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ルーマニアの有名人の名前を挙げよといわれて、思いつくのは<br />「チャウシェスク」と「ブラド=ツェペシュ(ドラキュラ伯爵のモデルになった人物)」<br />であろう。有名なルーマニア出身のツートップであろう。<br /><br />しかし、この二人に関りがある街<br /><br />「トゥルゴヴィシュテ」<br /><br />は全く無名であるといえるだろう。<br /><br />2015年5月5日 ブカレストからこの無名だが、衝撃的な映像を映し出した街に遠足に行ってみた。

【海外で遠足】トゥルゴヴィシュテ

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2015/05/05 - 2015/05/05

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TOMISLAV

TOMISLAVさん

ルーマニアの有名人の名前を挙げよといわれて、思いつくのは
「チャウシェスク」と「ブラド=ツェペシュ(ドラキュラ伯爵のモデルになった人物)」
であろう。有名なルーマニア出身のツートップであろう。

しかし、この二人に関りがある街

「トゥルゴヴィシュテ」

は全く無名であるといえるだろう。

2015年5月5日 ブカレストからこの無名だが、衝撃的な映像を映し出した街に遠足に行ってみた。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 2015年5月5日<br />ルーマニアの首都ブカレストからトゥルゴヴィシュテへ向かう。

    2015年5月5日
    ルーマニアの首都ブカレストからトゥルゴヴィシュテへ向かう。

  • 2時間ほどで、ブカレストから80km程度離れた街<br />トゥルゴヴィシュテのミレニアム バスターミナルに到着。

    2時間ほどで、ブカレストから80km程度離れた街
    トゥルゴヴィシュテのミレニアム バスターミナルに到着。

  • 1989年12月25日<br />ルーマニア革命軍によって、チャウシェスク夫妻は、ブカレストからこの街に連行され、公開「処刑(銃殺)」された。<br />その時の映像を見て私も衝撃を受けたが、ご記憶にある方もおられよう。<br /><br />血塗られた事件の起きた街だが、今はのんびりした地方都市である。<br />

    1989年12月25日
    ルーマニア革命軍によって、チャウシェスク夫妻は、ブカレストからこの街に連行され、公開「処刑(銃殺)」された。
    その時の映像を見て私も衝撃を受けたが、ご記憶にある方もおられよう。

    血塗られた事件の起きた街だが、今はのんびりした地方都市である。

  • 写真が、チャウシェスク夫妻が「裁判」を受けさせられ、銃殺された場所の建物である。<br /><br />この場所、旅行前の事前調査で特定が困難を極め、出たとこ勝負で<br />この街に来てしまった。<br />でも、案ずるよりも産むが易しであっさりと見つかりました。<br /><br />これから、訪ねる方へ記しておきます。<br /><br />トゥルゴヴィシュテ鉄道駅を背に、レジェレ・カロル通りを100mくらい進んだところにあります。<br />

    写真が、チャウシェスク夫妻が「裁判」を受けさせられ、銃殺された場所の建物である。

    この場所、旅行前の事前調査で特定が困難を極め、出たとこ勝負で
    この街に来てしまった。
    でも、案ずるよりも産むが易しであっさりと見つかりました。

    これから、訪ねる方へ記しておきます。

    トゥルゴヴィシュテ鉄道駅を背に、レジェレ・カロル通りを100mくらい進んだところにあります。

  • この建物は、元々、ルーマニア王国のトゥルゴヴィシュテ騎馬中隊かなにかの(ここのところあいまいですみません!)事務所だったのが、ルーマニア国軍の地方支部事務所になったそうだ。国軍が革命側につき、その際、チャウシェスク夫妻という切り札を敵に奪還されないために、ここに連行してきたというわけだ。

    この建物は、元々、ルーマニア王国のトゥルゴヴィシュテ騎馬中隊かなにかの(ここのところあいまいですみません!)事務所だったのが、ルーマニア国軍の地方支部事務所になったそうだ。国軍が革命側につき、その際、チャウシェスク夫妻という切り札を敵に奪還されないために、ここに連行してきたというわけだ。

  • 「裁判」前に、国軍事務所の中の一室に夫妻は押し込まれる。<br />このように、当然に見張りが立つ。

    「裁判」前に、国軍事務所の中の一室に夫妻は押し込まれる。
    このように、当然に見張りが立つ。

  • 控室のベッド。裁判前夜ここで寝たのだろうか。

    控室のベッド。裁判前夜ここで寝たのだろうか。

  • 食器。「最後の晩餐」時に、夫婦が肩を寄せ合ってわびしい食事を摂ったのだろうか。

    食器。「最後の晩餐」時に、夫婦が肩を寄せ合ってわびしい食事を摂ったのだろうか。

  • 25日 チャウシェスク夫妻の「裁判」が行われる。<br />左手の机に夫妻が座らせられた。

    25日 チャウシェスク夫妻の「裁判」が行われる。
    左手の机に夫妻が座らせられた。

  • 夫妻が座ったであろう場所の視点。ここで、救国戦線のメンバーと向かい合ったのだ。いろいろと糾弾が飛び交ったのであろう。

    夫妻が座ったであろう場所の視点。ここで、救国戦線のメンバーと向かい合ったのだ。いろいろと糾弾が飛び交ったのであろう。

  • チャウシェスクシンパは、夫妻が健在なうちは、抵抗をあきらめない。<br />救国戦線側は、それが内戦につながることを最もおそれた。早く革命の幕を引きたい。チャウシェスクの処刑をルーマニア全土に見せて、革命にピリオドを打ちたい。それが、あの衝撃的な映像公開につながる。<br /><br />裁判は結論ありきで、死刑。即時実行。<br /><br />法廷から夫妻はこの出入り口を通り、庭に連れ出される。

    チャウシェスクシンパは、夫妻が健在なうちは、抵抗をあきらめない。
    救国戦線側は、それが内戦につながることを最もおそれた。早く革命の幕を引きたい。チャウシェスクの処刑をルーマニア全土に見せて、革命にピリオドを打ちたい。それが、あの衝撃的な映像公開につながる。

    裁判は結論ありきで、死刑。即時実行。

    法廷から夫妻はこの出入り口を通り、庭に連れ出される。

  • この2つの窓の下あたりに二人は立たされる。<br />

    この2つの窓の下あたりに二人は立たされる。

  • そして、銃殺。<br />マンホールのあるあたりの白線が、ニコラエの死体。その奥がエレナ。

    そして、銃殺。
    マンホールのあるあたりの白線が、ニコラエの死体。その奥がエレナ。

  • 機関銃による弾痕が壁に残る。事件の証人である。

    機関銃による弾痕が壁に残る。事件の証人である。

  • 建物に戻り、若き日のニコラエの写真を見る。<br />このころは、まだ国民のためにという理想を胸に抱いていたころだろうか。<br />チャウシェスク夫妻の処刑について、現在のルーマニア国民にも賛否はあるだろう。救国戦線は、拙速にチャウシェスクを葬ったが、彼の幻影はまだ残っているのだろう。

    建物に戻り、若き日のニコラエの写真を見る。
    このころは、まだ国民のためにという理想を胸に抱いていたころだろうか。
    チャウシェスク夫妻の処刑について、現在のルーマニア国民にも賛否はあるだろう。救国戦線は、拙速にチャウシェスクを葬ったが、彼の幻影はまだ残っているのだろう。

  • 続いて、ワラキア公の宮殿跡に向かう。<br />その道すがらの公園。この日は、ポカポカしていて、親子連れが多く、とてものんびりした感じだった。

    続いて、ワラキア公の宮殿跡に向かう。
    その道すがらの公園。この日は、ポカポカしていて、親子連れが多く、とてものんびりした感じだった。

  • ワラキア公の宮殿跡に着く。<br />ワラキア公ミルチャ老公のころより、ここトゥルゴヴィシュテが本拠地になる。すなわち、対オスマン帝国戦の本陣となる。<br />

    ワラキア公の宮殿跡に着く。
    ワラキア公ミルチャ老公のころより、ここトゥルゴヴィシュテが本拠地になる。すなわち、対オスマン帝国戦の本陣となる。

  • ワラキア公の宮殿の上ってみる。<br />ブラド=ツェペシュ(ドラキュラ伯爵のモデル)は、ドラキュラ伯爵の城のモデルなったブラン城よりも、このワラキア公の宮殿を本拠地にすることが多かったという。<br />この宮殿は、「平城」であり、防御面よりも交通面や経済面も考慮した場所に置かれたようだ。

    ワラキア公の宮殿の上ってみる。
    ブラド=ツェペシュ(ドラキュラ伯爵のモデル)は、ドラキュラ伯爵の城のモデルなったブラン城よりも、このワラキア公の宮殿を本拠地にすることが多かったという。
    この宮殿は、「平城」であり、防御面よりも交通面や経済面も考慮した場所に置かれたようだ。

  • キンディア塔。<br />ブラド=ツェペシュの時代に建設されたとされる。<br /><br />この中の、展示は断片的な感じで残念。しかも、ルーマニア語のみだったと思う(記憶曖昧)。<br />図や絵で、対オスマン戦争史みたいな展示があればいいのにと思った。

    キンディア塔。
    ブラド=ツェペシュの時代に建設されたとされる。

    この中の、展示は断片的な感じで残念。しかも、ルーマニア語のみだったと思う(記憶曖昧)。
    図や絵で、対オスマン戦争史みたいな展示があればいいのにと思った。

  • ワラキア公の宮殿を後にする。

    ワラキア公の宮殿を後にする。

  • 市内バスで、先ほどのミレニアム バスターミナルに行き、<br />そこから、バスに乗ってブカレストに帰投する。<br /><br />この街に関する情報が少なく(特にチャウシェスク銃殺の地)、ぶっつけ本番で来てしまったが、なんとかなったのでよしとしよう。<br /><br />内容的におススメ度は低いが、ブカレストに飽きたら(?)遠足にはいいかな?

    市内バスで、先ほどのミレニアム バスターミナルに行き、
    そこから、バスに乗ってブカレストに帰投する。

    この街に関する情報が少なく(特にチャウシェスク銃殺の地)、ぶっつけ本番で来てしまったが、なんとかなったのでよしとしよう。

    内容的におススメ度は低いが、ブカレストに飽きたら(?)遠足にはいいかな?

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