
2017/07/14 - 2017/07/17
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くいしんぼうさん
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暑い東京を離れて涼しい所に行こうぜ!
美味いものもあればなお良し!
ということで、今度の宴会先はロシアのウラジオストクに決まりました。
ところがところが・・・行ってみると気温30度を超える猛暑。
街歩きには辛いがビールは進む♪
それではビール片手に旅のおさらいをしてみましょう〜!
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成田を飛び立ったオンボロのボンバルディア機は、およそ3時間かけてゆっくりとウラジオストクにランディングしました。
機内食無しで腹が減ったので、まずは空港メシを物色。
ATMでルーブルを引き出して、腹ごしらえ。
トルティーヤ210ルーブル、生ビール250ルーブル。
1ルーブルざっくり2円です。 -
空港ではSIMカードやさんもありましたが、めんどくさいので買わずにホテルへ。
ホテルやレストランでWi-Fiが使えるので、なくてもそんなに困りませんでした。 -
ホテルからの眺めは最高。
アジムートホテル・アムールベイです。
アジムートホテルは、アムールベイの他にもウラジオストク棟などいくつかあるそうで、他の所は良いみたいですが、アムールベイはエアコンもなく、みすぼらしく、お風呂も汚く、騒音がすごく、日本人観光客の人には向いてないと思います。 -
チェックインに色々手こずり、日が暮れ始めてようやくばんめし探しに街へ繰り出します。
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SAVOYというレストランで、蟹を食べることに。
キロあたり900ルーブルでした。
生け簀からとにかくでかい一杯をチョイス。君に決めた〜っ!
ちょうど市内ではカニフェアだったみたいで、他のお店でもカニをイチオシにしてました。 -
ビールはたいていのお店で、ヨーロッパのものを中心に、数種類用意があります。
ロシアのもののほか、ドイツのヴァイエンシュテファン、オランダのハイネケン、ベルギーのヒューガルデンあたりが定番ラインナップのようです。
日本や中国のように、大瓶の栓を抜いて人数分のちっさいグラスをどかっと置いて終わり、ではなく、小瓶あるいは中瓶サイズのものを一本がちょうど入る大きさのグラスに店員さんが1本1本サーブしてくれます。
早く飲みたいのに、みんなの分を入れ終わるまでじっとガマン。 -
さて、肝心のカニちゃんですが、ハサミで殻を切るとホロリと身が剥がれてきて、「早くあなたに食べられたいの」と濡れた瞳を向けて囁いてきた。
ドレスを脱いだそいつは、ツヤツヤして、しっとりしていて、豊満で、うぅーったまらん!
むしゃむしゃと思い切り頬張ると、肉厚な蟹足は口の中で優しくほぐれ、あま〜いエキスがジュースのように溢れ出し、夢心地。
た、たまらん!! -
翌朝早くのホテルからの景色。靄がかかっていて幻想的。
実は、蟹の後、コンビニでビールなどを調達しようとしたら、22時以降は酒類販売禁止とのことで、買おうとして警備員に怒られてしまい、早々に不貞寝したので自然と早く起きたのである。
飲む気まんまんだったので、急激に不機嫌に…大人気なくてごめんね、みんな。 -
2日目朝は市内観光。
ウラジオストク駅はシベリア鉄道の極東の終着駅。小ぢんまりとしていて極東感丸出しです。 -
汽車が入線していました。
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出口からは今まさに到着したばかりのロシア人乗客たちがわらわらと…というより、まばらな人波かな。
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駅前だというのに、数店のファストフード屋、スーパーマーケット、バスロータリーとタクシー乗り場があるくらい。
東京人から見ると混んでなくて羨ましいくらいだけど、ターミナル駅としては寂しすぎるのかもしれない。 -
駅前の、多分発着案内。知ってる地名は、モスクワ、ウスリースク、あとは聞いたことのない地名みたい。
キリル文字はちょっとのコツでけっこう読めます。
ロシア語のPはローマ字のR
ロシア語HはN
ロシア語yはウと読むような感じ。
ロシア語のП(лは似てるけど違いますよ)は英語のPとなります。
そうすると、「レストラン( ресторан) 」くらいは読めます(笑) -
この街は小ぢんまりしていて、徒歩でかなり巡れます。
坂が多すぎて平面の地図を見ても、実際に歩くと全く別の街みたいで不思議な感覚にとらわれるのも面白い。
例えば、地図では並行する隣の通りのように見えても、実は崖になっていて通りに出れなかったり。
距離は大したことなくても坂が辛いかもしれません。 -
セルフサービスの食堂のような所で、指差し注文で朝食です。
ボルシチと、パンとピロシキとサラダにホットコーヒー。
ボルシチは昨晩も食べて、思ってたのと違ったのですが、ここでもやっぱり思ってたのと違った。
牛すじ煮込みの汁みたいな感じで、肉の出汁や脂と小さく切った肉と屑野菜が入った賄いスープって感じ。
もっと、シチューみたいなコッテリした食べ物だろうと誤解していました。
やっぱり、実際に行ってみなきゃわからないことはたくさんあるのだ。 -
土曜日にはマーケットがやっていて、たくさんの…ウラジオストクにしてはたくさんのお客さんで賑わっていました。
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どっさり積まれたハーブが良い香り。
ボルシチやサラダ、スモークサーモンなどなど、何にでも入っているディルもこうして山積みにされていました。
これだけ潤沢だったら、そりゃ何にでも入れちゃうだろうな。
日本のスーパーではぺらぺらのビニールに入った一房で198円だもんなぁ…。 -
先程の葉野菜ハーブの他にも果物や野菜、ソーセージやベーコンなど肉系や、チーズ、ドライフルーツやナッツなどの食品が充実していて、食の豊かさに感激しました。
夏はいいね、夏は。
とかって言ってるんだろうな、ロシアの人たちは。 -
いやー、港町です。
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お土産屋さんの看板ネコさんです。
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北海道のお隣、中国や北朝鮮とほど近いとは言え、ロシアはやっぱりヨーロッパです。
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しかしこの坂と猛暑はつらい。
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昔の軍艦に乗れるようになってますが、ただ乗るだけでミュージアム的要素はなし。とはいえ100円みたいなもんだから記念に乗りました。
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ロシア正教の宗教画とかも見てみたかったけど、暑くてあまり考えずにスルー…
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ニコライ二世凱旋門は、木立の中にひっそりと。
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暑い、疲れたっちゅうわけで、こんなに素敵なカフェで休憩。12時オープンを待って日陰で涼んでいると、突然ドーッカンという爆発音がおしゃれ空間を引き裂き、一同騒然!
ついに、かりあげクンが発射しちゃったのか?!
いやいや、なんのことはない、正午を知らせる空砲のようです。 -
ロシアの地ビールのようです。
先にも書いたとおり、店員さんが1本ずつグラスに注いでくれるのですが、注いだあとすぐにボトルを下げてしまうので、しっかりチェックできませんでした。 -
ここのお店は、表参道とかにありそうなおしゃれな内装で、お料理も洗練されています。
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鮭うまい。北海道で食べたあの味ですよ。
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タコがなぁ!
ぶりんぶりんで、ジューシーで、噛めば噛むほどに薫りが立ち、美味いのよ〜〜!
タコに対する考え方を改めることにしました。 -
飲んで気分が良くなったので、午後に予定していた観光は翌日に回し、ホテルで休むことにしました。
その前に、昨晩の教訓を生かして、夜に備えてスーパーで買い出し。 -
ホテルで昼寝後、北朝鮮国営レストラン「ピョンヤン」へ。
人気で予約無しで行ったら少し待ちました。
といっても、前のお客さんの片付けを待ったくらいで済んだけど。 -
無愛想無反応なロシアの店員さんとは打って変わり、こちらの店員さんは終始笑顔で、奥ゆかしい。
地声でも裏声でもないけれど、アニメ声とも言えない不思議な発声法で、少し声が小さいところがいじらしくて逆に魅力的。 -
鱈の冷麺。鱈臭半端ない。くせになる味〜
珍味的な味なので、好みが分かれそう。 -
チャーシュー冷麺は辛いのと辛くないのと二種類。
塩味控えめでちょっと物足りない。お酢も入れたい。
冷麺にたどり着く前にも餃子や炒め物など食べたので、正直お腹くるしい…
このあとホテルに帰って横になっても、苦しいのと暑いのでなかなか寝付けなかった。 -
翌日も、晴れ!
朝はいつも靄がかかっていたけれど、日が高くなるにつれて晴れていった。
東北でヤマセといってるやつだそうです。
昨日後回しにした展望台へ行きました。 -
ウラジオの街が一望できます。
ちなみに、日本では浦塩なんて言っていたけれど、本当はウラジ・ヴォストークらしいですね。 -
展望台には定番の南京錠のおまじない。
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絶景に満足し、お土産屋さんに寄って帰ろうと思ったら、お土産屋さんやってなかった…
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ので、ケーブルカーで帰ります。
1人20円くらいです。 -
展望台麓のケーブルカー駅。
そうか、フニクラってケーブルカーのことだったのか。
キリル文字のФはF
Иはイです。 -
歩きながら昼飯どころを探します。
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ビールを飲んだり、ピザを食べたり…
私はイクラをたくさん食べるつもりで来たのにどうやら季節が違うから出てないみたい。
んで、辛うじてサーモンにトッピングされてる少しを食べることができました。
秋冬に出回るらしいけど、冬のロシアなんてイヤ! -
食事のあとは腹ごなしに歩きます。
青い空に白い雲、豊かに緑を蓄えた木々、そして眩しい太陽。
えーっと、いつサンフランシスコに着いたんだっけ? -
バレエスクール発見。
ロシアの人たちは顔が小さくて手足が長くて、体つきが華奢で、バレエなんかそれはそれは素敵なんでしょうねぇ… -
高台の方から、街の中心方面に向かって歩きます。
クルマはたくさん停まってるけど、人間の姿は少ししかみあたらない… -
市内中心地。ここと、もう一箇所だけは、人通りがありました。
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暑いのでビーチに向かいます。
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桟橋に釣り人。
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スポーツ湾のビーチに来ました。海水浴客で賑わっています。
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この日は日曜日。街に人がいないと思ったら、そうか、みんなここに来ていたのね。
プロムナードの両側には食べ物、飲み物、エンターテイメントの屋台が並んでいます。 -
このウッドデッキの感じとか、お台場ぽくないですか。
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海水は暖かく、泳ぐのにちょうど良いです。
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ホテルへの帰り道、海沿いの通りからビーチを望む。
海沿いといっても、例によって急坂なので、眼下に見下ろす感じになっています。 -
ホテルのテラスには、カモメやウミネコやハトが訪れます。
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夜ご飯は、旅行会社からもらったパンフレットに載っていたお店にしました。
日本語のメニューがあります。
(ちょっと興醒めしましたが、味は現地味でした) -
エクステリアも店内も、モアイとかバリ風の置物とか、何かエスニックな香りがするモノを集めたって感じで、国籍不詳。
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日本のように、手の空いたスタッフが適宜対応するのではなく、テーブル付きの店員さんしか対応してくれないので、タイミング悪いと相当待たされる。
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最初に飲み物のメニューをもらうまでに相当待たされたものの、ハウスビールは美味いし、その後のオーダーはスムーズ。
飲みに来てビールを待たされる事ほど腹立たしいことはない。 -
最後の晩なので、カニの食べ納め。
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宴会グループ用らしきカニちゃんたちが楽屋で出番を待つ姿もうつくしい。
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ニシンの燻製は、日本酒にも合いそう。右側の小皿の付け合せの酒盗みたいなやつが輪をかけて日本酒味。ロシアでも日本酒流行らせたら良いのに。
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最後の晩なので、食べ尽し。
ムール貝みたいなのもいただきました。 -
七月のウラジオストクは日が長い。
黄昏時とは言え、21時を回っています。
翌朝の帰国便が早いので、部屋で軽く飲んだら寝ないとね。 -
ウラジオストクは、ガイドブックもなく、事前情報が少なかったものの、実際に現地に行ってみると、五感で様々なことを発見できて、新鮮だった。
旅をするのは脳に良いと言われていることを、実体験で裏付けることができたように思う。
まとめになりますが、ビールは上手いです。
椎名誠がソ連のビールはうましょんと言っていた。
馬のしょんべんの意味だけど、ロシアのビールのうましょんは、美味くてしょうがないと言い直したい。
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