ノミの夫婦のロシア旅

2017/06/10 - 2017/06/13

日本から２時間半のヨーロッパ、ロシア極東のウラジオストク～ハバロフスクをシベリア鉄道で巡ります。

エリア ウラジオストック(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: S7航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 旅工房

〔１日目　１５：４０〕
成田国際空港からかわいい黄緑色のシベリア航空に乗って、ウラジオストクに向かいます。

成田国際空港 空港

２時間３０分の機内ですが、一応機内食が出ます。
事前の調査でもパサパサのサンドイッチがでるということだったのですが、見事にパンがパサパサのサンドイッチでした。

〔１日目　２０：００〕
ウラジオストク空港には、日本語堪能なロシア人お姉ちゃんガイドさんが迎えに来てくれて安心。プルモーリエホテルまではおじさんが乗用車で送ってくれました。約１時間で到着。

〔１日目　２２：００〕
ホテルチェックイン後、ガイドさんとは次の日のお迎え時間を約束して、解散。
私たちは晩御飯を食べにお外へ。
ウラジオストクは２１時ごろまで明るいので、お目当ての場所までしばし歩きます。
そして、ついに到着しました。「レストラン平壌」！
その名の通り、某国国営レストランです。

平壌レストラン 韓国料理

注文したのは
・チャーシュー冷麺（４５０ルーブル）
・豚肉の串焼き（４６０ルーブル）
・キムチチヂミ（３７０ルーブル）
・マッコリ（２６０ルーブル）
その他の小皿は突き出しみたいに勝手に出てきます。
冷麺はかなりのしっかりした麺でボリュームも多くて、あっさり美味しいですが、ちょっと飽きてくる。途中で醤油とか酢とか入れて味を変えて食べました。
豚肉の串焼きはガーリックが刺さっててスパイスも効いて美味しい。
チヂミも結構な枚数あるけれど、カリッとしてて美味しい。
マッコリは今まで飲んだ頃ないほど酸っぱかったです。
喜び組の２軍だと言われているウェイトレスさんは確かに可愛かったです。
愛想の良い子悪い子いますが、それは個人差程度だと思います。
ちなみに私たち以外にも日本人が数組いたので、結構人気なのかもしれません。

お支払いが両替したばかりの高額紙幣しかなく、仕方なくカードで支払いました。
ちょっとかの国にカード番号バレるのが恐ろしい気もしましたが、しょうがない・・・。

帰りはもう暗くなっていたので、タクシーを呼んでもらったら、なぜか白タクで、どれだけぼられるのかとヒヤヒヤしましたが、結局２００ルーブルで全然普通でした。良かった・・・。

平壌レストラン 韓国料理

ホテルの朝食。
バイキングでなくていくつかのブレックファーストメニューから選ぶタイプ。
暖かな卵料理がいただけて美味しかった。
それにしてもパンに対してのジャムとバターの分量が半端ない！

プリモライ ホテル ホテル

〔２日目　８：００〕
早くにホテルでの朝食を終え、お散歩開始。
まずはレーニンさんにご挨拶です。
このレーニンさんは後ろ姿の方がかっこいいです。

レーニン像 モニュメント・記念碑

レーニンさんの先にはウラジオストク駅があります。
今晩はこの駅からシベリア鉄道に乗ります。

駅前広場 広場・公園

魚市場付近で、元気なジャックラッセルテリアに会いました。
ロシアの人は向こうからそんなに挨拶してくれたりはしないけど、ワンコ連れの人とかに「ドーブラウートラ（おはよう）」というと、ちゃんとはにかんで挨拶してくれました。

魚市場 その他の店舗

アムール虎の子供。

魚市場 その他の店舗

ロシア車？

電車もロシアちっくで素敵。

浦潮本願寺跡。
ウラジオストクには日本人の足跡もそこここにあります。

大聖堂前で朝からおねむのワンコ。

〔２日目　９：００〕
ポクロフスキー教会

ロシア正教の教会はこの玉ねぎみないなのが上についているのが多いそうです。
女性は頭を隠さないといけないそうなので、スカーフをかぶりました。
中は撮影禁止です。
みなさん熱心に十字を切って祈っていらっしゃいました。
後ろの方でお邪魔しないように見させてもらいました。

インターセッション大聖堂 (ポクロフスキー聖堂) 寺院・教会

小さいショッピングモールでお買い物。
虎さんの炭酸水と、アリョンカちゃんチョコレートと、ドライフルーツのバーのようなものです。
全部で１７４ルーブル。

〔２日目　１０：００〕
鷲の巣の丘

鷲の巣展望台があると思ってきたら、ここはそのまた上の丘のてっぺんでした。
かなり歩いて登りました。
観光客は皆無です。
黄金橋が綺麗に見えます。

鷹の巣の丘

鷹の巣の丘

鷲の巣の丘から降りて、噴水通りです。
朝早くに通ったときにはまだ噴水が出てなかったのですが、もう元気に吹き上がってました。

街中にこのような露店が多くあります。
アジアの国とかのように声をかけられることもほぼないです。

路地裏の階段。

〔２日目　１２：００〕
Savoy Fete　でランチ

・きこり風きのこのパスタ（４５０ルーブル）
・ひらめのソテー（４５０ルーブル）
・鶏とオリーブのサラダ（３２０ルーブル）
・くるみ？のウォッカ（１２０ルーブル）

ここのお料理全部美味しかった。ひらめが大きいの２切れでボリュームたっぷり。
２人で十分な量でした。
お子様の遊べる場所もありました。

ウラジオストクのスタバもどき「aliiscofee」
アメリカーノが５５ルーブルなので、かなりコスパ良しです。
グッズを探しましたが、残念ながらありませんでした。

変なマトリョーシカがいっぱい。
ミニオンズはよく似合ってるけど、プーさんは無理がありますね。

素敵なカメレオン連れのお兄さん。
人気者でした。

どうもウラジオストクは銅像が好きなようです。
どこにでもあります。

中央広場 広場・公園

日本車は塗装もしなおさず、そのまま使われています。
車の運転手さんに聞いたときには、日本語っぽいものが付いているだけで日本製ってことがわかるから、品質が良いとされるらしいです。

中央広場 広場・公園

中央広場のマーケットはかなりの広さ。
これはお菓子屋さん。
お土産にするのは大変な量のパックです。

中央広場 広場・公園

お野菜もカラフルで素敵。

中央広場 広場・公園

お魚屋さんもワイルド。
凍って固まった魚を金属の棒でバリバリはがして売ってました。

中央広場 広場・公園

結局、小心者はピロシキっぽいパンと飲むヨーグルト的なものだけ買いました。
両方で１０６ルーブル。

ピロシキは中にひき肉とお米が入っていて、ものすごくお腹いっぱいに。
飲むヨーグルトは想像よりどろっとしてましたが、美味しかったです。

中央広場 広場・公園

軍の車のお兄さんは、この写真の数時間後もこのままここにいました。
大変なお仕事ですね。

〔２日目　１５：００〕
綺麗な門です。比較的新しい建物が多いようです。

ニコライ２世凱旋門 建造物

お馬さん、お仕事のようですが、人間の方はスマホに夢中で、特に客を集める気は無さそうです。

とても大きい潜水艦

こちらのお船は博物館になっています。

黄金橋のたもとにも銅像が。

小さいお店の軒先でご主人様のお買い物を待つもこもこのワンコ。
こっちに寄ってきてくれました。

午前中は鷲の巣の丘に行きましたが、今度は鷲の巣展望台に行こうとケーブルカー乗り場に来ましたが。。。
「ケーブルカーは、技術的な理由をCLOSED」by Google翻訳

仕方ないので、ケーブルカーの横の階段を上りました。
これはケーブルカーの上の駅です。

〔２日目　１６：００〕
鷲の巣展望台に到着。
展望台へ行く途中、子連れのパパさんが、急にカメラを持っている主人に
「写真とるなら、上まで行きなよ。」的なことをまくしたてて言ってくれました。
ロシアの人はあまり笑顔はないものの、案外いい人のような気がしてきました。

鷲の巣展望台 建造物

鷲の巣展望台からの景色。
ここは中国と韓国の団体様たちで大変なことになっていました。

鷲の巣展望台 建造物

手すりに鍵がかかっています。これ以外にも大量の南京錠が付いていました。
展望台のようなところに鍵をかけるのは万国共通なのかしら。

鷲の巣展望台 建造物

グム百貨店近くのショッピングモールの中に宇宙食の自販機が。
３９９ルーブルもするけれど、思わず買ってしまいました。
ボルシチ味にしました。

お土産やさんにいたアムール親子あんど虎ねこ

歴代大統領マトリョーシカ。
ちょっと欲しかったけど、結局飾らないなあ・・・と諦めました。

〔２日目　１８：３０〕
雨が降ってきたので、雨宿りがてらファーストフードのような店にふらりと。
シベリア鉄道内で何か食べたかったので、軽め（左の写真分）にしておこうと思ったのに、
あまりに美味しくて、おかわり（右の写真分）してしまいました。
後で調べたところ「ストローバヤ（食堂）」という形態のお店で、学食のように、これとこれとと頼んでいきます。見ながら選べるので言葉がわからなくても結構いけます。
とりあえず全部美味しくって、コスパ最強です。ビールもまろやかで好きな味で、商品名控えてくれば良かった・・・。

（左の写真分：５４６ルーブル）
・ビーフストロガノフ（with パスタ）
・鶏のロースト
・サラダ
・黒ビール

（右の写真分：５４５ルーブル）
・カツレツ
・ミンチの串焼き
・ボルシチ
・黒ビール

〔２日目　２１：００〕
ガイドさんとホテルで待ち合わせて、ウラジオストク駅に歩いて行きます。
車掌さん、足綺麗です。でも愛想はないです。

駅前広場 広場・公園

シベリア鉄道車内の廊下。
人と行き違うのは難しいくらいの横幅です。

発車してすぐ、車掌さんがシベリア鉄道グッズを売りに来てくれます。
ウェイトレスさん的な人が食べ物はいらないか？みたいにも聞きに来てくれます。
私たちは直前にストローバヤで食べ過ぎていたので、缶ビールだけいただきました。

お見苦しいのが寝ててすみません。
１等車のお部屋の中です。ベッドもお布団も快適です。
お部屋には入ったときから、パンとジャムとバターとチョコレートとフルーツとお水が置かれています。スリッパもありますが、トイレの床が濡れていたりするので、私は台湾で買ったビーサンでうろうろしていました。

朝ごはんのパンをいただくのに、事前にスーパーで買っていたマッシュポテトを作りました。お湯は常に車両の間のサモワールで入れることができます。
シベリア航空のサンドイッチもそうでしたが、基本的にパンがパサパサなので、マッシュポテトがあって助かりました。

お天気は微妙でしたが、朝にはやんでいて綺麗な景色が見えました。

〔３日目　８：３０〕
ハバロフスク駅に到着です。
ハバロフスクのガイドさんも日本語のできるロシアの女性でした。
今回はガイド兼運転手ということで、ホテルまで彼女の車で送ってくれました。

ハバロフスク駅 駅

ちょいワルオヤジ銅像の後ろが宿泊先のインツーリストホテルです。
日本人宿泊客が多いそうで、受付にも片言の日本語ができるおばちゃんがいました。
売店にはコアラのマーチなど、日本のものも置いています。

ホテル インツーリスト ホテル

ホテルから川の方にあるくとすぐに展望台がありました。
アムール川が見渡せます。

アムール川 滝・河川・湖

公園の木には動物の像が乗っています。

ホテル インツーリスト ホテル

こちらにもしがみついています。
家政婦は見た状態です。

アムール川を臨んで

ハバロフスクにも銅像

シンボリックなウスペンスキー教会。
お天気もとても良くて気持ちいいです。
こちらにもスカーフを頭に巻いてお邪魔しました。

ウスペンスキー教会 寺院・教会

この日（６月１２日）は「ロシアの日」だったので、レーニン広場で何かイベントでもやってないかなあと思っていたのですが、しれっとしていました。
ウラジオストクもハバロフスクも鳩がとっても多い！
この旅行で主人はズボンに、私は上着に鳩被害を受けました・・・。

レーニン広場 広場・公園

スーパーでアイスを買いました。
マトリョーシカのアイスが美味しかったです。
ちなみにネイルにもマトリョーシカが付いています。

ハバロフスクにはトラムが走っていますが、残念ながら今回は乗る機会がありませんでした。

ハバロフスク駅の遠景です。

ハバロフスク駅 駅

こちらにも日本の車がそのまま走っています。

中央市場で蜂蜜を買いたかったのですが、なかなか難しくうろうろして出てきてしまいました。
服から生鮮食品までなんでも売っています。
ロシアっぽい毛皮のもこもこ帽子も売っています。

中央市場 市場

農機具だってあります。
なぜかロシアの市場にいる農家っぽいおじさんたちは迷彩柄の服の人が多いです。
流行っているのかしら。

中央市場 市場

〔３日目　１３：００〕
ハバチョク　でランチ

ハバチョク 地元の料理

・ボルシチ
・キエヌ風カツレツ
・ブリヌイ
・ビール
で合計１２７０ルーブル

さすがの有名店。
どのお料理も美味しかったです。
ボルシチはなんとなくビーフシチューっぽいものを想像していたんですが、お野菜たっぷりのスープですね。キエヌ風カツレツはナイフを入れるとバターがじゅわっと溶け出ます。ブリヌイは甘いのを想像していたのですが、ここのはきのこクリームのお食事系ブリヌイでした。

ハバチョク 地元の料理

街並み

街並み

チェリーがシーズンのようで、いたる所に売ってありました。

シベリア鉄道の会社のようです。

お馬さんが道を歩いています。

でっかいセグウェイみたいな乗り物。
公園で乗れるっぽいです。

スポーツ会館 劇場・ホール・ショー

ここにもお仕事中のポニーさん。

スポーツ会館 劇場・ホール・ショー

チェーンソーアートやってます。

スポーツ会館 劇場・ホール・ショー

教会とトラム。ヨーロッパらしい風景です。

ウスペンスキー教会 寺院・教会

ロシアの日の唯一のそれっぽさは、この車のお姉ちゃんがロシア国旗を車内から振っていたこと。

〔３日目　２０：００〕
２時間ほど雷雨が来たのでホテルで雨宿りしてから、もう一つのシンボリックな教会へ。
夕焼けに光るゴールデンスライムがとても綺麗でした。
右端には雨上がりの虹も。

スパソ プレオブラジェンスキー大聖堂 寺院・教会

雨上がりの空。

スパソ プレオブラジェンスキー大聖堂 寺院・教会

雨上がりの道

前日、ウラジオストクで寄ったストローバヤのハバロフスク店にやってきましたが、
なにやら貸切の前なのかCLOSEしていて断念。

ホテル インツーリスト ホテル

道端に看板のあったシャシリク（串焼き）屋さんへ
店名は「marokko」

英語メニューも英語ができる店員さんもいなくて注文するのは大変だったけど、
店員さんも頑張ってくれてどうにか無事に串焼きが食べられました。

それもボリューミーでとっても美味しかった！
・鶏のシャシリク（３００ルーブル）
・豚のシャシリク（３３０ルーブル）
・牛のシャシリク（４００ルーブル）

〔３日目　２２：００〕
ウスペンスキー教会のライトアップ。
この周りには若者がみんな車で集まってきていました。
次の日にガイドさんに聞くと、小金持ちの若者が車自慢をするような場所だったようです。日本の地方都市と同じ感じですね。

ウスペンスキー教会 寺院・教会

〔４日目　７：００〕
朝のおさんぽ。

ウラジオストクは虎の街
ハバロフスクは熊の街

川辺に多くの人が並んでいて、船に乗り込んで行きました。
一体どこまで行くのかしら。

港ターミナル 船系

シベリアでシベリアンハスキー

港ターミナル 船系

港ターミナルの売店でピロシキを買いました。
中身はウインナーとマッシュポテト。
ピロシキの中身の具って本当に色々あるみたいです。

港ターミナル 船系

ホテルの朝食。
口コミではバイキングって書いてあったけど、人数によってはそうでないこともあるみたいです。茶碗蒸しの固いようなオムレツと、甘いブリヌイ。最後に甘いブリヌイが食べれてラッキーでした。ジャムとやわらかクレープが美味しかったです。

〔４日目　１１：５５〕
３泊４日のロシア極東旅行を終え、ハバロフスク空港から成田空港へ。
２時間４０分のフライトのはずが２時間１５分ほどで成田空港に到着しました。
思いの外近いロシア。
英語はほぼ通じないけれど、どうにかなりました。
これだけ近いのならもっと日本人が来てもいいのになあって感想です。
ロシアの人も愛想はないけど、ちゃんと聞けば答えてくれるし、慣れれば平気です。
またビザがいらなくなったら、行ってみようかなあと思っています。

ハバロフスク ノビ空港 (KHV) 空港

おまけ

ロシア土産です。

上段はお菓子、レトルト食品。
下段は雑貨、お酒（ウスリースクの伝統的な虎のお酒）

この旅行記へのコメント （2）

• 栞さん 2017/06/19 13:41:58

  はじめまして。

  はじめまして。とてもきれいな映像ですね。食事の時の合成した画像も素敵でした。当方も来年にウラジオストックへの旅を考えていたので、興味深く拝見させていただきました。今年の後半には概に旅行先が決まっていますので、帰ってきたからゆっくり計画をしていきたいと思っています。これからも素敵な旅を経験してくださいね。

  VEGAさん からの返信 2017/07/02 22:48:15

  RE: はじめまして。

  栞さんメッセージありがとうございます。
  
  写真は主に、写真を趣味としている主人が撮ったものです。
  やはりスマートホンより綺麗にとれますよね。
  ウラジオストクは想像よりも美しい街で、街歩きをしているだけで楽しかったです。
  ぜひ、来年楽しんできてください。何か私で答えられることがあれば質問していただければと思います。
  
  栞さんの旅行記も拝見させていただきました。
  バルト三国への旅行憧れます。私たち夫婦は仕事の休みの都合上、どうしても時間的にヨーロッパ方面は難しいので、うらやましいです。今年の後半の旅行記もぜひ作成してくださいね！