2017/09/15 - 2017/09/26
1位(同エリア63件中)
コージさん
ついに以前から念願だったアイスランドを訪問することができました。
絶景スポットをレンタカーで周りたいと思っていましたが、右側通行に不安があったので、これまで訪問を躊躇していました。しかし、何度もハワイを訪れるうちに運転に自信がついてきたので、今回思い切って長年の夢を実現させることにしました。
アイスランド観光のピークは7、8月で、パフィンを見たければ6月か7月が良さそうでしたが、9月中旬以降ならオーロラが見えるかもしれないと思い、この時期に訪問することに決めました。
滞在中はほとんど毎日雨が降り、晴れ間が見えたのはわずかな時間でしたが、数々の絶景はもちろん、オーロラも見ることができ、また、北部のMývatn周辺では秋の気配も感じられて、とても満足のいく旅になりました。
9月15日(金)成田発、フランクフルト経由、ケフラヴィーク空港着
9月16日(土)レイキャビク散策、同地泊
9月17日(日)ゴールデンサークル周遊、Selfoss泊
9月18日(月)南部地域の前半を観光、Kirkjubæjarklaustur泊
9月19日(火)南部地域の後半を観光、Höfn近郊泊
9月20日(水)南部地域の後半を観光、Höfn近郊泊
9月21日(木)Egilsstazirへ移動、同地泊
9月22日(金)Mývatn周辺を観光、Akureyri近郊泊
9月23日(土)Snaefellsjoekull半島のGrundarfjordurへ移動、同地泊
9月24日(日)Snaefellsjoekull半島を周って空港へ移動、同地泊
9月25日(月)ケフラヴィーク空港発、フランクフルト経由で帰国
9月26日(火)成田着
前編ではレイキャビクとゴールデンサークル、南部の滝などをご紹介しましたが、後編ではJokulsarlon氷河湖やMývatn周辺、Snaefellsjoekull半島などをご紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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こちらが今回の行程の概略で、赤い矢印が後編部分です。
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アイスランド4日目の後半と5日目はJokulsarlon氷河湖とHöfnの間をいったり来たりして過ごしました。氷河トレッキングをする場合を考えて2日滞在することにしたのですが、結局しなかったので1日で充分でした。
Jokulsarlon氷河湖では、最初に水陸両用の遊覧船に乗って氷河湖を見て周りました。船には屋根がついていないので、天気が良くて幸いでした。
湖の岸辺の駐車場の奥に小屋がいくつか並んでいて、その一番奥がチケット売り場でした。船は頻繁に出ているので、特に予約は必要ありません。一人ISK5,500払ってチケットを買うと近くにある船着き場の列に並ぶように指示されました。 -
出発してしばらくすると、お姉さんが氷を見せて何やら説明しています。
私たちが乗った遊覧船は、氷河に間近に迫るわけでもなく氷山に近づくわけでもなかったので、見られた風景は岸辺で見るのと同じでした。分かっていても結局乗ったとは思いますが.....。
この氷河湖のツアーは、我々が乗った水陸両用船によるものとゴムボートによるものがありました。ゴムボートの方が氷の近くに寄れそうに思えますが、座ったままの姿勢で遊覧しなければならない反面、水陸両用船は陸上走行中は着席しなければなりませんが、湖上に出ると席を立って景色を眺められるので、自由度が高かったです。 -
氷河湖の北側には氷河が見えています。
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西側にも雲の隙間から氷河が見えます。
遊覧船は、イマイチでしたが、ここの景色は青い氷の浮かぶ湖とその向こうに広がる二つの氷河を一度に見ることができて、とても素晴らしいものでした。ただし、とても寒いので暖かい服装が必要です。また、カメラのバッテリーはすぐに上がってしまうので、予備を持っていた方が無難だと思います。 -
岸の近くにアザラシが現れました。
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湖から海への出口付近には大きな氷が密集していて、その上をカモメが沢山飛んでいます。
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魚をキャッチ!
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氷河をバックに飛ぶカモメ。
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4日目と5日目の宿はJokulsarlon氷河湖から50km、Höfnから30kmの1号線沿いにある、Brunnholl Country Guesthouseにしました。
この宿を選んだのは失敗でした。Jokulsarlon氷河湖では夕日に照らされてオレンジ色に光る氷を見たいと思っていたのですが、帰りの真っ暗な夜道を50kmも走るのは危険です。また、宿の付近が雨だとわざわざ行ってみる気にはなりませんでした。宿の近くでは雨が降っていてもJokulsarlon氷河湖では青空が見えることもあったのですが.....。
湖から10分程度のところにもホテルがあるので、そちらにしておけばよかったと後悔しました。
ただ、立地を別にすれば、居心地自体は良かったです。夕食は、メインを頼むとサラダバーとスープがついてくるスタイルでした。 -
ここはメインの選択肢がとても少ないので、私は2晩ともチーズバーガーにしました。普通に美味しかったです。
家内はタラの蒸したものやピザを頼みましたが、可もなく不可もなくだったそうです。 -
湖とホテルの間は湿地帯が広がっています。
途中、景色が良いところがあったので。車を止めて景色を眺めました。
観光スポットでなくても景色の良いところが道端に転がっているのが、アイスランドのすごいところです。 -
崖から行く筋もの滝が落ちて来ています。
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白鳥の群れがいました。
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5日目の夜10時過ぎから晴れて来て、北の空にはボンヤリとオーロラが見えました。
オーロラは肉眼では白い雲のように見えました。星が透けて見えるので、雲との違いを見分けられます。このオーロラはごく薄いものでしたが、怪しいなと思ったので、カメラを覗くとすぐに判りました。
雨ばかり続いていたので、9日間もいるのに一度も見られないかも、と不安に思っていたので、こんなものでも見ることができて一安心です。
このように、オーロラは都合の良い時間にでるとは限らないので、見たければ郊外に宿をとって、そこの庭で待機するのがお薦めです。街に泊まって郊外に出かけるのは、今回の旅の最後の方で一度チャレンジしましたが、とても大変で2度とやりたくありません。 -
天の川の右下にうっすらとオーロラが見えています。
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6日目の朝です。この日はEgilsstazirに移動します。ホテルの庭に出て見ると、これから行く東の方は天気が良さそうです。
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これまで日中は天気が悪くて気がつかなかったのですが、ホテルの山側には氷河が見えています。
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1号線を海岸線に沿って東へ向かいます。Höfnを過ぎて5分程度行ったところに、Almannaskarðsgöngという氷河が見える展望台があったのですが、あいにく西の方は天気が悪く、景色を楽しむことはできませんでした。
こちらは、Höfnを過ぎて30分ほど走った辺りで見えた景色です。 -
Höfnを過ぎて40分くらいすると、Hvalnes nature reserveに到着しました。
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なかなか雄大な景色です。
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Egilsstazirに向かう途中で見かけた羊です。ここの羊は角が生えています。アイスランドでは至る所に羊が放牧されていました。
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Egilsstazirの宿、Guesthouse Olgaに着きました。
ここまでの道中にも景色の良いところはあったのですが、車を停められるところがうまい具合に見つからなかったので、ほとんど写真を撮っていません。返す返すも残念です。観光に配慮してビューポイントなどを設けてくれると良いのですが、人口33万人の国に2016年は180万人もの観光客が押しかけ、社会問題にまでなっている現状では、さらに観光投資をするモチベーションは低そうです。
また、途中で1号線を離れ95号線を走って峠を越えましたが、もっと手前で939号線を走れば峠越えがない上に、ショートカットになるのでもっと楽だったかもしれません。 -
ラッキーなことに宿の隣が街で一番人気のレストランCafe Nielsenだったので、こちらで夕食をとりました。
Egilsstazirは、これまでのところとは違って、木が沢山植えられたとても綺麗な街でした。アイスランドは、元々は木が生えていたのですが、入植者が薪にするために伐採した結果、今日の姿になってしまったのだそうです。そこで現在、緑の国土を取り戻すための植林運動が展開されています。ただし湿地や土漠が多く、樹木が育つ土地は限られているでしょうから、ここのような土地に集中的に植林することになるのかもしれません。 -
前菜のロブスター・スープです。とても濃厚で美味しかったです。
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家内が注文した鱈のバター・ローストです。
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私のメインのラムです。やはり臭みがなく間違いのない美味しさです。アイスランドでお肉を食べたくなったら、ラムを注文するのが無難なようです。
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7日目は、Mývatn周辺を観光しつつAkureyriに向かいます。Mývatnに近くまでは、ほとんど土漠と言って良いような荒野が続きます。
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ホテルを出て2時間ほどでDettiifossに到着しました。
Dettiifossには川を挟んで東と西に駐車場がありますが、東側の道(864号線)は未舗装で時間がかかるそうなので、西側の862号線を走って駐車場に到着しました。
全体を見渡せないのが残念ですが、すごい迫力です。左上に対岸の人が小さく映っています。 -
途中、1号線沿いにある温泉地帯Hveraröndに立ち寄ってから860号線に入ってGrjotagja Caveにやって来ました。
洞窟の中に池があり、以前は温泉だったそうですが今は入浴禁止だそうです。青い水が綺麗でした。 -
Grjotagja Caveを過ぎると860号線から848号線に入り、Mývatnの南岸に沿って進みました。
途中で見かけた牧場です。 -
Höfðiと呼ばれるあたりは紅葉が見られて、これまでのアイスランドとは趣の異なる景色を楽しめました。
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Höfðiの遊歩道です。とてもアイスランドとは思えません。
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Skútustaðagígarと呼ばれるところです。牧場の向こうに小さなクレーターが並んでいます。
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途中の景色です。湿地帯を小川が流れています。
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848号線から1号線に戻ってしばらくするとGoðafossに着きました。
ここは滝の全景が見られるし、水も綺麗なのでとても気に入りました。 -
滝の上流にも簡単にアクセスでき、間近で滝を楽しめます。
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1号線を西に進むとAkureyriが面するフィヨルド状の湾に突き当たります。そこから少し道沿いに南に行ったところに今晩の宿、Hótel Sveinbjarnargerdiがあります。
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ホテルのレストランのテラスからの眺めです。
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ここの夕食はビュッフェでしたが、具沢山のチキンスープがとても美味しく、思わずお代わりしてしまいました。
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ホテルの方はスモール・ビュッフェだと謙遜していましたが、確かに品数は多くないものの、美味しくいただけました。
また、ここは部屋代がISK15,000と安い上に、夕食がISK2,900、ビールがISK500と格安だったのも嬉しかったです。
ホテルの背後は山ですが、海に面した西側は視界が大きくひらけていて、オーロラ鑑賞にはうってつけの好立地です。 -
夕焼けが見えたので、今夜はオーロラが期待できそうです。
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ようやくオーロラらしいオーロラを見ることができました。
肉眼では東西に延びた白い雲のように見えましたがしばらく見ているとうねうねと形を変え、また、星も透けて見えていました。 -
8日目はSnaefellsjoekull半島の小さな街、Grundarfjordurに移動しました。朝から雨が降っていました。
今回最長の419kmの移動です。1号線から60号線、54号線と進みましたが、54号線のかなり長い区間が未舗装で運転に苦労しました。カーナビはBorgarnesまで1号線を行ってそこから54号線を北上するコースを薦めていたのですが、これまでも何度も変なルートを薦めていたので無視していました。今から考えるとそちらのルートの方が道が良いので早く着いたと思います。 -
それでもなんとか6時間ほどでこの日の宿、H5 Apartmetsに到着しました。流石にこの日の移動はキツかったらしく、ずっと助手席で寝ていた家内も疲れたと言っていました。
居間が広くて快適でした。 -
荷ほどきをすませると、早速、町から5分程度のところにあるKirkjufell山にやって来ました。ガイドブックに載っている典型的なアングルで滝を入れて撮ってみました。
ここはオーロラ撮影の名所だそうで、この景色の後ろにオーロラを入れたものが、「地球の歩き方」に載っていました。 -
別の角度からもう一枚。
夕食は街で一番人気のBjargarsteinnに行って見ましたが、9時まで満席とのことで、近所のピザのお店に行きました。
雨が降っていたので期待はしていなかったのですが、万一オーロラが見えると後悔すると思い、ビールも飲まずに待機していると9時半頃に雨が止み夜空に星が一つ見えました。早速山に向かいましたが、ホテルを出た途端にまた雨が降りはじめました。たった5分の道のりのはずなのに、真っ暗な夜道は思いのほかストレスがあり、やはり夜中にホテルから離れたところにオーロラを見に行くのは現実的ではないなと実感しました。 -
こちらは翌朝のKirkjufell山です。
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昨日よりも雲が少ないのでもう一度撮影したかったのですが、なんと滝に行く途中の道が冠水していました。ここは海とつながっているので干満の関係で滝まで行けなくなるようです。なかには足が水に浸かるのを物ともせずに渡っている人もいましたが.....。
ぐるっと遠回りすれば行けそうにも思えましたが、あまり家内を待たせるわけにもいかず、撮影は断念しました。 -
アイスランド最終日の今日はSnaefellsjoekullを一周して、翌日早朝のフライトに備えて空港のホテルに向かいます。
途中の岸辺に、カモメが集まっていました。 -
この日は一日中霧雨が降っていたので視界が悪く、結局観光したのはこちらのLondrangarだけでした。
我々のように北から来ると最初にビジターセンターがあるのですが、そこからの眺めは良くなくて、もう少し南に行ったところにある駐車場の先の展望台から見たのがこの景色です。雨の日ならではの迫力のある景色ですが、真正面から雨が吹き付けるので、のんびり眺めていられないのが辛いところです。 -
空港のホテルに行く前に、Blue Lagoonに立ち寄りました。建物の入り口の左手に利用者でなくても入れる遊歩道があって、青い温泉を眺めることができました。
9日間に渡ってアイスランドを一周した旅もこれで終わりです。天候に恵まれなかったので、見逃した景色も多々あったと思いますが、他では見ることができない絶景の数々はとても印象に残りました。
出発前は慣れない右側通行での一周旅行には不安もありましたが、アイスランドの道路は直線が殆どでしたし道順も単純だったので、さほどストレスは感じませんでした。
今回はパフィンを見ていませんし、晴れた日の景色をもう一度見て見たい気もします。将来6月か7月頃にまた来てみるのも良いかな、と思います。
最後まで私達の旅にお付き合い下さり、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ぽわるさん 2018/10/27 20:59:30
- アイスランド行ってみたくなりました
- どれもこれもきれいな風景
旅行先として行きたかったというのがよくわかります
私もいつか・・・の目的地にしようかしら
- コージさん からの返信 2018/10/28 15:14:15
- Re: アイスランド行ってみたくなりました
- わざわざコメント下さり、ありがとうございます。
アイスランドは、ガイドブックに載っている景勝地も見応えがありますが、移動中の車窓から見える風景も独特な美しさがありました。また、見所が南部に集中していますので、それほど日数をかけなくても一通り見て回れます。是非一度ご訪問下さい。
実は昨年見逃した場所が多々ありますので、来年の6月に再訪すべく現在計画を練っているところです。実現しましたらまた旅行記を投稿いたしますので、ご覧頂ければ幸いです。
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- りんりくあいちゃんのママさん 2017/10/07 11:16:53
- はじめまして
- あまりの写真の美しさに目を奪われ何度も繰り返し見てしまいました。
とても素敵ですね!
私は寒い地域に行ったことがないのですが、こんな景色を肌で感じるために行ってみたい!に変わりました。
どの写真もブルーの色が様々で美しくパソコンの前でジーンとしました。。
素敵な旅行記をありがとうございます。(^^)私もいつか行ってみたいです!
- コージさん からの返信 2017/10/09 22:58:44
- RE: はじめまして
- わざわざコメント下さり、大変ありがとうございます。
今回のアイスランドは、天候に恵まれませんでしたので、帰国して以来、再挑戦したい気分が盛り上がっています。いつになるか判りませんが、パフィンにも会いたいですし.....。
りんりくあいちゃんのママさんの行かれたアンテロープキャニオンも素敵なところですね。いつか行ってみたいです。
そうそうあちこちに旅する訳にもいきませんが、行ってみたいところがあるっていうのは、夢を与えてくれて良いですよね。
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