初アイスランドで気づいたこと/My first Island:Points I noticed

2017/09/02 - 2017/09/09

2017年になって初めてアイスランドを訪問しました。初めて訪れた土地で発見したこと、意外に感じたことなどをまとめてみました。これから同地を訪れようとしている方々のご参考になれば幸いです。

エリア その他の都市(アイスランド)

　ここでいったん生れて初めてのアイスランドに来て気づいたことをまとめておきましょう。

１． 英語がどこに行っても通じる

　来る前から村上春樹の旅行記やガイドブックでも読んでいましたが、どこに行っても英語がまったく問題なく通じることに驚愕！それも一部のアジアの国のように強いアクセントもなく、非常にきれいな発音の英語。さすがに33万人の人口に対して230万人（2017年見込み）の観光客が押し寄せるだけのことはあります。もっともこれまで50万人程度だった年間観光客がドラマや映画のロケ地になったこともあって、ここに来て急拡大していることでかなり弊害も出ているようです。明らかにホテルの数は足りず（それもほとんどの観光客が訪れるのは4か月程度のグリーンシーズンの間）、その分Airbnbが急拡大しているようです。また急増する観光客のために一部の自然環境は危機的状況も予想され、公園内への入場料や税金導入なども検討されていると聞きます。

２． 物価が高い！

　ひょっとしたらこれも観光客急増の弊害なのかもしれませんが、とにかくどこへ行っても物価が高い。チップが要らないのはありがたいのですが、特に外食ではお店でハンバーガーを食べるとそれだけで2,000円、ビールを飲めば1,200円、カジュアルなレストラン（決して高級ではなく）でお肉のメインディッシュを頼めば一皿で7,000円近く。アクティビティにしても、先に書いた『Inside the Volcano』ツアーが一人50,000円近いことをはじめ、あらゆるアクティビティが高い。これまでにアメリカで乗馬にしろ、国立公園のツアーにしろ、多くの自然の中でのアクティビティに参加してきましたが、アイスランドで同様のプログラムはだいたい3倍近い水準。ほとんどのプログラムがWebやガイドブックで調べたものよりも値上がりしていましたので、インフレは依然として進行中ということになります。幸いにしてスーパーの食材はそれほどでもなかったので、滞在中はもっぱらパスタや野菜を買って自炊していました。

３． クレジットカード社会：ほぼキャッシュは要らない

　買い物はガムひとつに至るまで徹底したカード社会です。どこの小売店でもレジの横に小型のクレジットカードの認証端末があり、カードと暗証番号で簡単に買い物ができます。滞在中ほぼキャッシュは必要なし。小売店で一所懸命お札を数えて支払いをしているのはアジア系の観光客ばかりでした。アイスランドクローナのキャッシュは国内でしか両替が効かないので、あまり多くのキャッシュを両替してもコミッションを損するだけです。


Here I summarize points I noticed in my first Iceland.

1. English is available at anywhere

As Haruki Murakami also wrote in his book, English is available at anywhere without strange accents like some Asian countries. It was quite amazing. I recognized how Iceland with population of only 330 thousands accepts tourists of over 2.3 million (estimated for 2017) from all over the world. However rapid increase of tourists causes serious issue for Iceland itself. Until 2-3 years ago, tourists visiting Iceland had been around 500 thousands for long time. The movies like Alien, Star Wars, Game of Thrones, or Fast and furious made Iceland as places of location and they have invited tremendous number of tourists from the world, and most of them visit Iceland during green season of 4 months. Hotels are clearly short and it prompted growth of Airbnb. However explosive increase of tourist are endangering wild natural assets and the government likely to think about National Park entrance fee or the introduction of special tax.

2. Prices are eye hopping!

Prices of Iceland are so expensive everywhere! No custom of chip is good news but eat out is especially expensive as just a plain Hamburger costs $18, a glass of beer is $10, and if you order a main dish in casual restaurant, it would cost around $60. Even for activity programs, “Inside the Volcano” tour was more than $45 which is much more than any activity programs which I had enjoyed in National parks in the US. And they were all more expensive than I had checked in guidebooks beforehand, maybe inflation is still going on. We had to save eating out and had dinners at house with Pasta and salad.

3. Credit card society: You never need cash

You can buy even a chewing gam with credit card in Iceland. You need almost no cash during the stay in Iceland. It was only tourists from Asia who counted notes at casher. Iceland Krona cash is exchangeable only in Iceland. You don’t need to exchange big amount. It’s better to save exchange commission.

４． お酒が欲しい場合には要注意

　アイスランドのスーパーでビールを買うと、アルコール度数２％の製品しかありません。一度試してみましたが、アルコールフリーのビールとまったく同じ。これはアイスランドで酒類が政府に統制されているためで、普通のアルコール入りの酒を買う場合にはVin Budinという政府直営（いわば専売公社）の専門店に行かねばなりません。レイキャビク市内と郊外には数店あるようですが、夕方で閉店、日曜日は休みなので、特に週末の飛行機で行かれる方々で早速寝酒が欲しい向きは、レイキャビク空港の免税店で忘れずに仕込んでおく必要があります。



レイキャビク国際空港のバッゲージクレームの脇にある免税店、普通のビールとお酒はここで仕入れることができます。




4. Better be careful, if you need alcoholic drinks

You can buy only beer with 2% alcoholic in super markets. Alcoholic drink is severely regulated in Iceland and they were sold only at government running retail shop called “Vin Budin”. You can find several of them in Reykjavik area but they are closed on Sundays and close at evening. If you arrive Reykjavik at weekend, don’t forget to buy beer and wine at duty free shop next to baggage claim.



This is Duty Free Shop in Reykjavik Airport next to baggage claim.

５． Wifiの発達は世界トップクラス

　お店でも公共施設でも、屋根のあるところなら必ずWifiがあります。このIT環境はほぼ世界トップクラスなのではないか、と感じました。あらかじめポケットWifiを成田からレンタルしていきましたが、Pokemon Go以外ではまったく必要ありませんでした。



宿泊先にあったWifi。一緒に写っている急須は明らかに日本のものに見えますが、アーティストである大家さんの自作でしょうか。


5. Wifi: World best class

You can find Wifi everywhere either at shops or public places with roofs. I guess IT environment is top class in the world. I had prepared Pocket Wifi from Narita Airport but I needed it only for Pokemon Go at outside.



This is Wifi at Airbnb. The tea pot in front looks clearly Japanese one, which can be made by the landowner, an artist.

６． スピード違反の取り締まりはけっこう厳しい！

　幸いにして警察車両による取締りには逢いませんでしたが、道沿いにオービス（自動速度違反取締機）はけっこうあります。



国道沿いのオービス。



6. Watch out! Speeding control is pretty strict!

Luckily I didn’t meet the control by police cars, but I found quite many “Radar trap” along streets.



Radar trap in suburban area.

これは警告板。最初は映画のロケ地の標識かと思ってました。


This is the warning sign.　In the beginning, I thought it was a sign of scenic point or film location place.

７． 猫が多い！

　村上春樹も書いていたことですが、こんな寒いところなのに、街角にはやたらと猫が多いのに驚きました。それも外飼いの猫が多いようです。



7. So many cats!

As Haruki Murakami wrote, you can find a lot of cats on streets of Reykjavik. Most of them looked walking outside freely in spite of such a cold climate.

８． アイスランドは意外に広い！

アイスランドと言うと、どうしても世界地図を見て巨大なグリーンランドの下にぶら下がるような小さな島を思い浮かべます。しかしアイスランドは車で動き回ると意外に広い！日本でいうと本州全体の約半分、北海道全体の1.2倍の面積なので、日本人の1週間程度の休暇ではとうてい全土を巡ることは不可能で、エリアを限るか、無理してでも2週間以上の休みをとるしかありません。我が家では今回レイキャビクのある西側エリアに絞って観光しました。
　今思い起こしても残念なことは、距離がありすぎてデティフォス（Dettifoss）の滝に行けなかったこと。デティフォスの滝は映画「エイリアンープロメテウス」の冒頭の場面に出てきたあの原始の地球を思わせる壮麗な滝です。おそらく人類、ひょっとしたら生命さえ生まれていない原始の地球で、スクリーン全面を横切る壮大な滝の巖頭に（おそらく人類の進化を促す目的の）後に“エンジニア”と地球人から呼ばれる宇宙人が立ち、意を決したようにエイリアンの原型である黒く蠢く液体を飲み干す。彼の体の内部で急速な変化が起こり、彼はもだえ苦しみながら滝に落下、体の中でDNAの二重らせんが急激に変化して水中に溶け込んでいく。続編の『エイリアンーコヴェナント』でも明らかにされていませんが、これが人類の進化に隠された秘密だという伏線なんでしょう。
　話が横にそれますが、それにしても新作の『エイリアン―コヴェナント』についてどう思いましたか？賛否両論渦巻いているようですが、どうも自分には受け入れづらい・・・。パニックアクションムービーとして考えるのならば秀作なんですが、前作で残した数々の謎「人類は誰が想像したのか？」、「古代において人類を設計した“エンジニア”に何が起こったのか？」、「なぜ今になって“エンジニア”は人類に敵意を抱くのか？」といった伏線を丸ごと無視して、「創造意欲に駆られたアンドロイドの反乱」という矮小なテーマにすり替えてしまったというイメージを払しょくすることができないのでちょっと残念。


8. Iceland is a big island more than you had expected!

When you take a look in Iceland on a world map, it looks quite tiny island hanging under huge Greenland. However Iceland is much bigger than you feel! It is as big as half of Japanese main island, 30% bigger than Scotland, and almost as half as West Germany. .It is almost impossible to drive around whole island in 1 week vacation, a maximum for Japanese businessmen. Therefore we limited destinations to western end of the island this time.

My most shame was I couldn’t visit the waterfall of Dettifoss as it was so far. Dettifoss fall is the magnificent waterfall which you see in the beginning of the film “Alien: Prometheus”. In the primitive earth, maybe before the appearance of mankind or any form of lives, human type alien, which is called “Engineer of us” in the film, was left behind alone on the ground and he suddenly swallowed a black liquid, which is believed to be the basic gene of the monster alien, at the tip of Dettifoss waterfall. His body started change and he was fallen to the waterfall. In the turbulence of water his body was broken into pieces and dual spiral of DNA was formed and melted in the river water. Even though the question was not solved in new film “Alien: Covenant”, this has been the secret behind the evolution of mankind.
Swerving next story, did you like the sequel film “Alien: Covenant”? It was an excellent work as a panic action movie. However it seemed like that series of mystery which were left by previous work like “Who has created mankind?”, “What has happened with “Engineer alien” who created mankind in ancient times?”, or “Why “Engineer” hates mankind now?” have been swapped into just dwarf and superficial theme like “Rebel of android who comes aware of greed of creation and domination”. I can’t help feeling “Ignoratio elenchi”.

この旅行記へのコメント （2）

• 旅行三昧さん 2017/12/13 22:25:00

  A plain Hamburger costs $18!!

  edamannさん
  
  こんばんは。旅行三昧です。
  
  こんな旅行三昧をフォローの一角に加えて頂き、ありがとうございます！
  
  フォロー頂いたことを４トラベルさんのメールで知った旅行三昧は、edamannさんのプロフィールを拝見し、非常に豊富な経験をお持ちな方にフォロー頂いたことを知り、大変感謝致しました。
  
  コメントさせて頂いているこのご投稿の表紙写真のブルーラグーン（ですよね？）は、昔TVで観てからどうしても訪れたい場所のひとつになっています。
  でも、物価無茶苦茶高いんですね。ハンバーガーの額に驚愕しました。それでも是非行きたいと思っていますが！（笑）
  
  ネイティブな英語、羨ましいなあと、つくづく思います。体育会系さながらの体当たり英語の旅行三昧では、経験できないこともできてしまうんだろうなと、改めて体当たりでも構わないから英語のクオリティーを上げる必要性があるな！と、感じずにはいられませんでした。
  
  勝手に一期一会を感じている旅行三昧ですが、宜しければこれからも宜しくお願い致します。
  
  
  旅旅旅-- 旅行三昧 --旅旅旅
  

  edamannさん からの返信 2017/12/14 13:27:38

  こちらこそよろしくお願いします

  旅行三昧さん、
  
  こちらこそよろしくお願い申し上げます。4travelのサイトは先月見つけて書き始めたばかりで、まだ右も左もわからない状況です。こうしたなかでサイトで盤石のポジションを築いていらっしゃる方とご縁ができて頼もしい限りです。
  
  アイスランドは確かに高い！でも今は無料で回れるギャウ（アイスランド旅行記?を参照）や間欠泉群などの自然遺産もいずれは入場料を徴収されるのも時間の問題だと感じましたので、思い切って早めに行かれることも悪くないと思います。宿泊先を決めるときは、多少割高になってもキッチン付きのところを選んだ方がいいかと思います。毎日外食（特に朝飯！）ではコストがかさんでしょうがない！Airbnbも豊富にありますのでチョイスには困らないかと。
  
  もしよろしければ本家のBlogの方も「こんな変な奴がいるよ」といったノリで構わないので、SNS等で拡散にご協力いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
  
  Blog 「週末合気道/Weekend Aikido」
  edamann.net
  （最後のnは2つです）
  
  
  edamann