島旅エネルの２０１７ ９月 石垣島台風編

2017/09/13 - 2017/09/14

初上陸した与那国島を最高なお天気に恵まれ満喫できたのに

台風１８号が向かってる影響で、２０１５年以来の波照間島にも渡れず

本来であれば、その翌日に西表島舟浮網取のツアーに参加する予定だったのに、それももちろんキャンセルされて・・・

それでも波照間行けないならってことで、急遽小浜島と竹富島を巡って楽しい一日を過ごせました

そこまではよかったんだけどねー・・・

石垣島で台風の恐ろしさを実感するという・・・ね


まぁ台風が来た日は大人しく室内でひたすら呑んで寝てました

持つべきものは友ですね　避難させてくれてありがと

台風の最中にチェックアウトして出てってくれと言った、あの民宿のことは一生忘れません

迫りくる暴風雨の中、なんとかタクシー呼べて友達のところに移動できました


そして夕方、元々予約していたホテルにチェックイン

目の前の居酒屋が台風でも営業していたおかげで夕食も一安心

結構混んでましたよ


そして翌日・・・　台風一過でいいお天気です

それでも船は全部欠航だし、何するかなー・・・

ってレンタカーしてドライブすることに

それが悪夢の始まりでした・・・


それではスタートー・・・

エリア 石垣島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨日、またしても波照間島へ再訪の夢を絶たれ

でも波照間には行けなかったけど、いいお天気には恵まれて

小浜島と竹富島で一日楽しみました


そして一夜明け、台風１８号がやってきてまして

午前１０時の時点で雨風が強くなりはじめてました

波照間島での一泊分を、急遽石垣でおさえただけですから

午前１０時にはチェックアウトですね

この台風の中・・・


その日の夜は元々石垣で宿をおさえていたのですが

その宿のチェックイン時間まではどこにも行くあてはないわけです

これから強くなるであろう台風の中

やってるお店などありません


「あの～せめて夕方までここにいちゃだめですかね？」

「いやぁ他のお客さんの予約入ってるからねぇ・・・」


つ、冷たい・・・

民宿のゆんたくスペースで時間つぶさせてほしかったけど

他にもチェックアウトの人がみんなでそんなことを言い出したら大変だもんね。。。

でもさ・・・他の予約のお客さんって来れるのかよ？


さて・・・どうするか・・・

かるく二日酔いのボーっとした頭で、石垣島に移住して飲食店を経営している友達に連絡をしました

するとなんと！


「ウチのお店でよかったら避難していたら？一応食べ物とかビールもあるし」


ネ申！！！



昨日に続き神があらわれました！

コンビニもお店もやっていない中、なんと食事と、生ビール付き！

幸いタクシー会社がやっていたので、すぐさまタクシーを呼び

友達の自宅を周り、お店　「さいごう家」　へ

ここは石垣島へ来ると毎回必ず訪れる

島の食材を使った創作料理の美味しいお店

元々明日予約をいれてあったんだけどねw


どんどん強まる風雨の中、ゴーゴーという音を聞きながら

美味しいお昼ご飯をごちそうになり、迎え酒へと突入しました

あとは座敷でゴロゴロしながら呑んだり眠ったりしながら

石垣でこんなにダラダラ過ごすのも久しぶりで

いい休養だなぁと変にリゾート感を感じながら過ごしました


ようやく宿にチェックイン

台風の進路が予報よりも西に向き、宮古島に進路を変えたため

思ったほど石垣島はひどくならずすみました

（もともとの予報では風速７０M、車もひっくりかえる直撃コースだった）

とはいえ、東京だったら完全な暴風警報レベルでしたけどね

夜の石垣島繁華街も誰一人歩いていませんでしたが、居酒屋はめちゃくちゃ混んでましたw

しかし今日はようやく雨もあがり、風もほぼやんできました

じっとしてられない性分なものでw　１１時ころからレンタカー屋に連絡してドライブに出かけることに


そしてまずは御神崎へ

市街地から曇り空を北上

海岸線にでると、な・なんと・・・

海の色が・・・

茶色い・・・

台風恐るべし・・・


そこからさらに北上し半島部分へ

するとこれまた恐ろしい光景が・・・

大荒れですわ・・・

御神崎に着くと、他にどこも行くところもない観光客が結構来ていました

みんな考えることは一緒ですね(笑)

御神崎灯台～

やっぱり岬は風が強いです！！！

岬から見る海の光景は恐ろしいものでした

うおおおお！

打ち寄せる波と大きなうねりが、近づいてはいけないと言っていました

しかし本当に船旅でこんなうねりにあったらたまりませんね。。。

本当に恐ろしく感じました

そして灯台の下まで上がってみます

途中、女の子を連れたご家族が降りてきたのですが

その女の子がギャン泣きで

「こわいー！こわいー！！！」w

上がってみてわかりましたw

これは子供連れて上がっちゃいけないですw

それは凄まじい暴風でした

身体全体に押し付ける風圧が、まともに立ってられない状態です！

動画も撮っていたのですが動画はアップできるんですかね？

動画で恐ろしさをお伝えできず残念です・・・

灯台の前のほうに行こうとしたのですが、まったく前に進めないくらいの風です

人生初体験の風圧でした

影に隠れていないと本当に危険を感じます

雨は降っていないのですが、海水が風で雨のように飛んできて痛いです

海全体がものすごいうねりで岬の岩に打ちつけてくのが

恐怖感を煽ります

なかなかの体験でした

さてさて、御神崎を退散したあとはお隣の川平湾へ向かいます

川平湾は有名ですね～

石垣島と言えば！という景勝地ですね

４回目くらいなので感動もありませんが、暇つぶしドライブの旅なので巡っておきます

湾になって囲まれているせいでしょうか？御神崎とは違って風もほぼありません

お天気が曇っているだけで穏やかなものです

晴れていたら本当に綺麗なんですけどね～

（２０１３年９月撮影）


見比べても残念すぎる景色ですね

さすがにグラスボートは出ていませんでした

そしてここでようやく川平公園内にある食堂で

ごくフツーの八重山そばをいただいて

お次は米原ビーチへ向かいます

川平を出て東へ道なりに進みます

駐車場に車は一台もありませんでした

あたりまえですがw

そしてビーチに向かうと

暴風・・・

写真じゃ伝わりずらいですが

時折御神崎を思わせる暴風が吹いていました

米原ビーチは普段から強い離岸流が発生する場所で

基本的には遊泳禁止です

ただ干潮時にはリーフ内はひざ下くらいまでの水位になるので

お子様連れでも安心ですし、シュノーケルも楽しめます

歩いてリーフの切れ目まで余裕でいけます

ただ珊瑚も多いので踏みつけないように注意が必要ですね

（２０１５年９月撮影）


そして米原ビーチを一瞬で後にして

石垣島の北端、平久保崎灯台を見に行くことに

晴れていたらここも本当に綺麗な景勝地なんですがね～

以前行った時には綺麗な景色を望むことができましたが

さすがに今日は無理ですね

（２０１３年９月撮影）


しかし、ここまでは結構な移動距離ですね～

石垣島にしては長旅です

北部は台風の影響で木が折れていたり、時折横風で車も流されます

そうして平久保崎に着きました

そしてここからは写真が一枚もありません・・・


なぜなら・・・それどころではなかったのです



平久保崎に着くと、御神崎と同じように１０台くらい車が止まっていました

台風翌日でみんな行くところもないんですよね～

しかし強風のせいか、車から降りている人は一人もいませんでした・・・

正面の柵の前にちょうど車一台分スペースが空いていました

柵の向こうはガケっぽくなっています

断崖絶壁ではありませんが海に向かってずっと下っています

（２０１３年９月撮影）


まっすぐ頭からそこに車を止めると、隣には女の子二人組の乗ったレンタカーが止まっていました

さて降りようかと、ドアのレバーを引いた瞬間・・・


バァーーーーーーーーーーン！！！！！！！！！！！


ドアが目にも止まらぬ速さで開ききったのです！

ものすごい音とともに・・・

焦った僕は、ドアを戻そうと慌てて車から降りると


爆風！！！


これはもう暴風などという表現ではありません


爆風です！！！


風に飛ばされて目の前の柵など飛び越えでもしたら・・・

恐怖心が一気に押し寄せます


隣の車を見ると女の子が驚いた顔で見ています・・・


車に掴まりながらドアを戻そうとしますが

ドアがまったく動かない

なんとかドアを掴んだまま車の中に乗り込み

その間もずっと風圧がドアを押し開けるように吹きつけていて

・・・そこからまったくドアが閉まらない

そしてついに掴んでいた僕の手を弾いて

二度目の


バァーーーーーーーーーーン！！！！！！！！！！！


バキーーーーーーーーーーン！！！！！！！！！！！


という音とともにドアが１００度くらいまで、これまた勢い MAX で開き

ドアミラーのカバーが飛び、柵のかなたへ飛んでいきました

もう完全にドアが取れてしまうんじゃないかという恐怖で


パニック状態！


その後、なんとかドアを閉めることはできたのですが

ドアは完全に曲がってしまい、上部の窓枠部分が浮いて

隙間が出来て閉まらなくなってしまいました

もしドアが外れていたら、どうやって帰ってきたのでしょう・・・


想像しただけで笑えます。。。


そしてパニックの時は思いつかないもんですね

エンジンをかけて窓をあければもう少し抵抗が少なくなっただろうに・・・


あやうく軽のレンタカーが、羽の生えた車になってひっくり返るところでした

想像しただけで笑えます


パニックに襲われたことで疲れ果てた僕は

逃げるように平久保崎を後にしました

平久保崎から下って行く一本道の途中でパトカーとすれ違いました

慌てふためいてる僕の姿を見て

隣の車の女の子が通報したのでしょうか？


謎は深まるばかりです・・・


そして、とことんテンション駄々下がりで

レンタカー屋に戻り

ドアが曲がり、ドアが凹み、ドアミラーカバーが飛んだ結果

営業補償金で


３万円


払ってきました


でも３万円で済んでよかった

そしてなにより

ガケから落ちたり、指はさんだりしなくて本当によかったです

みなさん、島の台風なめたらいかんです・・・


石垣島マエザト編へつづく

https://4travel.jp/travelogue/11306686