2017/07/19 - 2017/07/19
49位(同エリア55件中)
菊花さん
友人Mとのロシア旅行6日目は場所をペトロザボーツクに移してキジ島観光。キジ島への船が技術的な問題で大幅に移動に時間を要するなど小さなトラブルはあったが、キジ島自体は堪能。
6日目:前日深夜サンクトペテルブルク(ラドーガ駅)発~7時頃ペトロザボーツク着、11:15ペトロザボーツク発~13:15キジ島着、キジ島観光、17:45キジ島発~19時ペトロザボーツク着、駆け足観光、20時ペトロザボーツク発~モスクワ(レニングラード駅)行き寝台列車。
- 旅行の満足度
- 4.0
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★6日目
ペトロザボーツク行きの寝台列車の二等客室。
空調が上手く機能していないのかベッドの上段はやたらと暑くて閉口したが、それでも乗車前にイメージしていたよりはしっかり寝られた。 -
定刻の7時、ペトロザボーツク駅着。
立派な駅舎があるけれど、建物内部はほぼ空洞で、しかもこの駅舎を通らなくてもホームに行けてしまうし、街に出られてしまう。
巨大待合室(or雨宿り施設)と思って差し支えないかも。あ、あとはトイレね。 -
キジ島観光中は大きな荷物が邪魔になるので、それらはコインロッカーに預けます。
コインロッカーは駅舎を出て左手の地下にあるよ。
コインロッカーのある部屋に入ると窓口があって、お金を払いコインロッカーを利用しているロシア人がいたので、状況を見物。
「あのロッカーにキャリーが入るかな?」
「物理キーではないように見えたけど、鍵はどういう仕組みになってるんだろう?暗証番号かな?」
などと友人Mと話しているうちに我らの順番に。
「ズドラーストビッチェ!」と声をかけたら、係のおばちゃんが「ちょっと待て」と手で制し、係員室から出てこちらへ回ってきた。
そして窓口横に貼ってある料金表を指差して「170ルーブルだよ」とロシア語で説明。 -
私と友人Mそれぞれが170ルーブルを払うと、係のおばちゃんは「こっちへ来い」と奥の部屋へ手招き。
どうやらキャリーのような大きな荷物は、奥の別室で預かってくれるようだ。
で、引き換えにもらったのがこの金属製の番号札。(下に写っているのは荷物預かり料のレシート)
奥の別室に鍵をかけたおばちゃんは、今度は受付横の貼り紙に書かれた時間帯を示し「この時間は*****だ」と言う。
なんのことか分からず「???」となっていると、おばちゃんは更にナイフとフォークで食事をする仕草。
なるほど!
私「(貼り紙を指差して)この時間は(おばちゃんを指差して)あなたが(食事の仕草)ご飯だから(奥の部屋を指差して)荷物は(手でバツを作って)受け取れないのね?」
おばちゃん「(激しく頷く)ダー、ダー」
私「OK。スパシーバ!」
ってわけで、無事に荷物を預けたぞ、と。 -
さて。この日は駅からキジ島への船が出る船着場への送迎、キジ島での英語ガイド、更にペトロザボーツク市内観光の英語ガイドを事前に旅行会社に手配してもらっている。
でも、送迎の車が来るまではまだまだ時間があるし、のんびり・しっかり朝食をとりたいよね、ってことで、この町の規模には不釣り合いな印象のチェーンホテル(パークインホテル)で朝食をとることに。 -
私「ズドラーストビッチェ!(英語で)私たちは宿泊の予約はしていないビジターなのだけれど、こちらで朝食がとりたいです」
フロントのお姉さん「(電卓を叩いて。英語で)二人で990ルーブルです」
私「OKです」
フロント「料金はここで払ってください」
私「(お金を払う)」
フロント「これが領収証。レストランはそこ。入り口で領収証を見せて利用してください」
私「わかりました。スパシーバ」 -
と、いうわけで、無事朝食にありついたよ。
朝食ビュッフェなので珍しいものがあるわけではないけれど、やっぱりイロイロ試して食べてみたいよね。
時間はたっぷりあるので、のらりくらりと1時間くらいかけて食事。
ついでにおトイレも利用。ロシア基準で十分に綺麗でした。 -
それでもまだ時間に余裕があるので、友人Mはホテルのロビーに放置し、私は駅のホームをまたぐ歩道橋から列車と乗客の出入りを見物。
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みなさん、どこへ行くのかなぁ、なんて眺める。
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10時前にドライバー氏と合流。
ドライバー氏からバウチャー類を渡される。
ドライバー氏「英語は少ししか話せないんだ」
私「私もそうだから、大丈だよ」
ドライバー氏「どこから来たの?」
私「日本の東京」
ドライバー氏「それは大きな都市だね。ペトロザボーツクはとても小さい。City ではなくて village だ」 -
あっという間の10分で船着場着。こんなに近いなら駅~船着場の送迎は不要だったかも?と思ったけれど、実は後で「送迎あって良かった!!」という事態になるんだな、これが。
さて、船着場の切符売り場のような待合所のような建物へ。
ドライバー氏はまず窓口に行って船のバウチャーを見せ、係員と何か喋る。で、その後、近くにいた警備員のような人とも何か喋る。
なんだろう?と思っていたら・・・
ドライバー氏「(警備員を指して)彼は英語を喋る。彼が船に案内してくれる」
警備員「(深く頷く)」
私「OK」
ドライバー氏「じゃ、僕はここで」 -
船は11:15発なのだけれど、まだ10:15。あと1時間くらいは余裕がある。
待合所でぼんやり座っていても退屈なので、近くを散歩することに。
船着場の横は幅が狭いながらも砂浜があって、そこで体操をしている方がいらした。 -
散歩道のようなサイクリング道のような通りを行くと、え?ポニー?
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港の横で、
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放牧??
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のんびり散歩していたら怪しげな雲が近づいて来たので、慌てて最初の待合所へ避難。
「雨が降って来ちゃったね」
「キジ島が晴れてるといいんだけど」
などと話していたら、先刻の警備員がやって来て英語で「君らの船は3番だよ」と教えてくれた。
気づけば船の出発15分前の11時。警備員にお礼を言い、傘をさして桟橋へ。
船に乗る時にはバウチャーを渡すと、引き換えに一人1つ、首から下げる番号札をくれた。「METEOP-224」が船の番号で、人数管理と船の乗車券を兼ねるってことらしい。 -
船は定刻の11:15発。
ペトロザボーツク~キジ島は1時間半なので12:45キジ島着。
で、島には4時間滞在して、16:45キジ島発~18:15ペトロザボーツク着の予定。 -
外は激しい雨なので、窓の外がどうなっているのかさっぱり見えず。
ウツラウツラしていたら、船のガイドがやって来て、何かロシア語で説明しだした。???全然わかんないぞ!!英語プリーズ!と思っていたら・・・
船のガイド「(英語で)私はこの船の英語ガイドです。この船は技術的問題(Technical Problem)が発生したので、元の港に戻ります。そこで船を乗り換えてください。船が遅れたので、キジ島からの戻りの船の時間も変更します。キジ島出発は5:45(Five, Forty Five)です」
ってわけで、振り出しのペトロザボーツクの港に戻って船を乗り換える。 -
キジ島に上陸したのは13:15頃。当初予定では12:45キジ島着だったので、30分の遅れ。
船のガイドに連れられて全員でチケット売り場まで。
そこで乗客の名前が呼ばれて、担当のガイドの元へ。
え~っと、私たちも英語ガイドを予約してるんですけど?と思って、船のガイドにキジ島英語ガイドのバウチャーを見せたら、担当のガイド氏と引き合わせてくれた。 -
専属の英語ガイドとキジ島をまわるよ。
ガイド氏「(英語で)どうしてキジ島に来ようと思ったのですか?」
私「写真を見たんです、教会の」
ガイド氏「どこで?」
私「インターネットで、旅行Blogとか。素晴らし景色だし、私は建築が好きなので、キジ島に来たいと思ったんです」 -
ガイド氏「その教会はご覧の通り修復中です。2020年の完成を目指していますが・・・私は2025年までかかると思います」
確かに、工事中ではない姿が見たかった。
でも、ビニルで覆われているわけではないし、修復中の部分が丸見えなことで建物の構造がはっきりと見えるのは面白い。
ああやって木材で描かれた曲線の上に、板を瓦のように載せていくんだなってのが一目瞭然。 -
ガイド氏「教会にはイコンが飾ってありますが、そもそも教会があったのはとても小さな村で、イコンを描くちゃんとした教育を受けた職人がいませんでした。だから、ちょっと絵心のある村人がイコンを描きました」
でも、イコンってそもそもが素朴画っぽいので、イコン素人の自分にはイコン職人の作品なのか、それとも村人のなんちゃってイコンなのかは判別つかない。
まぁ、画材が違うかな、ってのはなんとなく分かるけど。 -
ガイド氏「刺繍で使われる基本デザインはいくつかあり、それらを組み合わせて刺繍して行きます。でも、布に下絵は描きません。女性の頭の中に下絵があります」
・・・ありえん!自分には無理。 -
ガイド氏「屋根の玉ねぎのカーブの部分は、こんなふうになっています。下の板の継ぎ目を上の板が隠すように重ねて行きます」
木材だからこその絶妙な曲線。 -
ガイド氏「軒(庇?)の部分の飾りは、マフラーと呼ばれています。」
確かに、長細くて、先端にふさが付いてるもんな。 -
ガイド氏「家は家族の空間と、お客様用の空間に分かれています。冬は寒いですから、孫から祖父母まで家族4世代が1つの部屋に固まって過ごしていました。床下からの冷気を避けるために、2階に住んでいたのです。こちら側の階段が人間用。こちら側が家畜(馬)用です。」
建物の中もイロイロと説明してもらったのだけれど、英語の説明を聞き取ることに集中してたら写真を撮るのを忘れた。 -
ガイド氏「そういえば。船が随分と遅れましたね。ペトロザボーツクの天気が悪いと聞いていましたが、それでですか?」
私「いや、彼ら曰く、技術的問題だそうです」
ガイド氏「あ~、そういうことは時々あるんです。シーズンに何度か。船が古いし、技術者が足りないので」
私「でも、キジ島に無事着いたし、ここが晴れているのでOKです!」 -
トンガリ屋根だけではどうしてもダメで、玉ねぎを載せたいんだなぁって思った教会。
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このイコンを見て信仰心が目覚めるかというと残念ながら自分はそうはならない。
でも、この素朴画を見ていると、篤い信仰心で描いたのだろうなと思うと同時に・・・タコのお化けみたいな天使が怖いと思ってしまうのでした。 -
ガイド氏「カモメの雛です。成長になるとギャーギャー煩いけど、これくらいの頃は可愛いですね」
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ガイド氏「一番最初に見た教会が有名ですが、あれは特別です。こういうシンプルな建物が基本にあって、そして Simple is the Best なのです」
シンプルといっても屋根の上には玉ねぎが載っているし、軒先は菱形の飾りになっている。 -
ガイド氏「私の説明はここまでです。島のこちら側には説明しなかった建物がいくつかあります。そして、島の反対側には、私たちガイドを含む係員が住んでいる村があります。見に来ても大丈夫です」
私「よくわかりました。ありがとう!」 -
ガイド氏と別れたのが15時前。
さて、残りの建物をぶらぶら見に行こう。 -
それにしても。何度見ても壮観。
屋根を占拠するキノコの群落に見える。 -
削られた木材が運ばれているのを目撃。
木材の組まれた状態を見ていて、これって日本だと校倉造りと呼んでるやつだよなぁなんてぼんやり。 -
建物が上下で分割されている部分にクレーン機能が設置されているのだけれど、その異質さが際立つ挙句、建物上部の玉ねぎの塊がこのまま宇宙に発射されていくような気分になってくる。
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こちらの大きめの建物もなかを見学できたよ。
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ガイド氏が他の建物で説明してくれた時も面白いなと思ったのが、この部屋の中央にいきなり設置された棚。
「何処に何を置くかは決めていた。明かりが不十分なので冬は室内がとても暗かったけれど、置き場所を決めてあれば必要なものがちゃんと取れた」とガイド氏は言っていたが、それ以前に渡した棚が低いので頭を打つんじゃないかと気が気じゃない。 -
ベビーベッドも先ほどの棚(というか板)を上手に活かして吊るしており、移動できる。
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その後、船着場に戻ってカフェでパンとお茶で食事。当てずっぽうで買ったパイだけど、中はお肉がしっかり詰まっていて美味しかった。
友人Mはその後、土産物屋でマトリョーシカとマトリョーシカのピンを買っていた。 -
玉ねぎの部分が浮いてて、どうにも面白い。
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どの角度からでも、工事中でも、絵になる建物だ。
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17:15頃から船への乗り込み開始で、17:45キジ島発。
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19時、ペトロザボーツク着。本当は寝台列車の時間までもう少し余裕がある予定だったので、町のガイドを依頼していたのだけれど、観光時間は駅への移動時間も含めて30分。
ドライバー氏とガイド女史が心配そうに我らを待っていた。
私「(英語で)私たちの乗る列車は20時発なのです」
ガイド女史「知っています。時間がとても少なくて残念だけれど、重要な場所だけ案内します。でも、どうしてこんなに遅れたのですか?」
私「船の技術的問題、だそうです」
ガイド女史「時々、あるんです。いつもではないですけど。年に何回か。」
私「キジ島のガイド氏も、そう、言っていました」
ガイド女史「この銅像はピョートル大帝です。ペトロザボーツクはその名前から分かるように、ピョートル大帝にゆかりがあるんです」 -
ガイド女史「これはレーニン像です。体制が変わった時、多くのレーニン像は取り壊されました。でも、この像は残ったんです。何故だかわかりますか?壊すにはちょっと大きすぎたんです。この像を壊すだけの道具と人員を確保するには、この町は小さすぎたんです。だから見逃されました」
・・・住民がレーニン推しだった、とか、そういうコトじゃないのか! -
駆け足観光をして19時半頃ペトロザボーツク駅着。港から駅まで徒歩20分くらいの距離かもしれないけど、これ、送迎がなかったらかなり焦ってたと思う。
荷物預かり所でキャリーを引き上げて駅舎に向かおうとしたら、
「駅舎の中は階段が多いから大変。駅舎の横の階段からホームに行けばOK」とガイド女史。
車両の入り口に乗務員が待ち構えているので、パスポートを見せて予約のチェックを受け、そしてガイド女史とお別れ。
短時間だったけどスパシーバ! -
ペトロザボーツクからモスクワまでの寝台列車は奮発して1等(2人1部屋、シャワー付き)に乗るよ。
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昨晩の2等と比べると、当たり前だけど豪華。
ベッドも若干広そうだし、朝食と飲み物もついてる。 -
机は確かボタンを押すことでスライドさせることができて、机が横にずれたら下段のソファを倒してベッドにできる。
全然読めないけど新聞もあるよ。 -
パン、クッキー、チョコレート菓子、水、紅茶のティーパックなど。
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シャワーはこんな感じ。
シャワーを使う時は、洗面台とトイレに水がかからないようにぐるっとカーテンを回す。湯量もそれなりに出るし、汗を流してさっぱりできるのはありがたい。
狭い中でも必要最低限が揃っていて、よくできてるなと感心。
トイレの流すボタンが洗面台の右手にひっそりあるのはちょっと分かりにくいけど、システム系を1箇所に集めたらこうなったんだろう。 -
こんな感じで洗面グッズも(ケース入りで)あるので至れり尽くせり。これ、男性用と女性用あります。
女性用には「おりものシート」が入ってるのが凄いと思った。 -
クローゼットもあるし、キャリーもここにいれられる。
上段のベッドに上がるためのハシゴもここに入ってる。 -
出発して少ししたところで乗務員のお姉さんがやってきた。
英語があまり上手ではないというお姉さんは、一生懸命に英語を思い出しながら朝食の希望をとっていたよ。
シャワーを浴びて、ちょっとだけお菓子をつまんで、寝台に揺られて寝ます。
明日からモスクワだよ。
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