淡路関空ラインで行く淡路島 [同航路廃止]

2017/07/19 - 2017/07/22

★ 重要 ★
　本航路は現在休止です。(H30/07/14-)
　→　運航会社は同航路「廃止」の意向を表明。 (H30/10/04)


★掲載の目的★
（１）
　かつての関西空港との航路の記録を残すため。

（２）
　このサイトは、航路廃止後の今でも、「関西空港　淡路島」で検索をすると、ヒットするページの一つであり、私の旅行記の中でも訪問者数が飛び抜けて多いです。その事実を分かってもらう事を直接の目的とし、間接的には淡路島への最適アクセスを検討頂く為の旅行客目線の材料を保存することを目的とする。


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以下、掲載当初の原文のまま。（一部修正あり）

（１）
　平成２９年７月９日（日）に再開したての海路だが、まだまだ情報が少ないので、補足的に記載する。

（２）
　洲本はじめ淡路島は、全般的にバスとの乗り継ぎがうまくいかず非常に不便なので、上手に時間を使うプラン立案が重要。

エリア 淡路島(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩 スターフライヤー ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

■１　淡路関空ライン

（０）概要

　従来、関西空港から淡路島へ向かうには、以下のルートであり、現在も主要ルートであります。

　関西空港　－　大阪市内　ー　神戸三宮　－　明石大橋　－　淡路島


　関西空港から洲本までは、直線で３７キロ。ここを時速約４０キロの高速船で１時間５分で結ぶ１日５往復の海路が再開されました。（平成２９年７月９日）

　あまりに突然の再開であったため、ネット上の情報が少ないので、乗客目線で旅行記の形で情報を記載するものです。

　関西空港から、こんなに便利なルートが使えるのであれば、地元観光関係者が目論む通り、ＬＣＣ利用者や訪日観光客にもっと知られてもよいルートであると考えます。その一方、「まだまだだなあ」と思うところもあります。

　とにかく「香港－マカオ」「広島宇品港ー松山観光港」の船の感じで気軽に使うことができる交通機関です。プロモーションや関係各所との連携が進むことを希望します。（写真は関西空港ポートターミナル。）



（１）予約

(a) ネットで予約
　「淡路関空ライン」で検索して、Ｗｅｂ上で予約可能。ただし、Secured mode ではないので、気になる人は、暗号化を施すなり、電話を掛けるなりしてくださいな。

　なお、支払いは関空か洲本ポートターミナル（いずれも後述）で。（現金のみ）

(b) チェックイン＠関西空港

　第１ターミナル２Ｆ国内線到着口、同１Ｆ国際線到着口　から、写真の通り、「高速船」の表示に従って進んでいけば、５分もあれば到着します。

関西国際空港第一ターミナル 空港

　高速船の窓口は第１ターミナル１Ｆの北側Ａ出入口のすぐ近くに窓口があります。（写真）

　予約をしている旨をこの窓口で伝えると、チケットを用意してもらえますので、支払いを済ませてください。往復の予約をしている人は、ここで往復分の支払いを済ませることもできます。

関西国際空港第一ターミナル 空港

　これが往復分のチケット。30日以内有効と書いてあります。

　惜しいことに「Void it detached」と書いてある。正しくは「Void if detached」ですよ。券面にも出発地と到着地程度は小さくていいから英語の表記が欲しい。

関西国際空港第一ターミナル 空港

（２）ポートターミナルまで移動

(a) 連絡バスのこと

　船の出発時刻に合わせて「淡路島/ポートターミナル」行きの南海バス（写真）がチケットカウンターの真裏のバス停から出発します。

　船のチケットに空港ーポートターミナル間のバス代（\200）が含まれています。

　バスの出発５分前に空港のバス停に行けばちゃんと乗れます。そして、５分ほどバスに乗れば、ポートターミナルに到着です。



(b) チケットカウンターで聞いてみた

　Q: 欠航はないか。
　A: 今のところない。

　Q: 揺れて酔ってしまうことはあるか。
　A: 波が高いと揺れるが、通常気になるほどは揺れない。

（３） 関西空港ポートターミナル

　ここは神戸行きと共用です。

　ある意味すごい場所です。

(a) 空港ターミナルから歩いてたどり着くことはできない。
(b) バスがポートターミナル前の車寄せに付く。
(c) 船の乗り場までバス停から２０－３０メートルほど。
(d) 屋根あり。
(e) チケットカウンターなし。
(f) 待合いロビーなし。
(g) 待つ必要もなし。
(h) だから、Free wifi もなし。
(i) トイレなし。（船内にはあるよ）
(j) 自動販売機なし。
(k) ゴミ箱なし。（船内にはあるよ）
(l) 改札口なし。

　乗船時には、チケットをもぎってくれるおじさんがいて、もぎってもらったらあとは船に乗るだけ。本当にそれだけ。

（４）バリアフリー情報

　主に移動が不自由な人向けの情報です。

(a) バス（低床）の乗降には介助が必要。
(b) 桟橋は概ねフラットな構造だが、１０センチほどの
　　段差が幾つかある。車いすを押し慣れているなら大丈夫。
(c) 波により桟橋と渡し板が「上下」「左右」「前後」に
　　やや揺れます。なおかつ、写真の通り完全フラット
　　ではないです。健常者は難なく渡れますが、
　　杖や車いすを使用する場合には不安でしょう。要介助。
(d) 船の出入り口近くに優先席あり。

（５）さあ出発

　出入口のすぐ脇に荷物置き場があります。スーツケース、サーフボード、折り畳み自転車はここに置けます。

　２階建て２１７人乗りの結構大きな船です。

　１階は空調あり、２階に上がれば潮風に当たれます。

　速い。最高速度４４キロまで出せるとテレビ番組で言ってました。だから窓から外を見ると、写真を見ての通り、波をかき分けてずんずん進みます。さすが高速船を名乗るだけのことはあります。決して海が時化ているのではありません。前述のとおり、「香港－マカオ」「広島宇品港ー松山観光港」の高速船のような速さです。

　そしてバスよりずっと揺れません。船酔いは敏感な人でなければ、心配なしです。

（６）洲本ポートターミナル（洲本港）

　船を降りたら、目の前に建物があります。迷いようもない。

　短時間で切断されちゃうけど、Free WiFi あり。ありがたいことです。



＜注意事項＞

(a) ターミナル内の地図がない。どこに何のカウンターがあるのかわからない。行先別に切符売り場が違う。レンタカーはどこで申し込むのか。さっぱりわからない。

(b) いろんなチラシや情報がポートターミナル内のいろんなところに散逸している。所轄があるんだろうけどね、客にはわかんない。だから、必要なパンフレットが見つかるまでいろいろ探し回る必要あり。

(c) ポートターミナルを出たら、どこに向かえばいいのかわからない。高速バスセンターとか洲本市街地へ歩いていくのに、右に行けばいいのか、左へ行けばいいのか、わからない。（ちなみに、左です。スーパーマルナカに向かって歩くと、高速バスセンターが見つかります。）

(d) 街からポートターミナルに歩いてきても、入口がどこなのか、表示が小さく、わかりにくい。１度オフィス入口に入ってしまい、間違えました。

洲本高速バスセンター 乗り物

■３　洲本をプラプラ

（０）島内の交通事情
　タクシーとレンタカーを使わないとすると、バスしかない訳だけど、このバスのダイヤが他の交通機関とうまく接続しないようになっている。

　お土産屋さんやタクシー業界とうまくやっていくための仕方ないのかもしれないのかもしれないけど、なんともやりきれないね。

　とはいえ、どこの会社のバスの時刻表でもネットで参照もしくはダウンロードできるようになっている。

　だから、洲本に限らず、どうやって時間をつぶすのかを真剣に検討するのが良いと思います。

　以下、洲本ポートターミナルとか洲本高速バスセンターで時間をつぶす参考になる情報を書いておきます。


（１）市立図書館
　ここは蔵書が結構ある。淡路島に関する書籍もたくさんある。Free WiFi もある。

（２）御食国（みけつくに）
　淡路の地産地消を目指したレストラン。お土産も売っている。（写真は外観）

　レストラン利用者は、レジのきれいなお姉さんに番号札を交付してもらう。（番号札交付機はない）

淡路ごちそう館 御食国 グルメ・レストラン

　食券式ではありません。テーブルでメニューを見ながらお料理を選びましょう。

　例えば、こんなのが食べられます。￥１６７４（税込）ですよ！

　淡路は魚も、お肉も、野菜もおいしい。このお店に立ち寄るためにバスを一本遅らせたり、洲本ポートターミナル経由で淡路島を出入りするというのも十分ありと考えます。

淡路ごちそう館 御食国 グルメ・レストラン

■　淡路夢舞台

（１）ウェスティン淡路

　淡路に来ればここが定宿になっている。

(a) 大きなデスクがある。
(b) 好きなものを好きな量だけ食べられる。お酒を飲まないことを引け目に感じずにいられる。
(c) 連泊でき、昼間も部屋にいることができる。
(d) 一人旅でも泊まれる。
(e) 交通至便。
(f) お心づけなど考えなくてよい。
(g) 部屋で WiFi がつながる。
(h) ビジネスホテルみたいに狭くない。

もう、こうなると、外資系ホテルを優先して検討せざるを得ない。

写真は、窓に刻まれたＷＥＳＴＩＮの文字と部屋からの風景。うるさくない程度に飛行機も見えて、いい感じ。

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　写真はないけど、夜にマッサージに来てもらいました。ベトナムでフットマッサージを20分くらいしてもらったことはあるけど、全身（ボディケア 60分）は初めてだったのです。

　これは癖になるかも。知らなくてもいい世界を知ってしまった感じです。そう、何かの間違いで国際線ビジネスクラスやファーストクラスを知ってしまった、あの感覚にかなり近いです。

　やっぱりこういうのはプロに限りますな。揉み返しも無ければ、くすぐったいわけでもなく、いー感じにほぐしてくださるのであります。ついでに不眠で薬を飲むほど悩んでいる私が朝までぐっすり眠れたのであります。（ちなみに翌日帰京したのですが、その夜もぐっすり寝られました。）

グランドニッコー淡路 宿・ホテル

（２）食事

　実は、ルームサービスを含め、一人で食べられるウェスティンの食事はあらかた食べつくした気がしたので、今回初めて淡路夢舞台のレストランに足を運んでみました。

　どのお店も、Ｗｅｂ上に掲載されている以上にいろいろなメニューがあるので、一度足を運んでもよろしいかと思います。


(a) ハッピーハンバーグ

　お店の名前をつい最近変えたらしい。カジュアルなお店です。

　「ハンバーグ」とお店についているのだから、黙ってハンバーグを頼めばよかったのかもしれないけど、そもそも淡路牛が有名だから、何もハンバーグを食べずとも、ステーキでもいいのではないかと考えて、ステーキをお願いしました。（写真）

　ここのお店、火の入れ方が絶妙なのはいいのだけれど、気を使ってなのか、お店のこだわりなのか、おやっと思うことがいくつかありました。ちょっといろんな人の意見を聞かせてもらう機会を作って、様子を見たいと思います。私の不見識が原因でお店に迷惑をかけれられないので。

淡路島kitchen ハッピーハンバーグ グルメ・レストラン

(b) 海鮮料理　きとら

　いろいろなお料理を出してくれます。写真付きのメニューあります。

　セットはこの日の私にはちょっと多そうだったので、写真はセットではなくて上握りの単品です。

海鮮料理 きとら 淡路夢舞台店 グルメ・レストラン