瀬戸内の島・サイクリング行

2017/09/08 - 2017/09/09

瀬戸内海はしまなみ海道を中心に自転車のツアーが盛んだ。私も因島大橋など何回かサイクリングをした。今回はレンタカーを使わず、JRを乗り継いで１泊２日で２つの島にわたり、いずれも自転車で走ってみようという計画。

まずは竹原からフェリーに乗って大崎上島へ。周囲３０㌔になんなんとする大きな島だ。なんと大阪から新幹線・JR各停を乗り継いで４時間半ほどかかった。広島直行なら２時間もかからないというのに。しかし瀬戸内の多島美を眺めながらのローカル線も味のあるもの。

PM１時前にやっと大崎上島に着く。さっそくお目当てのレンタサイクルへ。何せアップダウンもあるし、距離も長いので電動を借りることにする。あちこちポイントを見ながら、往復走ること４時間ほど。距離にして２４㌔ほどだろうか。

あくる日はまたJRとフェリーで大久野島へ。野生のウサギで売り出し中の島だ。土曜日とあって、家族連れや外国人で大賑わい。しかしもう一つのこの島の顔は、昔から毒ガスが作られ、地図からも抹消されていたということだ。その戦争遺産を自転車で回るのがここへきた狙い。
こちらは小さな島なので、走行距離もさほどでなかった。２つの島を自転車でめぐる旅。「たまにゃいいもんさ～」

エリア 竹原(広島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

いざ大崎上島へ。

３０分かからず島に着く。

サイクリングのはじまり。自転車道はないが、車も少ない。

ほどなく岡本醤油に着く。見学を奨励されているということで、すべて見せていただく。麹が発酵した匂いが心地よい。

「海と島の歴史資料館」明治の豪商のお屋敷だ。当時のまま残されているのがすごい。

木造５階建ての建築。はじめは４階建てをたてるつもりが台風で壊されて、縁起が悪いということで、五階にしたという。

山田洋二監督の「東京家族」という映画が２０１２年につくられ、この島のあちこちでロケがあったそうだ。

同じく映画のロケ地。

木江（このえ）の古い街並み。潮待ちの港、定番の色街。

何とも穏やかな瀬戸内の海岸。

「木江ふれあい郷土資料館」入口はけばい感じながら、中に入ると資料なども充実している。

建物全体が船を模してつくられている。山の上に見えるのが泊まった木江温泉「清風館」

２日目。大久野島へ。

今度は電動にあらず。そこかしこにウサギが。

毒ガス貯蔵庫の名残り。戦後アメリカによって処分されたという。

日露戦争からの砲台跡。こうした戦争遺産が島中に残る。

これも同じ。

保存は全くなされておらず放置されたまま。

発電所跡。何とかしてもよさそうなものだが。

トンネルの向こうに造船所が見える。

やはり砲台跡。このほかに「毒ガス資料館」の見学がおすすめ。時間をかけて戦争を学びたい。

時間は前後するが、宿から見た日の出。AM５時５３分。

福山で乗りつぎに時間があったので、福山城の天守閣へ。