伊勢の旅　1泊2日　お泊りは伊勢パールピアホテルです

2017/07/24 - 2017/07/25

　～　朝のお散歩は伊勢商人の町　河崎へ
　
駅から徒歩３分？　それとも１５分？
観光にも使える良いビジネスホテルですが、駅からの距離に不満があります。
　
　
伊勢市駅はＪＲと近鉄の二つあり駅構内は繋がっていますが、南側と北側の連絡通路がありません。そして、その間に三角形のＪＲ車両基地がド～ンと(＾◇＾)
　
外宮側へ出てしまうと三角形の一番遠くを回らねばたどり着きません。１５分近くかかり中々面倒なものです。
　
近くには伊勢シティホテルと伊勢シティホテルアネックスがありますが、同じ悩みを抱えてるはず。線路で分断されてる伊勢は、神都と呼べど不便な街です。
　
　
朝のお散歩は歴史ある家並みが続く伊勢の商人の町　河崎へ
　

エリア 伊勢神宮(三重)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

部屋へ入ってしまえば快適そのもの　(^^ゞ
清潔なベッドが待ってます。
　
　
名古屋発フリープラン伊勢　
快速みえ号利用　禁煙ツイン朝食付　早トク２１　伊勢パールピアホテル　
　
おひとり様　￥11000
　
お値打ちプランは、快速みえ号はちょっと辛いけどホテルの部屋は33㎡のＤＸツイン
１泊と言えど快適に過ごせました。

ベッドサイドテーブル
　
電灯のコントロールもできるしビジネスホテルとしては、こんなもんでしょう
大和ロイネットホテルに負けていません。

簡易ベッドになるソファーと広いテーブル
ＤＸツインと言うだけあって全体が広々としてます

特筆すべきは、ビジネスホテルではトイレとバスタブが同居してますが、パールホテルのＤＸは別々になってまして外で身体を洗うことができます。

傑作！
　
お風呂の戸ですが、中にも外にも開くタイプで昔の銭湯の仕切りのようです。( ^^)

シンクは一つですが洗顔石鹸が置いてあるのはうれしい。
バックみたいな袋はドライヤーが入ってます。どうぞ、お持ち帰りくださいと書いてあるような　笑

トイレは完全個室
温水便座がついてます。

７階のお部屋へ案内されました。
　
窓のカーテンを開けると、近鉄宇治山田駅が見えます。
ちょうどローカル列車が出発したところかな？
　
近鉄は伊勢市駅よりも宇治山田駅の方が立派で豪華です。
そのはず、お召し列車が着きますからね

ローカル列車が眼下を通過していきます。
線路の見える部屋も楽しいものです

こちらは近鉄特急ビスタカー
一部二階建てになってます。

翌朝のモーニングブッフェです。

和食系、洋食系ときちんとあります。

サラダもたっぷりと

ジュース、ヨーグルトもあります。

集めてきたもの
　
これで、朝食代金は一人￥1080　だったかな？
比較的お値打ちに感じます

でわ、ホテル内探索と朝のお散歩です
　
フロント・ロビーはシティーホテルと同じです。
ＡＥＤもありますね。突然死症候群を持ってる私には大切な機器です。

フロントに置いてあったお木曳の模型
伊勢らしい飾りですね。

分かりますか？
　　　
ロビーの一角にある生簀です。
ホテル併設のレストランで使用する食材が入れてあります。ビジネスホテルのロビーでアワビが入った生簀があるなんて、たぶんここだけでわ？

朝のお散歩に出ますが・・・
　
伊勢商人とは伊勢の国の商売人のことで、特に伊勢市内の商人のことではありません。
　
主に松阪に住む商人たちが大坂・江戸で商いをして大儲けをしたわけで、「近江泥棒、伊勢乞食」と言葉が残るように、かなりケチンボな商人たちだったようで。
　
三井、三越、松坂屋・・、そうそうイオンも伊勢商人の流れを汲む大企業ですね。

商人の町「河崎」は見どころ満載で、それだけで旅行記になりそう
　
勢田川の水運を利用し、全国から押し寄せるお伊勢参り客の食料などの物資を供給する伊勢の台所として栄えたようです。

伊勢パールピアホテルを出ますと目の前にスーパーがありまして、その一角に立札がありました。
　
山田奉行所跡だって　(＾◇＾)
山田奉行と言えば、時代劇に出てくる大岡越前の守が有名です。
　
幕府領の伊勢と紀州藩の飛び領地の松阪が境界線でもめていた時、公平に裁いたようで吉宗公に認められ、のち八代将軍となるときに江戸南町奉行に引き立てられとか
　
｢伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ､尾張名古屋は城で持つ｣と伊勢音頭で歌われていますが、松阪は出てこない？
　
昔から伊勢と松阪は仲が悪かったようで、隣の国とは仲が悪いのは現代も同じかな( ^^)

河崎の町並みは、ホテルから300ｍ
すぐ近くにあります。
　
　http://www.isekawasaki.jp/file/machinami_20160214.pdf

早朝ですので人はいませんが、同じような形の家が並んでます。

土蔵造りかな？昔の雰囲気が漂ってます。

唯一、近代的なビルは「絲印煎餅」で有名な播田屋のお菓子工場です。衛生が大切ですので近代的にならざるを得なかったかな

横の販売店の方は昔のまま
　
絲印煎餅は微妙な甘みがありお値段も手ごろですので、駅近くの吹上店でお土産として買ってきました。

居酒屋　虎丸
　
かなり人気があるそうで、予約していかないと席がないとか？
ここで夕食にしたかったけど、客が押し寄せる店は？？？
　

大きな家です。　村田邸かな？

コーヒー屋もちょっとだけの改装で雰囲気を残してます。

道標
　
右　宮川道
左　さんぐう道

お見事！
　
土蔵造りで板張り
火災・風雨に耐えられます。

板張りは幾何学模様を描きますが・・

火災時に取り外す機能はもうないようです。

炉端焼き　あじっこ
　
先ほどの虎丸とここが居酒屋の様相をしてます。

伊勢河崎観光案内処
いこい処「なごみ」と呼ばれる無料休憩所です

通りの家々にはしめ縄飾りがありまして
　
その中でよく見られたのがこれ「蘇民将来子孫の家」と書かれてます。
横に「七福即生　七難即滅」とも
　
スサノオが守ってる家と言う意味でしょうか？
　

笑う門には福来る
　
でも、お正月以外でもしめ縄飾りをつける習慣はあるの？

伊勢河崎商人館だけはちょっと変わったしめ縄飾りでした。
　
久那戸之神
牛馬守護の神、豊穣の神、禊、魔除け、厄除け、道中安全の神とされてる？
　
横に書かれてるのは八衢比古（やちまたひこ）、八衢比売（やちまたひめ）のようで、神話の世界は人間では分かりません。　(*_ _)

河辺七種神社
　
御神遷　吉家稲荷神社とも書かれてます。

早朝にもかかわらず清掃してる人もいて、清々しさを感じる神社です。

神社の本殿です。
　
んっ？柱がまだ新しい？
ひょっとすると神宮遷宮のお払い下げを受けたのかな？

御祭神一覧表
　
あれっ！七種神社だけど９柱もいる。神名不詳も２柱あり計１１座だそうな
天神様もいるけど、どの神が何の神か分かりません。
　

吉家稲荷神社
　
朱色の鳥居のトンネルが素敵！
千と千尋の神隠しではないけれど、トンネルを越えたらそこは神話の国だった？
　

一応、二礼二拝一礼の作法で私だけがお参りしました。
　
夫婦でお参りするとお狐様が嫉妬心を抱くとする謂れがありますので

お狐様
あれっ？おチンチンが立ってる？　笑

ご神木
巨大なクスノキです。

和合の象徴でしょうか？
根が繋がってます。伊豆の修善寺にもありましたっけ

伊勢河崎商人館
　
大きな看板の横に「本日休業」って　(＾◇＾)
まあ、朝のお散歩ですから休業でも構わないのですが、私らは平日旅行が多いのでどこへ行っても休業の看板に出会います。

営業時間は9時半からで、入館料は￥300です。
昔の小川酒店だったそうで、近代にはサイダーも作ってたようです。
　
大きな蔵がいくつも並んでます。

商人館の反対側も大きな家で西山家住宅だったそうな
こちらも酒屋で、お伊勢参り客用の酒を宿に卸していたかな

河崎商人館の蔵は道の反対側にもあり、壱の蔵・弐の蔵・参の蔵とあります。
それぞれ、雑貨食品販売やカフェなどが営業してます。

その蔵と蔵の間に路地があり、亀太郎池と名付けられた小さな池があります。

文字通り亀さんが泳いでますが、昔の勢田川でして船が蔵の真下に着くようになってました。

河崎商人館の蔵の群れです。
豪商ですね。

河崎・川の駅
無料休憩所でしょうか？

お伊勢さん　風呂物語
　
海水医療鉱泉だそうで、伊勢商人は色々考えるものです(^^ゞ

勢田川
　
河崎商人を育てた水路です。現在はきれいに整備され両サイドには遊歩道が設けられています。川の対岸にも河崎の町並みと同じような家があります。向こうも商店だったことでしょう。

ぷっ！
草むらの中にポストがポッツンと
　
まだ生きてるの？( ^^)

先ほどの川の駅の裏手
カフェのような造りです

亀太郎池
　
堤防側から見ますと、かつての川沿いだったことがよく分かります。
階段があり、船を蔵の横に着け荷揚げしたことでしょう

至る所に川につながる階段があります。
水運がある所に商機あり！

川沿いを通ってホテル方面へ戻ります

旧中橋の欄干でしょうね

海苔問屋　かねやす

かねやすの店の角にこんな看板がありました。
　
　倭姫ろまん　御塩みち
　
神話の町は色々な歴史が詰まってます。
二見浦の潮を汲み、塩を造り、外宮まで運んだ道が御塩道
　
　http://chubu.env.go.jp/nature/yokoyama/marugoto/walking60/13.pdf
　
やはり歴史のある街並みを歩いていると新たな発見があります。
この約9.3kmを歩いてみるのも楽しいかも？　(^^♪
　
　
さあ、ホテルをチェックアウトし二見浦で夫婦岩を見て、倭姫宮を参拝して帰ります。