大人向け社会見学ツアー・サントリービール編

2017/08/14 - 2017/08/14

大人向けの社会見学ツアーに行ってきました。今回参加したのは東京都府中市にあるサントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリーのガイドツアーです。工場見学50分+試飲20分のツアーで参加費は0円です。

エリア 国立・府中・稲城(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: JRローカル 私鉄

小田急線の登戸駅でJR南武線に乗り換えて府中市にある分倍河原駅に来ました。
南側駅前ロータリーの真ん中には新田義貞公の像があります。
東京競馬場がある府中市なので馬に乗っています。

新田義貞公之像 名所・史跡

既に工場見学を終えて駅に戻って来た「顔の赤い人達」と入れ替えで無料シャトルバスに乗り工場へ向かいます。この日は2台体制での輸送でした。

見学施設に着いてから最初に受付をします。
工場見学ルールの簡単な説明を受けてパンプレットを貰いました。

サントリー＜天然水のビール工場＞東京 武蔵野ブルワリー 名所・史跡

案内されるまでの待ち時間でビールの歴史が書かれたパネルや、ショップに陳列されている商品等を見たりしました。その後、シアターへと案内され「環境活動」「徹底した素材へのこだわり」など、見学ツアー全体の概要の紹介が映像でありました。

工場見学は
①素材選び②仕込み③発酵④貯酒⑤ろ過⑥パッケージングの順で行われます。

始めは麦芽の説明からです。
東欧のチェコおよび周辺国で産出される希少なダイアモンド麦芽を加える事でコクと旨味が引き立つそうです。

麦芽の説明を受けた後は試食させてもらえます。
初めて麦芽を食べましたが噛むとだんだんと旨味がでてきて美味しかったです。
ちなみに麦芽の販売はしていないそうです。
この時点でビールが飲みたくなりました。

麦芽の次はホップの説明を受けました。
ホップっていう名前だけは知ってましたが、どの様なものか全く分かってなかったので勉強になりました。
ホップの試食はありませんでしたが代わりに匂いを嗅がせてもらえます。
ビールの苦い匂いがしました。（当たり前の感想）

次の仕込み工程を見学する前に映像で学習をします。

②仕込み工程
温めた天然水に麦芽を加えると酵素の働きで、でんぷんが糖に分解されます。
そこにホップを加えて煮沸するとホップ特有の香りと苦味が生まれ麦汁ができます。
（もらったパンプレットから抜粋）

タンクの見学です。
仕込み槽、仕込み釜、濾過槽、麦汁受け槽のタンクがあります。
タンクの外観だけ見てもつまらないので覗き窓から中のビールの様子を見る事が出来ます。

③発酵工程
麦汁に酵母を加え低温で発酵。酵母が麦汁の糖を取り込んでアルコールと炭酸ガスを生成しビールの香りとなる成分をつくり約7日でアルコール５％の若ビールになります。
（もらったパンプレットから抜粋）

④貯酒
発酵が終わったばかりのビールを低温に調整されたタンクの中で熟成させます。

ガイドさんの説明が終わった後、ガイドさんの後ろの扉が開きタンクが出現しました。
そして周りの見学者から「おおっー！」って歓声があがりました。

工場見学の中で一番、盛り上がった場面です。

「からくり」があった、貯蔵タンクの中は工場見学の人気ポイントのようです。
近くに居た人が「ビールの気分になれる所だ」と言ってました。
この中を通って次工程に移動します。

⑤ろ過工程。
ガイドさんの説明は無く、あっさりと通過しました。
まぁ、ろ過の説明は特に要りませんが・・・
断面のカットモデル機がありました。

⑥パッケージング
今日は非稼働日で工程内の仕掛りはゼロでした。
動いている所を見たかったなぁ。

工場見学を終えて、飛行機のボーディングブリッジみたいな所を通り試飲会場へと移動します。
皆さんビールの試飲を期待して早足になります。

工場見学者たちの本当の目的地に到着しました。
入り口で「おつまみ」を受け取ります。
目の前で、できたてのサントリー「プレミアム・モルツ」がグラスに注がれていきます。
試飲は制限時間20分で3杯まで。
飲み干さなくても2杯目、3杯目をもらえるシステムです。

今回試飲できるのは
「ザ・プレミアム・モルツ」と「ザ・プレミアム・モルツ（香る）エール」と
「～ザ・プレミアム・モルツ～マスターズドリーム」です。

1杯目は全員「ザ・プレミアム・モルツ」からです。
当たり前だげど出来立ての生ビールなので美味しいです。
飲んだあとに周りの人たちが写真撮ってるの見て写真を撮り忘れてた事に気付きました。

2杯目以降は好きなビールを選べます。
2杯目は「～ザ・プレミアム・モルツ～マスターズドリーム」を頂きました。
泡がきめ細かくて普通のプレミアム・モルツと全然違います。
自分はこれが一番美味しいと思いました。

3杯目は「ザ・プレミアム・モルツ（香る）エール」を頂きました。
3杯目ですが、味の違いが解りました。
これも泡がきめ細かくて美味しかったです。

3種類ともビールグラスの形状が違いますが、ビールの特色に合ったグラスを使用しているからだそうです。

最後に、スタッフの方による「お家で美味しくビールを飲むための注ぎ方講座」も行われました。

STEP-1 ビールを結構高い位置からグラスの1/3ぐらいまで勢いよく注ぐ。
STEP-2 泡が落ち着くのを待つ。
STEP-3 グラスを斜めにして側面にそってゆっくり注ぐ。
STEP-4 最後はビールと泡が7:3になるように。

せっかちな人にはSTEP-2と3は難易度が高いです。

試飲時間の20分内で3杯飲み干しました。少しだけほろ酔い気分になり帰ります。
楽しめたので違うメーカーの工場見学にも参加したいと思いました。

おしまい