2018/01/07 - 2018/01/07
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はなまま さん
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今年のお正月休みは最短コースの6日間。少ない自由時間を有効活用すべく、3日にはO姉さんと二人で今宮戎さんに初詣からのなんばパークスへウィンドウショッピングに出かけることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 徒歩
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待ち合わせ場所に向う途中で「大阪ご利益めぐり」のポスターを発見!1月1日からもらえる大阪市交通局特製の御朱印帳を御堂筋線天王寺駅の駅長室でGETしました。
大阪市交通局も今年の4月でいよいよ民営化されるので、大阪市営最後の貴重な思い出になるかもね?
戌年なので、表紙には籠を被ったワンちゃんのイラストつき。
O姉さん曰く、竹冠に犬と書いて「笑」の字になるそうです。なーるほど! -
まずは今宮戎の前に大国町駅からすぐの敷津松之宮(大国主神社)にお詣りすることにしました。こちらはご利益めぐりの6社には含まれていないのですが、今宮戎さんと併せてのお詣りを推奨されていたので。
敷津松之宮ではスサノオノミコトをお祀りして敷津浜の潮を治めたことに由来する航海安全・商売繁盛のご利益があるとのこと。 -
そしてその娘と結婚した大国主神社は縁結びの神様です。
大国社の前には狛犬ならぬこま鼠さんが。それぞれに大国主命の持ち物である小槌と米俵を持っています。
大国主命がスサノオノミコトから与えられた困難の一つ、火の海に取り囲まれた時に、洞窟へと導き助けた鼠さんたちです。 -
続きまして今宮戎さんを目指しましょう。
途中、木津卸売市場を通りました。今じゃ木津川とはだいぶ離れているけど、昔は川べりになっていたのかな?
今日はお休みでしたが、卸売市場を見学してみたいとかねがね思っています。 -
今宮戎さんは10日のえべっさんの時とは大違いで10人くらいのささやかな列です。
だけどちょうどこの日は今季一番の寒波襲来、並んでいる間に霰が降ってきたので、急いでお詣りをして早々に退散。
どうぞ先客万来、大阪の町が活気のある一年になりますように! -
御朱印をいただきました!
O姉はマイ御朱印帳持参。はなままは御朱印はまだ先の楽しみに取ってあるので、今回はご利益めぐり用の御朱印帳です。
この後は冬将軍の追っ手を逃れてパークスへと逃げ込み、ランチやお茶をしたりお店を冷やかしながらおしゃべりに花を咲かせました。 -
続きまして連休の1月7日には、生國魂神社と大阪城公園にある豊国神社へお詣りすることになりました。
まずは谷町九丁目へ。
こちらはご利益めぐりには入っていませんが、はなままが子供の頃から親戚一同で毎年欠かさずお参りしていた藤次寺さんへ。
家族では「融通さん」と呼んでいて、いろんな仏様・神様がおまつりされています。
昔親戚みんなで来ていた頃は、小さなブランコや鉄棒で遊びながら大人のお詣りが終わるのを待ったり、火鉢を囲みながら休憩したのも懐かしい思い出です。 -
そして少々南下し、生國魂さんへ。
江戸時代以前、上町台地の西側、松屋町筋から先は海になっていて、八十島が浮かんでいたので、大阪には堂島・福島・弁天島等「島」のつく地名が多いのだそうです。
そんなわけで生國魂神社には生島大神、足島大神、大物主大神(大国さん)が祀られています。 -
新しいマフラーを濡らさないように気を付けて・・と。
生國魂神社の歴史は古く、室町時代には上町台地の北端、大阪城築城前の石山本願寺のあった場所に置かれていたそうです。大阪最古の神社、大阪総鎮守です。 -
そこそこの人出。
その後織田信長の石山攻めの際に類焼の憂き目に遭い、秀吉が大阪城築城する際にこちらへ移されました。秀頼により造営された社殿はものすごい豪華さだったらしい。
しかし再び大坂夏の陣で焼失。徳川秀忠によって再建され、その後徳川家によって大切に保護されてきたとのことです。 -
大阪って、大阪城にしても現代に残っているものは大抵徳川家によって再建されたものなんですよね。
だけどそれというのもそもそも夏の陣で徳川方が焼いてしまったせいなので、そこに触れると基本秀吉寄りな大阪民の地雷を踏むという訳で、徳川家は大阪では敢えて存在感を控えめにしていたんですね。 -
毎年10日までは素敵な干支朱印がいただけますよ。本格派のO姉は2回お参りするらしい。
江戸時代の境内には芝居小屋や見世物小屋が軒を連ね、たくさんの上方芸能が花開いたそうです。 -
生國魂さんの中にはたくさんの見どころがあり、今回は改めてじっくり回ってみましょう。
こちらは上方落語の祖、米澤彦八の碑。当時は「軽口ばなし」や「しかた物真似」といったものでしたが、明治中頃までは落語のことを「彦八」と呼んだそうです。 -
毎年9月第一土日には彦八まつりが盛大に開催されます。
江戸時代には生國魂さんの賑やかな参道は今の上六の新歌舞伎座の辺りまで続いていたんだそうです。 -
こんな寂しい所に井原西鶴さんの像が。
江戸時代の作家「日本永代蔵」「好色一代男」等の浮世草子・人形浄瑠璃の作者です。
俳諧の早詠みも得意で、一昼夜の間になんと23,500句も詠んだとか。矢数俳諧の創始者です。 -
天満宮。
昔は西側の下寺町から来ると、急な斜面の階段を上ったところに生國魂さんが鎮座している形になっていたらしく、その方が雰囲気ありますね。 -
源九郎稲荷神社。
大阪では、「殿様」「将軍」「金」「富」等を連想させる地名は少ない。はなままの想像によると、大阪では直接的な「金銭」や「豊かさ」が重要なのではなく、それを生み出すプロセスが大切なのだ。例えば節約、合理性、スピード感、人と人との縁、人情・・。
人を出し抜いて得た富には何の価値もない。ついでに言うと、大阪人にとって「出世」自体はそんなに魅力的なものではないかもしれない。 -
いやむしろ「金は天下の回りもの」なので、いつまでも一ヶ所に留めていてはならない。「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな」というやりとりがあるが、万年「ぼちぼち」であることが最上の幸福と言える。
なので、がめついと思われがちな大阪のおばちゃんにとって今も重要なのは「いくらで買ったか?(=いくら節約したか?)」であって「いくら貯めたか?」ではない。そして節約したお金で人に飴ちゃん(小さな幸せ)をおすそ分けすることで人との縁を大切にする。
こちらは鴫野神社(巳さん)といって女性の守り神様。大阪城近くにあった頃に淀君がよく通われたそうです。縁結び、縁切りにご利益があるとか。
心願絵馬に願いを託しましょう。 -
浄瑠璃神社。近松門左衛門など文楽を主とする芸事の神様。
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城方向八幡宮(きたむきはちまん)。勝運の神様。
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他にも家造祖神社(家づくりから家庭円満)や鞴(さあ何と読む?ヒントは製鉄)神社(製鉄・機械工具などの金物商の守護神から、商運・金物・台所の守り神とされる)等があります。
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織田作之助さん。「夫婦善哉」の作者。
難波の法善寺横丁に夫婦善哉のお店があるよねと言うと、なんとあいぼうは法善寺横丁を知らなかった(''_'')。「水かけ不動さんのあるとこやん!」・・・なんと水かけ不動も知らないと(''Д'')。
というわけで、今度は法善寺横丁に行ってみることになった。
活動すると必ず次の任務ができる。 -
2社の御朱印をいただいたところで、谷九~谷六経由で大阪ビジネスパーク駅へ。
大阪城公園を目指します。
折しもOBP(大阪ビジネスパーク)では読売テレビの放送局が建設中で、秀吉に扮したコナン君たちが出迎えてくれました。 -
まずは昨年大阪城公園駅前に開業した、こちらJO-TERRACEでランチしたいと思いまーす。
町中のお店は混んでいるだろうとの予想が当たり!こちらはちょうどいいくらいの人出です。カフェやハワイアン、麺類、、BBQ、スタバ等々たくさんの飲食店があって、季節を問わず気持ちのいい時間を過ごせそう。
ランニングベースもあり、活気があります。 -
幸村氏とツーショット!
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お昼はお好み焼きの「千房」さんに決めました。
お!おしぼりもお正月仕様なのね。 -
箸置きは太閤さんの瓢箪です。
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モダン焼きにゲソ、きのこの鉄板焼き、それにサラダを食べました。ちょっと観光地価格だったかな?温まったら天守閣をめざそー!
ここからならお城も手のひらサイズ。 -
可愛らしい水鳥さんたちだけど、冬は見ているだけで寒いよ~。
大阪城公園は木が多いから、リスも住んでいればいいのにな。 -
500年の時間を隔てて歴史と現代が共存している。
こないだのトライアスロンでは鉄人たちがこの堀の中を泳いだのでビックリだった。
でもこうして見てみると、綺麗に掃除されていて水辺に下りやすくなっているので納得。
捨てられた外来魚とかも捕まえたのかな? -
ちょうど今は司馬遼太郎氏の「梟の城」という本を読んでいるのでいつもより気持ちが盛り上がるわ♪
信長に村を破壊された甲賀の忍者が、密命を受けて秀吉の命を狙うという話なんですが。水頓の術で堀を渡ったり石垣をよじ登ったり高い塀を軽やかに飛び越えて城郭に忍びこんだりして・・。
カッコよくてワクワクする。昔映画にもなったんですよね。誰が出ていたのかなぁ。
もっとも最近では、あの黒装束のカッコいい忍者は司馬さんの創作で、実際には町人等に変装して諜報活動をしていたらしい。 -
この辺りは子供の頃、毎日のように自転車で走り回ったものだ。
あの頃とは見違えるように外国人観光客が増え、緑の木立や日当たりのいい場所で愛犬と戯れる人々がたくさんいて。
砲兵工廠なんかの大戦の遺構が残っていて、ちょっぴり怖かった大阪城はどこへ行ったんだろう。 -
こんな可愛らしいバス?汽車も走っている。
これがあれば長距離を歩くのがしんどい人も遊びに来られる。 -
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「ちのわ」をくぐると
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豊国神社へ。
こんな立派な秀吉さん立ってたっけ?
調べてみると平成19年に再建されたみたい。
秀吉公にちなんで出世・開運のご利益があります。 -
昔は豊国神社へお参りしてる人を見た記憶があんまりない。
鉄筋コンクリート作りで冷え冷えしてすごく重々しくて、ここも子供には近寄りがたかった。 -
明治天皇の仰せにより、元々は中之島の「山崎の鼻」と言われる中央公会堂辺りに明治6年に創建されました。秀吉公、秀頼公、秀長公を御祭神とします。
信長の石山合戦の時、石山本願寺が11年にも渡って抵抗し続けた場所です。 -
3ヶ所目の御朱印いただきましたー。
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温かい甘酒を一杯。
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それと持ってきたおかき。
年末にハルカスへ買い出しに行ったところ、この小袋8つ入りまたはその他いろいろな種類のおかき4袋でなんと1000円!
安すぎるといぶかしんだが、食べてみるとすごく美味しい。
七福神がついてこれは春から縁起がいい! -
米どころ富山産なので、お米の味が濃くてあいぼうも一瞬で食べてしまった。
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桜門をくぐって大阪城へ入っていきましょう。
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おー、久しぶりー。
右側の重厚な建物ははなままの子供の頃は大阪歴史博物館で、どこだったかに埋められたタイムカプセルの中身が展示されていた。(それすらなぜか怖くて今でも脳裏に焼きついている) -
その前は軍総司令本部だった。(さすがにはなままもその頃はまだ生まれていない)
怖い思い出しかなかったのに・・ -
今じゃすっかり様変わり。
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2階はシャレオツなレストラン。
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3階はウェディングスペース。
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1階は海外からのお客様向けのお土産屋さんとテイクアウトのお店。
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お?小判がザックザク。これなんだ?
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へー、「お代官様、お納めくだされ」「越後屋、おぬしも悪よのう」。この越後屋さんは三越の前進で、もともとは三重県松阪の三井家が開いた呉服商。当時は反物をお屋敷へ持ち込んで売るスタイルが普通だったところに、越後屋は既製品の着物を店頭に並べて売る方法を考案してこれが大当たり、莫大な富を築いた。
その三井家が京都へ移転し、そこから大坂の加島屋さんに嫁いだのが「あさが来た」の廣岡浅子さん。大同生命の創始者だ。さらに廣岡浅子さんの一人娘の結婚相手が建築家のヴォーリズ氏。大阪心斎橋の大丸本店や近江八幡にたくさんの洋風建築が残っている。
三井家は松阪に来る前は滋賀県のしがない武家だったが、殿様が松阪に移るときに武士をやめて商家に転向したそうだ。
江戸時代の大名様方は参勤交代のためにいつもひどい財政難で、常に大店からの借金苦にあえいでいたんですね。なので廃藩置県の時は意外と喜んだ人もいたらしい。 -
現代の大阪城はほぼテーマパーク状態で、江戸も浪花も富士山もごちゃまぜ、お土産にはニンジャもいるしゲイシャもキティちゃんもいた。
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というわけで、はなままもニンジャになり切ってみる。
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ギュギュー
右側の手は「ギャー、ヤメテー」と言ってるわけではない。 -
エイヤッ!バシュッと吸盤で的にくっつく。
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300円で5本射ることができた。でもなかなか中心には命中しないなー。
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隣にある手裏剣コーナーも好きなんだけど、今回は弓矢で。こっちの方が難しかった。
終わってみると後ろにお兄さんが並んでいた。面白そうに見えたのかな?ちょっとだけお店に貢献。 -
外は寒ー。
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大阪城の堀を遊覧船で巡るなんて昔は考えられなかった。しかも金ぴかの御座舟。
でも欧米人には黄金色より伏見稲荷のような朱色の方がインパクトが強くて喜ばれるらしい。 -
帰りはこれに乗っちゃいました。
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徳川家に再建された大阪城は国宝指定されていないので、テーマパーク化も可能なんだそうだ。
秀吉さんが派手好きだったとはいえ、ちょっと路線が違うような気もするが・・。
儲かればいいのかな??
いやいや、大阪の商いだけに「飽きない」ように、外国からのお客様を大切におもてなししたいものですね。
御朱印はあと3社。東梅田の露天神、大阪天満宮、そして住吉大社です。2月の初辰さんには住吉大社にお詣りできるといいなぁ。
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この旅行記へのコメント (1)
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- notchさん 2018/01/15 21:29:08
- ご利益ありそうですね
- はなままさん,こんにちは。今年もよろしくお願いします。
ご利益ありそうな旅行記ですねー! わたしは今年のお正月は日本におらず,年を越した気分でなかったので,はなままさんの旅行記で,縁起の良い新年気分を味わうことができました。ありがとうございます。
大阪いいですねー 大阪名物あめちゃんの秘密がわかったのが大発見でした! このやさしさ精神はしっかり見習おうと思いました!
それでは,今年もよい1年をお過ごしください。
notch
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