2017/10/16 - 2017/10/16
84位(同エリア1619件中)
かっちんさん
比叡山延暦寺の門前町として栄えた坂本には約50の寺の里坊(僧侶の隠居住まい)があります。
坂本は穴太集(あのうしゅう)と呼ばれる城の石垣などを作った石工集団の出身地であり、里坊の石垣は自然石を巧みに積み上げた堅固なもので「穴太集積み」と呼ばれています。
石積みの町「坂本」を歩くと、しっとりとした落ち着いた雰囲気を感じます。
比叡山に上る坂本ケーブルは、昭和2年に開業し、当時のモダンな洋風建築の駅舎が現在も使われ、国の重要有形文化財に指定されています。
比叡山延暦寺では、根本中堂、国宝殿、釈迦堂釈迦如来像ご開帳などが拝観できます。
旅行記は、びわこビジターズビューローの滋賀県観光情報、京阪電車HP、比叡山鉄道HP、比叡山延暦寺配布資料・HPなどを参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
滋賀県民ソウルフード「近江ちゃんぽん」
前日の夕食はJR大津駅前にある「ちゃんぽん亭」に入ります。
「長崎ちゃんぽん」は中華鍋で具材を炒めるのですが、「近江ちゃんぽん」は具材を炒めず手鍋で煮込むのでスープに豚肉や野菜の旨みが溶け込んでいます。 -
近江ちゃんぽん
和風醤油仕立てのあっさりスープは、たっぷり野菜と豚肉、モチモチ感のある麺との相性がよく、通のお酢を少し入れるとまろやかな味も楽しめます。 -
路面区間を長い編成で堂々と走る電車
宿泊した東横イン「京都琵琶湖大津」前の車道を、4両編成の電車が走っていてビックリ!
京阪電車大津線(京津線、御陵~浜大津)を走る電車です。
1997年に京津線から京都市営地下鉄東西線に直通運転するため新造した800系が、今年で20周年を迎えます。 -
浜大津駅
東横インから歩いてやって来ました。
ここから石山坂本線に乗り、比叡山最寄り駅の「坂本」へ向かいます。 -
石山坂本線(浜大津駅)
時刻は平日の7:57。朝の通勤通学時間帯です。 -
「座席の座り方の間違いはだれ?」(車内ポスター)
乗客は、学生、カッパ、宇宙飛行士、二宮金次郎。みんな背中に荷物や甲羅を持っている。
え~と間違いは荷物を座席に置いて足を広げている学生だね。
いや、カッパが甲羅を外しているのも間違いかも・・・
さらに宇宙飛行士の大きな荷物と二宮金次郎の焚き木が見当たらない。
と言うことで、京阪電車ニュースを確認すると
混み合う車内で「服がかさばらないよう、きちんと詰めて座る宇宙飛行士」と「荷物を座席に置き、足を広げている人物」に焦点をあて、思いやりのある乗車のマナーとは何かを表現していました。 -
終点の坂本駅に到着
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「石山ともか」がお出迎え(坂本駅)
京阪電車大津線運転士という設定の「鉄道むすめ」。
好きな食べ物は大津名物のおでん。
「石山ともか」の名前は、石山坂線の始発駅石山寺の「石山」と終着駅坂本(さかもと)を逆読みした「ともか」に由来しています。 -
砲弾のようなモニュメント(坂本駅)
複線のレール組みの上で未来に向けて回転するイメージを象徴したオブジェです。
先端は比叡山と琵琶湖を指し、真ん中の空間は坂本と浜大津を結んでいます。
レールは明治43年大阪天満橋~京都五条間開業時に京阪本線に使用された創業時のレールで、英国から輸入されたものです。 -
折り返し電車が出発(坂本駅)
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坂本周辺の地図
坂本は古くから石積みのある門前町です。
坂本駅前から坂道の日吉馬場(日吉神社の参道)を進むとケーブル坂本駅。
そこからケーブルカーに乗ると比叡山延暦寺へ向かうことができます。 -
通学者が歩く日吉馬場
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貫禄のあるスダジイ
大将軍神社にある推定樹齢300年以上たつ巨木「スダジイ」です。 -
里坊のまち
日吉馬場から横道に入ると里坊が並びます。 -
イチオシ
石垣と水路のある通学路(日吉馬場)
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紅葉が始まりかけている桜(日吉馬場)
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穴太集積みの石垣(里坊)
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イチオシ
ケーブル坂本駅に到着
昭和2年(1927)開業当時の姿を残す駅舎。
当時はモダンな洋風建築として評判を呼び、現在は大正ロマンを薫り高く語りかけています。 -
お洒落な天井飾り(ケーブル坂本駅)
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木製の改札口(ケーブル坂本駅) -
磁気カード処理機(ケーブル坂本駅)
「スルッとKANSAI」カードが利用できます。 -
発車を待つケーブルカー(ケーブル坂本駅)
全長2025m、日本一長~いケーブルカーです。 -
ケーブル坂本駅を出発
最初は1本のロープで引き上げられます。 -
ほうらい丘駅
途中の駅です。
駅のそばにある「蓬莱丘地蔵尊」では、祠の中を250体の石仏が埋め尽くされています。
この駅に降りるには発車5分前に係員に伝えておく必要があります。
乗降客がいないので通過します。 -
森の中を走るケーブルカー
「霊山の山肌に、開発の爪痕が一切残らないように」という延暦寺や、「車窓から神聖なる官幣大社の社殿を見下ろされるのは」という日吉大社の要望を受け、大津から線路が見えないように配慮されました。
その結果、坂本ケーブルは、トンネル2か所を含む、カーブの連続した2025mの路線となったのです。 -
まもなく中間地点
山上側から下りてくるケーブルカーとすれ違うところです。
乗っているケーブルカーは左側に進むのですが、線路の右側レールが途中で途切れている。
まさか脱線・・・
でも、大丈夫なんです。
左側の車輪はフランジでレールを挟み込んでおり、右側の車輪はフランジが無く、レールに乗っているだけです。
中間点では車輪の一方がレールを挟み込んでいるため脱線せず、常に同じ側に進行し車両どうしが衝突しないようになっているのです。
(駅にあったケーブルカーの豆知識パネルより) -
いつの間にか架線が消えた!
パンタグラフに電力を供給する架線がありません。
架線は車内放送や蛍光灯用などの電源に必要な設備です。
実は、台風や積雪による倒木で被害を受けやすい架線は管理が大変なうえ、架線柱とともに眺めの邪魔でした。
そこで、車両にバッテリーを積み、停車中にこれらの電源を充電することで、架線を撤去することができたのです。
両端の駅には架線があり、バッテリーに充電します。 -
もたて山駅
二つ目の途中駅です。
ロープは先ほど下っていったケーブルカーを含め2本になります。 -
イチオシ
ケーブル延暦寺駅に到着
ケーブル坂本駅と同じく開業当時の駅舎です。
極端に縦長の窓、珍しい模様のレリーフなど、大正ロマンの粋があふれています。
両駅舎は国の登録有形文化財となり、ケーブル延暦寺駅は「関西の駅百選」に認定されています。 -
上部庇の支えの複雑な形(ケーブル延暦寺駅)
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風格のある待合室(ケーブル延暦寺駅)
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イチオシ
壁面の飾り(ケーブル延暦寺駅)
天井の出っ張り角や壁面の隅々に、金茶のビード繰り出し状になる陶器の装飾が施されています。
これは当時、欧米で盛んに使われたバロック建築によく見られる室内装飾で、ビード状の模様は一見数珠を思わせる感じがすることから採り入れられました。 -
どっしりとした改札口(ケーブル延暦寺駅)
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運転室(ケーブル延暦寺駅)
ケーブルカーの運転手は、この運転室にいます。
ケーブルカーに乗務している係員は、車掌なんです。 -
比叡山回遊案内
比叡山は大きく三塔の地域に分けられ、これらを総称して比叡山延暦寺といいます。
東塔(とうどう)は、延暦寺の中心で、総本山の根本中堂など重要な堂塔が集まっています。
西塔(さいとう)は、美しい杉木立の間から小鳥のさえずりが聞かれる静寂境で、釈迦堂などがあります。
各地域間にはシャトルバスが出ています。 -
東塔への参道
ケーブル延暦寺駅から参道を歩き、東塔へ向かいます。 -
根本中堂
平成28年(2016)から約10年間大改修(本堂の銅板葺き、廻廊のとち葺き直し、全体の塗装彩色の修理)を行っていますが、拝観できます。
延暦寺は788年伝教大師最澄が開き、現在の建物は徳川家光公の命で1642年に竣工したものです。
根本中堂は延暦寺の総本堂であり、薬師如来がご本尊。ご本尊の前には、千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」も安置されています。 -
文殊堂
根本中堂から高い石段を登ったところにある文殊堂は、延暦寺の山門にあたります。
国宝殿では、千手観音像、釈迦如来像、五大明王像、四天王像、仏画などの文化財を拝観します。 -
シャトルバス
このバスで西塔へ移動します。 -
西塔に到着
「釈迦堂」では、内陣の初公開と三十三年ぶりに秘仏本尊「釈迦如来像」がご開帳されています。 -
イチオシ
山中に佇む常行堂・法華堂(西塔)
常行三昧を修す阿弥陀如来を本尊とする常行堂、法華三昧を修す阿弥陀如来を本尊とする法華堂です。
同じ形をしたお堂が廊下によって繋がっています。 -
恵亮堂(西塔)
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釈迦堂(西塔)
西塔の本堂にあたり、現在の釈迦堂は延暦寺に現存する建築最古のものです。
ここで三十三年ぶりにご開帳の秘仏本尊「釈迦如来像」と内陣を拝観します。 -
エプロンが似合うお地蔵様(西塔)
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イチオシ
箕淵弁財天(西塔)
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車掌室
ケーブル延暦寺駅まで戻り、ケーブルカーで下山します。
この車掌室に係員が座って前方を監視し、動物が近づかないように警笛を鳴らしたり、非常時にはブレーキをかけたりします。 -
彫り物
線路沿いに動物の彫り物が展示されています。 -
線路の勾配 296.7‰(パーミル)
水平方向に1,000m進むと、296.7m下がる(上がる)という表示です。
坂本ケーブルの最大勾配は333‰です。 -
車両の名前は「縁(えん)」
もう1台は「福」。
「縁」と「福」は、お詣りされる皆様に、良いご「縁」と幸「福」が訪れるようにと祈りを込めてつけられました。 -
昼食は「日吉そば」
日吉馬場沿いにあります。 -
店内はレトロな雰囲気(日吉そば)
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ざるそば(日吉そば)
味は普通。
薬味とワサビが蕎麦の器にのっているのはどうかと・・・ -
JR比叡山坂本駅
ここからJR湖西線に乗り、山科から東海道本線の普通電車で川崎まで帰ります。 -
緑色の115系電車
湖西線の電車です。
延暦寺の仏像は撮影禁止なので、坂本の町並みと京阪電車・ケーブルカーなどを中心に紹介しました。
利用した鉄道のきっぷは、10/14鉄道記念日前後に発売される「秋の乗り放題パス」(3日間連続、7,710円)です。
「青春18きっぷ」の秋版といえるもので、あまり知られていないきっぷです。
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