ＡＮＡ羽田機体工場を見学して来ました！

2017/11/30 - 2017/11/30

ＡＮＡの羽田機体工場見学。以前から一度行きたい行きたいと思っていましたが、「大人の社会見学」ブームとかで大変な人気。毎回、6か月先まで予約が一杯です。
ついつい「もういいか・・・」なんて思っていましたが、今回、5月末にＨＰから予約、ようやく今回見学して来ました。
予約は９：３０からスタートですが、あっという間に埋まってしまいますので要注意です。

エリア 羽田(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

見学スタート時間は１６：００。
少し早いですが、浜松町からモノレールに乗ります。

モノレール浜松町駅 駅

モノレールに乗るのは20年ぶりくらいか・・・。
羽田に行くには普段は京急線かタクシー、自家用車なんです。
この日は会社から向かったのでモノレール久しぶりに利用しました。

東京モノレール 乗り物

車内の様子。
構造的には変わっていないようですが、綺麗になりました。

ただ、揺れます。ガタンゴトン。
やっぱり京急が良いなぁ。

ＡＮＡの整備場があるのは「新整備場」駅で、モノレールにだけしかない（かつ急行の停車しない）駅です。
なお、「整備場」という駅もありますので間違えないように。
改札出たところに、機体工場までの 案内図がありました。

新整備場駅 駅

地下通路を進み地上に出ました。
ここから車道に突きあたったら、右折します。

曲がるとすぐにあるのがＪＡＬの整備工場。

そこからさらに進み、大きな陸橋を渡り、さらに約400ｍ進みます。

約15分歩くとANAコンポーネントメンテナンスビルに到着です。
「新整備場」駅にタクシー乗り場はないので、タクシー利用なら別の駅から。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

予約のバウチャーを見せて受付を済ませます。
機体工場見学は、映像を使ったホールでの説明と、格納庫の見学を合わせて９０分です。

見学参加者はこのフォルダーを着用します。
羽田飛行場について、ＡＮＡの色んな人々の仕事について、整備工場についてなどが映像で解りやすく説明されました。
この後、トイレ休憩を挟んで、実際の工場見学にスタートです。

ヘルメットを着用し、出発！

約２０名ずつ一つのグループになって出発します。
グループごとに、ＡＮＡの職員のガイドさんが付いてくれます。

おぉ、早速飛行機です。
格納庫（整備場）見学は３Ｆからスタートです。

格納庫（整備場）は２つあるそうですが、そのうちこちらは大きい方で、大小７機を同時にメンテナンス出来るそうです。

また、こちらの整備工場は24時間体制、整備士は総勢９００名体制だそうです。

階段で２Ｆに降りて来ました。

さっきより格段に飛行機に近い。

少し移動して、Ｂ７７７の尾翼部分です。
飛行機は、格納庫入口から入れるときに、頭から入れるのとお尻から入れるのが交互になっています。

真後ろ。
空気抵抗を上手く逃がすようなラインになっているそうです。

このアングルの写真、マニアにとってはたまらない写真なんだとか。

大きい。

さらに移動して、Ｂ７８７のところにまで来ました。

ここを真っ直ぐ進み、いよいよ１Ｆに降ります。

１Ｆに降りてすぐ。
タイヤが並んでいました。

こちらはＢ７６７のメインタイヤ。

これは？

Ｂ７８７のメインタイヤ。
タイヤは機種ごとに大きさが違い、かつメインのタイヤとノーズタイヤに種類が分かれます。
Ｂ７８７では、一機にノーズタイヤが２個 、メインタイヤが左右4個ずつ付いていて、合計10個あるそうです。

離着陸で凄い重量が掛かったり、上空での超低温、着陸時の加熱という過酷な使われ方をするので、擦り減った部分の張替えをするそうです。

いよいよ機体の近くへ。

うーん、近くで見ると大きさを実感します。

エンジンは外されてメンテナンス中です。

Ｂ７８７。
美しい機体です。

Ｂ７８７は全く新しいコンセプトで作られた機体で、そのコンセプトは一言でいうと「エコ」。
全重量の50%にカーボンを使用し軽量化を図り燃費効率を向上。
なお、このカーボン素材は東レが供給しているそうです。

これが整備作業を行なうスタンドのようなもので可動式です。

エンジン。

機体を真横から。

エンジン。
Ｂ７８７エンジンの最大の特徴で、エンジンカバーのギザギザは「シェブロンノズル」と呼ばれ、ファン流と燃焼ガス流をうまく混合し騒音を大幅に低下させる効果を狙ったものです。

尾翼方向です。

取り外されたエンジン。

エンジンはロールスロイス社製です。
カバーにはロゴがありました。

滑走路が見えます。
ちょうど離着陸のピーク時になりつつあり、２本の滑走路にドンドン飛行機が降りて来ます。

ノーズ部分。

作業は２４時間体制。
安全が第一ですね。

別の飛行機。
向きが違いますね。

エンジン部分。
カバーが分解されて、中のエンジン本体は取り出されて点検中のようです。

パカッと開いています。

整備工場入りを待っている機体でしょうか。

外は大分暗くなりましたが、この後も２４時間体制で飛行機はどんどんこちらに入ってくるのでしょう。

今年の夏、アシアナ航空で福岡からインチョンに行く便が１１時間近く遅延し、空港で足留めされたという経験をしました。
ですが、ここでの見学を通じ、多くの人の安全・快適を維持・向上させるための航空会社のたゆまぬ努力を感じました。

軍手や雑巾類。
使用前と使用後が分かれていました。

一人ひとりの名前が入った工具箱。
全ての作業は、この工具箱の中身のチェックから始まり、中身のチェックで終えるそうです。

ということで、ＡＮＡ機体工場の見学もお仕舞です。

入館した際に最初に来た受付。
もう受付は終了しています。

受付横のあったコックピット。

「新整備場」駅から家路に向かいます。

新整備場駅 駅

新整備場→天空橋で京急線に乗換えて、京急川崎で降り、久しぶりに「世界の山ちゃん」へ。

名古屋発の「手羽先から揚げ」が有名な居酒屋チェーンです。
久しぶりでした。

世界の山ちゃん 川崎砂子店 グルメ・レストラン

キャラクター（3代目）の「鳥男」。
会長がモデルとされるそうですが・・・。

味噌串カツ&みそうずら玉子フライ。
案外、美味い。

どて煮。
豚ホルモンの赤味噌煮込みです。

幻の手羽先。
ピリ辛です。
胡椒無しで注文することもできます。

赤ワインに変えて・・・。

という事で、ＡＮＡ機体工場見学をして来ました。
どうせなら～ということでＪＡＬにも申込み、４月の予定です。