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メキシコシティ支店開設から、シティ出張が増えていますが、まだまだ常時駐在というまでには時間がかかるかな、、、という所ですが、問い合わせは少しずつ入っているので、メキシコにいらっしゃる皆さまの為にも、しっかりと軌道に乗せていければと思っています。<br /><br />それにしても、シティは寒い!! 7月半ばだというのに、朝晩は13度前後まで冷え込みます。日中でも23度と、エアコンが不要というこの町が、いかに高地に位置しているかを感じさせられます。更に、空気も薄い!!<br /><br />ご存知、シティの駐在には高地休暇というものがあったりするわけですが、店長も前回3週間の出張の際には、この時は単なる事務処理の為だったので、ハードなアテンドは一切なしにも関わらず、目は充血するわ、酸欠の為からなのか顔色が青くなるわで、なかなかハードな洗礼を受けました。<br /><br />数日の滞在なら何も問題はないのですが、長くなればなるほど、じわじわとボディブローのように効いて来ますので、今回の出張で、また同じ症状が出ないように、気合を入れて行きたいと思っております。<br /><br />というわけで、以下は店長日記となります。<br /><br />今回は一カ月のシティ出張となる。ツアーの予約状況次第では、応援スタッフの召喚もありえるかもしれないが、基本的にはボク一人でお客様のアテンドをやることになる。ツアーの仕事を始めて今年で13年になるけれど、思い起こせば最初の数年は今と同じ状況だった。ボク一人でお客様のご案内を、それこそ、毎日毎日、チチェンイッツア遺跡などにご案内し、足の指の爪がはがれて、新調のスニーカーは一カ月で底が擦り切れた。体調が悪く38度の熱を出しても、休むわけにはいかず、お客様の前で笑顔を崩すわけにもいかないので、薬を大量に飲んで仕事に挑んだ。ひと月で体重が10kgも減ったりした。<br /><br />すべてが今となっては良い思い出だけれども、それでも言えることは、人間の体というのは気持ちが影響する部分が非常に大きいという事。上記38度の熱にうなされて朝の準備をひーひー言いながら出発しても、お客様の前に出て挨拶をかわした瞬間に、まるっきり気にならなくなり、ツアーが終わるころには治っているなんて事もよくあった。<br /><br />足の爪なんて、いつの間にはがれたのか分からないほど、痛みもまつたく感じないくらいツアーの案内に集中していた。それくらい情熱を傾けて、お客様をご案内してきたからこそ、今があるという気持ちは変わらないし、今では流行らない気合なんて言葉も、一般企業と違い、お客様と直接向き合う仕事でもあるツアーガイドには必須だと信じている。<br /><br />もちろん、当時と比べてボクも今よりは若かったし、体力もあった時代だからこそかもしれないけれど、お客様に楽しんで頂きたいというその気持ちから生まれる情熱は今でも変わらない。<br /><br />こうして久しぶりにボク一人で原点に回帰し、お客様とのやりとりからご案内までをこなすというわくわくする状況に自らをおく機会に恵まれたのは、何かの啓示なのかもしれない。<br /><br />もともと、ボクはヨットに乗っていた。このヨットで世界をめぐる夢を実現しようと船出をして、その途中で資金を稼ぎ出すために、仕事をと思いガイドになった。だから、最初の頃のお客様には、この会社は何年もある会社ではなく、ボクがヨットの航海を続ける資金がたまったら、消えてなくなっているかもしれませんよと、話をしていた。。。お客様は冗談としか取ってくれていなかったかもしれないが、ボクはいたって本気だった。<br /><br />そもそもボクはヨットでの航海をこんな人生の早い段階でやる予定はなかった。仕事をしっかりと勤め上げて、早期退職などで50代の半ばくらいを目処に余後のチャレンジとして出来たらなーという夢を漠然と抱いていた程度だった。この時点で、何の具体的な計画があったわけではないから、ただの夢でしかなかった。<br /><br />その夢が現実的なものとなったのは、ボクの大切な親友の死がきっかけだ。旅好きの友人が2年という期限付きで全国一周のバイクの旅に出かけた。30才という若い将来も有望な男が、一部上場のエリートサラリーマンという立場を捨てて退職をし、バイクで全国を旅するというバカげた夢を実行に移した。当時のボクは猛反対だった。だから、バカげたと書いたけれど、本気でその友人にはバカだと伝えた。<br /><br />彼もボクの言いたいことは十分わかると断った上で、切々と、今やっておかないといけない気がすると、人の上に流れる時間は平等じゃない、だから、お前にとって30年先の話が俺にとっては今のような気がして仕方がないといった。<br /><br />命に係わる病気でも患っているのか?<br /><br />いや、いたって健康だよ。<br /><br />じゃー単なる言い訳だな。<br /><br />そんなやりとりをしながらも、結局、人生は自分のものでもあるわけだから、どうせやるなら、後悔のないように、目いっぱいやれるだけのことをやってきたらいいさと背中を押した。<br /><br />それから2年の間に、旅先から僕のところにどれだけの絵葉書が送られて来ただろう。楽しそうに笑うむさくるしい男の笑顔を、苦笑いしながら受け取って、こういう人生も悪くないと、その分自分は奴の分まで社会の為にがんばってやろうと仕事に気合を入れたものだった。<br /><br />そんな彼の死はあっけないものだった。2年の旅を終え、また社会復帰をすべく就職活動をしていた。大切な一生を共にしようという伴侶とも出会い、同棲を始めて、新生活を始めた直後だった。その日、就職先での面接に出かける準備をし、先に仕事に出る彼女を見送り、自分も出かけようとした矢先の玄関で倒れた。心臓発作だったと聞く。<br /><br />彼の命日である8月30日。ボクは高校時代の友人達とまさに10年振りで再会をし、地元の酒場で飲んでいた。その日が彼の命日だとは誰も予想しなかった。<br /><br />そのことを知った時、、、ボクの頭の中には、彼の言葉がぐるぐると駆け巡った。。。<br /><br />「人の上に流れる時間は平等じゃない。。。お前にとって30年先の話が俺にとっては今のような気がする。。。」<br /><br />彼は知っていたのかもしれない。実際、たった30年という短い人生をかれは駆け抜けていった。ボクは、その瞬間、ヨットでの航海を決意した。周りからは狂ったと言われたけれど、強引に資金もないのにとにかく船出をした。<br /><br />生きることをとにかく感じたかったのかもしれない。。。<br /><br />結果的に、、、資金力のないボクの航海は1年と半年で終了し、資金を得るために(この時点ではまだ続けるつもりでいたから)、仕事を求めてカンクンにやって来た。そして、沢山のお客様と思い出をシェアさせていただき、そんなボクを募ってれるスタッフにも恵まれ、責任が増していくにつれて、ボクの航海の続きは、先送りとなって行った。<br /><br />毎年、日本に帰国をするたびに、海の見える美しい丘陵にある彼の墓参をし、状況を報告している。ヨットで航海に出る前の報告と、今回、帰国した際に伝えた内容はずいぶん違っているけれど、一生懸命、お前の分も生きているというメッセージだけは変わっていない。沢山の人の幸せのためにこれからももっともっと命ある限り頑張るぞと。<br /><br />今、こうしてまた原点に戻りメキシコシティにやってきている。<br /><br />そして、昨日はテオティワカン上空を巡る気球ツアーのご案内をしてきた。気球というのは天候に左右されるため、天候が安定している日の出の時間帯に出発する。この為、気球ポートがある場所まで1時間の距離を逆算し、途中の渋滞なども考慮してホテル出発は午前5時から5時半とむちゃくちゃ早い。当然、お客様のお迎えがこの時間だから、準備なども含めると起床は3時にはしないといけない。<br /><br />もちろん、その分ホテル帰着はお昼前と早めに終了するので、例えば、今回のお客様のように出発がその日の夜のフライトだとしても、問題なく参加が出来るオプショナルになっている。<br /><br />今後は、気球で上空からテオティワカンを見て頂いた後、遺跡の方もご案内するという内容のオプショナルをやろうとも考えているので、是非期待していただきたい。<br /><br />それにしても、今回のお客様も、気球のツアーがどれだけ最高だったかを昼食をご一緒させていただいた際に熱弁されていた。静かにうるさくエンジン音を響かせて空を切って飛んでいく航空機と違い気球はいたって静かでゆるやかで、自然に近い乗り物という点で、非常にヨットに似ていると思う。<br /><br />文明の力で生み出された利便性とは真逆にある、不便さと非効率性は、これだけ文明が発達した時代だからこそ、我々人間に、忘れかけた何かを強いメッセージを訴える「きっかけ」を与えてくれる。<br /><br />轟音をとどろかせてあっという間に高度1万メートルまで上がってしまう乗り物とちがい、最高でも1200mまでという(もちろん安全の為という意味で)気球は、ゆっくりと飛ぶ鳥たちの目線で上がっていくので、いろいろな自然界からのメッセージも受け取ることが出来る。<br /><br />早朝の日の出とともに活動を始める小鳥たちのさえずりも、リスやウサギが飛びはね、農家の人が鋤を片手に畑に向かう横で、野良犬が何かにありつけるかもしれないと期待しながら歩く姿も、今回などは、先住民が日の出の太陽に祈りをささげる儀式なんてものまで目撃できたそうだけれども、こうした日の出とともに地上で始まる大自然の中に芽生える躍動と生の活動を、間近に感じ、目にすることで、人類と自然界のかかわりというものが、実は古代アステカやテオティワカンの時代から、根本的には変化をしていないことに気が付かされるわけだ。<br /><br />空から眺めるテオティワカン遺跡の精緻な配置を、太陽の神殿に昇る太陽を、当時溢れた水が死者の道を通って行き着く4km先の川に至るまでの道のりを、、、その周りで今も営まれる人々の生きる為の生業(なりわい)を、上空1000mから眺めてみれば、、、結局は、人類も大自然の営みの中に自らの生き場所を確保し、その生かされている自然に寄り添う形で共生をして来た歴史を見ることが出来るだろう。<br /><br />今では生物が生きることの出来ない高度1万mなんて場所を飛んで、次の日には地球の裏側まで移動が出来てしまう人類だけれども、なぜ、太陽が昇る朝日がこんなに美しく感じられるのか。。。その答えがここには確実に存在している。<br /><br />何もかもがスピード化し、自らの人生についてすら考えるゆとりも与えられない、まさに音速に近いスピードで飛ぶジェット機で移動するように進む現代社会において、ふと立ち止まり、今目にしている現実を、ゆっくりとした時間の中で浮遊しながら、ちゃんと追いつけるスピードで感じ取り、その感性を自らの中で消化をし、答えを見つけ、しっかりと理解し前に進むことの大切さを、もう一度気が付かせてくれる時間がここにはある。<br /><br />こういう体験から得られた感動の「何故」、、、これが人生の糧にもなり、そして、人一人一人が自然を意識をすることで、環境汚染を改善するきっかけにもなっていくと思うから、これからも、環境にやさしく、実りの多いこうしたオプショナルには力を入れて行きたいと思っている次第なのです。<br /><br />さてさて、、、そんなこんなでふと、昔を思い出しながらつらつらと書き連ねてしまったのは、ボクも歳をとった証拠だとお許しいただきたい(苦笑)<br /><br />そして、こんな思い出話に付き合ってくださった皆様、ありがとうございます。<br /><br />まだまだ、若輩者ですが、まだまだ現役で張り切って行きたいと思いますので、どうぞウォータースポーツカンクンを、そして、メキシコシティーツアーを応援よろしくお願いいたします。<br /><br />さて、仕事にもどります。<br /><br />皆様の素敵な一日を祈って<br /><br />店長吉田<br /><br />PS.店長吉田の気球自腹体験記の方もよろしければご覧くださいませ。<br />http://4travel.jp/travelogue/11221642<br />

■メキシコシティ発■ テオティワカン遺跡の気球ツアーで体感する自然との共生 By ウォータースポーツカンクン店長吉田

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2017/07/21 - 2017/07/21

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メキシコシティ支店開設から、シティ出張が増えていますが、まだまだ常時駐在というまでには時間がかかるかな、、、という所ですが、問い合わせは少しずつ入っているので、メキシコにいらっしゃる皆さまの為にも、しっかりと軌道に乗せていければと思っています。

それにしても、シティは寒い!! 7月半ばだというのに、朝晩は13度前後まで冷え込みます。日中でも23度と、エアコンが不要というこの町が、いかに高地に位置しているかを感じさせられます。更に、空気も薄い!!

ご存知、シティの駐在には高地休暇というものがあったりするわけですが、店長も前回3週間の出張の際には、この時は単なる事務処理の為だったので、ハードなアテンドは一切なしにも関わらず、目は充血するわ、酸欠の為からなのか顔色が青くなるわで、なかなかハードな洗礼を受けました。

数日の滞在なら何も問題はないのですが、長くなればなるほど、じわじわとボディブローのように効いて来ますので、今回の出張で、また同じ症状が出ないように、気合を入れて行きたいと思っております。

というわけで、以下は店長日記となります。

今回は一カ月のシティ出張となる。ツアーの予約状況次第では、応援スタッフの召喚もありえるかもしれないが、基本的にはボク一人でお客様のアテンドをやることになる。ツアーの仕事を始めて今年で13年になるけれど、思い起こせば最初の数年は今と同じ状況だった。ボク一人でお客様のご案内を、それこそ、毎日毎日、チチェンイッツア遺跡などにご案内し、足の指の爪がはがれて、新調のスニーカーは一カ月で底が擦り切れた。体調が悪く38度の熱を出しても、休むわけにはいかず、お客様の前で笑顔を崩すわけにもいかないので、薬を大量に飲んで仕事に挑んだ。ひと月で体重が10kgも減ったりした。

すべてが今となっては良い思い出だけれども、それでも言えることは、人間の体というのは気持ちが影響する部分が非常に大きいという事。上記38度の熱にうなされて朝の準備をひーひー言いながら出発しても、お客様の前に出て挨拶をかわした瞬間に、まるっきり気にならなくなり、ツアーが終わるころには治っているなんて事もよくあった。

足の爪なんて、いつの間にはがれたのか分からないほど、痛みもまつたく感じないくらいツアーの案内に集中していた。それくらい情熱を傾けて、お客様をご案内してきたからこそ、今があるという気持ちは変わらないし、今では流行らない気合なんて言葉も、一般企業と違い、お客様と直接向き合う仕事でもあるツアーガイドには必須だと信じている。

もちろん、当時と比べてボクも今よりは若かったし、体力もあった時代だからこそかもしれないけれど、お客様に楽しんで頂きたいというその気持ちから生まれる情熱は今でも変わらない。

こうして久しぶりにボク一人で原点に回帰し、お客様とのやりとりからご案内までをこなすというわくわくする状況に自らをおく機会に恵まれたのは、何かの啓示なのかもしれない。

もともと、ボクはヨットに乗っていた。このヨットで世界をめぐる夢を実現しようと船出をして、その途中で資金を稼ぎ出すために、仕事をと思いガイドになった。だから、最初の頃のお客様には、この会社は何年もある会社ではなく、ボクがヨットの航海を続ける資金がたまったら、消えてなくなっているかもしれませんよと、話をしていた。。。お客様は冗談としか取ってくれていなかったかもしれないが、ボクはいたって本気だった。

そもそもボクはヨットでの航海をこんな人生の早い段階でやる予定はなかった。仕事をしっかりと勤め上げて、早期退職などで50代の半ばくらいを目処に余後のチャレンジとして出来たらなーという夢を漠然と抱いていた程度だった。この時点で、何の具体的な計画があったわけではないから、ただの夢でしかなかった。

その夢が現実的なものとなったのは、ボクの大切な親友の死がきっかけだ。旅好きの友人が2年という期限付きで全国一周のバイクの旅に出かけた。30才という若い将来も有望な男が、一部上場のエリートサラリーマンという立場を捨てて退職をし、バイクで全国を旅するというバカげた夢を実行に移した。当時のボクは猛反対だった。だから、バカげたと書いたけれど、本気でその友人にはバカだと伝えた。

彼もボクの言いたいことは十分わかると断った上で、切々と、今やっておかないといけない気がすると、人の上に流れる時間は平等じゃない、だから、お前にとって30年先の話が俺にとっては今のような気がして仕方がないといった。

命に係わる病気でも患っているのか?

いや、いたって健康だよ。

じゃー単なる言い訳だな。

そんなやりとりをしながらも、結局、人生は自分のものでもあるわけだから、どうせやるなら、後悔のないように、目いっぱいやれるだけのことをやってきたらいいさと背中を押した。

それから2年の間に、旅先から僕のところにどれだけの絵葉書が送られて来ただろう。楽しそうに笑うむさくるしい男の笑顔を、苦笑いしながら受け取って、こういう人生も悪くないと、その分自分は奴の分まで社会の為にがんばってやろうと仕事に気合を入れたものだった。

そんな彼の死はあっけないものだった。2年の旅を終え、また社会復帰をすべく就職活動をしていた。大切な一生を共にしようという伴侶とも出会い、同棲を始めて、新生活を始めた直後だった。その日、就職先での面接に出かける準備をし、先に仕事に出る彼女を見送り、自分も出かけようとした矢先の玄関で倒れた。心臓発作だったと聞く。

彼の命日である8月30日。ボクは高校時代の友人達とまさに10年振りで再会をし、地元の酒場で飲んでいた。その日が彼の命日だとは誰も予想しなかった。

そのことを知った時、、、ボクの頭の中には、彼の言葉がぐるぐると駆け巡った。。。

「人の上に流れる時間は平等じゃない。。。お前にとって30年先の話が俺にとっては今のような気がする。。。」

彼は知っていたのかもしれない。実際、たった30年という短い人生をかれは駆け抜けていった。ボクは、その瞬間、ヨットでの航海を決意した。周りからは狂ったと言われたけれど、強引に資金もないのにとにかく船出をした。

生きることをとにかく感じたかったのかもしれない。。。

結果的に、、、資金力のないボクの航海は1年と半年で終了し、資金を得るために(この時点ではまだ続けるつもりでいたから)、仕事を求めてカンクンにやって来た。そして、沢山のお客様と思い出をシェアさせていただき、そんなボクを募ってれるスタッフにも恵まれ、責任が増していくにつれて、ボクの航海の続きは、先送りとなって行った。

毎年、日本に帰国をするたびに、海の見える美しい丘陵にある彼の墓参をし、状況を報告している。ヨットで航海に出る前の報告と、今回、帰国した際に伝えた内容はずいぶん違っているけれど、一生懸命、お前の分も生きているというメッセージだけは変わっていない。沢山の人の幸せのためにこれからももっともっと命ある限り頑張るぞと。

今、こうしてまた原点に戻りメキシコシティにやってきている。

そして、昨日はテオティワカン上空を巡る気球ツアーのご案内をしてきた。気球というのは天候に左右されるため、天候が安定している日の出の時間帯に出発する。この為、気球ポートがある場所まで1時間の距離を逆算し、途中の渋滞なども考慮してホテル出発は午前5時から5時半とむちゃくちゃ早い。当然、お客様のお迎えがこの時間だから、準備なども含めると起床は3時にはしないといけない。

もちろん、その分ホテル帰着はお昼前と早めに終了するので、例えば、今回のお客様のように出発がその日の夜のフライトだとしても、問題なく参加が出来るオプショナルになっている。

今後は、気球で上空からテオティワカンを見て頂いた後、遺跡の方もご案内するという内容のオプショナルをやろうとも考えているので、是非期待していただきたい。

それにしても、今回のお客様も、気球のツアーがどれだけ最高だったかを昼食をご一緒させていただいた際に熱弁されていた。静かにうるさくエンジン音を響かせて空を切って飛んでいく航空機と違い気球はいたって静かでゆるやかで、自然に近い乗り物という点で、非常にヨットに似ていると思う。

文明の力で生み出された利便性とは真逆にある、不便さと非効率性は、これだけ文明が発達した時代だからこそ、我々人間に、忘れかけた何かを強いメッセージを訴える「きっかけ」を与えてくれる。

轟音をとどろかせてあっという間に高度1万メートルまで上がってしまう乗り物とちがい、最高でも1200mまでという(もちろん安全の為という意味で)気球は、ゆっくりと飛ぶ鳥たちの目線で上がっていくので、いろいろな自然界からのメッセージも受け取ることが出来る。

早朝の日の出とともに活動を始める小鳥たちのさえずりも、リスやウサギが飛びはね、農家の人が鋤を片手に畑に向かう横で、野良犬が何かにありつけるかもしれないと期待しながら歩く姿も、今回などは、先住民が日の出の太陽に祈りをささげる儀式なんてものまで目撃できたそうだけれども、こうした日の出とともに地上で始まる大自然の中に芽生える躍動と生の活動を、間近に感じ、目にすることで、人類と自然界のかかわりというものが、実は古代アステカやテオティワカンの時代から、根本的には変化をしていないことに気が付かされるわけだ。

空から眺めるテオティワカン遺跡の精緻な配置を、太陽の神殿に昇る太陽を、当時溢れた水が死者の道を通って行き着く4km先の川に至るまでの道のりを、、、その周りで今も営まれる人々の生きる為の生業(なりわい)を、上空1000mから眺めてみれば、、、結局は、人類も大自然の営みの中に自らの生き場所を確保し、その生かされている自然に寄り添う形で共生をして来た歴史を見ることが出来るだろう。

今では生物が生きることの出来ない高度1万mなんて場所を飛んで、次の日には地球の裏側まで移動が出来てしまう人類だけれども、なぜ、太陽が昇る朝日がこんなに美しく感じられるのか。。。その答えがここには確実に存在している。

何もかもがスピード化し、自らの人生についてすら考えるゆとりも与えられない、まさに音速に近いスピードで飛ぶジェット機で移動するように進む現代社会において、ふと立ち止まり、今目にしている現実を、ゆっくりとした時間の中で浮遊しながら、ちゃんと追いつけるスピードで感じ取り、その感性を自らの中で消化をし、答えを見つけ、しっかりと理解し前に進むことの大切さを、もう一度気が付かせてくれる時間がここにはある。

こういう体験から得られた感動の「何故」、、、これが人生の糧にもなり、そして、人一人一人が自然を意識をすることで、環境汚染を改善するきっかけにもなっていくと思うから、これからも、環境にやさしく、実りの多いこうしたオプショナルには力を入れて行きたいと思っている次第なのです。

さてさて、、、そんなこんなでふと、昔を思い出しながらつらつらと書き連ねてしまったのは、ボクも歳をとった証拠だとお許しいただきたい(苦笑)

そして、こんな思い出話に付き合ってくださった皆様、ありがとうございます。

まだまだ、若輩者ですが、まだまだ現役で張り切って行きたいと思いますので、どうぞウォータースポーツカンクンを、そして、メキシコシティーツアーを応援よろしくお願いいたします。

さて、仕事にもどります。

皆様の素敵な一日を祈って

店長吉田

PS.店長吉田の気球自腹体験記の方もよろしければご覧くださいませ。
http://4travel.jp/travelogue/11221642

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  • 気球というのは、日常生活ではあまり縁のない乗り物ではありますが、この非日常的かつ非効率的、前時代的な乗り物だからこそ、体験出来る世界というものがあります。<br /><br />

    気球というのは、日常生活ではあまり縁のない乗り物ではありますが、この非日常的かつ非効率的、前時代的な乗り物だからこそ、体験出来る世界というものがあります。

  • バーナーで空気を温めて冷たい空気より軽い空気を気球内に作り出します。この温めた空気は冷えた空気よりも軽いという自然原理を利用するのが、熱気球という乗り物です。<br /><br />このバーナーの熱があるので、上空では比較的暖かい暖にもなります(笑)

    バーナーで空気を温めて冷たい空気より軽い空気を気球内に作り出します。この温めた空気は冷えた空気よりも軽いという自然原理を利用するのが、熱気球という乗り物です。

    このバーナーの熱があるので、上空では比較的暖かい暖にもなります(笑)

  • 次々と出航していく気球の美しい船体は、ヨットの帆とと同じでとてもカラフルです。<br />

    次々と出航していく気球の美しい船体は、ヨットの帆とと同じでとてもカラフルです。

  • 気象状況にもよりますが、上空1200mまで上がります。<br /><br />音もなく静かに揺れる気球はとても優雅です。

    気象状況にもよりますが、上空1200mまで上がります。

    音もなく静かに揺れる気球はとても優雅です。

  • 気象の穏やかな明け方、日の出とともに出航となります。太陽が昇り始めるとともに、沢山の生物の活動が始まる世界を上空から見学出来ます。<br /><br />今日は先住民の太陽に捧げる儀式を見学出来たそうです。<br /><br />

    気象の穏やかな明け方、日の出とともに出航となります。太陽が昇り始めるとともに、沢山の生物の活動が始まる世界を上空から見学出来ます。

    今日は先住民の太陽に捧げる儀式を見学出来たそうです。

  • お客様から写真を頂きました。上空から見る先住民の太陽が昇る儀式の様子。<br /><br />服装からみると、北部部族なのは間違いなさそうですが、朝日に祈りと感謝をささげる気持ちは、より本能に近い部分で沸き起こる自然現象なのだろうなという事を、こういう伝統儀式を目にすると感じますよね。

    お客様から写真を頂きました。上空から見る先住民の太陽が昇る儀式の様子。

    服装からみると、北部部族なのは間違いなさそうですが、朝日に祈りと感謝をささげる気持ちは、より本能に近い部分で沸き起こる自然現象なのだろうなという事を、こういう伝統儀式を目にすると感じますよね。

  • 着地ポイントは風任せ。<br /><br />先日はテオティワカン遺跡とは逆方向に飛ばされて山の頂に着地したそうです。<br /><br />今日は広い私有地のグランドに無事に着陸したので、スタッフも楽に回収できました。<br /><br />出発は同じ場所でも、着陸は気球によってまちまちです。飛行時間1000時間がお客様を乗せていいパイロットの条件らしいのですが、やはり腕に左右されるようです。<br /><br />

    着地ポイントは風任せ。

    先日はテオティワカン遺跡とは逆方向に飛ばされて山の頂に着地したそうです。

    今日は広い私有地のグランドに無事に着陸したので、スタッフも楽に回収できました。

    出発は同じ場所でも、着陸は気球によってまちまちです。飛行時間1000時間がお客様を乗せていいパイロットの条件らしいのですが、やはり腕に左右されるようです。

  • 本日のキャプテン。ラファエルさん。飛行の後は、皆さま、良い顔をしています。

    本日のキャプテン。ラファエルさん。飛行の後は、皆さま、良い顔をしています。

  • 回収隊の皆さま。あれだけ大きな気球もたためば大人4人で軽く運べるサイズにたためます(^^)<br /><br />因みに、価格は全部で1000万くらいだそうです。高いのか安いのか、、、ちょっと微妙な金額です?!?!<br />

    回収隊の皆さま。あれだけ大きな気球もたためば大人4人で軽く運べるサイズにたためます(^^)

    因みに、価格は全部で1000万くらいだそうです。高いのか安いのか、、、ちょっと微妙な金額です?!?!

  • ツアーの後は、こうして気球に乗ったよ!というフライト認定証を発行してもらえます(^^)

    ツアーの後は、こうして気球に乗ったよ!というフライト認定証を発行してもらえます(^^)

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