2017/08/26 - 2017/08/26
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nomadic dreamさん
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その名は関西本線。
名古屋と大阪「JRなんば」を結ぶ「本線」。
ところが「本線」とは名ばかりで、亀山駅と加茂駅間は電化されておらず、2両のディーゼルカーが山間部をかき分けながら走るローカル線です。
今日の目的はその気動車にのんびり乗ろうというもの。
「亀山」といえば最近はシャープの工場で知られていますが、実は東海道53次の宿場町でもあり昔から伊勢へ向かう紀勢本線の分岐点として栄えてきた歴史ある駅。果たしてどんなところなのか期待が膨らみます。
さっそく、なんば駅近くの金券ショップにて「青春18きっぷを1枚3,600円」(4枚使い古し)で購入して、JRなんば駅から「関西本線」に乗りこみました。どうぞ道中お付き合いください。
ちなみに「JRなんば駅」ー「亀山駅」は片道1,980円です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- JRローカル
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「JRなんば駅」から快速電車で「王寺駅」まで進みます。
緑色の快速電車はここで終点。
あとから来る、大阪環状線からの直通「加茂行き」快速に乗り換えです。王寺駅 駅
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加茂行きの快速電車がやってきました。
その名は「大和路快速」。
大和路快速は奈良への観光客を乗せてほぼ満席。 -
大和路快速も終点の「加茂駅」に着くころにはガラガラに。
奈良駅でお客さんの90%が降りて行きました。 -
加茂駅に着きました。
大和路快速は「大阪環状線」と「加茂駅」の間を折り返して走っています。 -
加茂駅にはディーゼルカーが休んでいました。
これから始まる関西本線「気動車」の旅を予感させます。
ぐっと期待が膨らんできます。 -
加茂駅の2番線には独特のディーゼル音が轟いていました。
紫色のディーゼル車が、関西本線の「加茂駅」から「亀山駅」まで約1時間半を掛けて走ります。
加茂駅を出ると当面は木津川に沿って山間部を走り、伊賀上野付近でなだらかな田園地帯を抜けて再び山を越えて亀山駅に着くというルートです。加茂駅 (京都府) 駅
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海外で出遭いそうなシーン、そんな雰囲気が感じられます。
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ここから先は木津川沿いを走って三重県に入っていきます。
この先はいかにも山という感じ。
既にレールも草まみれ。 -
最初の駅「笠置」。
ここでは木津川で川遊びを楽しむ連中が降りて行きました。笠置駅 駅
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険しい山の中を緑をかき分けながら走り続けます。
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列車は月ヶ瀬口駅に着きました。
月ヶ瀬は山の中。
この地区は、昼と夜の寒暖差が大きいことから、お茶の栽培に適していて、お茶の産地として有名となっています。
今は「月ヶ瀬茶」として名が知れ渡っていますが、昔は宇治まで木津川を使って船で運び「宇治茶」として販売を行っていたようです。 -
たまには行き交いがあります。
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山あいを抜けました。
田園地帯を走りながら、間もなく伊賀上野駅に到着です。 -
右手には伊賀鉄道が見えます。
伊賀上野駅から伊賀の市街地までは伊賀鉄道が便利なようです。
伊賀市街地は進行方向の右側に向かって広がっていきます。伊賀上野駅 駅
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伊賀と言えば誰もが知る忍者で有名なところ。
松尾芭蕉の生誕地でもあります。 -
伊賀上野を出て次の大きな駅は「柘植駅」。ここからは草津線が発着しています。
「つげ」と読むのですが、難しい読み方ですね。柘植駅 駅
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1時間半の道程を経て、亀山駅に到着しました。
ここで紫色の列車ともども乗ってきた人々とも散り散りのお別れと思うと一抹の寂しさを感じざるを得ません。
ずっと隣に一緒に乗ってきた女性群はここから先はどこは行くんだろう。どうでもいいことを思いながら広いホームに足をつけました。 -
正面には伊勢駅へ向かう紀勢本線。
大きなホームと駅舎が残る関西本線の主要駅 by nomadic dreamさん亀山駅 駅
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亀山駅はその昔伊勢参宮に向かう観光客でにぎわった駅です。
名古屋と大阪方面からやってきた汽車が、ここで機関車の付け替えをして方向を変えて伊勢に向かったのです。ホームが3つもあり、広々しています。いかにも昔に栄えたことを彷彿させます。 -
こちらは名古屋へ向かう2両編成の電車。
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駅舎は立派な建物ですが、列車はその中央部に2両だけ。
寂しいです。 -
「亀山は古びた大きな駅である。ホームの幅は広く、堂々たる鉄骨屋根が張り出している。かつて伊勢参宮が日本国民にとって必須のものとされていた時代には各地から夜行列車が続々と早朝の亀山駅に入ってきた。…長い停車時間を利用して乗客たちはホームの洗面台で顔を洗い駅弁を買った」と宮脇俊三氏が「旅の終わりは個室寝台車」で「亀山駅」を回想しています。
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かつては多くの乗降客が押し寄せた駅、亀山駅。
長いホームが横たわっていました。 -
駅前には鳥居が鎮座していました。
乗客が亀山駅で駅弁を買ったりした時代には、駅前の食堂は大忙しだったのでしょう。 -
営業を辞めてしまった旅館と駅前のお土産屋さん。
坂本屋旅館ですが、2013年までは確かにビジネスホテルを営んでいたようで、調べるとウェブに当時の予約状況が載っています。
シャープ関連のビジネスマンも当時は利用していたのでしょうか。道路沿いには新しいビジネスホテルが相次いで建てられて老舗は追いやられて行ったのでしょうか。 -
旅館は立派な4階建のビルだたのです。
そもそも関西本線が発展しないのは海側を走る近鉄に乗降客が向かうからなのです。
名古屋と大阪を結ぶ線としては、かつて東海道線とこの関西本線は乗降客を奪い合う競争をしていたと歴史の本には残っています。 -
ひっそりとした駅前。
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おなかが空いたのできしめんを食べました。
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きしめん。
名古屋ではきしめんと決めていました。
小さな食堂でも「きしめん」は、メニューにありました。うどんの中央部では鰹節が踊っていました。 -
亀山駅前できしめんを食べてぶらぶらしていたらあっという間も1時間が過ぎました。
期待が大きかったのですが、亀山駅は予想以上に「ひっそり」していました。
しかし、駅前の様子を見ると過去の栄光が伺い知れただけでもよかったかもしれません。
これ以上は何もないことがわかったので、折り返して伊賀上野へ行くことにしました。ちなみに、関西本線は1時間に1本です。 -
それにしても大きな駅。ホームが長いのです。
亀山駅発加茂駅行きの列車に乗り込み、次は途中下車「伊賀上野駅」を目指します。
午後は気だるい空気が車内に溢れます。中途半端に開いているカーテン、うとうとする人々、山々の間を縫って突き刺さる強い日差し。
それらを全く相手にもせず、ディーゼルエンジンは唸り続けます。 -
午後の気だるさの中で、伊賀上野駅に列車は着きました。睡魔は全乗客を巻き込んでいて、駅に着いて列車のとびらが開くまで乗降客はボーッとしていました。私も正直迷いましたが、降りることを決意。
数人を新たに乗せて列車は駅を後にしていきました。伊賀上野駅 駅
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列車が去ると一抹の不安が。
降りたお客さんはあっという間に改札を出て迎えに来ていた車に乗ってそれぞれが家路に着いて行きました。
残ったのは自分だけ。どうしたら良いのだろうか?
次の列車まで1時間。
取り敢えずは伊賀鉄道の写真を撮って。
伊賀鉄道はJR関西本線の伊賀上野駅から伊賀市内に向けて1時間に1本の割合でのんびり走っている私鉄です。 -
伊賀鉄道は忍者の絵柄。
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次の列車が来るまでの1時間、何かを求めて駅前に出てみました。
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ところが、駅前には何もありません。
見事に期待が裏切られました。伊賀鉄道に乗っておけば良かったのかも。後悔だけが残りました、
それでも歩き続けること10分くらいすると「服部川」という川に辿り着きました。「はっとり」とは忍者かと思いながら、橋の中央まで行くとはるかさきに「伊賀城」が見えました。 -
伊賀上野駅は、伊賀の市街地から随分と離れているのです。
どうも鉄道というものはかつての市街地から遠く離れたところを走ることが多いですね。 -
伊賀上野城が見えます。
しかしあまりに距離がありそうなので、ここで折り返しました。 -
橋から伊賀上野駅を振り返えると、コンビニが1軒あるのみです。
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伊賀上野駅周辺はひっそりとして人も歩いていません。
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バスは伊賀上野駅と市街地を結んでいます。
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列車は1時間に1本。やはり待つことに。
乗客もまばら。関西本線なのに、どうして。
伊賀上野駅も亀山駅に負けずホームだけは広くて大きいのです。 -
待つこと数十分、関西本線のディーゼル車は裏切ることなく定時にやってきました。
伊賀上野駅から再び列車に乗り、加茂駅で大和路快速に乗り継ぎ大阪へ。
今回の旅を振り返って気付いたことは、JR西日本が関西本線を諦めきってしまっている感じがします。伊勢にもつながっている路線でもあり、もっと力を入れてはどうでしょうか?例えば「ミステリーツアー東海道53次」や「JRで伊勢参り」等、まだ人を惹きつける魅力があると思います。関西本線をローカル線にとどめたくないという思いが強くなりました。
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