2017/05/06 - 2017/05/24
138位(同エリア571件中)
コージさん
19日間に渡ってモロッコを旅して来ました。
モロッコは二十年ほど前に一度訪れたことがあったのですが、フェズのメディナの雑然とした雰囲気が忘れられず、是非もう一度行ってみたいと思っていました。
前回はカサブランカ、ラバト、フェズ、マラケシュをツアーで回りましたが、今回はマラケシュ、アイト・ベン・ハッドゥ、メルズーガ砂丘、フェズ、メクネス、シャウエンを一部現地発着ツアーを利用して一人でまわって来ました。
5月 6日(土)羽田発、シャルルドゴール空港着、現地泊
5月 7日(日)オルリー空港発、マラケシュ着
5月 8日(月)マラケシュ市内散策
5月 9日(火)ツアー:アイト・ベン・ハッドゥへ移動
5月10日(水)ツアー:メルズーガ砂丘へ移動
5月11日(木)ツアー:フェズへ移動
5月12日(金)フェズ市内散策
5月13日(土)フェズ市内散策
5月14日(日)フェズ市内散策
5月15日(月)メクネス市内散策
5月16日(火)フェズ市内散策
5月17日(水)シャウエンへ移動
5月18日(木)シャウエン市内散策
5月19日(金)フェズへ移動
5月20日(土)フェズ市内散策
5月21日(日)フェズ市内散策
5月22日(月)フェズ市内散策
5月23日(火)フェズ発、パリ経由で帰国
5月24日(水)羽田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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マラケシュからアイト・ベン・ハッドゥ、メルズーガを経由してフェズに着きました。
フェズでの1泊目はツアー会社の用意した宿に宿泊して、2日目の朝にこちらの宿、Ryad 53に移動しました。
ところが宿の近くまでタクシーで行って電話をすると、いくら掛けても繋がりません。たまたま通りかかったお巡りさんに尋ねましたが、嘘八百を教えられる始末です。1時間以上うろうろした末に、近所のお店の店員さんが宿まで案内してくれて、ようやくたどり着くことができました。
宿のマネージャーによると、電話の持ち主がノルウェーに行っているとのことですが、特に謝罪もなかったので、かなりムカつきました。 -
とは言え、この宿はブージュルード門のすぐ近くと立地が良い上に、内装が素晴らしく部屋も広いので居心地は最高でした。
バスタブがあるのも魅力でしたが、お湯のタンクが小さいので、バスタブにお湯を張ると私一人がシャワーを浴びただけでお湯が出なくな理ました。2人でバスタブを利用するのは難しいかもしれません。 -
フェズには10泊することになっていたので、この日はメディナのメイン・ストリートを軽く流して、ブー・ジュルード門の近くのLe Coin des Artistes というピザのお店で夕食にしました。
ピザも普通に美味しかったですが、ビールを飲めるのが嬉しかったです。
モロッコはイスラム教国ですが、アルコールは禁じられていなくて、通関も1Lまでなら無税です。
フェズのメディナでは2軒で飲みましたが、いずれも小さなグラス1杯40DHと高価な上にあまり冷えていませんでしたが、それでもあると飲んじゃいますね。 -
フェズ3日目のこの日は、まずシャウエン行きのバスのチケットを買いに行きました。
バスターミナルは、新市街の他にメディナの近くにもあり、徒歩圏内なのでそちらに行ってみました。北側のマルーク門を出て左に行ったところです。
入って左側にCTMのオフィスがあり、英語が堪能なお兄さんが、チケットに書いてある時刻は新市街ターミナルのものなので、バスはここをその30分前に出発すること、ここへはその更に30分前に来ること、などを説明してくれました。
行きのバスは空席が沢山ありましたが、帰りのバスはほぼ満席だったので、予定が決まっていればCTMのサイト(http://www.ctm.ma/en)で購入しておく方が無難かもしれません。 -
メディナに戻ると、メイン・ストリートのタラア・ケビーラ通りを歩いてアッタリーン・マドラサに向かいました。
お肉屋さんの店先では生きた鶏を売っています。 -
こちらはナツメヤシのお店です。
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フェズのメディナは、マラケシュと違い、オートバイはほとんど走っていません、代わりに馬が沢山働いています。
ロバもたまに見かけました。ロバの場合は縦に5~6頭が並んで歩くのですが、ロバ使いは列の中ほどにいて、先頭のロバが目的地を理解して進んでいるようでした。 -
おじいさんがネコと遊んでいました。
モロッコでは、至る所に猫がいました。 -
モロッコ名物の革のスリッパ、バブーシュ屋さんの店先はとてもカラフルです。
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メディナのメイン・ストリートは、タラア・ケビーラ通りとタラア・セギーラ通りの2本ありますが、どちらを歩いてもアッタリーン・マドラサに行き当たるので、ここがメディナ歩きのランドマークになります。ここは中に入れますが、この中庭があるだけです。
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アッタリーン・マドラサを右折して少し行くとカラウィン・モスクがあります。外から覗くだけですが、お祈りしている人が見えます。
1日に5回ある礼拝の時にモスクの近くにいると、信者の方が続々と中に入って行くのが見えます。でも、モスクに行かない人も大勢いるので、人々の信仰心にも濃淡があるようです。 -
カラウィン・モスクの近くのサファリーン広場に面して、金物職人の工房がいくつかあります。
銅板を叩いて鍋などを作っていて、トンカン、トンカン賑やかです。 -
少し戻ったところにあるザウィア・ムーレイ・イドリス廟です。この辺は地図を片手に何となくこっちかなと歩いて行くと行き当たります。これも外から眺めるだけです。
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こちらはザウィア・ムーレイ・イドリス廟の近くにある、ネジャーリン広場です。突き当たりが木工芸博物館です。
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ここは収蔵物はあまり大したことがないのですが、建物自体の装飾が綺麗です。
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屋上にはちょっとしたカフェがあり、風が吹き抜けて気持ち良いので、メディナ散策の際は何度もお世話になりました。またトイレも清潔なので、入場料が20DHかかりますが、散策中の休憩所としてお薦めです。
また、ここの飲み物メニューを見てちょっと気になったことがあったので、冷蔵庫を覗いてみると、500mlのコーラがありました。日本では当たり前ですが、モロッコでは300mlが一般的で、めったにお目にかかれない貴重品です。すかさずゲットしました。
ちなみに、ここの女性とはすっかり仲良くなってしまい、私が訪れるとすぐに冷蔵庫まで案内してくれるようになりました。 -
夕方からフェズ最大のショッピングモールBorj Fesにやってきました。旧市街からはタクシーで10DHとすぐ近くです。
半袖シャツが不足していたので、Waikikiってお店で50DHのTシャツをゲットしました。お店に入ると店員さんたちが、低いテンションで、「アロハ??」って言ってくれるのが何とも微妙でした。
ここにはカルフールが入っています。食品などを扱っている巨大な売り場のほかに、地下1階に降りるエスカレーターの裏側の目立たない場所に別館があって、お酒を売っています。
部屋には冷蔵庫がないのでビールは諦めてジムビームを買いましたが、350DHと日本で買う3倍の値段でした。
夕食はここの2階にあるバーガーキングで食べました。ハンバーガー自体の旨さもさることながら、ドデカいコップになみなみと注がれたコーラがキンキンに冷えていたのがとても嬉しかったです。結局、フェズ滞在中に3回ほどお世話になりました。 -
この日はブージュルード公園にやってきました。公園の中は木陰にベンチが置かれていて、のんびりするにはうってつけの場所です。
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花も沢山植えられていて、民族衣装を身にまとった女性が行き交っています。
モロッコに来る前は服装のことを心配していましたが、男性に関しては現地の人もTシャツにジーンズの人が沢山いるので、何でも良さそうでした。男性で民族衣装を着ているのはお年寄りだけでした。
現地の女性は、民族衣装の方も目につきましたが、カジュアルな格好の方が多かったです。女性は長袖または半袖シャツに長ズボンが無難かなという感じです。 -
フェズの街にはツバメが沢山飛んでいました。日本のものより二周りくらい大きい感じです。城壁にあいた穴を巣にしています。
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この日はメディナの北側の丘に夕日を眺めに行くことにしていたので、昼過ぎにブージュルード門を入って2軒目のお店でチキンケバブを食べました。単なる鳥もも肉の塩焼きでしたが、食べ慣れた味だったのでホッとしました。
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何と嬉しいことにこのお店にもビールがありました。
こんな往来の激しい店先でビールなんて飲んで良いのかと思いましたが、グラス全体が紙ナプキンで覆われて出て来ました。地元の人はもちろん知っているのでしょうが、一応気を使っているというポーズですね。 -
夕方になってメディナの北側の丘にあるマリーン朝の墓地にやって来ました。
タクシーの運転手に墓地の隣のホテルを指差してもわかってくれないので、ホテルでもらった地図で示すとようやく理解してくれました。こういう時に日本のガイドブックの地図はまず役に立ちません。地図が細かいだけでなく、日本語が書いてあるというだけで拒否反応を起こすようです。
どの家にもパラボラ・アンテナが立っています。 -
墓地には、大勢の地元の人や観光客が夕暮れの景色を楽しみに来ていました。
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メディナが夕日に染まって行きます。中央がカラウィン・モスクだと思います。
ところが、丘に登ってから気がついたのですが、夕日はこの丘を挟んで街とは反対側に沈む為、ここからはメディナと夕日を同時に眺めることはできませんでした。 -
すっかり日が暮れるとこんな夜景になります。
ふと気がつくとあたりには人影がなくなって、私一人になっていました。マラケシュからのツアーでお世話になったガイドさんから、フェズの夜は危険だから出歩かないように言われていたのを思い出して、急いで丘を下りました。
ここの丘からは徒歩で幹線道路に降りられる近道があるので、そこを下りましたが、幹線道路に出てもタクシーが止まってくれないので、結局、歩いて街まで戻りました。 -
他のお店を開拓しようかとも思いましたが、ビールの誘惑に勝てずに昼と同じお店で夕食です。今度はラム・ケバブにしました。ラム肉は高価なのかチキンケバブに比べるとずいぶん量が少なめです。
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ニャンちゃんが、餌をおねだりにやって来ました。
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この日はメクネスに行くことにしていたのですが、昨日は夕日を見損なったので、同じ丘の上に朝日を眺めに行って来ました。
墓地の隣のホテルの横からの眺めです。朝日の手前に見えるのが、昨日行った墓地の遺跡です。 -
メクネス行きの列車は30分間隔なので特に時刻を気にせずに駅にやって来ました。
列車の運行は定刻通りで、車内も清潔でした。
ところで、モロッコのタクシーは駅などの乗客が沢山いるところでは、私が拾ったタクシーでも後から後から人が乗ってきます、というか運転手が乗せます。別に乗合タクシーという訳ではないので、初めはずいぶん図々しい人たちだなと、ムッとしました。他の乗客はお金も払わずに途中で降りてしまって、結局、料金は全額私が払いました。イスラム的な互助精神なのかも知れませんが、所詮100円か200円の話なのであまりカリカリしない方が良さそうです。 -
列車は30分くらいでメクネス中央駅に到着し、タクシーで旧市街の中心にあるエディム広場に向かいました。
メクネスにはムスリムでなくても入れるムーレイ・イスマイル廟があって、楽しみにしていたのですが、この時は工事中で閉館していました。
次にやって来たのが、こちらの写真の「風の道」です。2つの壁に挟まれた真っ直ぐな道が1kmほど続いています。
写真を撮っていると、前方から歩いて来た女の人が急に道路に飛び出してフレームインして来ました。そして、大声で喚きながら私の方に突進して来ると、写真を撮ったから金を払えと言いだしました。ちょうどそこにパトカーが通りかかったので、その女性は私に向かって警察に言いつけてやるって捨て台詞を吐くと、パトカーを止めてお巡りさんに談判を始めました。この辺のやり取りは現地語でしたが、多分当たってます。
一瞬、厄介なことになるかも?と思いましたが、お巡りさんは女性の言うことには耳を貸さず、その場から追い払ってくれました。去り際に、あの人ちょっとおかしいから気にしないでね、と言ってましたから、いつもこんなことをやっているのかも知れません。 -
風の道からさらに歩いてヘリ・スアニに向かいました。左手のアグダル貯水池を通り過ぎた突き当りがヘリ・スアニで、昔の貯水槽と穀物倉庫の跡だそうです。
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こちらが、ヘリ・スアニです。左側に入り口があります。
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中に入るとまず、貯水槽跡があります。ひんやりとしていてとても快適でした。
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貯水槽跡を抜けると穀物倉庫跡に出ます。アーチ型の石組みが何列も続いていて独特な景観です。
タクシーがなかなか来ないので、エディム広場まで歩いて戻りましたが、30分程度で着きました。その後、駅までタクシーで向かったのですが、中央駅と言ったつもりがアミール・アブデルカデル駅に着いてしまいました。こちらの駅は本数が少ないのでどうしようかと思いましたが、ちょうど列車が来たので無事にフェズに戻ることができました。
メクネスの今回私が行ったあたりは、フェズのメディナとは打って変わって広々としていてちょうど良い気分転換になりました。
これで、「フェズ、メクネス編」終わりです。ここまで私の旅にお付き合い下さり、ありがとうございました。
引き続き、「シャウエン、フェズ編」をご覧頂ければ幸いです。
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