サンジミニャーノ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
6の塔が現存する中世の村です。<br />約30年ぶりに訪れました。しかも、30年前に一緒に旅をしたT氏と。<br />トスカーナ地方ではかなり有名な村になっています。<br />村は小さいので、観光目的なら半日もあれば充分だと思います。<br />かつて30年前に描いた同じ場所でまた描いてきました。 村全体を描くには、ジョヴァンニ門を出て、お土産屋を過ぎたあたりで左(東)に道があるので、50メートルくらい進んだところから振り返ると素晴らしい全景が見えます。ただ、車で来る観光客が道端に駐車するので、早めに行ってイーゼルを立てるなどスケッチ場所を確保した方が良いと思います<br />宿泊は、30年前に来た時と同じホテル「ベル・ソジョルノ」に宿泊しました。<br />フロントの女主人に、30年前にホテルのレストランで撮った写真を見せると感激してくれました。<br />もちろんその夜はそのレストランで・・・。<br />今回は写真にレストランの女性シェフも加わってくれました。<br />約30年前に初めて訪れた時の様子を記した文章が残っていますので少々紹介します。<br /><br />『・・・・・この村はイタリアのトスカーナにある。<br />以前から行ってみたいと思っていたので、1982年に南フランスを訪れた際に足を伸ばしてみた。<br />コートダジュールを後に、ローマ行きの列車でリビエラ海岸に沿って一路東に向かった。<br />途中、ジェノヴァを通り、ピサでフィレンツェ行きに乗り換え、エンポリーでシエナ行きに乗り換えた。<br />エンポリーで仲間の1人が網棚に荷物を置き忘れるといったハプニングがあったため、サン・ジミニャーノ行きのバスが出るポジボンスィに着くと辺りはすっかり暗くなってしまった。<br />おまけに、ドシャ降りの雨だ。<br />ここからサン・ジミニャーノまでバスで20分位のはずだが・・・。バスがどこから出るのか分からない。タクシーは1台もない。フランス語は通じない。<br />ようやくバスがどこから出るのかは分かったが、今度は切符の買い方が分からない。<br />てっきり駅で売っているものと思い、駅の窓口嬢に「サン・ジミニャーノまで」と言うが首を横に振る。<br />指を指して、「あそこで売っている」というのが何となく理解できるが、その「あそこ」が「どこ」なのか何としても分からない。  <br />バスの切符はキオスクで売っているのだ。<br />フランスならこんなにてこずらないのだが・・・、と思いながらも、何とかサンジミニャーノに着いた。<br />村の入り口のサン・ジョヴァンニ門をくぐったとたんに、苦労して来た甲斐があったと思った。<br />ホテルに着くと、そのままじっとしておれず、夜の村に出てみた。この村のメイン通りサン・ジョヴァンニ通りを進むと、ドゥオモに面して小さな広場があり、古い建物といくつもの塔が天に向かっている。<br />ライトに照らされた村をしばらく歩き回り、翌日の写生地のめぼしをつけた。<br />その夜はヴィーノで乾杯! (毎日乾杯しているが・・・) <br />翌日は何とか雨も上がり、私もT氏もそれぞれ気に入った場所で描くことができた。<br />私は、午前中は村の中で1枚描き、午後は村から少し離れた農家の軒下を借りて、村の全景を描くことにした。時間が止まったような静寂しきった中に、時折、村の教会の鐘の音が聞こえてくる。<br />しばらくのんびりと描いていると、遠くから鳥打ち帽をかぶったハンターが鉄砲を肩に掛け、立派な猟犬を連れてやってきた。<br />私の脇にしゃがみ込み、タバコを吹かしながら、「今日は獲物が何もない。俺も愛犬も頑張ったのだが・・・。今日はキジにしてやられた」、というようなことを言っていたのであろう。<br />しかし、解ったのは最初の「ボンジョルノ」と最後の「チャオ」だけだった。<br />ホテルに戻り、その夜もヴィーノで乾杯』<br />1986年出版「南フランスに魅せられて」(近代文芸社)より抜粋<br />

サンジミニャーノ スケッチ旅行

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2014/05/22 - 2014/05/25

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peintre

peintreさん

6の塔が現存する中世の村です。
約30年ぶりに訪れました。しかも、30年前に一緒に旅をしたT氏と。
トスカーナ地方ではかなり有名な村になっています。
村は小さいので、観光目的なら半日もあれば充分だと思います。
かつて30年前に描いた同じ場所でまた描いてきました。 村全体を描くには、ジョヴァンニ門を出て、お土産屋を過ぎたあたりで左(東)に道があるので、50メートルくらい進んだところから振り返ると素晴らしい全景が見えます。ただ、車で来る観光客が道端に駐車するので、早めに行ってイーゼルを立てるなどスケッチ場所を確保した方が良いと思います
宿泊は、30年前に来た時と同じホテル「ベル・ソジョルノ」に宿泊しました。
フロントの女主人に、30年前にホテルのレストランで撮った写真を見せると感激してくれました。
もちろんその夜はそのレストランで・・・。
今回は写真にレストランの女性シェフも加わってくれました。
約30年前に初めて訪れた時の様子を記した文章が残っていますので少々紹介します。

『・・・・・この村はイタリアのトスカーナにある。
以前から行ってみたいと思っていたので、1982年に南フランスを訪れた際に足を伸ばしてみた。
コートダジュールを後に、ローマ行きの列車でリビエラ海岸に沿って一路東に向かった。
途中、ジェノヴァを通り、ピサでフィレンツェ行きに乗り換え、エンポリーでシエナ行きに乗り換えた。
エンポリーで仲間の1人が網棚に荷物を置き忘れるといったハプニングがあったため、サン・ジミニャーノ行きのバスが出るポジボンスィに着くと辺りはすっかり暗くなってしまった。
おまけに、ドシャ降りの雨だ。
ここからサン・ジミニャーノまでバスで20分位のはずだが・・・。バスがどこから出るのか分からない。タクシーは1台もない。フランス語は通じない。
ようやくバスがどこから出るのかは分かったが、今度は切符の買い方が分からない。
てっきり駅で売っているものと思い、駅の窓口嬢に「サン・ジミニャーノまで」と言うが首を横に振る。
指を指して、「あそこで売っている」というのが何となく理解できるが、その「あそこ」が「どこ」なのか何としても分からない。
バスの切符はキオスクで売っているのだ。
フランスならこんなにてこずらないのだが・・・、と思いながらも、何とかサンジミニャーノに着いた。
村の入り口のサン・ジョヴァンニ門をくぐったとたんに、苦労して来た甲斐があったと思った。
ホテルに着くと、そのままじっとしておれず、夜の村に出てみた。この村のメイン通りサン・ジョヴァンニ通りを進むと、ドゥオモに面して小さな広場があり、古い建物といくつもの塔が天に向かっている。
ライトに照らされた村をしばらく歩き回り、翌日の写生地のめぼしをつけた。
その夜はヴィーノで乾杯! (毎日乾杯しているが・・・) 
翌日は何とか雨も上がり、私もT氏もそれぞれ気に入った場所で描くことができた。
私は、午前中は村の中で1枚描き、午後は村から少し離れた農家の軒下を借りて、村の全景を描くことにした。時間が止まったような静寂しきった中に、時折、村の教会の鐘の音が聞こえてくる。
しばらくのんびりと描いていると、遠くから鳥打ち帽をかぶったハンターが鉄砲を肩に掛け、立派な猟犬を連れてやってきた。
私の脇にしゃがみ込み、タバコを吹かしながら、「今日は獲物が何もない。俺も愛犬も頑張ったのだが・・・。今日はキジにしてやられた」、というようなことを言っていたのであろう。
しかし、解ったのは最初の「ボンジョルノ」と最後の「チャオ」だけだった。
ホテルに戻り、その夜もヴィーノで乾杯』
1986年出版「南フランスに魅せられて」(近代文芸社)より抜粋

旅行の満足度
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
3.0
交通
3.0
同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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