2017/07/22 - 2017/07/28
1位(同エリア11件中)
ぱくちーさん
チベットの旅、後半はカロラ氷河からのシガツェ観光です。
標高5,000m近い峠を越えるドライブ、かなり空気が薄くてゼエゼエしましたが、途中で見えたチベットの大自然が本当に素晴らしく、息苦しいことさえ忘れてしまうほどでした。
≪日程≫
7/22(土)…朝、広州白雲空港発
長沙で経由で西寧へ
西寧をちょっと観光して20:00頃青蔵鉄道でラサに向けて出発
7/23(日)…夕方6:15、ラサ駅に到着
夕食後ホテルにチェックイン
7/24(月)…ポタラ宮と大昭寺観光
7/25(火)…ダライラマの離宮・ノルブリンガとセラ寺観光
7/26(水)…シガツェへ移動、途中ヤムドク湖とカロラ氷河を観光
シガツェでタシルンボ寺を観光、シガツェ泊
7/27(木)…シガツェからラサへ
ラサ到着後デボン寺観光
7/28(金)…薬王寺観光
午後、飛行機で広州へ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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-
さて、旅行5日目はヤムドク湖、カロラ氷河を経由してシガツェに向かいますよー。
ラサの市街地を出てすぐに橋を渡ったのですが…。
なんじゃこの中国国旗の多さは。
共産党の圧がハンパないぞ…。
(広州ではこんなの見たことない) -
ホテルを出て1時間くらい。山の上にお寺が見えました。
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ちょっと車を止めて川の畔に降りてみます。
恥ずかしながらチベットにこんな大河があることを初めて知りました。 -
石を積んで旅の安全を祈ったのでしょうか。
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チベットってすごく寒くて荒涼とした大地があるんだと思っていたのですが、実はラサは日本より少し寒いくらいで、結構過ごしやすいのだそうです。
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こちらの山は鳥葬が行われているらしいですよ。
鳥葬ってもう昔のことで、今はもうやってないんじゃないかと思っていたのですが、今も普通に行われているらしいです。
でも儀式的な意味合いが強いらしく、少し鳥(ハゲワシとかハゲタカとか)に食べてもらったら亡骸を回収して、火葬だか土葬だかにするんだそうです。 -
第一チェックポイントに着きましたー。
チベットにはこういったチェックポイントがたくさんあるんですよ。
スピード違反を取り締まるためなのか、違法な移動を防ぐためなのか。 -
チェックポイントをぬけたと思ったらモフモフトラップが仕掛けられていました。
こっちはかわいいから許す。 -
見晴らしのいい展望台に着きました。
犬や羊と記念写真が撮れるのですが、動物たちの「やらされてる感」が強すぎてやるせない気持ちになってしまい…。 -
風景だけ撮ってみました。
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でもやっぱりワンちゃんの後姿だけこっそり撮ってみました。
これ、正面から見るとこの展望台の名前と標高が書いてあるのですが、撮影しちゃうと自動的にワンちゃん達も一緒に写り、犬の飼い主にお金を取られてしまうのです。
めっちゃ中国的な押しの強い観光地でした。 -
それからしばらくして峠の展望台に着きました。
なんと標高4998メートル。
さすがにちょっと頭がぼんやりしてきました。 -
ちょっとお天気が悪いですね。
本当なら真っ青に見えるはずのヤムドク湖もちょっと暗く見えます。 -
さっきの展望台で犬の写真が撮れなかったので、ここのワンコを撮ってみました。
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峠を越えたので少しずつ山を下っていきます。
ヤクがたくさんいますねえ。 -
ヤムドク湖の岸辺には羊がたくさんいました。
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ヤムドク湖の湖畔に降りましたー。
ヤムドク湖は塩湖ですが、海ほどはしょっぱくないそうです。(同僚・談)
遠くにヤクが見えますが、近くで写真を撮るとお金をとられます。 -
ヤムドク湖、とっても水がきれいでさわやかな風景でした。
これからカロラ氷河に向かいます! -
その前にちょっと大きめの町のレストランで昼食です。
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お店の中はインテリアはアレですがとっても清潔な感じです。
が、ここのトイレはなかなかえげつなかったです。
コンクリートの溝に仕切りがあって、それを掘立小屋で囲んでるみたいな…。 -
でもお料理は美味しかったですよ。
奥から時計回りにトマトと卵の炒め物、ヤクのチャーシューみたいなの、ナッツと鶏肉の炒め物、羊と大根のスープです。 -
のんびりとした風景を眺めながらのドライブが続きます。
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しばらくすると雪山が見えてきました。
氷河が近いかな? -
カロラ氷河に着きました!
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たくさんのタルチョが素敵です。
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おおお、氷河だー。
ここは標高5000メートル超、氷河が目の前にあります。 -
青空に氷河。
人間なんてちっぽけなもんですよ。 -
タルチョと一緒に撮るとさらにかっこいい。
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モノクロで撮ると世界の果てっぽくなったような。
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写真にはほとんど人が写っていませんが、「一緒に写真を撮って10元」の民族衣装を着たお姉さんたちが近寄ってきて大変だったんですよー。
チベットはおみやげ物売りや写真撮りの方々の押しが強いです。 -
氷河、素敵でしたー。
これからシガツェまでドライブです。 -
朝の羊トラップに続き、今度は牛トラップです。
ちなみにチベットの田舎の道路は動物優先だそうです。 -
しばらくするとちょっと大きな町を通りました。
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おおお、これはギャンツェのお城ですね。
1909年にはここまでイギリス軍が攻めてきたそうです。 -
さらにしばらく走ると…。
かなり大きな街です。
シガツェに着きました! -
シガツェの大きなお寺、タシルンボ寺を見学します。
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チベット仏教はいくつかの宗派に分かれているのですが、タシルンボ寺はその中のゲルク派の最大の寺院なのだそうです。
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セラ寺も広かったけど、タシルンボ寺も広いです。
昔はチベットのお寺はお坊さんが何千人も住んでいたので、一つの街くらいの大きさになるんですよね。 -
猫さんものんびり。
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この奥はお坊さんの生活空間らしいです。
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タシルンボ寺には50くらいの経堂があるそうです。
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タシルンボ寺はダライラマに次ぐ高位のパンチェンラマが座主なんだそうです。
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かわいい子猫ちゃんがこっちを見てますよー。
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このお寺も文化大革命のときには破壊の危機にあったそうです。
建物の中に食べ物を詰め込んで、「食糧庫だよ」といって壊されることを免れたそうです。
この壁、よーく見ると壁画の上に「偉大なる毛主席・・・・」って書かれてしまっているのです。
文化大革命のときに破壊された文化財、たくさんあるんだろうな…。 -
たくさんの方の信仰と知恵で守られたお寺なのですね。
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消火栓も景観を大切にしています。
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建物の外側と内側の色遣いの違いが面白いです。
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こちらは大きな大弥勒殿。
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チベットのお寺はみんなこのように中庭を囲むようになっている建物があるのですね。
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このお寺にも大きな壁が。
お祭りのときに大きなタンカを掛ける壁です。
巨大タンカがかかっているところを一度見てみたい、と思いました。 -
シガツェの街が一望できました。
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お寺としても色々興味深いところでしたが、街歩きをしているようで楽しいところでもありました。
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夜ご飯は陝西省料理ですよー。
陝西省は西安がある省です。 -
こちらは涼皮という冷たいお料理です。
小麦粉を使った麺のような食べ物ですが、主食ではなく前菜的な役割です。
酸っぱ辛い味でさっぱりうまうまです。 -
こちらがびゃんびゃん麺です。
すごく幅の広い麺です。
これがつるつるモチモチで美味しいのよ。
最近西安に行った同僚が「西安のびゃんびゃん麺より美味しい…。」と言っていました。 -
その他のスープ、細い麺も美味しかったです。
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でも一番おいしかったのはこのキャベツ炒め!
ちょっと濃い目の味付けでご飯が進む味でした。 -
またまたちょっと食べすぎ、満腹になってホテルにチェックインしました。
この食べすぎが翌日大変な事態をもたらもたらすのです…。
お宿はTashi Choeta Hotel です。
ロビーに大きなポタラ宮の模型がありました。 -
裏側もちゃんとつくってありました。
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部屋もキレイです。
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でもやっぱり冷蔵庫は無いのです。
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一夜明けまして。
朝7時ですが、まだこんなに暗いです。 -
レストランがクラシカルでいい感じです。
写真がピンボケです。 -
チベットっぽいおかずがいろいろありました。
右は裸麦の粉をバター茶で練ったもの。
チベットの方の主食だそうです。
ちょっと水分が多くなって蕎麦掻みたいになってしまいました。 -
朝食後、ちょっとだけ外に出てみました。
ホテルの外観です。 -
シガツェの街並み。
なんとなく日本の地方都市っぽいです。 -
シガツェは1泊のみ、ラサに戻ります!
川沿いを通ってラサに向かうそうです。 -
それにしも…。
大自然のスケール感が巨大ですよね。
なんで7世紀くらいからこんな標高の高いところに王国があったんだろう?って疑問に思っていたのですが、この豊かな自然があったからこそだったんですね。 -
対岸にお寺が見えました。
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ちょっとしたトイレ、お土産屋さんがあるところで一休み。
帰り道もチェックポイントがあって通る時間が決められているらしく何度も「時間調整」で停車しました。
ちなみにここのトイレ、有料(2元)だったにもかかわらず、ドアなし下部丸見えのちょっとトラウマになりそうなトイレでした。 -
実は私、この後からじわじわと腹痛に見舞われ始め…。
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早くきれいなトイレがあるところ(昼食場所)に着かないかなあ、と思っているのに何回も「時間調整」で停まるんですよ。
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この辺りで私のお腹は絶体絶命状態に…。
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そして…。ホントにもう限界かもー、というところで…。
やっと昼食場所についた!
お店もトイレもキレイ!
いやー、命拾いしましたよ。
中国の郊外のトイレ事情をなめてはいけませんね。
ちなみにここのご飯、すごく美味しかったです。
でもちょっとしか食べずに我慢しました。 -
トイレの話ばかりで申し訳ありません。
さて、無事ラサに到着しまして。
ラサのゲルク派最大の寺院、デボン寺を見学します。 -
いい匂いがする木の枝を燃やしています。
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デボン寺はワンコがいっぱい。
ご飯がもらえるらしいです。 -
ここも街みたいです。
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水で回るマニ車。
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と、思ったら大量のマニ車。
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ガイドさんに倣ってぐるぐる回してみました。
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階段をテケテケ上っていきます。
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下に川が流れています。
川沿いの岩にはチベット文字が彫ってあります。 -
壁とか階段とか昔の街にタイムスリップしたみたいな気分になります。
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おお。
遠くに白い壁が。
お祭りの時に大きなタンカを掛けるところですね。
デボン寺でタンカを掛けるお祭りの時には、お寺の中が参拝の人々でぎっしりになって、身動きが取れなくなるそうですよ。 -
迷路のような通路をぬけ、見晴らしのいいところに出ました。
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ここはデボン寺で一番大きな講堂です。
これまでに見たお寺の建物の中で一番大きいような気がするのですが。 -
屋根の飾りもよく見ると一つ一つ違う形なのですね。
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デボン寺には鍵が掛かっていて入れない建物もあります。
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屋根に飾り切りが入っていて、影がこのように素敵な模様付きになっているところもありました。
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デボン寺は昔は1万2000人くらいのお坊さんが住んでいたのだそうです。
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12,000人って、すでに「町」ですよね?
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チベットのお寺の規模の大きさにびっくりです。
もふもふワンコがかわいいです。 -
今はかなり数は減っていますが、それでも多くのお坊さんが生活しています。
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デボン寺はここまで見てきたお寺の中で一番「現役感」が強いお寺でした。
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駐車場にもどると…。
ワンコがヘソ天で寝ていました。
安心できる場所なんでしょうね。 -
あ、もしかして今日はチベット最後のディナーですね。
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最後のディナーで初のチベット料理です。
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ガイドさんの話によると、四川省や甘粛省は昔からチベット文化圏だから、四川料理や蘭州ラーメンも昔からチベットで食べられている料理ですよ、とのことです。
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チベット料理は初めてですが、これまで食べていたのもチベット文化圏のお料理だったのですね。
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そんな訳で、バター茶からディナー、スタートです。
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最初はカレー味のジャガイモです。
ホクホクで美味しかったです。 -
優しい味のヤクと大根のスープ。
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蒸しモモ。
形は餃子のようですが、肉まんのようなふかふかの皮でした。
餃子と肉まんの中間のようで美味しかったです。 -
チベット風のうどん、トゥクパです。
うどんといっても1センチ四方くらいの小さな麺で、小さなすいとんのようでした。
他にもヤク肉の炒め物、お赤飯のような味の炒飯など、これまでとはちょっと違う味のお料理が食べられました。 -
最終日の朝です。
今日は朝から雨模様です。 -
今日はまずお土産屋さんに向かいます。
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チベットっぽいものをローカル価格で購入できる一角に来たようです。
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朝の活気がいい感じです。
ここで同僚の一人がチベット風の帽子を購入しました。
かたいフェルトでしっかりした造りの帽子が100元(1600円くらい)。
空港とかで買ったら数倍すると思われます。 -
商店街をぬけてバザール・バルコルへやってきました。
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ラサ初日に来たときは「観光地の商店街」といった感じでしたが、時間帯が違うと雰囲気が全然違う!
午前中は神聖な「祈りの場」なのですね。 -
続いてポタラ宮前の広場に来ました。
そう、初日体調の悪かった2人はまだポタラ宮を見ていなかったのです。
この角度だと50元札と同じアングルになるかな…? -
ほぼ同じアングルですね!
平等院鳳凰堂で10円玉もって写真撮るのと同じですね。 -
最後の観光地、薬王山に来ました。
西寧の博物館で見たジオラマの場所です。 -
ここにも五体投地で祈りをささげる人々がたくさんいました。
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「薬王」だから健康についてお祈りしました。
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自然の岩にたくさんの仏画が書いてあります。
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これまで見たお寺とは全く雰囲気が違います。
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昔は医学を教える中心地だったらしいです。
こちらは「マニ塚」と言って、薄く切り出した石に仏画や教文を彫ったもの(マニ石)がぎっちり積み上げられています。 -
ここですごかったのが大きな岩にびっしり彫られたチベット文字!
これ、全部彫るのにどれくらいかかったんだろう…。 -
無造作に積み上げられたマニ石をモノクロで撮ってみました。
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参道にバターランプをたくさん灯している建物がありました。
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小さな炎がたくさん灯っているのを見ると、落ち着くようなちょっとざわざわするような不思議な気持ちになります。
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参道の一角でマニ石を彫る職人さんがいました。
電動の彫刻刀は使っていますが、基本手作業のようです。 -
楽しかったチベット観光も終わってしまいました…。
あとは空港に向かうだけなんですねえ…。
しみじみしていたら車の横を2頭の馬が颯爽と駆け抜けていきました。 -
空港の近くの食堂でお昼ご飯を食べました。
羊肉入りの春雨スープとお肉を挟んだパンです。
スープがあっさりしていてとても美味しかったです。 -
朝は雨模様だったのに、お昼になって晴れてきました。
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空港に着きましたよ。
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と、思ったら…。
えええ、ディレイ? -
なぜディレイになったか。
この写真の白い塀のところに軍用機が写ってるの、わかります?
なんかこの日はビュンビュン軍用機が飛んでいまして。
軍民兼用のラサ空港は軍用機優先なので、軍用機が多く飛ぶ日は民間機が後回しになるんだそうです。 -
結局飛び立ったのは午後5時過ぎですよー。
-
でも東チベットあたりの氷河が見られたからヨシとします。
-
機内食は…。
往路の方が美味しかった…。 -
経由の重慶に着いたのは午後8時くらいだったかな?
帰りは少し遅くなりましたが、チベットはとっても楽しいところでした。
自然も文化もスケールが大きすぎて、圧倒されっぱなしでした。
中国は広いですよね。
次は東チベットに行ってみたいと思います。
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旅行記グループ 青蔵鉄道でチベットへ!
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