づくと、飾りが増えているんですよ、不思議でしょ?」と笑顔の女将さん。
勝手に飾り付けていくお客様がいるってことは、それだけ常連さんが多いってことなんでしょうね。
ちなみに、私が目を引かれたフェルトのぶたさんは前から宿にあった物らしいですが、他の細かい物はほとんどがお客様が持参された物だとか。 -
玄関を入って左側にある飾り付けの多くもお客様が置いていった物とのこと。
こちらの飾り付けのセンスの良さに見とれていたのですが、(料理ストーブは女将さんが買ってきて置いた物)フライパンに乗ったステーキ肉は今朝までなかった物で、今朝チェックアウトされたお客様が別の飾り付けの塊肉の切り身部分を動かしてフライパンに乗せたみたい(笑)
「こういういたずらをしていくお客様が結構いるんですよ、うちの宿」と笑いながら女将さん。
「なんかそういうの、面白いですね。他の宿では見たことないかも」と私。
左端の革製のミニミニバッグは、趣味で作られている方からのプレゼントだそうです。 -
戌年とお正月飾りは宿の飾り付けだそうですが・・・
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こちらのいろいろな小さな飾りは、すべてお客様が置いていった物で、少しずつ増え続けているそうです。
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こちらは宿のお正月らしい飾り付け。
私も趣味で季節の小さな飾り付けを集めていますが、家に飾っても無粋な夫(カメラ小僧)じゃ目もくれません・・・。 -
さて、そんなこんなで早くも夕食の時間になりました。
時計のない宿なのに「夕食は18時から19時のお好きな時に」って、ここら辺がちょっとわかりませんが、18時に一番乗りで、食事処すみれ庵に到着しました。 -
カウンター席に案内されました。
〔すみれの米沢牛創作懐石2018冬〕・・・米沢牛尽くしの料理の始まり始まり! -
【ネックのしぐれ煮パイ包み、菊芋のブルーテコンソメジュレと】
この菊芋のブルーテは美味でした。 -
【テールと冬野菜のブイヨンスープ】
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【しきんぼ湯引のサラダ、自家製梅干しドレッシング】
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【ぶりすけのポモドーロ、遠山かぶと共に】
ビーフシチュー風のトマト煮込みって感じですかね。
ぶりすけという部位のお肉はホロホロと柔らかくて食べやすいけど、トマトの酸味がやや強いかな。 -
【お口直しのグラニテ、レモンとバジルシード】
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【大とろポワレと内ももローストのにぎり】
大とろポワレのにぎりは醤油をつけて、内ももローストのにぎりの上にはねぎみそが乗っているので、そのまま食べました。 -
大とろポワレのにぎりは、もちろん有料ですが、お代わり可能です。
追加料金は二貫で1320円ということで、夫(カメラ小僧)と一貫ずつ仲良く(?)分けて・・・。 -
【とも三角のすみれ漬け焼き】
売店でも販売している時の宿すみれ名物のすみれ漬け・・・おいしかったけど、思わずご飯が食べたくなるような味の濃さでした。 -
【まくらとちしゃとうのビーツ和え】
器左端の濃いピンクがビーツのペースト。
冷たくて薄味なので、夫(カメラ小僧)の口には会わなかったみたい・・・最近、やたらグルメぶって、すぐに批評をしたがる夫(カメラ小僧)は基本味音痴なんですけど? -
【すみれの冷汁】
山形の郷土料理だそうで、椎茸で出汁を取り、小松菜と凍み豆腐などが入った冷たいお浸しの一種。 -
【サーロインのステーキ】
焼き加減はレア、三種類の岩塩と本山葵を付けて頂きました。
さすがに、米沢牛のサーロインは柔らかくて、お口の中でジュワッととろけておいしかったです。 -
【肩三角とほほ肉チャーシュー牛骨スープ茶漬け】
肩三角は大とろのポワレのにぎりと同じ部位。 -
食後はピアノの生演奏を聴きながら、ラウンジでデザートタイム。
カウンター内にちらっと写っているのが女将さん。 -
デザートの【フルーツキッシュとココナッツのソルベ】と飲み物。
飲み物はコーヒーか紅茶が選べるので、私はミルクティーをお願いしました。 -
女将さん自ら淹れてくださったミルクティーとともに頂きました。
満足満足・・・いや、満腹満腹(笑)
部屋に戻ってから、テレビがないので、すみれライブラリーからお借りした『大江戸温泉殺人事件』なる文庫本の長編推理小説を一気に読み干し、眠りについたのでした。 -
1月21日(日)朝の時の宿すみれのラウンジ。
まだ誰もいません。 -
すでに、バーカウンターには灯りが点っていました。
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朝のラウンジとすみれライブラリー。
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二つある貸し切り風呂は、どちらも空いていました。
前日入れなかったせせらぎの湯へ。 -
せせらぎの湯。
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雪見のせせらぎの湯。
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夜に入れ替わった大浴場へ。
入れ替わった女性用大浴場『森と風の湯』。 -
森と風の湯の脱衣所。
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こちらは内風呂のみで、露天風呂はありません。
湯温はやや温目のような・・・。 -
8時半に食事処へ。
前夜とは違う半個室に通されました。 -
牛肉のウインナーソーセージと、すみれ特製の牛汁美味。
なんたって、白飯がつや姫というのがいいです。
実は我が家も、山形に親戚のある方からつや姫の新米を頂いてからというもの、すっかりつや姫ファンになったくらい、このお米が好きだから。
朝食のおかずは品数も多く、まずまずの朝食でした。 -
食後の飲み物を頂くためにラウンジの椅子に座ると、何やら轟音が!
気づいたら、山形新幹線が通過して行き、慌ててスマホカメラを向けるも最後尾しか写らず・・・ちょっとばかり鉄子なんで、走る新幹線はやはり撮ってみたいけど、なかなかうまくいきませんでした。 -
食後のコーヒーを飲みながら、ラウンジでまったりしてしまいました。
テレビや時計の置いてないことがコンセプトのこちらのお宿・・・そのわりには夕食は18時からとか、朝食は8時半からとか、制約があるのは解せませんが、たまにはテレビを観ずに過ごすのも悪くはないと思いました。 -
最後に時の宿すみれのほぼ全景。
女将さんが丁寧にお見送りしてくださいました。
女将さんがとっても良い感じで、常連さんの非常に多い宿なんだけど・・・再訪ありかといわれるとちょっと微妙な感じかな。
温泉と食の宝庫である山形には、まだまだ素敵なお宿がたくさんありますから。
米沢から向かった天童についてはまた後日。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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