世界文化遺産 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群　＆　むなかた秋のお祭り“みあれ祭”を楽しむ旅へ

2017/09/30 - 2017/10/02

2017年にユネスコの世界文化遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群。
宗像大社沖津宮（沖ノ島・小屋島・御門柱・天狗岩）、宗像大社沖津宮遥拝所、宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、新原・奴山古墳群から構成されています。
宗像大社沖津宮は沖ノ島に、宗像大社沖津宮遥拝所・宗像大社中津宮は大島に、そして宗像大社辺津宮と新原・奴山古墳群は九州本土にあります。

今回の旅の目的は、この世界遺産で行われる秋のお祭り「みあれ祭」見学が目的でした。
そして、沖ノ島は入島禁止の島で、当然行くことができませんので、大島と宗像大社辺津宮を巡ることに。

「みあれ祭」は、毎年10月1日～3日の間に行われます。
特に、10月1日に行われる「海上神幸」が見ごたえもあり、お勧めです。
秋季大祭に先立ち、9月中旬に大島から御座船を仕立て沖ノ島の沖津宮に向かい、まず田心姫神の御神璽を大島の沖津宮までお迎えする神事が行われます。
そして、10月1日に大島の中津宮より神湊まで、沖津宮と中津宮の神興をお運びするのが海上神幸「みあれ祭」です。神湊では辺津宮の神興がお出迎えになり、一年に一度三宮の御神璽が揃われます。

今回の海上神幸は200隻以上の船が並走し、迫力満点でした。

行程は
1日目　自宅～国営海の中道海浜公園見学～玄海ロイヤルホテル【泊】
2日目　「みあれ祭海上神幸」見学～大島見学～玄海ロイヤルホテル【泊】
3日目　宮地嶽神社参拝～宗像大社辺津宮参拝・海の道むなかた館見学～道の駅むなかた～自宅

以上のような行程で、マイカーで巡ってきました。
是非、2泊3日の旅ご覧ください。

エリア 宗像・古賀(福岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

1日目　9月30日（土）

1日目は、「みあれ祭」が行われる宗像市までの移動が中心です。
途中、山陽自動車道・宮島ＳＡにて休憩です。
天気も良く、宮島厳島神社も望むことができました。

順調よく走り、14：15頃国営海の中道海浜公園に到着です。

14：15～15：30、園内を散策です。
公園は非常に広く、駐車場も何ヶ所かあり、間違うと大変な事に。
私たちは、花を見るのが目的でしたので、西駐車場へ。
目的により駐車場を選ぶと良いようです。

国営海の中道海浜公園のマップです。

散策のモデルコースなどは、入口に書いてあったようですが、帰り際に判明。

私たちは、カナールから花時計を経て、花桟敷へ。

正面の花時計には、現在は花は少なかったです。

花桟敷です。
花の名前は忘れました。

花桟敷から子供の広場を通り、フラワーミュージアムへ。
フラワーミュージアム入口です。

フラワーミュージアムから動物の森を経て、西入口に戻りました。

海の中道海浜公園から一般道を経由、1時間15分で今夜のホテルに到着です。
16：45頃　玄海ロイヤルホテルに到着です。
お部屋は、和洋室のお部屋でした。
結構広く綺麗な部屋で、まずは上々の印象でスタートでした。

夕食は、バイキングもあるようですが、私たちは会席料理で予約を。

日本料理レストランにていただくことに。

今日の、夕食メニューです。

量的には多くありませんでしたが、綺麗に盛り付けられ、非常に美味しい夕食でした。
また、接客係りの方々の対応も最高でしたね。
大満足でした。

追加で、活烏賊の造りを頼みました。3,240円でした。

1日目、無事終了です。明日いよいよ本番の「みあれ祭」、楽しみです。

2日目　10月1日（日）

バイキングの朝食です。
この日は、お客様が多く、6：30からいただくことができました。

みあれ祭当日です。
ホテルで確認すると、駐車場は大変混雑が予想されるとのことでしたので、車はホテルに止め置きです。

7：35頃、タクシーで海上神幸が行われる神湊港へ向かいました。
約10分で港に到着です。1,600円くらいでした。

既にたくさんの人が場所取りをされています。
あちらこちらに人がおられ、どの場所が良いのかわかりませんでしたが、岸壁に入れる隙間があったので、そこで場所取りを。
遅くなると、二重三重となっていましたので、ラッキーでした。

遺産群の全景です。

「みあれ祭」の日程表です。
毎年、同じ日に行われるそうです。

みあれ祭の「海上神幸」です。
9：30頃に、沖津宮・中津宮御座船が大島港を出発。
この日は、200隻以上の漁船に並走され、神湊港を目指します。

午前10時過ぎくらいから、船団を確認できるようになります。

まもなく、御神璽を乗せた御座船が神湊港に入ってきます。

10：40頃、神湊港に到着です。
並走漁船は、到着確認後、大島へと戻っていきました。

神湊港で、沖津宮と中津宮の御神璽を迎え、辺津宮と合わせて年に一度三宮の御神璽が揃われます。

「駐輦祭斎行」が行われます。

海上神幸見学後、大島に渡ることに。

11時15分、神湊港発のフェリーで大島へ。

11時40分、約25分で大島港に到着です。

船から、宗像大社中津宮の鳥居を望むことができます。

大島の観光地図です。
赤線及び赤枠の白字箇所が、島内を巡る観光バス「グランシマール」の路線図と停留所です。
また、停留所以外でも手を揚げれば乗ることが可能です。
ただ、フェリー到着と合わせているとのことで、本数は少ないので、時間確認が必要です。

私たちは、大島港発11：50の「グランシマール」バスで、砲台跡に向かいました。（上り坂が多いのでバス利用がお勧めです）

約14分で砲台跡に到着です。

砲台跡では、約50km先にある「沖ノ島」を望むことができます。
この日も微かに沖ノ島が望めました。

砲台跡です。

砲台跡から少し先端に行ったところに、風車展望台があります。

右にかすんで見えるのが「沖ノ島」です。

砲台跡です。

砲台跡から沖津宮遥拝所まではウオーキングで。
バスの乗務員さんが近道の遊歩道を教えてくれたので、約25分で行くことができました。大半が下り坂で楽勝です。バス道路を行くともっとかかるそうです。

沖津宮遥拝所です。
通常、渡島できない「沖ノ島」の沖津宮を参拝するために建てられた遥拝所。
春秋の大祭時にのみ、扉を開け遥か沖ノ島を拝みながら、神事が行われるそうです。

沖津宮遥拝所です。

遥拝所からも、この日は沖ノ島が見えていたのですが、写真には残念、写っていませんでした。

遥拝所から次に向かったのが、大島交流館です。
丁度バスの時間があったため、遥拝所発13：21のバスで大島交流館まで移動です。（約4分でした）

大島交流館は、世界遺産や大島、そして上陸できない沖ノ島を紹介している施設だそうですが、私たちは入らず、海岸線を宗像大社中津宮まで歩くことに。

大島交流館の前の海岸には、「夢の小夜島」が。
夢の小夜島は、室町時代の筑紫紀行に歌われた島で、昔の詩情そのままだそうです。

夢の小夜島付近の海岸では、干潮時にはこのような景色が見れました。
奥まで歩いていくことができました。

大島交流館から、宗像大社中津宮まで歩いて移動です。
平坦な海岸線を歩いて約15分でした。

宗像大社中津宮は、宗像三女神の一神・淵津姫神（たぎつひめのかみ）を祀る神社です。

宗像大社中津宮です。

宗像大社中津宮です。

参拝後、大島港へ戻ります。（徒歩約10分でした）

昼食を食べずに廻っていましたので、船に乗る前に昼食と考えていましたが、食べるところがなく、港で移動のバーガー店がありましたので買うことに。
「漁師バーガー」結構いけましたよ。

大島港14：40発のフェリーで神湊港へ戻ります。

約3時間の島の滞在でしたが、十分廻ることができました。

神湊港へは15：05到着です。

湊でタクシーを呼び、玄海ロイヤルホテルへ戻りました。
15：30頃到着です。
約10分で、1,600円くらいでした。

玄海ロイヤルホテルのロビーです。

ホテルの部屋から見た景色です。

昨日と同じ日本料理レストランでの夕食でした。
今日のメニューです。

夕食は、メニューも変わっており、昨日同様、サービス満点のレストラン、最高でした。

3日目　10月2日（月）

この日の朝食は7時からでした。
8：10頃、ホテルを出発し、宮地嶽神社へ向かいます。
今日は朝から雨、最悪です。

約25分で、福津市にある宮地嶽神社に到着です。

8：35～8：55、宮地嶽神社参拝です。
駐車場がわかりにくかったです、鳥居をくぐっていくと、左手に駐車場がありました。

宮地嶽神社は、三つの日本一を持つ神社として知られているそうです。
一つ目は「大注連縄」、二つ目は「大太鼓」、三つ目は「大鈴」です。

宮地嶽神社の大注連縄です。

宮地嶽神社から約20分、宗像大社辺津宮に到着です。

9：15頃、駐車場は広く問題なく止めれました。（有料です）

宗像大社辺津宮、参道を歩き本殿へ向かいます。

本殿は、この後行われる神事の準備中でした。

宗像大社辺津宮は、宗像大社を構成する三宮のひとつで、女神の市杵島姫神（いちきしまひめのかみ）が祀られています。

宗像大社から200ｍほど離れたところに、「海の道むなかた館」があります。
徒歩でも移動十分可能な距離です。

「海の道むなかた館」は、世界遺産登録推進活動の拠点施設でもあり、館内には宗像・沖ノ島と関連遺産群に関する資料が多く展示されています。
また、お勧めは3Ｄシアターで見る神秘的な沖ノ島です。

再び宗像大社本殿に戻り、神事を見ることに。

11時から行われた「秋季大祭二日祭」（郡内神職奉幣・氏子奉幣・翁舞奉泰）を見学。

「秋季大祭二日祭」（郡内神職奉幣・氏子奉幣・翁舞奉泰）

「秋季大祭二日祭」（郡内神職奉幣・氏子奉幣・翁舞奉泰）

「秋季大祭二日祭」（郡内神職奉幣・氏子奉幣・翁舞奉泰）

「秋季大祭二日祭」（郡内神職奉幣・氏子奉幣・翁舞奉泰）

12：00頃、宗像大社辺津宮を出発、道の駅むなかたに向かいます。

12：10～12：50、「道の駅むなかた」にて昼食休憩をとり、帰路に着きました。
大雨に見舞われた帰路でしたが、無事22：15頃自宅に到着。
全行程1,161kmのドライブ旅行で、初めて見たお祭りに感動。

是非皆様にお勧めしたいお祭りです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。