2017/09/09 - 2017/09/09
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nakaohidekiさん
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和歌山市に本店を置く紀陽銀行は県内随所に支店お置いている。7月初旬、その御坊駅前支店に行ってみると、入り口の近くにクラッシクコンサートのチケットが当たるパンフれっちが置いてあった。何でも応募してみる僕としてはいつものように何気なく応募したのである。するとどういうわけか当たってしまった。こんな幸運もあるのである。
九月九日の土曜の夜、このコンサートに行ってきた。場所は和歌山県立文化会館。
コンサートは紀陽文化財団主催する紀陽コンサートと銘打ったコンサートである。今年で四十四回目を向かえるという。こんなコンサートがあるということも知らなかったのであるが、チケットが二枚も当たるとは我が運もなかなかのものである。その夜、勢い勇んで出かけたのである。
出演は日本センチュリー交響楽団、指揮は飯森範親、ピアノは村田千佳であった。
プログラムは、ベートーベン歌劇『エグモント序曲』、モーツアルト『ピアノ協奏曲第二十番ニ短調』、ベートーベン『交響曲第三番「英雄」』の三曲である。
およそ2000人の会場は二階席まで満員であった。僕が当たった席は一階の真ん中よりやや右の席でけっこういい席なのである。東京や大阪のコンサートホールなら一万円~二万円はすると思われる席である。そんな席での生のクラシック音楽は身が清められる思いがした。席に着いたとき、電気を使わない生の楽器の演奏を聴くのは何年ぶりだろうと思った。たぶん佐村河内守氏の事件のとき、横浜でコンサートを聴いたとき以来だと思う。
しかし、やはり生楽器の演奏はいいものだと思った。それは素晴らしい感動を生む。以下、それの要点のみを記す。
ベートーベンの『エグモント序曲』は、いかにもベートーベンらしく重厚で荘厳な音色を響かせる。
二曲目のモーツアルトのピアノ協奏曲。これは流麗にして華麗である。しかし、ピアノが不満。村田千佳が弾くピアノの音がやや硬いのである。モーツアルトが硬くてどうする!、と思った。村田千佳は男か?、と思ってしまったのである。もっと流麗に、が僕のモーツアルトなのである。
最後にベートーベン『交響曲第三番「英雄」』。これは、金管楽器、木管楽器、弦楽器等のコントラストが素晴らしく生の音楽の魅力を充分伝えていた。この音はどんないい音響の電気機器でも伝えられないと思った。やはりアコースティックはいいものだと思った。
真の芸術に触れたいい夜であった。
日々の過ごし方の中で、芸術の秋もいいものである。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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