ウィーンの西約60Km、ドナウの河岸にデュルンシュタイン(Durnstein)という村があります。<br />葡萄畑に囲まれたこの小さな村に初めて滞在しました。<br />この旅には、よく一緒に行く友人夫婦の他、私の88歳になる母と二人の姉も同行した。<br /><br />ザルツブルグからザンクトペルテンまで急行列車で行き、そこからクレムスへ向かうローカル線に乗り換えました。クレムスからは1両編成の超ローカル列車でデュルンシュタインへ。途中車両故障もあり、予定到着時間をかなりオーバーしてしまいましたが。何とか村にたどり着きました。思ったとおり素晴らしい村でした。<br /><br />この村を紹介する写真にドナウから見た教会が良く観光ガイドに載っています。そのアングルで是非とも描きたいと思っていたのですが……。いろいろと村を歩きましたが、どうもその風景画望める場所がありません。やはり、その風景写真を撮った場所はドナウの川の中からだと分かりました。<br />船を借りてその船上からでないと描けません。それにはお金がかかるし、ましてや流れが急なので船が動いてしまうでしょうし…ということであきらめました。<br />仕方なく、ホテルの庭の一角から教会が見えたので、何とか１枚描きました。<br /><br />駅に向かって少し歩いたところの村はずれに、ホイリゲがあります。正確にはホイリゲかどうかはわからないのですが、夜、散歩していたら観光客と思われるグループがだいぶ盛り上がっていました。私も何となくその店に吸込まれてしまいました。<br />盛り上がっていたのはポーランドから来た６人とイタリアからの約１０人でした。その夜は遅くまで一緒に騒いでしまいました。<br /><br />村の北の小山の頂上に廃墟となった城跡があります。翌日の朝、そこに登ってみました。<br />大した丘ではないな・・・と思って登り始めましたが、だいぶきつい登りでした。年をとったものです。<br />しかし、頂上からのドナウの眺めは素晴らしい眺めでした。<br /><br />この村を起点にドナウ下りを楽無ことができます。<br />デュルンシュタインからメルクの町まで往復約4時間、ゆっくりとドナウを満喫した。<br />「美しき青きドナウ」と言われますが、水の色は決して青くありません。期待とは多少異なりました。<br />しかし空は真っ青でした。シュトラウスは空をイメージして作曲したのかもしれません。<br />

デュルンシュタイン　スケッチ旅行

6いいね！

2012/05/08 - 2012/05/17

48位(同エリア57件中)

#その他

peintreさん

ウィーンの西約60Km、ドナウの河岸にデュルンシュタイン(Durnstein)という村があります。
葡萄畑に囲まれたこの小さな村に初めて滞在しました。
この旅には、よく一緒に行く友人夫婦の他、私の88歳になる母と二人の姉も同行した。

ザルツブルグからザンクトペルテンまで急行列車で行き、そこからクレムスへ向かうローカル線に乗り換えました。クレムスからは1両編成の超ローカル列車でデュルンシュタインへ。途中車両故障もあり、予定到着時間をかなりオーバーしてしまいましたが。何とか村にたどり着きました。思ったとおり素晴らしい村でした。

この村を紹介する写真にドナウから見た教会が良く観光ガイドに載っています。そのアングルで是非とも描きたいと思っていたのですが……。いろいろと村を歩きましたが、どうもその風景画望める場所がありません。やはり、その風景写真を撮った場所はドナウの川の中からだと分かりました。
船を借りてその船上からでないと描けません。それにはお金がかかるし、ましてや流れが急なので船が動いてしまうでしょうし…ということであきらめました。
仕方なく、ホテルの庭の一角から教会が見えたので、何とか１枚描きました。

駅に向かって少し歩いたところの村はずれに、ホイリゲがあります。正確にはホイリゲかどうかはわからないのですが、夜、散歩していたら観光客と思われるグループがだいぶ盛り上がっていました。私も何となくその店に吸込まれてしまいました。
盛り上がっていたのはポーランドから来た６人とイタリアからの約１０人でした。その夜は遅くまで一緒に騒いでしまいました。

村の北の小山の頂上に廃墟となった城跡があります。翌日の朝、そこに登ってみました。
大した丘ではないな・・・と思って登り始めましたが、だいぶきつい登りでした。年をとったものです。
しかし、頂上からのドナウの眺めは素晴らしい眺めでした。

この村を起点にドナウ下りを楽無ことができます。
デュルンシュタインからメルクの町まで往復約4時間、ゆっくりとドナウを満喫した。
「美しき青きドナウ」と言われますが、水の色は決して青くありません。期待とは多少異なりました。
しかし空は真っ青でした。シュトラウスは空をイメージして作曲したのかもしれません。