2017/05/02 - 2017/05/02
300位(同エリア509件中)
ミズ旅撮る人さん
- ミズ旅撮る人さんTOP
- 旅行記691冊
- クチコミ160件
- Q&A回答23件
- 1,022,856アクセス
- フォロワー48人
2017年のGWは、九州縦断の旅をしました。関門海峡を渡って福岡県に入り、
長崎のハウステンボスに寄り、佐賀・熊本・鹿児島と南下して来ました。
第4回は、長崎の佐世保から、有明海を回り込んで佐賀県、福岡県、そして熊本県へと向かいます。
今回は、計5か所のSLを訪ねます。場所は、長崎県佐世保市・佐賀県武雄市・杵島郡大町・佐賀市・福岡県大牟田市です。
JR佐世保駅にも立ち寄りました。この駅は、JRの最西端の駅です。
最北端の稚内、最東端の東根室には既に行きました。今回の旅では、最南端の駅にも行きます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
佐世保駅から少し北に行った所にある中央公園のお向かい、交通公園です。
佐世保市交通公園 公園・植物園
-
交通公園の施設の北側にSLは置かれていました。
-
D511142。D51は、全部で1,115輌製造されています。
それなのに、1142号機なのは何故?それは、1号機からすべて連番ではないからです。
955~1,000は戦争のため、欠番なのです。最後のD51は1161号機ですが現存していません。 -
D51の現存している一番新しい車体は1149号機で、滋賀県犬上郡多賀町に元はSLホテルとして利用されていたものです。
佐世保にある1142号機は、1149の一つ前の現存機になります。 -
機関車の横には、運転席と同じ高さから見られる台が設置されていますが、手を伸ばしても機関車には届かないように、車体から離され、運転席にも入れません。
-
台の上から撮っても、この程度しか運転席は見られません。
-
足回りも、ベタ塗りで、まったく個体番号は見られませんでした。
-
D511142。昭和19年7月31日国鉄鷹取工場にて製造。
熊本・人吉・南延岡各機関区所属。鹿児島本線・肥薩線・日豊本線を運転。
走行距離1,907,829km。
説明板には、「D51は、台湾に32輌、樺太に30輌渡って、外地でも活躍しています」と書き添えられていました。 -
珍しく、アザミの花が咲いていました。
-
交通公園は、かなりの広さですが、火曜日のため、子供は一人もいません。
お休みの日だったら、SLに親しむ子供の姿が見られたのでしょうか。 -
佐世保駅に立ち寄りました。
この駅は、JR佐世保線と松浦鉄道の西九州線が乗り入れており、どちらの線もここが始発駅です(JRは南に、松浦鉄道は北に走って行きます)。佐世保駅 駅
-
JR佐世保駅は、JRでの最西端の駅です。
明治31年に九州鉄道の駅として開業しました。
明治40年に国鉄となり、同時に「国鉄最西端の駅」となりました。昭和10年に北佐世保駅まで延長され、最西端の駅ではなくなりましたが、昭和63年にJRが松浦線を廃止して、第3セクター松浦鉄道となったため、再び「JR最西端の駅」となりました。 -
駅舎の中に入ってすぐの脇に、これもありました。
現在、沖縄のモノレールを除けば、鉄道の「日本最西端の駅」は松浦鉄道の「たびら平戸口駅」です。
最北端の稚内、最東端の東根室には既に行きました。最南端の西大山駅にもこれから向かいます。
今回の旅で、JRの最東西南北端の駅を制覇することになりました。
欲を言えば、足を伸ばして「たびら平戸口駅」まで行けば、「鉄道駅の」と言えたのですが、今回は「JRの」で我慢です。 -
1988年に開業した松浦鉄道は、会長を長崎県知事、副会長を佐賀県知事、社長を佐世保市長が務める第3セクターです(現在の役員は民間人です)。
松浦鉄道には、鉄道路線では日本一短い駅間(佐世保中央駅と中佐世保駅が200m)があります。 -
佐世保喧嘩独楽。写真を見ると、実物大なんですね。よく回せるもんだなあ。これが回って、近づいて来たら怖いぞ。
「喧嘩独楽」だから、独楽同士をぶつけるのでしょう。弾け飛んだ時がすごいでしょうね。 -
最西端のスタンプもありました。何故か失敗。すみません。
-
佐世保は基地の町でもあります。高速を走っていると、湾の中には戦艦が見られます。
-
「掃海艇ひらしま」ともう一隻です。
-
佐賀県に入りました。JR佐世保線武雄温泉駅のそばにある武雄市東児童遊園地です。
-
C11259。昭和19年1月26日日本車輛製造。
佐々・早岐・門司・熊本各機関区所属。昭和49年4月25日廃車。
走行距離1,063,697km。 -
屋根があるのに、なんでこんなにボロボロ?
-
運転席も同様。計器類などはすべて盗まれて残っていません。
持って行く人って、SLを愛してはいないんでしょうね。 -
釜の戸が開きました。中は石がいっぱい。石炭を入れるんだよと教えられると、入れたくなるんですかね?
-
計器類だけでなく、照明の類もすべてなし。打ち捨てられたSLの末路。侘しい後ろ姿です。
-
足回りは、かつて一度白く塗られたことがあるのでしょう。塗が薄いわりに、個体番号は確認できません。
-
ここの戸が開いているのは珍しい。
-
紛い物のナンバープレートを付けて、徐々に朽ちて行く機関車。
だんだんと、大方の機関車がそうなって行きます。 -
佐賀県杵島郡、JR佐世保線大町駅前にある「地産市場ひじりの里」。
おおまち情報プラザ お土産屋・直売所・特産品
-
ここの売りが、「大町たろめん」です。
-
「炭鉱町として栄えた大町町で、たろめんは働く人のスタミナ食として愛されていました。
炭鉱の閉鎖後、一度は消えてしまった幻の味でしたが、「もう一度食べてみたい」という声に地元の有志達が応え、平成22年についに復活しました。
大町たろめんは牛骨スープに生姜が効いていて、野菜などの具材がたっぷり乗っているのが特徴です。
ちゃんぽんでも、うどんでも、ラーメンでもない大町たろめんを是非お召し上がりください!」 -
実際に食べてみて、細いうどんの上にちゃんぽんの具が乗ったようなものですが、生姜がとても効いています。
寒くなる時期には、恋しくなる味だと思いました。
早速、4食入りをお買い上げ。なぜかキャラクターにウルトラマンタロウが使われていました。 -
この「地産市場ひじりの里」の屋根続きの右端に機関車があります。
-
29611。大正7年12月26日大阪汽車製造。
直方・後藤寺各機関区所属。石炭を輸送。昭和49年2月26日廃車。 -
「貨物用機関車として開発され、大正2年より国産されたのが「9600」形機関車である。
同年より大正15年までの13年間で770両が量産された。
9600形機関車の特徴は、大火室が台ワクの上にあるためボイラーの中心が高く、外観上、何となく不安定な感じを与えるが、実用面の支障はない。
動輪も全体の高さから見るといかにも小さく、そのため高速運転の走りぶりは気ぜわしく目まぐるしい。
特に石炭や鉱石の輸送に大活躍し、戦時中には250両が中国大陸にわたり活躍した。
(門司鉄道管理局発刊の「九州の蒸気機関車」より抜粋) -
すっぽりと屋根に覆われて、風雨の心配がない終の棲家。
9600形は、大正の製造と古い割には、残存車両数が多いです。 -
古くてひび割れた銘板にノスタルジーを感じます。
-
ただ、このナンバープレートだけは、似合わないなと思うのです。
-
運転席の屋根は明るい水色に塗られていました。もう随分と昔のようですが。
それでも、なんとなく、綺麗な運転席です。 -
ご多分に漏れず、釜の中は石だらけ。
-
オリジナルらしい個体番号が見えます。錆が出ているので、早く塗り直してあげて欲しいのですが・・・
-
割とSLのそばには、可憐な花が咲いています。
-
機関車の真横は大町駅です。
-
赤の目立つJR九州ですが、この車両は意外と質素な外観です。
それでも、運転席をぐるっと巡る細い黒枠の中に、赤い文字で「KYUSHU RAILWAY COMPANY」と書かれているのが、おしゃれです。
側面の「CT」はCommuter Trainの略だそうで、所属する車両センターによって、色が違うようです。
南福岡車輛区はオレンジ、佐世保は赤、唐津は黒、熊本は緑、鹿児島は青です。
CTの後ろの817は、817系を現していて、2017年に量産型蓄電池電車である819系の青い(水色)「CT819」が走り始めました。
デザインが秀逸なJR九州の車両ですから、もちろんCT817も、水戸岡鋭治氏によるデザインです。 -
大町から佐賀市に移動する途中、白煙がもうもうと立ち上っているのを見つけ、見に行きました。
長崎本線牛津駅に近い牛津川の土手で野焼きをしていました。 -
家庭での焚火が禁止されて、間近で草が燃える様子を見ることが無くなりました。
パチパチとはぜる音や、じわじわと侵食して行く炎の動きを、しばらくじっと見ていました。 -
土手のそばの畑では、麦が青々と光っていました。
-
佐賀市役所の駐車場の入り口にSLが置かれています。
-
SLの真横が駐車場の誘導路なので、歩道があるとはいえ、ちょっと危険です。
-
市役所なので、車の往来は多く、左右を気にしながらの撮影です。
市役所の玄関を飾るからなのか、機関車はピカピカです。置いてある場所は感心しないけれど、嬉しくなって来ました。 -
D51206。昭和12年3月14日日立下松(くだまつ)工場製造。
東北・日豊・鹿児島・筑豊各本線を運行。昭和49年8月8日廃車。
走行距離2,315,646km。 -
「ここに展示してあるのは、その大役を果たした機関車で、D51型という貨物車用で通称「デコイチ」と呼ばれその力強いスタイル全体的なムードから一番人気があったものです。
出力、牽引力ともにすばらしく、最高速度85km牽引力1,100t、実用性経済性に優れ蒸気機関車の中でも代表的なものです。」
九州では「デコイチ」だったのかな? -
通路と反対側に運転席への階段が取り付けられていましたが、柵の中には入れません。
-
主連棒のみが白と赤で、後は黒と言うのは珍しい塗り方。
-
その黒塗りの中になぜか見える個体番号。普通、こういう風には見えないと思うんだけど。
-
ピカピカのナンバープレートを戴いて、佐賀市の自慢になってね。
-
「筑後川昇開橋」です。船が通る時には、真ん中の部分が上に上がって、船を通します。
「筑後川昇開橋」は、国鉄佐賀線の鉄橋であり、筑後川をまたいで福岡県大川市と佐賀県佐賀市諸富町を結んでいた鉄道用可動式橋梁でした。
昭和10年に開通し、昭和62年に佐賀線が廃線となって、平成8年からは遊歩道として活用されています。
「旧筑後川橋梁」として平成15年に重要文化財および平成19年に機械遺産に認定されています。
全長約507m。列車通過時以外は、船舶が優先されることが決まっていました。なので、「船が通るために」ではなく、「列車が通るために」橋が架かるという使われ方だったのです。
可動橋部分は24mあり、それが23mの高さまで上がります。
現在は、歩行者専用道路となり、9~16時の05~35分の間だけ可動橋が降りて、通行できるようになっています。筑後川昇開橋 名所・史跡
-
福岡県大牟田市にある「大牟田市動物園」。失敗しました。16:30には入場できなくなるんですね。
こういう場所に来なくなって幾年。「公園」には、時間制限はないけれど、「動物園」は早仕舞いするんでした。 -
金網の外から覗き見れば、わずかに顔が見えるのに。ナンバープレートがないのね。
-
横から覗き込むと、こんな感じ。車体の状態はあまり良くないようです。
-
頑張って、頑張って、これだけ撮れました。根性の賜物。
-
正面にはナンバープレートがありませんでしたが、炭水車にはありました。
48696。大正11年日立製作所製造。昭和46年廃車。
平成21年に復活した「SL人吉58654」に、一部の部品を提供しています。
あの輝かしい営業運転を再度始めた人吉(ひとよし)に、部品が受け継がれているのは、とても喜ばしいことです。
明日は、その人吉に乗車します。今日はこれまで。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
佐賀市(佐賀) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
61