ヨーロッパ周遊、夫婦2人旅。メインはクロアチア。時期が年末になったのはクリスマスを狙ったわけではなくお互いの休みが合うところの都合から。ざっくりの経由地は2人で相談し、交通手段の手配は夫におまかせ。わたしはひたすらbookingで宿を取る係。<br /><br />期間12.22～12.28 5泊7日。<br />1日目成田→フランクフルト→ドゥブロヴニク（JAL&クロアチア航空）<br />2日目ドゥブロヴニク→スプリット（高速バス）<br />3日目スプリット→カルロバッツ（鉄道）<br />4日目カルロバッツ→ザグレブ→リュブリャナ経由コペル（バス&鉄道会社運行のバス）<br />5日目コペル→トリエステ経由ヴェネツィアからユーロナイト乗車（タクシー&鉄道）<br />6日目ミュンヘンからICEでフランクフルトへ。JALで出国<br />7日目帰国<br />普段は1週間なんてみみっちい休みで海外に行かない夫が私の休みにあわせてスケジュールを立てたらえらい強行スケジュールに。毎日4時間ぐらいは乗り物乗ってた。<br />小さなトラブルはクリスマス期間で窓口があかなかったり、乗りたいバスがなかったり。大きなトラブルはユーロナイトが5時間遅延して帰国便にのれるかドキドキしたこと。<br />ユーロナイト？ナイトジェット？とりあえずユーロナイトだと言って乗せられたので文中はほぼユーロナイトで記載しています。<br /><br />旅行記は各都市ごとに分けて全部で６つ。

クリスマスのヨーロッパ弾丸周遊⑥終クレイジーに遅延なユーロナイト

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2016/12/26 - 2016/12/27

1663位(同エリア4193件中)

エリア

ベネチア(イタリア)

トリエステの駅を発車。
ヴェネツィア訪問は２回目。
この海の上を走る鉄道にまた乗りたかったのが今回の旅の目的のひとつ。
サンタルチア駅到着。駅の有料クロークに荷物を預けお散歩へ。

念のため予約しているミュンヘン行きのユーロナイトを時刻表でチェックしたら記載がなく一抹の不安をかかえつつ…。
なんか昔来た時より人が多い気がするけど気のせいかな。駅前は人の渦。
約6日間ドゥブロヴニクから回り道で900km移動し色々な景色を見たけれどそれでもヴェネツィアの美しさには胸を打たれた。

ヴァポレットへ乗船しサンマルコ広場をめざす。
サンマルコ広場から歩いて駅まで戻る予定のため、1回券を購入。7€くらい…高くない？値上がりしてない？
7€も移動手段と思わず景観を楽しむものと思えば安いものかもしれない。ギュウギュウのヴァポレットでうまいこと端をゲットし日の暮れて来たカナルグランデをクルーズ気分。
ゴンドラは乗船せず。
ゴンドラには夢がありすぎて逆に乗るのをためらわれ乗ったことがない。ウンディーネさんもいないし、細い水路もとおってくれないのだもの…。

前回は溜め息橋が工事中だったので今回は見られて嬉しい。
屋台のお面。
一度は泊まってみたいホテルダニエリ。
小腹が空いたので、パニーニ食べながら乾杯。
日も落ちて来て、サンマルコ寺院の背景の空もマーブル模様。
ヴェネツィアにきたらカフェフローリアンに行かないと！
ケーキセットを注文。
カフェを終えて店を出る頃にはまっくら。18時ごろかな。
サンマルコ寺院わきの大きなツリー。
道端のディスプレイの装飾の凝った小さいツリーも可愛い。
ポメちゃんがひとりでうろうろしてたんだけど大丈夫だったかな…。
夜のカナルグランデも綺麗。
ちょこっと晩御飯食べたいなーと駅に向かいつつうろうろしていたら路地裏への案内看板に心惹かれ辿ってみる。
曲がり道。
トラットリア！
しかしユーロナイトの時間があるので、こういうところはゆっくりご飯をするところだよねーと断念。次に来た時には是非入ってみたい。
これの記載にあたりちょっとググったら、魚市場の横の入り口の可愛い店のとこだ！裏口なのかな…？わりと有名店のようです。
これは前の時に撮った写真。表口も裏口も撮ったからこんどは中入らなきゃ…！
とりあえず元の道を戻る。
てっきとーに入った店が中国人の方の経営の店で、流れてるテレビも中国のもの…ここイタリアじゃないwwwと笑いつつ缶詰系の味のミートソースのパスタを食べた。
駅に向かって適当に歩いていたらやや道に迷う。
20時頃にサンタルチア駅到着。
電光掲示板にて21時ごろのミュンヘン行きをチェックするも表示されない…。まさか知らないうちに欠便とかだったらどうしよう⁉︎翌日が帰国便の為、何が何でも明日の昼過ぎまでにはフランクフルトに着かないといけない。最悪ジローナあたりまで出て宿泊か…？とソワソワしながら窓口に確認。
大丈夫だと言われホームを教えてもらい、モナコ行きと電光掲示板には表示された電車に近寄る。
予約している番号の車両に近づくと、扉にミュンヘン行きの表示が！ここでやっと安心。車両ごとに行き先が違うようで、ウィーン行きとくっついていた。モナコ行きの車両はなかったような気もするけど…謎。
予約はコンパートメント！入ると、ワイン、水、ゼリーとアメニティの袋がお出迎え。
アメニティ袋の中ははタオル、スリッパ、お菓子…など。
ちょうど2016年の12月から開始のNightjetという列車らしく、デザインが気合い入ってる。車窓からの景色のタオルが可愛い。家で普通に使ってるけど、水の吸いがやや悪いのが難点。
二段ベッドの上からの眺め。
発車したら、売店で買っておいたビールで乾杯。もちろんワインも飲んだ。

ミュンヘンへの到着は6時10分予定、車掌さんに5時半には起こして朝食を運ぶからコーヒー紅茶どっちがいいか？と確認され紅茶をオーダー。
起きたらミュンヘンだな！と就寝。
起こされる前に起きよう、と5時20分頃にアラームをかけ起床したが車掌さんが起こしに来ない。どことも知らぬ駅で停車しっぱなしでなんだか不穏な気配。

WiFiの携帯はしてなかったので、ネット環境はないけど地図上の現在地の確認はできた為見るとオーストリアのど真ん中。ミュンヘンに向かってないよどういうこと！と動揺。電光掲示板を見ると300分遅延の文字。わたしらが寝てる間に何があったんだ。
ほどなくして電車は出発。
ミュンヘンからフランクフルトに行く6時52分のICEを予約してくれていたけど明らかに無理。ミュンヘン-フランクフルト間は約3時間。フライトが19時50分のため、16時ごろでまでには空港に辿り着かなければならない。
帰国便に間に合うのか…と悩ましいけど、時刻表を調べたりもしようがないので、とりあえず景色見ようや！と下段のベッドでごろごろしならがら車窓からの景色を堪能。この写真は明るくなってきてから撮ったものだけど、暗いうちは山並みに降るような星空がすごかった。
無駄に通りすがりの駅を撮影。
9時ごろ？に朝食を渡される。クロワッサンとコーヒー。紅茶頼んだんだけどな。
朝食の1時間後ぐらいに、サービスでジュースとかサンドイッチをワゴンで配ってた。予定外の遅延だからみんなお腹すくよね。

時間も余ってるしらシャワーでも入るかと行ったらタンクが尽きたのか水が出ず。トイレもえらいことになってた…。
ザルツブルクにて他の列車と切り離すためしばらく停車。外に出てみても良かったんだけど万が一置いていかれたら悲惨なので車内待機。
ザルツブルクまできたらすぐにドイツ。エンジン部が変わったのか、急にスイスイと高速で走り出す。
日も登ってきて車窓からの景色が綺麗。思わず世界の車窓からのテーマを口ずさむ。
ミュンヘンに到着。
DBの窓口に駆け込みフランクフルト行きの列車を確保（同行者が）。
はじめは5時間も前の予約票持ってお前らどこで遊んできたんだ？とおもわれようだけど状況を把握した窓口のお兄さん頭抱えて「クレイジー」と連呼していた。さすがに5時間遅延はヨーロッパでもクレイジーなのか？次に発車するフランクフルト行きのICEに振り替えてもらえた。
ユーロナイトがクレイジーに遅れたから一部返金されるけどEU圏に口座が必要との案内をしてくれたけど、そんな口座あるかーい！帰国後、同行者が日本の口座に振り込んでやーと無茶振りなお手紙を書いたらDBの割引券が返ってきたらしい。

フランクフルト行きのICEまで待ち時間30分、乗り遅れたらもう帰国できない…のに同行者がミュンヘンは初の為「駅の周り散歩しようぜ」と言い出し駅のまわりをぐるり。この人ちょっと頭おかしいなーと思いながらわたしもついていき、「オクフェスで飲みすぎてトイレすごい近くて、トイレ探してここでこけた」といらん案内をする。
ICEはWiFiも飛んでて快適だった。無事フランクフルト中央駅に到着。時刻は15時、ほんとは10時に着く予定だったんだけどなー…。
フランクフルトのお散歩時間が6時間ぐらいある設定だったので、ほぼそれが食われた感じ。駅近のスーパーで買い物だけして空港へ。
フランクフルトは初だったのでちょっとお散歩したかった…。
無事当初の予定通りぐらいに空港へ到着しチェックイン。なんとエコノミーからビジネスにグレードアップ！わたしは海外旅行に詳しくないので初めて知ったんだけどたまにあることだそうで。帰国してからあれこれ調べてへぇってなった。

5時間遅延なアンラックをここで挽回した感じ。
ラウンジでシャワーも入りさっぱりすっきり。ビール飲んで飛行機待機。
JALのビジネスはえっらい快適だった！！
ウェルカムシャンパン付き、ご飯美味しいし、アメニティ面白いし、フルフラットマットレス付き。機内食食べたら速攻で寝落ちてあっという間に帰国できた。
将来お金持ちになったら自力で乗りますね…。

5時間遅延はほんと帰国できないんじゃ⁉︎と思ったけど、トータルとしてはとても楽しい旅でした。同行者は「今までは帰国の前日には空港のある都市に着くようにしていた、帰国の日にその都市に着く計画は危険だ」と反省していた。わたしのかつかつの休暇にあわせさせてすまんね。