2017/08/03 - 2017/08/03
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yoshieriさん
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題字に入れた「涼・宮城」は今年の宮城県の観光キャンペーンタイトル。「りょうぐうじょう」と読むそうです。「仙台・宮城 伊達な旅、夏キャンペーン」の動画は壇蜜さんの色っぽさで話題になりました(笑)
昨年の8月は、仙台市観光局発行の冊子「週末仙台」につられて仙台旅をしましたが、そのときに行けなかった松島(倒木のため仙石線が不通)、そして伊達政宗の廟屋・瑞鳳殿へ行ってきました。また地下鉄東西線、国際センター駅に設置されたフィギュアスケートモニュメントも見てきました。
せっかくなら1泊くらいしたかったのですが、翌日には用事があったので、日帰り旅です。
家を出てから松島までは3時間。行き帰りに6時間かかるので、日帰り旅は効率よく観光しなければと、松島はじっくりというわけには行きませんでした。やはりもっとゆっくりしたかったです。
あとで知ったのですが、伊達政宗公の誕生日は1567年8月3日。今年が生誕450年ということは知っていましたが、まさか同じ日に仙台に行こうとは!(現在のグレゴリウス歴では9月15日だそうですが)偶然ですが、政宗公が呼んでくれたのかな。
東北新幹線はやまびこのほうが、はやぶさより時間は30分よけいにかかるけれど、自由席が多くて安くすみます。やまびこの自由席で上野を朝7時38分に出発。帰りもやまびこの自由席で9時半に帰宅。6時間の乗車時間と6時間の観光でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
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9時38分に仙台駅に到着すると、七夕飾りがお出迎え。2日後には仙台の七夕まつりだった~。ちょっと来るのが早かったかな。七夕まつりもじっくり見たいものです。
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初めて本場のものを見た!うちの近くの商店街にも、似たような物がつり下がっているけれど(笑)、本場はさすが大きくて豪華。
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仙台から仙石線に乗ること37分で、松島海岸駅に到着。
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駅のホームから見た駅前。
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思っていたより、ちいさな駅です。
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駅の横には旅館案内所と遊覧船のチケット売り場があります。観光船呼び込みのおじさんが立ってます。11時発の遊覧船にちょうど間に合うようです。
迷ったけれど、一周50分は長いかなあと思って、今回はスルー。瑞巌寺にも行きたいから。 -
取りあえず、人の流れに従って歩きます。さすが松島という名前のとおり、大きな松並木。
震災復興工事がまだ続いているのでしょうか。工事用のフェンスがあります。
牡蠣の焼き小屋や海鮮食堂、みやげ物店が並んでいる通りです。 -
芭蕉が、「ああ松島や 松島や 松島や」と詠んだその場所に来たと思うとワクワクします。しかし、実は芭蕉がこの句を詠んだのではなく、田原坊という狂歌師が作ったそうですね。奥の細道とこの歌が結びついたのだとか。
観光船のチケット売り場です。この先は観光船乗り場です。 -
11時の船が出発直前で、乗る人が並んでいます。
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いってらっしゃい~
海上から見た湾のようすはどんななんだろう。かすかな後悔も・・・。でも次の船は1時間後ですから、もう乗る時間はないだろな。 -
観光桟橋。この先に松島湾が広がっています。
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観瀾亭・松島博物館が見えます。
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大きな観光船以外にも、ヨットやクルーザーがたくさん停泊しています。観光用なのか、個人所有なのか・・。個人なら、うらやましいな。
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左手に赤い長い橋が見えてます。後であそこまで行ってみよう!
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小さな島に建っている五大堂に行く橋。五大堂は807年、坂上田村麻呂が建立したといわれています。
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この赤い橋、さっき見えた長い橋ではありません。
五大堂 名所・史跡
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この橋は透かし橋といって、海面が板の間から透かして見えます。ちょっとスリル。
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下は海面。
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透かし橋の上から見下ろしています。
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現在の建物は、伊達正宗が再建したものです。
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五大堂から松島湾内の島々が見えます。
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東日本大震災の慰霊祈念碑。ここも大きな被害を被ったのですね。
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次には長い橋(福浦橋 252m)を渡って、福浦島に行くことにしました。この橋を渡るには、カフェベイランドというお店に入って、通行券(200円)を買います。そのまま店を抜けると橋の入口に続いています。
学生さんたちのグループがお店に入っていくのは見えたけれど食事かと思い、まさか、お店に入らなければ、橋を渡れないとはわからなくて、その辺をうろうろしてしまいました。ベイランド グルメ・レストラン
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この橋は福浦橋・出会い橋というそうで、渡ると良縁に出会うそうです。この歳でもう一度渡るとどうなのか・・・。
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岩の上に木の茂った島なんですね。
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いい感じの岩と木立。
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島全体が自然公園になっており、くまなく歩くと小1時間の行程。
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ちいさな入り江も感じがいい。
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小さな島が点在。曇天なのでグレーの景色ですが、青い空と海が望めたらもっとよかった。
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島内の弁天堂。
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ゆるやかなアップダウンもあります。人がいなくなると寂しい感じすら覚えます。
この日は最高気温23度。木立の間は涼しくて楽。 -
見晴台。
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見晴台からはよい眺め。
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島が点在する、これぞ松島の風景ですね。
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この島で思っていたよりたくさん歩いてしまった。さて、また橋を渡って戻りましょう。
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戻り道。
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橋の欄干にかもめがとまっています。私が近づいても知らん顔。物思いにふけっている様子。実はえさをくれないかなあと思っているに違いない。
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次は瑞巌寺です。入り口。
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瑞巌寺は臨済宗妙心寺派の禅寺。828年に慈円大師円仁により開創された。
中学時代の音楽の教科書だったか、「まつしま~の さ~よ 瑞巌寺ほどの 寺もないと~え」と斎太郎節の歌詞が載っていて、瑞巌寺とはどんな大きな寺だろうと思ったものです。そのときは知らない遠い土地のお寺と思っていたけれど、ついに来たのですね。ちょっとした感慨あり。 -
長い杉木立の参道。しかし、ここも工事中で道が新しくなっているということは、被災したのですね。
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岩窟の前のこの仏様はなんという名前だったか・・・
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参道を左に行く道に復興地蔵堂がありました。
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まだ新しい地蔵堂。悲母地蔵尊が納められています。
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参道の中ほどに、3.11津波到達地点の印がありました。ああ、やはり、こんな所まで波が来たのですね。
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この塔、名前を確認するのを忘れてしまいましたが、鉄が赤く錆びていたのが印象に残りました。
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改修工事中の囲いには伊達政宗公甲冑図。
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法身窟。
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国宝指定の本堂。2008年から平成の大修理を行なっていますが、2016年4月から本堂が公開されています。
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拝観料は700円。この建物は慶長14年(1609年)正宗が5年の歳月をかけて完成させたもの。
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本堂の中は撮影禁止なので、ここからの写真は先ほど通った工事用フェンスに印刷されていた絵(写真)を撮ったものです。フェンスを撮ったとは思われないきれいな写真に撮れてます(笑)
鷹の間の襖絵。 -
菊の間。御典医の間で、薬草の菊の図。金がとても鮮やかでした。
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上々段の間。紅白椿図と違い棚。
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上段の間。
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文王の間。藩主の部屋。襖絵は「周文王狩猟図」。中国・周の文王と名補臣太公望呂尚の出会いを中心に、宮殿の様子や首都洛陽の繁栄等が描かれている、そうです。
伊達政宗の権勢と文化の力を感じさせる内部でした。 -
本堂を見終わって、戻ろうとすると甘味処が目につきました。ちょっとここでひと休み。
この先に円通院があります。また宝物館青龍殿も参道を戻ったところにあるのです。 -
そろそろお昼なんだけど、白玉抹茶アイスをいただきました。おいしい~
食べ終わって、まだ瑞巌寺を見足りないのですが、時間が気になり、仙台市内に戻ることにしました。 -
仙石線は1時間に2本のペース。ちょうど列車が来そうなので、早足で駅へ。みやげ物店など残念ながらスルー。仙台方面行きの仙石線がやってきました。
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仙台駅に着いてから、松島まで行ったのにスルーした海鮮を食さねばと、駅モール・エスパルで目についたお店に入りました。入って店の名前を見ると「松島」でした!
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ウニとイクラが新鮮でおいしかった。
松島 グルメ・レストラン
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つぎは地下鉄東西線で国際センターまで行きます。
この駅は4月16日に、羽生選手と荒川静香さんという2人の金メダリストのフィギュアモニュメントが設置されたのです。そのときの除幕式の様子を、ライブストリーミングで見て、ファン仲間で盛り上がりました。仙台に行くことがあったら寄りたいと思っていたのです。 -
高さ2.3m、幅1.6mのガラス製モニュメント。思っていたより大きいです。
2つのプレートの間に立って、近くを通りかかった女子高校生に記念写真を撮ってもらいました(^^)。国際センターでは、高校文化祭が行なわれているようです。 -
日本フィギュアスケート発祥の地 五色沼。2人の手形もあります。
五色沼はこの近く。昨年もこの国際センター駅に来ているので、このあたりの地理はなんとなくわかります。 -
つぎは瑞鳳殿まで歩くつもり。今回はるーぷるの1日乗車券を買わなかったのです。仙台駅から地下鉄で3駅で200円という近さと安さのため地下鉄をチョイス。
るーぷるは一方通行なので、国際センターから瑞鳳殿に行こうとすると逆方向。反対まわりはありませんので、一周まわってしまうことになります。
瑞鳳殿を見てから、国際センターに行けばよかったのです。瑞鳳殿は見学に時間がかかると考えて、フィギュアモニュメントを先にしました。これは後で考えると、ちょっと間違えたかも。
瑞鳳殿の最寄地下鉄駅は大町西公園で、これは国際センターの隣の駅。一駅乗っても、かなり歩くような気がします。まあ、街を見ながら歩いていこうと・・・。歩くのは苦にならないのです。
青葉城が見えてきました。 -
広瀬川にかかる大橋を渡ります。
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広瀬川。
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もう1度、曲がりくねった広瀬川の橋を渡りました。
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るーぷる仙台のバス停「瑞鳳殿」が見えてきました。30分近く歩いたかな。やっと着いた!暑くなくて、紫外線も弱いのが幸い。
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うっそうとした木立が快い。
去年は時間がなくて見られず残念だった所なので、ワクワクします。 -
こちらは瑞鳳寺の入口ですね。こちらには入りません。
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杉木立の石段を登っていきます。
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石段が多いわぁ~
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涅槃門。青森ヒバで拭いてある屋根。1945年に焼失。再建されました。
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入場料550円。るーぷるの乗車券があれば450円ですが、今回はなし。
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瑞鳳殿の門をくぐります。
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さらに瑞鳳殿入口。
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瑞鳳殿。1636(寛永13年)、70歳で没した伊達政宗公の廟屋です。昭和6年に国宝に指定されましたが、昭和20年の戦災で焼失。昭和54年に再建されました。
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桃山文化を伝える絢爛たる彫刻。
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この鮮やかさ、4月に行った韓国のお寺の色彩にも通じるような。
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普段は公開されていないという本殿の伊達政宗公像を見ることができました。
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家臣たちの墓碑が取り囲んでいます。
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政宗公の死の後を追って、自死した家臣が20名いたとのこと。
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資料館。こちらの内部も撮影禁止でした。藩主三代の復元容貌像があります。伊達政宗公像の遺骨の一部などがあって、いろいろ興味深かったです。政宗公は身長159cm、血液型はB型だったそうです。
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瑞鳳殿の職員手作りの七夕飾り。こんなふうに皆さんが手作りするんですね。
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戊辰戦争、忠魂碑。
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かなりアップダウンのある道。クマの目撃情報があったので注意、と書かれた看板もありました。こんな都会にもいるんだ!
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二代藩主・伊達忠宗、三代藩主・伊達綱宗公の廟屋もあります。
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感仙殿。二代忠宗公の廟屋。
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善応殿。三代藩主伊達綱宗公の廟屋。どちらもよく似ています。
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妙雲界廟、御子様御廟と見終わって長い石段を降りたら、足がつった!
たくさん歩いて階段を上り下りしたけれど、そんなに足に来ているとは思わなかった。歩けないことはないけれど、るーぷるに乗らないとすると地下鉄駅までは遠い。降りた所にいたタクシーに乗って駅まで行きました。
帰りの新幹線の指定席が取ってないのも気にかかりました。 -
駅まで来てしまうと、里心が沸きます(笑)。取りあえず、今日は充分かなあと思って帰りの新幹線に乗ることにしました。このあたりのあっさり度合いが私らしい。体力がないのがわかっているので頑張らないのです。
少し休んで、街の中心部を歩いたら、きっときれいな七夕飾りに出会えたことでしょう。後から考えたら、これがかなり残念だった~ まあ、これは来年の仙台旅のお楽しみができたということで。
行けるときに、行く気になったら実行しようという今回の旅でした。
でも、やはり計画は立てないとね。行き当たりばったりでは後で残念に思うこともありますから、よく調べることは必須ですね。今回はかなり満足な旅でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 白玉さん 2017/08/11 22:14:42
- 十分です!素晴らしい行動力!
- yoshieriさん、こんにちは。
ぱっと思い立って、ぱっと出かける行動力!私はただただ素晴らしいと思いましたよ。
日帰りで、これだけ色々なことを楽しんで、それもすごいと思いました。
松島・・・、ずーっと昔に行ったのですが、記憶が定かではなく、今回の旅行記で「へえー」と何度も思いました。
たしか、タワーのようなものに登った記憶があるのですが??
そのようなものはありませんでしたか?
五色沼・・・スケートのチケット運、お祈りされましたか?(笑)
瑞鳳殿・・・ここ三月に行く予定だったのに、行けなかったところです(´;ω;`)ウッ…
日本はわびさびの文化なんて言われていますが、こういう華やかなものもあるので油断できませんよね。
最後に、旅行記のアップの早さに驚きました!
私も見習います!
白玉
- yoshieriさん からの返信 2017/08/12 09:24:01
- RE: 十分です!素晴らしい行動力!
- 白玉さん こんにちは!
> ぱっと思い立って、ぱっと出かける行動力!私はただただ素晴らしいと思いましたよ。
> 日帰りで、これだけ色々なことを楽しんで、それもすごいと思いました。
いえ、実はそうでもないんです。
前々から行きたいとは思っていたけれど、やっぱり腰が重くなって・・・。
前日に、明日は行こうと決めて、その日指定の切符を買っておきました。
> 松島・・・、ずーっと昔に行ったのですが、記憶が定かではなく、今回の旅行記で「へえー」と何度も思いました。
> たしか、タワーのようなものに登った記憶があるのですが??
> そのようなものはありませんでしたか?
タワーのようなものはわかりませんでした・・・。
気になって調べてみたら、松島タワーというものがあったんですね!
2002年に解体されていますが、白玉さんはこれに登られたんですね。
きっとよい眺めだったでしょう。
今回行って感じたのですが、やはり高いところから一望したほうがもっとよいお写真も撮れたかなあ。
> 五色沼・・・スケートのチケット運、お祈りされましたか?(笑)
忘れた〜(笑)
でも、4月16日にライストで見たあの場所に立ったことがうれしくて。
何とか、これで運がつきますように(祈)。
> 瑞鳳殿・・・ここ三月に行く予定だったのに、行けなかったところです(´;ω;`)ウッ…
> 日本はわびさびの文化なんて言われていますが、こういう華やかなものもあるので油断できませんよね。
桃山文化の影響を受けているそうですよ。
でも、瑞鳳殿は伊達家のお墓。「伊達」という言葉には「粋」とか「おしゃれ」の意味もあるので、そのとおりなんだなと思いました。
白玉さんも、機会があったら行ってみてくださいね。
> 最後に、旅行記のアップの早さに驚きました!
> 私も見習います!
いえ、いえ、そんなでもないです。
私もまだ、手付かずの旅行があります。
旅行記アップもけっこう手間がかかりますよね。
よし、やろう!と気合を入れないとできません。
でも、4トラの皆さんのすばらしい旅行記を見せていただくと、感心したり参考になったりするので、やる気が沸いてきます。
白玉さんはこの夏休み、どこかに行かれますか?
アップをお待ちしていますよ!
yoshieri
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