2017/07/01 - 2017/07/13
56位(同エリア184件中)
fareさん
ミラノからジベッロ、フェッラーラ、ボローニャを訪れ、チンクエテッレを回ってジェノバ周遊旅行記です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前回行くことができなかったミラノのポルディ・ペッツォーリ美術館。美術館というよりも博物館のような展示物でした。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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折しもこの時期には日本の文化紹介を特別展示していました。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ラファエロによるキリスト像。あまり知られていないようですが、珠玉の作品です。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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サンドロ・ボッティチェッリの作品。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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この美術館の珠玉の作品。トスカーナの婦人像。実に細かい髪の装飾が見事です。ピエロ・デル・ポッライオーロ作品。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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そしてこれがピエロ・デッラ・フランチェスカの作品。「聖ニコラ・トレンティーノ」です。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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このように展示されています。ゆったりした気分で鑑賞できます。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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日本文化展の展示作品。それぞ入れの名称や用途などを紹介しています。朝早かったせいか、それほど混みあっていません。ゆっくり展示品を見ることができます。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ポルディペッツォーリ氏の書斎はダンテの間と呼ばれています。落ち着いた空間が印象的です。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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武具の部屋。当時の貴族が美術品、装飾品、武具などを収集した足跡が分かります。同時にこの方のミラノに寄せる思いやイタリア独立運動に情熱を傾けた歴史を感じることができる美術館です。
ポルディ ペッツォーリ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会はブラマンテの設計によって建てられた。主祭壇がだまし絵で奥行きを表しているということで、行ってみた。
サンタ マリア プレッソ サン サティロ教会 寺院・教会
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正面から見ると奥行きが感じられますが、主祭壇近くに寄ってみると、驚かされます。
サンタ マリア プレッソ サン サティロ教会 寺院・教会
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さて、その後は「最後の晩餐」のサンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会へ。本当に予約を取るのが大変でした。予約可能解禁日にアクセスしたものの次から次へと予約が入り結局1枚しか取ることができませんでした。世界から15分の鑑賞のために予約が殺到するのですね。
サンタ マリア デッレ グラツィエ教会 寺院・教会
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時間まで待って、入場します。30年前にはこんなことはなく、すっと入ることができたのですが、修復が終わりきれいになって完全予約制になりました。
サンタ マリア デッレ グラツィエ教会 寺院・教会
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さすがに美しいフレスコ画です。建物自体もすっかりきれいになりました。
サンタ マリア デッレ グラツィエ教会 寺院・教会
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「最後の晩餐」に対面して描かれているのはドナート・ダ・モントルファノ作の「十字架刑磔刑図」。オーディオガイドで詳しく説明をしてくれました。
サンタ マリア デッレ グラツィエ教会 寺院・教会
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ミラノで大事な教会のひとつサンタンブロージョ教会。
サンタンブロージョ教会 寺院・教会
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本日は結婚式が行われるとのこと。祭壇もきれいに飾り付けられ、カメラマンやマイクのセッティングに余念がありません。
サンタンブロージョ教会 寺院・教会
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教会の正面の門が開かれるのは、このような結婚式が行われたりする特別の日だけなのだそうです。ミラノ在住の友達が教えてくれました。彼らの娘さんのここで結婚式を挙げたそうです。
サンタンブロージョ教会 寺院・教会
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花嫁さんの登場。お父様とご一緒です。お幸せに!
サンタンブロージョ教会 寺院・教会
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2日目。ミラノ中央駅からジベッロまで移動します。日曜日なのでジベッロ行のバスはブッセートからだと1本のみ。これに合わせて列車乗り継ぎの計画を立てます。まずは、フィデンツァ駅に到着。
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バス停はこの駅の墓地前から出ています。列車が少し遅れたので待ち時間は少なくてよかった。といっても1時間半ほどありました。駅員にバス停の場所を聞き、タクシー乗り場ではない方の出口にありました。墓地前に小さなバスが止まっていました。クレモナ行きとありました。
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ブッセート駅前に到着。午後1時5分。のんびり田舎道を走り着きました。さて、これからジベッロ行のバス停を探します。乗り継ぎ時間はおよそ30分。町の人に聞くと駅前から出るとのこと。それらしい標識もないのでうろうろと聞き回ること20分。あまり知られていないみたい。でも、5分ぐらい前にバスを発見。運転手に尋ねると大丈夫だとのこと。
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バスのお客は私たち夫婦だけ。貸し切りバスでした。La Bucaに行きたいというと、その近くの場所で降ろしてくれました。バスのバリテーションの方法にもたもたしていると、バスを止めてさっさとしてくれました。ありがたい。これだからイタリア人はいいなぁと思う。
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ここに来たのはひとえにクラテッロを食すため。ポー川の豊かな霧が育むジベッロのクラテッロは私にとって憧れの生ハム。何とかたどり着けました。
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今日はここで泊まります。宿泊のための部屋は3室あるそうです。昼間(午後2時過ぎ)に着いたときはこのテーブルほぼ満席。私たちはゆっくり休んで夕食を待ちます。その間、カンティーナを見学させてもらいました。
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これ、これ。クラテッロ!何とも素敵ないい香り。生ハム以外にもコッパ、チーズ、ワインが貯蔵されています。
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この商標がジベッロのクラテッロの証。
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メールで予約を受け付けてくれたルカさんと記念写真。にこやかで紳士的な方でした。快く写真に収まってくれました。
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いよいよ待望のクラテッロ。このようにバターを添えて出てきます。体にはとても悪そうな取り合わせ。でも、これが美味しい。来た甲斐がありました。あまーい味が口の中に広がります。で、15ユーロ。
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忘れてならないのはここの自家製ワイン「ランブルスコ」。冷蔵庫から出してくれます。軽い発泡性で味わい豊かです。お土産に1本買って帰りました。ここでいただくと12ユーロ。お持ち帰りは7ユーロ。
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丸いパスタはAnolini pasticciati "La Buca" タリアッテーレはTagliatelle con culatello.クラテッロをパスタにも使っていました。これも絶品。親切なことに取り分けられるように皿を用意してくれました。優しい心遣いが有難い。
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このレストランお薦めを聞くとどれもそうだという。地元料理はと尋ねるとどれもそうだという。迷った挙句、セコンドはタンシチューとウナギのグリンピース添え。タンシチューとは珍しい。ウナギはポー川で採れるのかしら、それともコマッキオ産の物なのかしらと勝手な想像で食事を楽しみます。
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こちらがそのウナギ。
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コーヒーをいただいて、ゆっくり時間が過ぎていくのを楽しみました。さて、明日はフェッラーラへと向かいます。
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タクシーでブッセート駅まで行き、バスでフィデンツァ駅で下車。ボローニャで乗り換えてフェッラーラに到着です。ホテルはエステンセ城に近いプラティー。
エステンセ城 城・宮殿
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中世の面影を残すヴォルテ通りの散策。夕食までの時間をここで過ごします。
ヴォルテ通り 旧市街・古い町並み
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観光客もまばら。
ヴォルテ通り 旧市街・古い町並み
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夕食はホテルの人に聞いてここ「CUSINA E BUTEGA」サラマ ダ スーゴを食べたいとリクエストしたらここなら提供してるかもしれないとのこと。よく聞くとこの料理は冬の季節のものだという。
オテル ナツィオナーレ ホテル
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それにしても沢山の種類のハムがショーケースに並んでる。結構人気店のようです。
オテル ナツィオナーレ ホテル
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Cappellaci di zucca ラビオリの中はカボチャ。これがフェッラーラの名物料理。あつあつのフライパンでテーブルの上に。
オテル ナツィオナーレ ホテル
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こちらは、豆のタリオリーニ。
オテル ナツィオナーレ ホテル
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そして、サラマダスーゴ。Salama da sugoは挽肉と同量のサンジョヴェーゼ100%のワインを混ぜ、熟成させるサラミ。マッシュポテトを付け合わせに頂きます。この濃い味は初めての経験。ワインはサンジョベーゼを頼みました。
オテル ナツィオナーレ ホテル
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フェッラーラ2日目。大聖堂の内部です。サン・ジョルジョ像があちらこちらに見ることができます。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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内部は厳かな雰囲気です。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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大聖堂の美術館内は撮影禁止。ヤコボ・デッラ・クェルチァの作品「ブドウの収穫」「ざくろの聖母」「聖マウレリウス」などの彫刻やタペストリーなどが展示されていました。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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大聖堂(カテドラーレ)右側の商店。朝早いのでまだ営業前の準備中。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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ガイドブックに従ってスキファイノア宮殿に向かいます。その途中の街並み。
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スキファノイア宮殿に到着。正面入り口に行きつく前に庭に入ってしまいました。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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こちらが正面。取ってつけたような感じがします。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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15世紀後半に描かれた「12月の間」の壁に描かれたフレスコ画。鮮やかに残っています。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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天井の装飾も美しく見逃せません。エステ家の宝と呼ばれるゆえんでしょうか。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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続いての博物館はリソルジメント・レジスタンス博物館。リソルジメントとはイタリア統一運動のこと。もちろんレジスタンスは抵抗の意。観光名所とはいえないけれど、フェッラーラの人たちにとっては歴史を知る上で大切な博物館なんだろうと思います。ディアマンティ宮殿の南に隣接しています。
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こちらがその展示品。小さな子を連れた母親が説明をしていました。夏休みを利用しての見学だったようです。
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その北側はディアマンティ宮殿。こちらは絵画館になっています。写真だけ。
ディアマンティ宮殿 城・宮殿
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そしてそのディアマンティ宮殿の入口。
ディアマンティ宮殿 城・宮殿
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そしてフェッラーラの観光の中心はエステンセ城。
エステンセ城 城・宮殿
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いきなり牢獄というのも変ですが…。
エステンセ城 城・宮殿
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実に狭い。
エステンセ城 城・宮殿
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気が滅入ってしまうようなところです。もちろん外とは遮断され、暗い穴ぐらです。
エステンセ城 城・宮殿
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エステンセ城の内部がこのようになっているとは知りませんでした。素晴らしいフレスコ画が描かれています。2012年に起きた北イタリア地震により建物内部に亀裂が生じ、フレスコ画の補修も行われています。
エステンセ城 城・宮殿
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壁画のあちこちに白い紙で補強されているようです。白い紙は「和紙」が使われているとのことでした。
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天井を眺めるには大変ということでしょう。鏡に映されて似ることができます。
エステンセ城 城・宮殿
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入場慮とは別に2ユーロを払い、塔に上ります。
エステンセ城 城・宮殿
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塔から見る街の様子。なるほど360度の景観です。
エステンセ城 城・宮殿
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さて夕食はヨーロッパ最古の店といわれる「アル・ブリンディシ」へ。
アル ブリンディシ バー
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いろいろなオブジェで店内は飾られています。でもレストランらしくないような。エノーテカの雰囲気はありました。
アル ブリンディシ バー
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ワインはお薦めのフォルターナ。これはこの地方の地元ワイン。
アル ブリンディシ バー
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アプリティーボに生ハムの盛り合わせを持ってきてくれました。今日は妻の誕生日で特別な日なんだといったせいでしょうか?
アル ブリンディシ バー
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パンはほんのり温かいフォカッチャ風。
アル ブリンディシ バー
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メニューにはないけれど特別に生ハムメロンを注文。生ハムの盛り合わせを持ってきてくれるんだったらメロンだけでも良かったのかしら。
アル ブリンディシ バー
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で、こちらはカルパッチョ。そういえば、なかなか生の肉を食べる機会が少なくなりました。
アル ブリンディシ バー
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タリアテッレアルスーゴ。まあ、定番料理。
アル ブリンディシ バー
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牛肉のボイル。ポテト添え。かなりのボリュームです。
アル ブリンディシ バー
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満足度高い。でも、どうしてコーヒーがこの店にはないのだろうか。
アル ブリンディシ バー
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ほど近いヴォルテ通りを再訪。昼間とは違う光景でした。
ヴォルテ通り 旧市街・古い町並み
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夜の大聖堂付近も結構人が集まっていました。涼を求めて人々は午後9時頃から散策をしています。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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ホテルは De Prati フロントはとても親切に接してくれました。サン・ジョルジョのパリオ以来のフェッラーラでした。
ホテル デ プラーティ ホテル
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フェッラーラからボローニャまではおよそ30分の列車の旅。街歩きの途中に出合ったこちらでは恒例行事、卒業祝いの路上パーティ。卒業生の母親手作りのクッキーもふるまってもらいました。おめでとう!
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入口にあるカラッチ一族の彫像。ボローニャの美術家で、この地の美術発展に大いに寄与したという。
国立絵画館 (ボローニャ) 博物館・美術館・ギャラリー
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国立絵画館に入場。フラッシュなしでの撮影は許されています。ラファエロの「聖女チェチリアの恍惚」。
国立絵画館 (ボローニャ) 博物館・美術館・ギャラリー
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絵画館の鑑賞を終えて、アルキジンナージオ宮へ向かいます。ボローニャは大学の街ということで、ランチを提供する店が多く、有難い。
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アルキジンナージオ宮は旧ボローニャ大学の旧舎。ここで世界初の人体解剖が行われたとのこと。解剖学大階段教室がここ。
旧ボローニャ大学 城・宮殿
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各言語での説明書(日本語もありました)が置いてあるので、歴史や見どころがよく分かります。
旧ボローニャ大学 城・宮殿
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皮をは剥がされた人の彫像が教団を支えているのも興味深かったです。
旧ボローニャ大学 城・宮殿
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解剖学大階段教室は全体が木造りなので落ちついいた感じがしました。いずれも細かな彫刻で飾られています。厳粛に講義が行われたのだろうなと感じました。
旧ボローニャ大学 城・宮殿
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大きな講堂も残っています。紋章の数々が掲げられています。
旧ボローニャ大学 城・宮殿
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サン・ペトロニオ聖堂。入場は無料ですが、写真など撮影には料金がかかります。ゆっくり見て回ることにしました。
サン ペトローニオ聖堂 寺院・教会
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街の散策はガイドブックお薦めのVia Caprarie。でも、買い物にはさほどの興味がないので、ほぼ素通り状態。確かに雰囲気はありましたが。
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やがてメルカンツィア宮に到着。
メルカンツィア宮殿 城・宮殿
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サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会に到着。ここはチマブーエの「荘厳の聖母」を見に行きました。街中にある教会の中庭はとても広く驚かされます。
サンタ マリア ディ セルヴィ教会 寺院・教会
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「荘厳の聖母」は祭壇奥にあります。東側なので光が差し眩いばかりです。
サンタ マリア ディ セルヴィ教会 寺院・教会
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優しげな表情に迫ります。
サンタ マリア ディ セルヴィ教会 寺院・教会
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