天神島でハマユウと浜辺の植物を見る。

2017/07/28 - 2017/07/28

横須賀市の西部、佐島にある天神島。北限のハマユウが咲く場所として知られているところ。
今年は、天候と自分の日程が合わず、半ばあきらめていたが出かけてみた。ハマユウは少し盛りを過ぎていたが、まだまだ楽しめる状態、もう一つ、気になっていたハマボウ、黄色の花がところどころに・・・
必ずしも盛りではないが、夏の花、浜辺を楽しんできた。

エリア 横須賀(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

天神島は佐島漁港、湾の一角にある周囲1ｋほどの小島。島のほとんどは佐島マリーナの敷地。
京急バス、佐島マリーナ入口から数分の距離。
陸地側からはこの小さな天神橋でつながっている。

天神島臨海自然教育園。横須賀市博物館の一部。
バス停から歩いてくると、この入口を入る。
4月～9月は9：00～17：00開館。無料。
敷地内は自然保護のため、厳しいルールが決められている。
十分把握したうえで利用したい。

天神島臨海自然教育園・天神島ビジターセンター 公園・植物園

管理棟。開館中は監視員が常駐している。

いろいろな案内板が各所に。

自然の岩場があり、磯遊びができる。なお、採集は禁止。

海浜植物群は囲いで保護されている。

本命のハマユウ。
園入口付近と佐島マリーナ寄りの一角が本数も多く見ごたえがある。

自生地は柵で囲まれ保護されている。

ここでは海を背景にした写真にチャレンジしたい。

ハマユウと海。
ここはアマチュアカメラマンも多く訪れるところ。

天神島・笠島および周辺水域。神奈川県指定特別記念物の案内板。

この花がハマボウ。
1日花で夕方には咲き終えてしまう。

アオイ科落葉低木で、園内各所で見ることができる。

青空をバックに・・・

この花は、ハマゴウ。
地を這うように育つ常緑低木。

小さい花で、撮影は難しい・・・

地を這う・・・

一株だけ咲き残っていたスカシユリ。
スカシユリの花期はもう少し早い方がよい。

ハマグルマ、別名ネコノシタ。
とても小さい花で写真は撮りにくい。そのうえ、なかなか状態の良い花が見つからなかった。

このあたりは海鳥も多い。特にウミネコは多い。
秋から冬にかけては特に多く、大群になる。

奇岩が並ぶ風景。遠く江ノ島、富士山も見えるのだが、景色を楽しむのは秋から冬か・・・
左端に見えるのが笠島。天神島よりさらに厳しい監視が行われていて、通常では上陸できない場所。

笠島。遠くにシルエットになっているのが江ノ島。

砂浜もあるが、泳げるようなところではない。もっとも遊泳禁止だが。
バーベキューなども禁止だが、ビーチパラソルを広げている人がいた。
数年前はビーチパラソルも禁止だったような気がするが・・・

ハマユウのつぼみ。
写真を撮る際に、三脚などの使用には注意が必要（以前は禁止だったはず？）

天神島の語源になった天満宮。

ビジターセンター。天神島に関する展示や佐島港についての展示がある。
無料で利用できる。入口はこちら側にもある。
クルマで訪問する場合、基本的には駐車場はないが、ビジターセンターの駐車スペースが利用できる。ただ、業務車両が優先されるので、確実に利用できるかどうかはその時次第。
クルマを停めた後に、ビジターセンター担当者に申告する。

ビジターセンター前の解説版。禁止行為などのついての記載がある。

ビジターセンター前の公園から佐島漁港。

佐島漁港の風景

バス停前の小さな神明社の前のハマユウ。
自生ではないと思うが、ちょうど満開。

京急バス、佐島マリーナ入口バス停。
逗子駅と佐島マリーナまでの路線がある。ただ、本数は多くはない。
そのため、大楠芦名口、佐島入口バス停から歩くことも可能。
あるいは、横浜駅とを結ぶ高速バスもあるが、観光には不向きな時間帯。
いずれも京急バスのHPを参考にしてください。

そうはいっても、ここだけで１日を過ごすことは特別な興味がある人以外は無駄が多い・・・
鎌倉訪問のついでに、あるいは三浦半島観光のついでに、立ち寄ることの方が一般的かも・・・

ハマユウの花時もいいが、バードウオッチングにも適している。
空気が澄めば、富士山も綺麗なところ・・・通いたくなる場所？です。