ルーマニア旅行ー２１：シビウ（またしてもルーマニア国鉄）

2017/06/29 - 2017/07/01

表紙の写真はシビウを代表するドイツ教会の遠景。

ルーマニアを旅行していて、不便なのが国内の交通である。ポーランドやハンガリーと比べるとその貧弱さが際立つ。

普通は電車かバス網のいずれかがしっかりしているのだ。南米のチリは鉄道はどうにもならないが、バス網がしっかりしている。ルーマニアはバスも電車もだめなうえに高速道路が整備されていない。

普通は車が発達するので電車はすたれて行く（日本もそうです）。一方で、基幹の電車が整備されるか（スペインなど）、高速バスがしっかりする。でもルーマニアは電車はさびれて遅延が目立つし、本数も少ない。それでいてバス網が整備されていない。バスはあくまでも地域バスで、地域の町々を結んでいるだけで、都市間高速バスではない。
つまり、需要がないので長距離高速バスがないのです。よって、どうしても移動に時間を要する。とくに東西間（ブカレストとハンガリー国境付近の街の間）がどうにもならない。

さて、ブラショフからブカレストに移動・休養し、シビウに来た。ここでまたもやルーマニア国鉄である。ブカレスト発１０時AM、今度はブラショフで機関車の交換はスムーズであった。しかし、１時間ぐらいして山の中の小さな駅に停車した。それきり動く気配がないし、乗客が電車から降りて外で待ち始めたのだ。自分も降りてみると、なんと３両の汽車はあるのだが、機関車がない。こんな山の中で機関車の交換をするの？
交代の機関車が到着したのは２時間後でした。どうも良く分からない。ブラショフで連結したディーゼル機関車でそのまま進めば遅れないのに。またもや不可思議な機関車交換なのだ。

シビウですが、ドイツ人の街です。しかし、今は住んでいたドイツ人の多くは革命後、ドイツに移住してしまい、ルーマニア人が主体の街となってます。旧市街が中央広場を中心にきれいに整備されています。たぶん今はシギショアラより観光地としてシビウの方が有名になったと思います。

宿はアパートを中心に多くありますが、少し中心の広場から離れた方が良いように思います。わたしは少し離れたGOLDSMITHというペンションにしましたが、部屋は広く、清潔で大変良かったです。

駅とバスターミナルは隣接していて、そこから２本の道が旧市街に伸びています。駅側の道を進むと中央広場方向に進みますが、登り道となります。
バスターミナル側の道は平坦で中央広場の横にある小さい広場の右下方向に伸びてます。

旧市街で見るべきは①中央広場、②正教会、③ドイツ教会の遠景、と思います。表紙の写真がドイツ教会の遠景ですが、ドイツ教会の裏手を行くと小さな門があり、ここの階段を下りたところです。

この小さな門の付近には有名なB&Bとその向かいが小さなレストランがあります。この小さなレストランは2年前に来た時はお客さんが自分以外は誰もいなかったのですが、今は有名になってしまいました。小さな教会を眺めながら食事ができる席があります（この席が最高です）。

エリア シビウ(ルーマニア)

これが中央広場

右側の塔がある建物がカソリックの教会

中央広場から少し離れた場所にある正教会

内部です

中央広場裏手にあるドイツ教会

ドイツ教会の裏手を進むとある小さい門

門を出て直ぐ左が有名なB&B　右が小さいレストラン。ここから見る小さい教会が良い。

門を降りてきて振り替えるとドイツ教会

中央広場から続く通り