2017/12/30 - 2018/01/01
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katzeさん
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今回の旅行の発端は「ベルリンフィルハーモニーのジルベスタコンサートに行ってみたい」だった。
日程は2泊3日、しかし2年前のベルリン旅行の際に主要な観光地は訪問済みのため、ベルリンは一泊でコンサートとカウントダウンのみにして、その前日はまだ行ったことのないライプツィヒに泊まることにした。
1日目 ライプツィヒ市内観光
2日目(大晦日) ベルリンフィルコンサート鑑賞、カウントダウン
3日目(元旦)帰宅
自宅のあるフランクフルトから出発。
都市間は鉄道(ICE)で移動した。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
一日目、フランクフルト中央駅を9:20に出発するICEでライプツィヒへ。
ICE車内は基本的に携帯通話可だけど、一部の車両は通話不可(Quiet Zone)で、予約する際に選べる。
携帯通話可の車両は遠慮なく大声で通話している人が多くかなり騒がしいこともあるため、私たちはいつも通話不可の車両を利用している。
12:30ごろにライプツィヒ中央駅に到着。 -
旧市街に向かう。泊まるホテルも旧市街の方にある。
徒歩でも行ける距離だったが雨も降っているし、
せっかくICEの乗車券には中央駅から目的地までのローカル鉄道も使えるので
(乗車券の発着地欄に+Cityと記載されている)
Sバーンで行くことにした。
乗り場はエスカレーターで降りたところにあった。
中央駅から一駅目のMarkt駅で下車。
予約したArthotel ANA Symphonie(全日空のANAとは無関係らしい)はまだ部屋の準備ができていなかったので、スーツケースを預け、まずは昼食へ。 -
旧市庁舎。
おそらくクリスマスイブあたりまでここにクリスマス市があって賑やかだったのだろうが、屋台もすっかり撤去されて寂しい雰囲気。
せめて晴れていれば・・・ -
トーマス教会の近くのCafe Kandlerで昼食を取ることにした。
中は混雑していて、私たちが入店しても何人もいるスタッフの誰も対応してくれない。
女性スタッフに「二人なんだけどいい?」と聞くも何も言わず苦い顔をするだけ。
席が空いたので座っていいか聞いても無反応。なんなんだ、この店。
結局、うしろに並んでいた人に促されてその空いた席についた。
どうやら空いた席に勝手に座ってもいいようだった。カフェ カンドラー カフェ
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オムレツを注文したら、こんなボリュームのあるいかにもドイツ的なものが出てきた。
味もドイツ的。大味で繊細さはない。ベジタリアン用なので、肉類は入っていない。
逆にカウンターに並んだケーキや焼き菓子がとても美味しそうで食べたかったが、このオムレツを完食して満腹になってしまった。 -
カフェを出てトーマス教会へ。
聖トーマス教会 寺院・教会
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バッハはここの少年合唱団の音楽監督を長年務めていて、彼の墓もここにある。
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この日は土曜日で、本来は15:00から少年合唱団の公演があるのだが、この日は休演だった。
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広場にはクリスマスツリーが。
このとき17時過ぎ、日没の早いこの時期はもう真っ暗だ。 -
クリスマスマルクトは終わっていたけれど、グリューワインの屋台が残っていたので、1杯買って夫と分け合って飲んだ。
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チェックインの時間はとっくに過ぎたのでホテルへ戻る。
このホテルは2016年にオープンしたばかりで、お洒落で居心地がよかった。
バスタブはなかったけど、ヒーターがきいていて暖かいので問題なし。
夫が疲れて休んでいる間、私は近所のドラッグストア『dm』に水などを買いに行きがてら、近所を散策。 -
廊下のじゅうたんがとってもポップ。
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スタッフも親切だったし、無料で飲めるカフェスペースもあったし、主要な観光スポットへのアクセスもいい。周囲に飲食店も多い。
ここはおすすめ。 -
散策中にインド料理店を発見。
外から覗いてみたらお店が結構混んでいそうだったので、ホテルに戻り夫を起こして予約してもらってから向かった。
お店の名前は『Indian Crown』で、カレーもラッシーもとてもおいしく、接客も丁寧だった。
こういうお店では気前よくチップをはずもうという気になる。
ホテルに戻って就寝。 -
翌朝、ホテルで朝食を済ませチェックアウト。
ベルリンまでの電車の時間まで余裕があったので、荷物をフロントに預けて散歩に出かけた。 -
大みそかの朝は人通りも多くなかった。
これでライプツィヒにお別れ。短い滞在だったなあ。 -
10時過ぎ、ベルリンに向けてICEに乗るため、ライプツィヒ中央駅へ。
ここのプロムナードはフランクフルト中央駅のそれと比べて華やかでいいなあ。 -
ライプツィヒ中央駅からICEで2時間ほどでベルリン中央駅に到着。
そこからREに乗り換えてポツダマープラッツ駅まで行き、徒歩で10分弱で今夜泊まるホテル Scandic Berlin Potsdamer Platzへ。
チェックイン時間より早かったが部屋に入ることができた。スカンディック ベルリン ポツダマー プラッツ ホテル
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前日のホテルに比べればお洒落感はないが、清潔で使いやすい部屋だった。
スカンディック ベルリン ポツダマー プラッツ ホテル
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こちらもシャワーブースのみ。
スカンディック ベルリン ポツダマー プラッツ ホテル
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地下鉄に乗って、少し離れた場所にある韓国料理店Gogogiへ。
お店の写真はないが、かなり人気店のようで、お昼の時間はとっくに過ぎていたのに15分くらい外で待った。
久しぶりに食べたビビンバがおいしかった。 -
ランチからの帰りに通りがかったポツダマープラッツのクリスマスマルクト。
ドイツの主要なクリスマスマルクトは12月24日午前で終了するが、ここは大晦日のこの日も営業していた。
が、今回の目的はクリスマスマルクトではないので通り過ぎるだけ。ポツダム広場 広場・公園
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ホテルに戻り着替えをして、ベルリンフィルハーモニーの大晦日コンサートへ!
これがこの旅行最大の目的。
もちろんチケットはオンラインで予約済み。
私はプロのオーケストラを生で見るのはこれが初めてなので、とても楽しみだった。
ホテルからは歩いて15分ほどで、ベルリンフィルへのアクセスがいいのがこのホテルを選んだ最大の理由だ。
開始は17:15。
この日はコンサートマスターの樫本大進さんが出演されていなかったのが非常に残念だった。
それでも、世界最高峰の演奏は素晴らしく、その迫力は言葉で表せない。
これまで3年以上もドイツに暮らしながら、クラシック音楽に触れてこなかったことが悔やまれた。
ちなみに館内は撮影禁止(たぶん)。ベルリン フィルハーモニー 劇場・ホール・ショー
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コンサートは1時間半くらいで終了。
何度もアンコールがあるかと思ったら、意外とあっさりと終わって拍子抜け。
大晦日だから、出演者だってはやく家族のもとに帰りたいのかな?
そのあとロビーではシャンパンがふるまわれ、大勢の人でごった返していた。
周りの人の服装を観察すると、さすがファッション後進国のドイツというべきか、”ちょっとよそゆき”という程度の人が多く、イブニングドレスやタキシード姿もいることはいるが多くはない印象。
日本で友人の結婚式に出席するような服装なら間違いないと思う。
ひとりだけジーンズ姿のアジア系男性を見かけたが、これはさすがに目立っていた。
ちなみに私も友人同士のパーティに着ていくようなワンピース、夫はカジュアルめのスーツ。
会場は日本人ツアー客がとても多かった。
シャンパンを飲み終え、バスで次の目的地へ移動。ベルリン フィルハーモニー 劇場・ホール・ショー
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夕飯はRistorante Nuovo Marioというイタリア料理店を予約しておいた。
大晦日は予約しないとレストランに入れないと聞いていたので、口コミを見てお店を厳選したつもりだったのだが…。 -
どこもたいていそうだと思うが、大晦日のメニューは数種類のコースから選ぶことになっている。
オーダーして30分後に出てきたこのパスタは、茹ですぎで、味がひどくて…。 -
写真では伝わらないかもしれないが、このエビも固くて、添えられたソースもいまいち。
-
この”野菜の盛り合わせ”は、ぶつ切りのにんじんとブロッコリーがマッシュポテトとともにドドン。
馬じゃないんだから。
いや、茹でてあるだけましなのかもしれない。 -
デザートのころには店内で行われるらしいイベントのセッティングが始まったり(なんで開店前にやらない?)、
家族や友人同士のパーティの客でかなり騒々しく、食べ終えると早々に大晦日特別価格(つまり高い)の会計を済ませ店を出た。
その際も、預けてあった私のコートを店員がなかなか見つけられず、結局、大量のコートの中から自分で探し出さなければならなかった。
とにかくサービスも料理も「雑」の一言に尽きる店だったが、口コミはよかったので、普段はもう少しまともなのかもしれない。 -
再びバスに乗ってホテルへ戻り、ブランデンブルク門でのカウントダウンに参加するための準備をした。
ドイツでカウントダウンに参加するのもこれが初めてだった。
ドイツでは大晦日の夜だけ市民が花火を打ち上げることが許可されていて、かなりな”修羅場”となると聞いていたので(この後、いやというほどそれを経験することになるのだが)、動きやすくて汚れてもいい服装に着替える。貴重品はもちろん持たない。
ホテルからブランデンブルク門までは徒歩で30分ほど。
この日は気温が高く、夜中でも10度くらいあったので、ダウンコートの下は長そでシャツ一枚で出かけたが、それでも歩いていると暑いと感じた。
すでに路上のあちこちで花火が打ちあがっていて、今まで経験したことのない高揚した雰囲気だった。
が、こんなのは序章に過ぎなかった。 -
とにかくものすごい人の数で、ブランデンブルク門までたどり着けないままカウントダウンが始まる。
2018年の幕が開け、いっそう派手な花火が打ちあがる!
カウントダウンを終えて、人々のテンションはマックス状態で、ところかまわず爆竹を打ち鳴らす。花火を打ち上げる、というか撃ち合う。
冗談ではなく命の危険を感じた私たちは、早々にホテルに戻ることに。
花火や爆竹を持った危険そうな人々を避けながら、迂回に迂回を重ねる。
花火が引火したのか、道端の大きなごみ回収用コンテナの中が火の海になっている。
その近くには車が止められていて、いまにもガソリンに引火しそう。
ホテルまであと少しのところで、私たちのすぐ前を歩いていた中東系一家の少年が、前を向いたままこちらに向かって、唐突にポイっと爆竹を投げてきた!
至近距離での大爆音に、夫は一瞬耳が聞こえなくなったようだった。
少年は故意ではなかったようだが、少年もその家族もこちらを見て「ヤバい」という顔をしながらも、そのまま立ち去ろうとするので、夫が大激怒。
結局、しばらくして夫の耳は元に戻ったが、彼らからまともな謝罪が返ってくることはなかった。
狂乱状態の道のりを1時間以上かけてホテルに戻り、その日は疲労のあまりおたがい言葉も交わさないまま就寝。
なんておそろしいドイツのカウントダウン。
しかし、ここで怪我をしようがスリにあおうが、すべては自己責任になるのだろう。
例年になく気温が高かったことも、乱痴気騒ぎに拍車をかけたと思う。 -
最終日はホテルで遅い朝食を取り、お昼ごろのICEで帰途についた。
ライプツィヒはとても落ち着いた雰囲気の街で、できればもう一泊して街の隅々まで散策したかった。
ベルリンでは念願の大晦日コンサートも堪能できたし、おそろしいカウントダウンも、過ぎてしまえば貴重な思い出になった。
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