2017/07/11 - 2017/07/11
850位(同エリア1663件中)
つきじさん
青春18きっぷの有効期間が開始する前に、北海道&東日本パスを使って、道東・道北を普通列車で回ってきました。ローカル線らしさを満喫できるのはやはり北海道です。
初 日:旭川-(石北本線)-網走
2日目:網走-(釧網本線)-釧路-(根室本線)-帯広
3日目:帯広-(根室本線)-富良野-(富良野線)-旭川
4日目:旭川-(宗谷本線)-南稚内
5日目:南稚内-(宗谷本線)-旭川
3日目は帯広を出発し、スタート地点である旭川に戻ります。
新得-東鹿越間は現在も不通になっており、この区間は代行バスが運行されています。
- 旅行の満足度
- 4.0
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帯広での宿泊はコンフォートホテルです。
帯広のホテルにはモール温泉大浴場が付いたホテルが多いのですが、こちらはありません。その分宿泊料が他のホテルと比べて安くなっています。
非常にきれいなホテルです。 -
おにぎり、パン、ちょっとしたサラダ、ソーセージ、ゆで卵、味噌汁程度の朝食ですが、無料なら十分な内容です。
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新得で代行バスに乗り継ぐだけならもう一本後の列車でもよかったのですが、新得で少し観光もしたかったので一本早い列車に乗ります。
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車両はキハ40系です。平日の通勤・通学時間帯ということもあり、高校生が結構乗っていました。
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根室本線のこの区間は、特急列車では何度か通ったことはありますが、各駅停車で通るのは初めてです。
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神戸にある御影とは関係ないようで、御影石の産地だったことから名付けられたそうです。
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秘境駅というわけではありませんが、なかなか趣のある駅が続きます。
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十勝清水駅は特急「スーパーとかち」の全列車と、「スーパーおおぞら」が一往復だけ停車します。
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特急通過の待ち時間を利用して駅の改札外へ出てみました。
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一日上下各1本だけが停車する「スーパーおおぞら」がやってきて、すぐに発車していきました。
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列車内の各ボックス席にいた高校生は、この十勝清水駅で全員がいなくなりました。
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新得駅に到着です。帯広を出て1時間11分です。
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駅前に代行バスの乗り場があるので、時間を確認しておきます。
次は10時49分で、2時間ばかり時間があります。 -
駅前にある火夫の像。台座には、SL(9600系)の前部扉の複製があしらわれています。
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その名の通り駅前にある新得駅前温泉。約60キロ離れたトムラウシ温泉からお湯を運んでいるそうで、入ってみたかったのですが14時からの営業ということで断念
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駅舎と一体となった新得商工会。こちらの一角に新得町観光協会があり、レンタサイクルできます。
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観光協会で鍵を借りて、自転車を置いてある駐輪場へ。駅前の駐車場の一角にありすぐです。
このレンタサイクル、電動は有料ですが、それ以外は無料です。 -
狩勝峠の方へ自転車を走らせます。やや勾配があります。
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ものの10分(距離にして1㎞)でSL広場に到着。D51が静態保存されていました。
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ここを起点として旧国鉄狩勝線跡を整備した散策路である「狩勝ポッポの道」が旧新内駅までおよそ10㎞続いています。
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すぐそばには現在の根室本線が通っています。
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代行バスの時間までまだだいぶあるので、行けるところまで行ってみることにします。
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散策路は未舗装ですが、自転車でも問題なく走ることができます。
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小さな橋梁もあったりして、なかなか雰囲気あります。
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散策路沿いに放置されたこれはおそらくジープかな。
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1時間ちょっとサイクリングをして新得駅に戻ってきました。新得といえば蕎麦ですが、ちょうど駅蕎麦も開店していていただくことにします。
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シンプルなメニュー構成。列車内にも持ち込めるようですね。
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山菜そばをいただきます。
濃い灰色の太い蕎麦であまりコシがないタイプです。ちょっと濃い目のつゆで、個人的な好みならダシも麺も音威子府の駅蕎麦に一票です。 -
立派な観光バス仕様です。10時49分の便は、富良野方面へ向かうのでしょうか大きなスーツケースを持った中国人観光客を含め、座席は3分の1近くが埋まっていました。
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途中時間調整で落合駅に10分程停車しました。
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みなさんゾロゾロとバスから出て、駅の写真を撮ったり、トイレに行ったりしていました。
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もうこのまま運行が再開されなければ、この案内板も朽ち行くままになるのでしょうか。
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幾寅駅到着。ここで途中下車。
あの名作「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台となった駅(映画では幌舞駅)で、ロケに使われたセットがいくつも残っています。健さんファンでなくてもなかなか見ごたえがあります。
駅舎の名前も映画での駅名である「幌舞駅」の名になっていますね。
ここで降りたのは私一人で、乗ってきた人もいませんでした。 -
非常にきれいに片づけがされている待合室の中も映画一色
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待合室にある時刻表も映画の中での時刻表です。
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待合室の一角では映画撮影関連の写真や小道具、出演者のサインなどが展示されています。また、メイキングビデオも流されていますが、入場は無料です。
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映画ファンならずとも楽しめ、また懐かしい雰囲気を味わえます。
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幾寅駅のホームは待合室を抜けて小さな階段で上がったところにありますが、この佇まいが映画の終着駅「幌舞駅」の雰囲気に合うということで、ロケ地に選ばれたとも聞いています。
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駅前の広場を取り囲むように映画のロケーションセットが保存されています。
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映画ではキハ12として登場したキハ40
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一部分(前頭部)だけが設置・保存されています。
手前は確か志村けんが喧嘩した食堂だったかな。 -
保存車両の中にも入ることができます。
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駅に忘れた人形を取りにきた女の子と高倉健演じる駅長乙松が出会うシーンで使われた便所
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いずれのロケセットも保存状態は良く、見ているだけで懐かしくなります。
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北紡毛糸のホーロー看板が目立つ赤レンガ倉庫。あまり記憶がありませんがこれもロケセットのようです。
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ひらた理容店のセット
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次のバスは3時間後。駅前には食事処もありますが、あまりお腹も空いていないし、時間をつぶすにも他にあまり見るところもないので、次の東鹿越駅まで歩くことにしました。
列車が通っていない踏切を超えます。 -
片側一車線の舗装された道を歩きます。
車もほとんど通らず、熊出没注意の看板があったりして、幾寅駅から歩いたことにちょっぴり後悔しだしてきました。 -
歩くこと1時間15分ほどで、ようやく東鹿越駅の構内が見えてきました。
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割と立派な駅舎です。
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駅前には5月~10月の間だけ運行する南ふらの町営バスのバス停もあります。
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駅前の道路のすぐ向こうは金山湖です。
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大きな湖が広がっています。
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きれいに手入れされた待合室
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待合室内に飾ってあった幻の魚いとうの魚拓。目の前の金山湖で釣れたもののようです。
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新得と東鹿越間が不通のまま、この東鹿越駅が終着駅になる可能性があります。
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昔この駅から中斜里駅へ石灰石輸送列車が運行されたことを示すためか、ホームに大きな石灰石が置かれています。
そして、ホームの向こうには砕石工場があって、機械の稼働している音が聞こえてきます。 -
1時間半程待って、滝川行がやってきました。この列車は乗客を乗せた折り返しではなく、東鹿越始発のために回送されてきた列車です。
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車で撮影に来ていた人は何人かいましたが、ここから乗ったのは私を含めて二人だけ。
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ほぼ同じくして新得駅からの代行バスも到着。降りた乗客は一人だけでした。
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金山駅
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下金山駅と停車していきます。
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さらに山部駅、
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そして布部駅と、この間ローカル線らしいいい雰囲気の車窓、駅を通るのですが、歩き疲れ、東鹿越駅での待ち疲れもあって、この辺りうつらうつら状態です。
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富良野駅到着
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ふらのらしくホームにもきれいな花が植えられています。
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フラノラベンダーエクスプレスが停車していました。
本来はノースレインボー車両のはずですが、宗谷本線の特急「宗谷」と「サロベツ」に使われている261系が点検のためそちらに貸出しているようで、フラノラベンダーエクスプレの一部がキハ183系旭山動物園号に変更になっています。 -
旭川まで向かう一番早い列車がノロッコ号のため、これに乗車します。自由席であれば乗車券以外の料金は不要です。
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ノロッコ号入線
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最終の旭川方面行のためか、ここ富良野から乗る乗客はほとんどいないようで、車内はごらんのとおりがらがらです。
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懐かしいストーブなんかもあるんですね。富良野線では夏のみの運行のはずですが、冬の釧網線なんかに使うのでしょうか。
富良野駅ではがらがらだったノロッコ号ですが、中富良野駅やラベンダー畑駅で外国の観光客が大勢乗ってきて、さながら車内は外国で列車に乗っているような雰囲気になっていました。 -
2日ぶりに旭川駅に到着。まだ午後6時前なので、ゆっくり旭川の街で夕食を取ることができます。
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今日の宿泊は「ホテルルートインGrand旭川駅前」
旭川駅前でひときわ目立つまだ新しいホテルです。 -
フロント、ロビーもビジネスホテルとしてのルートインではありません。
シティホテルのような感じです。 -
広々としたロビーです。
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部屋はさほど広くはありませんが、なんせ新しい分だけとても気持ちがいいです。
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そして、ゆったりとした天然温泉大浴場。眺望もあってなかなかのものです。
全体的に施設がゆったりしていてキレイ。朝食も品数が揃っていて、おすすめのホテルです。 -
さて、夕食に向かう先は旭川のご当地グルメ塩ホルモンの名店「馬場ホルモン」です。
旭川駅から徒歩15分程、旭川のディープスポットと呼ばれる昭和の雰囲気満点の姫小路にあります。 -
塩ホルモンがこんなに旨いものだとは思いませんでした。新鮮でいい具合に塩味が効いた豚のホルモンを七輪で焼いていただきます。
メニューはホルモンと飲み物だけですが、安いし、またぜひ行きたいお店です。 -
馬場ホルモンを堪能した後、向かいにある「館」へ。
5、6人も入れば一杯になる小さなお店ですが、壁一面所狭しとメニューが貼ってあります。すごいですよ。 -
実は二日前の昼食もこちらでいただいていますが、とにかく安くて旨い。
明日は、宗谷本線です。
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