
2017/10/17 - 2017/10/17
157位(同エリア295件中)
ペコちゃんさん
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群馬県を代表する赤城山は、群馬県のほぼ中央に位置する1,200m~1,800mの峰々からなる複成火山で、榛名山・妙義山と共に上毛三山の一つに数えられています。
カルデラの周囲を峰々が取り囲み、外側に広がる緩やかな裾野の高原台地は富士山に続いて日本で二番目の規模です。
「・・・その広い裾野の各方面から登路がついている。こんなに登路の多い山も珍しい。それだけ四周の山麓の住民から親しまれてきたのであろう。上州の博徒の親分が、この山へ逃げ込んだところで、別に不審ではない。・・・」(深田久弥:「日本百名山」より)
2年前の5月に、ヤマツツジを求めて鍋割山と荒山に登ったことがありますが、最高峰である黒檜山(1,828m)に登らないと日本百名山の赤城山を踏破したことになりません。
ということで、10月中旬の紅葉の時期に、仲間5名で黒檜山へ登りました。
山の上の方の紅葉は終盤でしたが、山麓の赤城神社の周辺は見頃を迎えていました。
写真は、黒檜山から見た地蔵岳・大沼・赤城神社周辺の紅葉。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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6時に出発して前橋ICで関越を下り、赤城山に向かうと、途中に巨大な鳥居があります。
これは赤城神社の「赤城大鳥居」で、高さ21.3m、柱間約14.0m、笠木巾28.0m、柱径1.7m・・・現在の鳥居は平成22年に塗り替えられました。 -
赤城山の山麓を走っていると、ツタに絡まれ立ち枯れた松の木が目につきます。
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山道を走って行くと、見えてきました、黒檜山。
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前橋市内の渋滞のお蔭で9時半前にやっと到着し、黒檜山登山口近くの駐車スペースに車を停めます。
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駐車場付近の紅葉は、まずまず。
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大沼を取り囲むように峰々が連なる赤城山。
今回は、猫岩を通って黒檜山に登り、駒ケ岳から大沼に下りて赤城神社に向かうコースです。 -
黒檜山の登山口。
登山口の標高は1,360m・・・黒檜山が1,828mなので、468mの標高差です。 -
登山口は、いきなり岩がゴロゴロしている急坂。
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紅葉を見ながら、岩場が続く急な斜面を一気に登ります。
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最初のビューポイント。
大沼の湖畔に赤城神社が見え、右手に均整のとれた地蔵岳、左奥に長七郎山も見えています。 -
9月1日からボートでのワカサギ釣りが解禁になっているので、今日も釣り人達が楽しんでいます。
1月~3月は、氷上ワカサギ釣りで賑わうそうです。 -
赤城神社近くの紅葉は、ちょうど見頃。
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登山道の右は崖になっており、注意しながら岩だらけの狭い稜線を登ります。
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「猫岩」のチェックポイント。
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どれが猫岩なんだろうか(?)と考えながら、通ります。
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この辺りの紅葉は終盤ですが、落ち葉が鮮やか。
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2つ目のビューポイント・・・地蔵岳や大沼周辺の紅葉が美しい!
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今回の参加者は、この5名。
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この標識の先には・・・?
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天気が良ければアンテナ山(地蔵岳)と小沼の間に富士山が臨めるそうですが、あいにく見えません。
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登山口から岩場の急坂が続き、かなりキツイ!
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ダケカンバと紅葉の間から、眼下に大沼が見えます。
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鮮やかな紅葉。
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11時半前に黒檜山山頂(1,828m)に到着。
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天気も良くなってきたので、山頂で昼食タイム。
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ナナカマドの赤い実が綺麗です。
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山頂の祠。
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山頂から2分くらい歩いて、絶景スポットへ・・・大沼の先に聳えるのは鈴ヶ岳(1,565m)。
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展望台からは北側の展望が開け、武尊山・谷川岳・皇海山・男体山などの山々が見渡せます・・・これは日光白根山。
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渋川の街。
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山頂にある黒檜大神の石碑、鳥居、石祠など。
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黒檜山を下って駒ケ岳へ向かいます。
階段や木道が整備され、歩きやすい登山道です。 -
紅葉が続きます。
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大沼と地蔵岳。
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笹の緑とダケカンバの白と紅葉・・・秋の美しいコントラスト。
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大ダルミから望む黒檜山。
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ダケカンバの急坂を登っている人がいます。
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赤城山の説明板。
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木の階段を降りて行きます。
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黒檜山から一時間弱で、駒ヶ岳(1,685m)に到着・・・山頂は登山道から右手に10mほど入った所にあり、ウッカリしていると通り過ぎます。
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駒ヶ岳から望むカルデラ湖の大沼と、その先にある鈴ヶ岳。
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駒ケ岳から大洞へ向かって、クマザサとダケカンバの稜線を下って行きます。
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小沼と長七郎山・・・火口湖の小沼は “ この ” 、カルデラ湖の大沼は “ おの ” と読みます。
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2年前に登った荒山(1,572m)と鍋割山(1,332m)。
https://4travel.jp/travelogue/11018128 -
青空とダケカンバ・・・秋らしい風景です。
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大沼に向かって下って行きます。
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深い雑木の中にある、長~い鉄階段。
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落ち葉に埋もれた登山道。
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再び鉄階段。
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振り返ってみると、駒ケ岳。
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山麓まで下りてきました。
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大沼の桟橋には、モーターボートやスワンボートなどがお客さんを待っています。
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赤城神社のシンボル・啄木鳥橋(きつつきばし)。
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青い空と湖面に映える赤い橋。
全国に約300社ある赤城神社の総本宮と言われているのは三社あり、そのうちの一社がこの大洞赤城神社で、その他は、赤城山中腹にある三夜沢赤城神社、山麓にある二宮赤城神社。 -
赤城神社の創始は不明ですが、大同元年(806年)に地蔵岳の中腹から大沼の湖南に遷宮されました。
地名の「大洞」は、その年号に因んで名付けられたもの。 -
1642年に徳川三代将軍・家光の命で再建された社殿も、昭和期のスキー場開発に伴い荒廃したため、1970年に現在の地「小鳥ヶ島」に遷宮されました。
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大沼に架かる啄木鳥橋を渡ります。
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橋の欄干から鯉に餌をあげている人がいて、大きな鯉が寄ってきていました。
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大沼の小鳥ヶ島に浮かぶ赤城神社と紅葉・・・絵葉書のような美しさです。
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啄木鳥橋を渡り、鳥居をくぐって大沼湖畔へ。
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波打ち際の参道・・・美しい秋の風景です。
湖面に沿って、社殿へ向かいます。 -
社殿を彩る朱色は、徳川家光によって再建された社殿(昭和36年に解体保存)に着色されていた漆の色(再建当時)を再現したもの。
朱は罪や穢れを祓い、邪気の嫌う色彩と言われています。 -
手水舎の龍。
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ドッシリと落ち着いた造りの拝殿。
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御祭神は、大国主神(おおくにぬしのかみ)・磐筒男神(いわつつおのかみ)・磐筒女神(いわつつめのかみ)・経津主神(ふつぬしのかみ)で、四柱を総じて赤城大明神と呼んでいます。
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拝殿の左右に鎮座する阿吽像。
右側の建物は授与所。 -
素敵な御朱印帳のデザイン・・・恋愛成就・縁結び・安産などのご利益があり、女性の方の願いを叶えてくれるという有難い神社だとか。
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本殿。
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境内から見た大沼湖畔。
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赤城の山々に囲まれた大沼と啄木鳥橋。
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ここは、標高1,300mを超える場所にあるので夏は涼しく、冬は美しい雪景色など四季折々の自然の景観が楽しめます。
紅葉の時期なので、バスで来た団体客も結構いました。 -
境内にある志賀直哉の『焚火』の文学碑。
「舟に乗った。蕨取りの焚火はもう消えかゝって居た。舟は小鳥島を廻って、神社の森の方へ静かに滑って行った。梟の聲が段々遠くなった。」
赤城を愛した志賀直哉は大洞近くに山小屋を建て、大正4年5月から9月まで康子夫人と住みました。
その時の生活を素材にして書かれたのが『焚火』です。 -
黒檜山から駒ケ岳を歩き、大沼と大洞赤城神社の紅葉も楽しんだ秋の一日でした。
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