湯治もかねて銚子を訪ねて

2017/07/04 - 2017/07/05

　仕事の関係で、連休を取れなくなったが、勤め時間は午前中を含めて４時間/1日になった。６６歳の年寄りを採用してくれたことに感謝もするが、逆に休日ローテの前日の午後を含めると、1.5日の良好時間ができることになり、近場の一泊は毎週でもできることになった。
　千葉県に住んでも千葉県全部を知っているわけではない老夫婦にとっては多少し遠い銚子へ行ってみることにした。特に千葉県の温泉指定第一号という食事も評判の良い宿もあったので、食意地を張って予約。珍旅行にスタート。節約を第一とする wife 殿のご指導の下、珍道中でした。

　もっとも、メインイベントの犬吠埼灯台は改修なのか、訪問できず。事前調査の悪さもあるが、犬吠埼駅内の提示によると先週発表の緊急告示のようで、たくさんのバイクツーリングの人々もがっくりなのだと推察した。

エリア 銚子(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　スタートから倹約の昼飯。コストコという印西市にある格安超スーパーマーケットで普段は買い物をしているのだが、 wife 殿のお目にかなって初めて昼食をいただいた。このホットドック、好きなだけ玉ねぎのみじん切り、ケチャップ・マスタードのかけ放題、さらにドリンクはお代わり可能、いくらかって・・・180円。ボリュームはありすぎで、しかもこのドリンクはテイクアウトok 。つまり氷を補充して満タンにしたうえで車に戻ってよい。
　僕もびっくりしたけれど、これはどこより安いと思う。ただし会員になる必要があるので注意。会員になれば連れと来店できる。詳細は調べてください。さすが名前の、コストコ・・。満腹で移動開始。

　車のカーナビに、鹿島神社と入力したが、鹿島市の神社はでない。そのはずで、鹿島神宮が正しいようだ。全国の鹿島神社の総本山である。平日の訪問はまさに雑踏を逃れてやってきた霊気に出会える気持がした。人が少ないのだから、涼しさも手伝ったのだろう。

香取神宮 寺・神社・教会

　その参道。生い茂った木々が参道の暑さを遮っているかのようで、微妙にカメラがぶれているのは本人の不用意な行為が原因です。

　正直、この俯瞰図を見れば、広いことは十分理解できます。本殿までの訪問とさせていただきました。

　鳥居がいくつあるかが神社の格式ではないけれど、たくさんあることにこちらとしての頭を下げる行為につながる。基本、鳥居にこうべを垂れる人はどれくらいいるだろう。貴方もやってみれば、神道の教えが身につくかもしれない。靖国神社では日常的に繰り返されている事実だ。
　それを国粋主義だとか、ナショナリズムだとか言う輩の頭の中は、エセ・マルクス主義者であると思う。僕も古くはそのような人々の一人だった。恥じるべきだな、これは。

　ご本尊なのだろう。奥にはおおきな丸い鏡があった。屋根の造作にすばらしい手入れを感じたのはたぶん訪問する人々の日本人としての感覚だろうと思う。美しすぎる。かやぶき屋根は手入れが大変だと思う。

　狙って予約した旭市の温泉宿。まさに金目鯛の一匹を食べつくす夕飯に直面。これって年寄りにはきついボリュームだと思う。もっとも、それを承知で予約した者の愚行か。
　うまい、カツオの刺身も満喫。別にトイレも風呂も部屋になくても良い老夫婦にとっては、極上の夕飯です。宿に感謝。

　宿でいただいた地ビール。翌日精算したけれど、単価にびっくり、驚いた。道の駅で買うと 900円/1本、まあ泊まる気があるなら確認ください。

　この宿には、記載しておいた方が良いというみなさんが多い。ねこが二匹いるからだ。名前は「さくら　」と「とら」どこかの映画の主役級スターの名前のようだ。
　まあ、飛び切りの魚料理を食べられるかは中々選択肢が多い。写真の猫は「さくら」らしい。猫嫌い人はこの宿は選択肢から外した方が良いけれど、気にしない人ならおもろい宿だと思う。

　さて、関東は台風一過となって朝は晴れていたけれど、九州は大雨の災害。千葉は誠恐縮ながら天気よし。もっとも、午後は梅雨の曇り空。

　朝一で途中に寄った、飯岡刑部岬展望館。無料で利用できる施設があるのは素晴らしい。それに双眼鏡が無料なのもここだけ。来訪者が少ないのかもしれないが、きれいに管理されており、関係者に感謝。

飯岡刑部岬展望館～光と風～ 名所・史跡

　例の断崖絶壁が続く海岸を見ることができる。イギリスのドーバー海峡も似たような海岸だそうだ。

　その屛風ヶ浦の灯台。小さいけれども、当然役目をもって夜は稼働しているのだろう。今回の旅行で知ったことだけど、管理は海上保安庁のようだ。

　さて、突然の蒸気機関車に驚くかもしれない。10時にしょうゆ工場の見学を予約しておいたので、３０分前に到着。その待合室の脇に展示してある、かつての工場内を行き来していたそうだ。原料の運搬や利根川への出荷にも利用したのかもしれない。利根川は江戸への水路だったとのこと。
　見学コースの写真は厳禁なので写真はないが、凝ったコースであり最新の技術を利用したとても面白い説明機器に出会うことができる・。訪問した時はぜひ予約してみることを勧める。ヤマサ醤油 工場見学センターは7000ha とのことで、見学のための入り口を探す時間を計算しておかないと遅刻しそうだと思った。実際、すでに始まってから入ってくる人がいて、日本人の精神はどこへ行ったのやらと思った次第。

ヤマサ醤油 しょうゆ味わい体験館 グルメ・レストラン

　話題のしょうゆソフトクリーム。美味しかった。僕はめったに食べないのだけれど、しょうゆの味がすると言えばそうかもしれない。食べてみるべきかも、値段も高くはないと思う。

　その直販所の脇に掲げられている稲わらの火のゆらい説明文。日本の精神に直面すること請け合います。和歌山から銚子へ醤油作りが移転したようですね。写真は撮って良いとのきゅかをいただきパチリしました。
　訪問するとお土産に醤油をいただけます。写真と同じパッケージでしたがデザインは別でした。初めて知ったのですが、空気が逆流して容器に入らないようになった特殊な容器に驚きました。入れ物も日進月歩です。

　昼飯をどうしようかと考えながらの訪問となった、銚子ポートタワーの観覧写真です。台風一過で晴れを期待したけれど、梅雨時の天気が再現してしまい見晴らしこの程度です。雨よりましかも。
　ここ地球の丸く見える丘展望館はセットのチケットを販売しています。事前の調べで判明していたので、６５歳以上の僕も購入。二か所寄るのならば格安です。
　ただ、隣のウォッセ21の3階がタワーの1階になるので注意。チケットは3階でと表示がエレベーター内にあり、売り場を探すことになった。なぜってウォッセ21のエレベーター内に貼ってあるからだ。紛らわしいと感じないのが関係者のおもてなしの気遣いなんだろう。知ってる人にしか理解できない説明は説明にならないを、地でいってる。直した方が良いと思う。

銚子ポートタワー 名所・史跡

　そして旅行のメインの犬吠埼灯台。でかいと思う。この光が太平洋へ照らす光が航海の安全を守ってきた長い歴史に思いをはせる。周りを一回りできる散策道からパチリ。

犬吠埼灯台 名所・史跡

　到着した時たくさんのライダーがいた。みんなたむろしている。その理由を立札で知った。運が悪いのかなんというか・・、見学できない。残念でした。

　灯台から移動。途中で犬吠埼駅、銚子電鉄の駅だ。ちょうど電車の発車に間に合わず、写真はない。
　レトロな駅だけれど、結構きれいに維持されていて地元の支援を感じるのは僕だけではないだろう。

銚子電鉄 犬吠駅売店 グルメ・レストラン

その駅のホームに隣接された見学用の場所かな。よくわからないけど、これもレトロ風に見える。

　その地球が丸く見える展望台からのパロラマ。さっき上ったタワーが見えるけれど、あいにく平日の梅雨空では富士山は見えなかった。でも、それ以外は見事な日本の田園風景でした。日本に生まれてよかった。

地球の丸く見える丘展望館 名所・史跡

　その海に見える日本の塔。どうやら空翼発電機らしい。騒音を嫌って海の上に建てたという話を聞いたことがあるけれど、はじめはなんだかわからなかった。しかし、これって採算合っているんだろうか・・。

　さっき寄った犬吠埼灯台もまじかにみえる。まあ確かに地球は丸かったとも思えるパノラマにはなっていた。訪問する価値はあると思う。

　結局、移動中にすしでもとなってはま寿司に寄った。平日９０円の経済的昼食と思ったのだが、味が落ちたようなきがするのは僕だけかも。帰りにまたコストポで寿司を買う予定はここで変更となってしまい。す通りすることに。

　それでもって、帰宅を急ぐ老夫婦には楽しみは何といっても道の駅の物産。すでに海産物は旭市の道の駅で大量に仕入れたので、ここでは山の幸をということで、トイレ休憩して帰路についた・。帰宅時間は5時くらいだった。