2017/11/11 - 2017/11/12
168位(同エリア871件中)
エスペラさん
今年も恒例のワインツーリズムやまなしに参加した。この二日間は珍しく好天に恵まれ、気温も穏やかで絶好の日和となった。
今年は第10回の節目の開催。第1回の土曜1日のみ、勝沼周辺だけで行われた手作り感満載のイベントからすると洗練され立派なイベントに成長したと感じる。
一方、年に複数回開催するようになったせいか、参加者は減少している。昨年は2500人ほどだったものが、今年は1700人程度ということだった。
また、無料試飲よりも有料試飲の方が多くなってきたため、購入のための資金もモチベーションもいささか低くなる感じがした。
肝心のワインの方は、新酒に関しては夏の長雨でできが良くないのではないかと心配したが、ほぼ平年並みのようで少なくとも去年よりはいいできのようだ。全体的に酸は充実しているが香りがやや弱めの印象を持った。
その他ではべーリーAの辛口が充実してきた感がある。甲州ではやはりシュール・リーが良さを出しているものが多い。ただし、温暖化の影響で勝沼周辺でいいブドウがとれにくくなってきて長野市周辺のブドウを持ってきていることが増えているようだ。甲斐ブランに関しては醸造をやめたところも多い。
新しいワイナリーが増えているが、必ずしも未来が明るいだけとは限らないようだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回は山梨市駅から出発。
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巡回バスが駅の北口から南口方面にぐるりと回ってくるので、まずは南口のバス停でもあるサントネージュワインに歩いて行く。
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まだ9時前なので写真など撮って時間を潰していたら、すでに参加者の人たち向けに試飲が始まっていた。
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ここでは牧丘倉科畑シャルドネ2016がよかった。ナイトハーベストということで柑橘系の香りが良い。やや薄い印象だったが、アフターにシャルドネらしさが感じられた。
甲州の新酒のスパークリングは泡が切れずちょっと驚いた。やや舌触りが悪い。香りは鮮烈だが、甲州らしさはあまりない。 -
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バスに乗って東晨洋酒へ。ここでは鶴屋醸造と共同出店していた。いずれも久しぶりの訪問。
ユニークながらしっかりしたワインが多い。 -
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東晨洋酒は「甲州街道栗原宿産甲州」が香りが強い。「てんとう虫のさんぽみち」はすっきりとしておいしい。「あきあかね」はべーリーAらしさがしっかりしていたが、樽はアメリカンオークを使っているとのこと。「カオス」はべーリーA、メルロ、カベルネ、甲斐ノワールということだったが、甲斐ノワールが前面に出てきている感じで強い印象が残った。
鶴屋は甲州2005は試しに出したとのことで飲み頃は過ぎているがこういう風に変化するのかということを知るには最適。一方シャルドネ2005はこちらもピークは過ぎているもののかなりしっかりしている。これがブドウのポテンシャルの違いなのだろう。ツヴァイゲルトレーベ2016はしその香りが少し感じられユニークだった。 -
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少し時間が合ったので、乗り換えのバス停になる白百合まで歩いたら、途中でバスに追い越された。それでも、乗り換えのバスには間に合った。
白百合はすでに近所のスーパーで試飲していたのでちょろっと中をのぞくだけでパス。あまり印象に残るものはない。 -
等々力で下車し、麻屋葡萄酒へ。
ここはおしゃれな店内だが、いつもただのみ会場みたいになっていたのであまり積極的には行っていなかった。今年は落ち着いた雰囲気だった。
甲州「甲斐の路」はトラディショナルな甲州ワインだが、シュール・リーで複雑な香りが楽しめる。「峡東メルロ&ベーリーA2016」はメルロの草っぽさがやや強い。 -
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麻屋の前のおうちでは中学生ぐらいの女の子がお店を出していた。おばあちゃんが作ったという漬物がワインに合う感じだったので、一つ購入。100円で入れ物にみっちり入っていた。
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麻屋の前にはグレースワインの中央葡萄酒があるが、いつもバカ混みで、東京でも入手しやすいのでスルー。
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昨年から醸造を始めたというMGVsワイナリー 。若者を意識したかなりおしゃれな建物。ワイン名が記号と数字というのもいかにもという感じ。
「K336 穂坂甲州2016」はなかなかいい。ステンの樽と木樽のものをブレンドしたということでいいバランス。「B153 2016」は香りは鮮烈だがやや味は薄い。フレンチとアメリカンオークの新樽をそれぞれ半分ほど使っているそうだが、かえって個性をなくしているのかもしれない。これが新樽ではなくなってきたらまた印象も変わってくるのだろう。
店内はせっかくおしゃれなのに、若いお客がテーブルを全部占拠してしまい、居づらい雰囲気。こういう管理や導線の設計なども理系の会社のお手並みという気がするがいかがなものだろうか。 -
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てくてく歩いて休憩所のグレープかねきへ。
こちらは最初の頃から休憩所として参加されていて、毎回何かイベントなり新しい取り組みがあるイメージ。
今回は「そばゲッティ」というのが気になっていたのだ。 -
想像したものとは全然違っていたが、塩気が効いていておいしかった。器がちょっと混ぜにくかったけれど。
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勝沼醸造は倉庫のところでもワインを出していた。
「アルガブランカ クラレーザ ディスティンタメンテ 2016」が良かった。
丸藤葡萄酒工業は敷地内に店舗が増設されていた。
「ルバイヤート甲州樽貯蔵 2016」が良い。甲州の甘口も香りが良かった。
こちらのべーリーAの樽はフレンチオークとのことだったが、フレンチの方が飲み慣れたべーリーAという感じがする。 -
お昼頃になったので、バスで勝沼会場へ。
ここで「鹿肉カレー」を食べた。
ここの会場は年々寂しくなる感じ。
写真は鳥居平(とりいびら)。ここですらいいブドウは減りつつあるという。 -
垣根仕立てのブドウがどんどん増えている気がする。
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以前はあまり印象に残らなかった東夢だが、最近は冒険的なワインが多い。
今回はブドウではないが、ゆずワインが非常にインパクトがあった。リキュールで抽出したようなものと違い、ゆずのうまみがしっかり濃縮されている。さらにアフターにゆずらしい苦みが感じられる。応援の意味も込めてこれは購入した。
べーリーAのロゼがあり試してみたが、やや色が薄く味も中途半端な感じ。なにか一工夫あれば面白くなりそうだが。 -
勝沼宿に抜けるのに畑を通って良いとのことだったので、ブドウの下をてくてく。
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マルサン葡萄酒。東京でも時々イベントなどに出ているので今回は試飲のみ。
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笹子にある笹一酒造も出店。
甲州はすっきりしていて、複雑な香りがある。 -
ことしもちょっとしたお祭りの雰囲気。
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バスまで時間があるので旧田中銀行博物館で休憩。
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左回りのバスが遅れていて塩山北のバストうまく接続できなかったが、マンズワインで時間を潰して本日最後の甲斐ワイナリーへ。
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若社長の説明が非常に面白く、またワイナリーの苦労なども良く伝わった。
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ラベルを貼る場所だとのことだが、よく見ると中華料理のテーブル。
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さりげなくすごい骨董品があった。
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お客さんに対してお店の人が少なくあまり試飲はできなかったが、上品でしっかりしたワインの印象。いつか国の有形文化財でもある併設のワインカフェでゆっくりと楽しんでみたい。
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1日目はこれで終了。
宿は甲府の駅前の「甲府ターミナルホテル」。2度目の宿泊で、取り立てて何があるわけではないが、安くて居心地はいい。夕飯は「ほうとうおざら・ちよだ」ではじめて「おざら」というものを食べた。言ってみればつけうどんだが、ほうとうの麺の食感が面白く、こちらの方が好きな感じ。量がかなり多く、小にすれば良かったというのが唯一の後悔。 -
二日目はまず甲府市内の信玄ワインに寄り、毎年恒例の八代醸造へ。今年も一番乗りだった。ワインの情報をいろいろともらうのもここが中心。
期待されながらほとんどワインとして作られていないアルモノワールが素晴らしい。
この後、ニュー山梨ワイン醸造、笛吹ワイン、日川中央葡萄酒、新巻葡萄酒へと行ったが、毎年のことながら、二日目は前日の疲れが残っていて写真を撮っている余裕がない。テイスティングもちょっとおざなり。
印象に残っているのは、
ニュー山梨の甲州フリーランとアジロン2017。アジロンは甘すぎなくて良い。
笛吹はグレイシャス甲州白。たしか2008年だったと思ったが、ハチミツのようなとろりとした熟成感がありながら、十分に力強い。フリーランだということだが、たのワイナリーのものも含め、甲州のフリーランはかなり熟成できると感じる。
またここでは、「ぽこ・あ・ぽこ」のパンの販売もあり、これがワインと良く合う。
日川中央はやはりサンセミヨンが良い。プレステージはべーリーAと甲斐ノワールとのことだが、甲斐ノワールがやや勝ちすぎている。このブドウはなかなか扱いにくそう。
新巻は今年もヴィンテージの垂直テイスティングで勉強になる。新書は香りが良かったが、少し苦みを感じたのが気になった。べーリーAの2010年はなかなか良かった。 -
北野呂醸造は今年はビル・エヴァンズが流れていた。
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時間があるのでちょっと足を伸ばして「釈迦堂遺跡博物館」に行ってみた。
この辺りには縄文期を中心とする大規模な遺跡群があり、その中心が釈迦堂遺跡である。ここでは1000個を超える土偶が発見されており、その数は全国で見つかった土偶の1割にあたるというすさまじさだ(それでも三内丸山遺跡の方が数は多い)。
ちょうど「土偶の顔・かお・KAO」という特別展が開催されていて面白かった。 -
釈迦堂からはのんびり坂を下って矢作洋酒へ。ここには塩ほうとうというのがあるということで遅めの昼食には良さそうだった。
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いざ中に入ると飲み放題イベント状態。テーブルなど多数用意してあるが、空いている椅子にはことごとく荷物が置かれ、奥の方に空いていると思ったら、テーブルの上にはゴミが山積み。うんざりして、かなり早めだが帰ることにした。
ワインツーリズムの最初の頃がまさにこんな感じで、まあ、その時はもっと悪くて道ばたで吐いている人が多数いたのではあるが、その頃に戻ってしまった感じ。裾野が広がったといえばそうなのだろうが、何かしらの仕切りがないと、「そういうイベント」として定着していってしまうのではないだろうか。
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