一泊で鬼怒川温泉（花の宿　松や）

2017/08/18 - 2017/08/19

宇都宮の実家の両親と、久しぶりに近場の鬼怒川温泉へ一泊で行ってきました。

鬼怒川温泉駅周辺は廃業した宿も多くなり、地元経営者のホテルも数える程。

ほとんどが何とかグループのチェーン店ばかりだそうですが、今回は地元経営者の宿である花の宿　松やへ一泊させてもらいました。

旅の最後に.運行し始めたばかりのＳＬ「大樹」に出会えました。

エリア 鬼怒川温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

いきなり宿です。

宇都宮からわずか１時間。途中、宇都宮日光有料道路で結構な量の雨に見舞われましたが、到着するころには止んでました。

すぐに部屋へ案内されました。

和室10畳の部屋です。3人で十分な広さです。

鬼怒川温泉 花の宿 松や 宿・ホテル

窓際に鬼怒川がながれており、川の流れる音は終日聞こえます。

これは、部屋から出たところ、廊下です。

このまま進むとロビーに行けます。

ロビーは5階となり、同じフロアの部屋です。

エレベーターで2階に降りるとホテルからそのまま鬼怒川の川岸まで行けます。

鬼怒川の川岸。

後で女将さんに聞いた話では、ここのところの雨続きで川の水量は多いとのことです。

普段は向こう岸まで歩いて渡れる位の水量だそうです。今日渡るのは無理です。

２年前の大雨による鬼怒川決壊で茨城県常総市を中心に住宅が流されるなど大きな被害がありました。

上流に位置する鬼怒川温泉のホテルでも露天風呂が流されてしまうニュースが出てましたが、こちらのホテルでもかなりの水位になったことで、２階の庭園の池の鯉がもう少しで流されるほどだったそうです。

遠くに見える遊歩道の橋も流され、最近になって再建されたようです。

夕食前に、温泉へ行きます。

案外空いてました。

まだまだ残暑ですが、ここのところの雨続きとこの辺りはさらに涼しいために温泉入るのにもちょうど良かったです。

露天風呂は涼しくてお湯の温度も高くないので暑がりの人にお勧めです。

湯上がりにエレベーターホール前にゆっくりとクールダウンできるスペースがあります。

ここの冷たい水をいただいた後で部屋へ戻りました。

ロビー階の売店です。

竹久夢二の作品にまつわるお土産品が多く置かれてました。

ここは喫茶コーナーです。

鈴虫が飼われていて、夕方にリーンリーンと鳴くと自然が多いこの場所、この季節ににぴったりです。

夕食は１９：００からお願いしました。

４Ｆにある秋桜亭というところでいただきました。

品数豊富で思ってたよりボリュームもありました。

生ビール２杯いただきながら美味しくいただきました。

すき焼きもあり。それとこういう宿のご飯というのはすごく美味しいです。

ホテル内至るところに人形が飾られてます。

この人形はどうみても女将さんがモデルになってます。

女将さんの思いが宿の創りに現れており、竹久夢二の作品や、かつて良く宿泊していたあいだみつをの作品、写真が多数飾られています。

飾ってあった作品で一番気にいったのはこれです。

今更ですがここがホテルフロントです。

翌朝、朝食も同じ秋桜で、少し遅めに８：００からいただきました。

朝食はバイキングというホテルが多くなってきましたが、やはりテーブルにて提供される形式のほうが落ち着いていていいです。

間もなくしてチェックアウト、かなりゆっくりできました。

もう少しゆっくりしたいなと思える宿でした。

チェックアウトを終えて車に荷物を積んでいるときに挨拶に来てくれた女将さんと玄関前で記念撮影。

この女将さんは、日光市女将の会の初代会長、日本旅館の女将として全国で初めて黄綬褒章を受章するなど、かなり有名な方のようですが、ずいぶんと気さくに話しかけてこられました。

この女将さんがいるからまた宿泊したいというリピーターも多いようです。

宿を出て、そのままどこにも寄らず家に帰れば、午前中に到着できますが、せっかく来たのでさらに奥の湯西川温泉にある「道の駅 湯西川」へ行ってみました。

足湯があり。

道の駅 湯西川 道の駅

日帰り温泉もあり、それほど大きな施設ではないのですが、駐車場の車は結構いっぱいです。

生でも食べられるとうもろこし売ってました。

父親が少し生で食べましたが確かに甘いようです。

茹でる場合は3分ほどで良いとのことです。

家で食べましたが、わずかな茹で時間でやわらかくかなり甘かったです。

やはり茹でたほうがとうもろこしらしくていいです。

鬼怒川温泉を出てしばらく線路沿いの道を走っていたら、8月10日から運行開始し始めたばかりのＳＬ「大樹」が走っているところにたまたま出くわしました。

これはラッキー、ちょうど出発間際だったので、空いたスペースに緊急停車し撮影しました。

鬼怒川温泉～下今市間を往復するようです。

ＳＬが走っているところって見たの初めてか？かなりの迫力で見たら乗りたくなりました。

最後に良い光景に出会えて意外と思い出深い旅行となりました。

宿泊した、わずか2日後に花の宿　松やの女将さんより直筆で御礼の手紙が届きました。

心のこもったおもてなしの手本だと思いました。

とても良い宿に巡り合え、また、宿泊したいと思いました。