2017/08/09 - 2017/08/09
227位(同エリア399件中)
つきじさん
長野新幹線開通を機に廃止になってしまった信越本線の横川~軽井沢間は、かつてアプト式の軌道が敷かれていたことで有名ですが、その時代の廃線敷を利用して横川駅~旧熊ノ平信号所の間に遊歩道が整備されています。
途中には国の重要文化財である旧丸山変電所、壮大な煉瓦造りのめがね橋をはじめとする6つの橋梁と10の隧道があり、碓氷峠鉄道遺産を満喫できるほか、ハイキングコースとしても楽しめます。
8月下旬の暑い時期でしたが、一部バスも利用して歩いてきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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1997年10月1日の北陸新幹線高崎-横川間先行開業に伴い、信越本線は分断され、高崎からの列車はここ横川駅が終点です。
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かつて、碓氷峠越えの拠点となった駅で、急こう配の碓氷峠を上り・下りするために機関車を連結・解放していました。その当時何度かここを通っていますが、当時の駅の記憶と今の姿があまり結びつきません。
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機関車の連結・解放のため、特急あさまをはじめすべての列車がこの駅で長時間停車し、その時間を利用して乗客はホームで立ち売りするおぎのやの「峠の釜めし」を競って買っていました。
私も、お釣りがないようにお金を握りしめ買った記憶があります。
今は、改札口のそばに蕎麦屋があり、「峠の釜めし」も販売していました。 -
当時、横川駅で下車したことはありませんでしたが、駅前がおぎのやの本店だったんですね。改札を出るとすぐ前に今でも店を構えています。
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横川駅から少し碓氷峠方面に進むとアプトの道のスタート地点があります。
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横川駅のすぐ傍には碓氷峠鉄道文化むらがあって、かつての信越本線横川~軽井沢間(碓氷線)の歴史を伝える鉄道資料館や、同線で活躍した各種電気機関車や特急車両を展示しています。
アプトの道からも展示されている車両の様子を見ることができます。 -
信越本線アプト式鉄道時代の旧上り本線跡がアスファルトで舗装され遊歩道になっています。
アプトの道と並行して、文化むらから3キロほど先の峠の湯までは旧下り本線を利用したトロッコ列車用の軌道が敷かれています。 -
突然EF63 形電気機関車が単機走ってきました。
後で調べると、一定期間講習を受けることで誰でもEF63形電気機関車の体験運転ができるようです。やってみたい! -
しばらくは単調な緩やかな上り坂が続きます。
30分ほど歩くと、煉瓦造りの堂々とした建物2棟が目に飛び込んできました。明治45年、碓氷線の電化に伴い建設された旧丸山変電所です。 -
以前は荒れ放題で廃墟マニアの間ではつとに人気が高かったようですが、今現在は完全に修復され国の指定重要文化財として保存されています。ただ、中の見学は一定期間だけに限られ、普段は外から見るだけのようです。
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すぐ前にはトロッコの列車の途中駅もありましたが、現在は使われていないようです。
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ちょうどトロッコの列車がやってきました。カラフルな車両でのんびりと運行しています。EF63形電気機関車の体験運転はハードルが高そうですが、これなら簡単に楽しめますね。ただ、乗車するにはトロッコの運賃のほか、碓氷峠鉄道文化むらの入場料が別に必要になるようです。要するに遊園地の中の列車という扱いのようです。
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当時の鉄橋もそのまま残っています。
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さらに20分ほど歩くとアプトの道はトロッコ軌道の下をくぐります。
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くぐった先の階段を上がります。
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とても立派で綺麗なこの施設が峠の湯です。暑くて汗びっしょりで入りたかったのですが、バスの時間が迫っていて断念
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峠の湯の裏手にトロッコ列車の終点「とうげのゆ駅」があります。
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峠の湯の手前にはコテージ「くつろぎの郷」があるのですが、その横の畑の中にEF63が保存、というか放置されていました。どうやら個人所有のEF63のようです。
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横川駅と軽井沢駅間はジェイアールバスが運行していて、通常は碓氷バイパスを通るのですが、春秋の連休と夏休みなど期間限定で一日一往復旧道(めがね橋)を経由するバスが運行されています。
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ちょうど峠の湯の前がバス停になっていて、これに乗って少し先のめがね橋バス停に向かうことにします。
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曲がりくねった旧道を6分程走ってめがね橋バス停に到着。バスの窓からも壮大な煉瓦造りのアーチが見え、カメラを向けている乗客もいましたが、満員のバスからここで降りたのは私一人だけでした。
昔碓氷バイパスができる前はここを通って軽井沢へ行ったなあと思い出しながら改めてめがね橋を見上げます。まさに圧巻の煉瓦造り4連アーチ橋です。 -
橋の上は他の橋梁やトンネルともに遊歩道として整備されているとのことで、上がってみることにします。
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めがね橋、正式名称は碓氷第三橋梁ですが、下からは何度も眺めたことはありましたが、上がったのは初めてです。
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橋の上からは新線の碓氷橋も望むことができます。
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少し横川方面へ歩いてみることにします。トンネルの中はひんやりして気持ちがいい。
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3つのトンネル(3号~5号隧道)を通り、まためがね橋に戻ります。
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めがね橋から碓氷峠方面、旧熊ノ平信号場まで遊歩道が続いているとのことで、一日一往復の横川駅へ戻るバスまで時間もたっぷりあるので、歩いてみることにします。
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めがね橋から折り返しの旧熊ノ平信号場までは6つのトンネルがあるのですが、最初の6号隧道には横抗がある珍しい作りです。
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さらに天井に換気口もあります。
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この辺り熊が出るそうです。至ることろに熊注意の看板がありました。
ただ、北海道の十勝の山奥、旧士幌線の廃線跡に比べると、熊に対する緊張感はありません。 -
途中、並行している国道(旧道)に降りる階段なども整備されています。
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さあ、次のトンネルを抜けると終点のはずです。
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ややっ、最後の第10号の出口の先になんやら動くものが。猿です。
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旧熊ノ平信号場の跡はあまり手が入っていないのか、廃線跡の雰囲気を色濃く残しています。かつての変電所も荒れ放題という感じです。
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ここは新線も通っていた場所で、特急あさまの車窓から何度か見た記憶があります。
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ちゃんとレールも残っているんですね。
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当時のホームの跡です。
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旧熊ノ平信号場一帯がサルの住処になっているようで、我が物顔で電柱に登ったり、電線を伝わったりしています。一体何匹いるのでしょうか。
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ここから先碓氷峠方面へも線路は続いているようですが、立入禁止になっています。
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旧熊ノ平信号場から国道18号線の旧道に降りてきました。
こちらには熊ノ平駐車場があり、期間限定一日一往復のバス停もあります。 -
旧道からも橋梁を眺めてみたく、車に気を付けながら旧道をめがね橋方面へ戻ることにします。これは碓氷第六橋梁です。
長さ、レンガの使用量では第三橋梁に次ぐ規模だそうです。 -
こちらは碓氷第五橋梁。上に上がる階段が整備されています。
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木々の間に第四橋梁を望みます。
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旧熊ノ平信号場から旧道に降りて、30分ちょっとかけてめがね橋駐車場まで戻ってきました。
国道18号の旧道は車の通行は少ないものの、歩道はなく、カーブも多く見通しが悪いので歩行には注意が必要です。 -
めがね橋駐車場からめがね橋までは徒歩5分くらいです。
車で来る場合は、めがね橋の近くに路駐せず、こちらで車を停めることをおすすめします。めがね橋の碓氷峠寄りになります。
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