2017/05/01 - 2017/05/01
10位(同エリア190件中)
かっちんさん
須賀川市は、福島県のほぼ中央に位置し、市街地は南北に馬の背のように伸びた丘陵地に広がっています。
日本三大火祭りのひとつ「松明(たいまつ)あかし」が毎年11月に行われ、「特撮の神様」の円谷英二氏の生まれたところであり、ウルトラマンのモニュメントがあちこちで見られます。
そして、隠れた見どころとして江戸~昭和初期に彫られたアートのような個性のある狛犬を見ることができます。
高遠の石工が南東北に移り住んだ「小松利平」、弟子の「小松寅吉」、孫弟子の「小林和平」たちが制作しました。
狛犬アートの解説は、「たくき よしみつ」著の書籍「神の鑿(のみ)」を参照しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ウルトラマン×松明(たいまつ)あかし
「ウルトラマン」の故郷である「M78星雲 光の国」は、須賀川の姉妹都市になっています。
そして晩秋の夜空を焦がす須賀川の「松明あかし」は、日本三大火祭りのひとつにあげられます。
どちらも「光」の共通点があります。 -
須賀川周辺の地図
町の中心は四方から一段高い「馬の背」と呼ばれる地形上にあり、そのまわりは坂に囲まれています。
須賀川駅から出発し、「馬の背」の松明通り(市役所へ向かう道)を通り、須賀川牡丹園まで歩いて行きます。
途中、ウルトラマンのモニュメントや、路地裏の寺社、芸術的な狛犬を見ます。
須賀川牡丹園には庭園の牡丹だけでなく、驚くような石像や狛犬があります。 -
円谷英二監督の故郷
「特撮の神様」と称される円谷英二氏は、町の中心部の須賀川市中町に生まれました。
特撮のテレビ番組の「ウルトラQ」、「ウルトラマン」の放送が、日本全国から脚光を浴びました。 -
ストリウム光線!
「ウルトラマンタロウ」の必殺技です。
須賀川駅を出発し、須賀川橋を渡ったところで活躍しています。 -
メタリウム光線!
「ウルトラマンエース」が得意とする必殺光線です。
公立岩瀬病院の近くにいます。 -
「わたしはウルトラの母よ」
須賀川橋から「馬の背」に上がる坂道で見守っています。 -
松明通り(たいまつどおり)
「馬の背」に上がったところから、松明通りが始まります。
道の両脇にある松明のモニュメントが、須賀川の雰囲気を盛り上げています。 -
「ここから先は通さん!」
「宇宙恐竜ゼットン」が邪魔しに来ました。
アルファベットの「Z」、ひらがなの「ん」など、最後の文字を合わせた名前で、ウルトラマンの最終回にふさわしい怪獣でした。 -
イチオシ
「シュワッチ!」
ゼットンに脅され右往左往していたら、すかさず「ウルトラマン」が助けに来てくれました。 -
長禄寺(ちょうろくじ)
お寺が多いところなので、横道に入ってみました。
1457年に須賀川城主建立の曹洞宗寺です。 -
参道の石仏(長禄寺)
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境内を飾るキクモモ(長禄寺)
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墓地の削り花(長禄寺)
東北地方では春彼岸に「削り花」を飾ります。
もともとは花の咲かない季節に墓に供えるために作られたといわれています。 -
旧家臣団の墓地(長禄寺)
古城主二階堂家の家臣たちの墓石が東日本大震災により倒れ、今でも復旧作業が続いています。 -
お諏訪の杜「エドヒガン桜」
「神炊館(おたきや)神社」の社の裏に、樹齢300年に及ぶエドヒガン桜の巨木が群生しており、全国的にも例を見ない貴重なものといわれています。
純粋で貴重な種子が大量に採れるので、「日本花の会」が採取に訪れ、様々な桜の品種の台木用として活用されています。 -
長松院(ちょうしょういん)
ライオンの狛犬がいます。
近くに住んでいた円谷英二氏が、長松院の大銀杏によじ登って大空に夢をはせていました。 -
大束屋(おおつかや)珈琲店
かつて糀業を営む大束屋に、円谷英二氏は生まれました。
小学生の時、祖母が土蔵の2階を英二の部屋に改装してくれ、そこは英二の秘密基地となりました。
飛行機や汽車の模型作りに励み、子供用の映写機で遊びました。
小さい頃のこんな生活環境が、特殊撮影技術監督として羽ばたくようになったのです。 -
古い町並み「佐野屋」
家の両脇にある分厚い防火壁には「大橋商店」の名前が残っています。 -
須賀川名物「くまたぱん」
東町のくまたぱん本舗に来ています。
ショーケース上段左の白い菓子が「くまたぱん」。
黒糖水に小麦粉を混ぜて練り上げ、こしあんを包み込んで、小判型に成形して、こんがり焼き上げ、砂糖をまぶした素朴なお菓子です。
口に入れると砂糖とこしあんがとろけ、何しろ甘いお菓子。その後に飲む苦みのあるお茶とともに満足感を得ます。 -
イチオシ
台座に隠れている狛犬
松明通りから石川通りに入り、旭町の旭宮(あさのみや)神社に来ています。
この狛犬は東日本大震災により台座から落ち、そのままの状態になっています。
専門家によれば、高遠藩から脱藩した石工「小松利平」の作ではないかといわれています。 -
微笑む「恵比寿像」(旭宮神社)
明治45年(1912)利平の弟子「小松寅吉」の作です。
鯛を小脇に抱えています。 -
暮谷沢の八重桜
旭宮神社から十日山坂を下り、暮谷沢に来ました。 -
狛犬と剣
暮谷沢の坂の途中にある岩間不動尊です。
剣は不動明王の持ち物ですね。 -
石祠の岩間不動尊
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石像の岩間不動尊
ちょっとおどけた不動尊ですね。 -
牡丹園に到着
須賀川駅から町並みを見ながら、3.5km歩いてきました。
牡丹が開花している期間中は有料(500円)です。
2017年は4月第三金曜日から5月下旬までが有料開園期間です。 -
綺麗な牡丹(牡丹園)
牡丹園には、牡丹や四季折々の花を咲かせる日本庭園に、あまり知られていない狛犬アートがあります。
では、入園します。 -
「ボータン」のお出迎え(牡丹園)
須賀川市マスコットキャラクターです。
「松明あかし」の松明の火の粉が須賀川の名所の一つである「牡丹園」の牡丹の花びらに降りかかり生まれた炎と花を司る妖精です。 -
園内の牡丹を運ぶトラック(牡丹園)
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日本庭園(牡丹園)
総面積10ヘクタール(東京ドームの3倍の広さ)の庭園では、四季折々の花が楽しめます。 -
イチオシ
新緑とシバザクラ(牡丹園)
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早咲きの牡丹(牡丹園)
もともとは1766年、この地で薬種商を営んでいた伊藤祐倫が、牡丹の根を薬用にするため、苗木を摂津国(現在の兵庫県宝塚市)から持ち帰り栽培したのが、始まりといわれています。
その後、明治初期に柳沼家が受け継ぎ、種類、株数を年々増やし、薬用目的から観賞用へと変わりました。 -
チューリップ畑と牡丹(牡丹園)
牡丹は早咲きの一部が見られ、これから大量の牡丹の花が見ごろになります。 -
大ケヤキ(牡丹園)
樹齢数百年、幹の直径は2mあります。
園内のケヤキ群は創始以来のもので非常に貴重とされています。 -
臨場感のある「天宇受売命(あめのうずめのみこと)の石像」(牡丹園)
天照大御神がおかくれになった岩屋戸の前で天宇受売命が踊っている場景です。
元園主の源太郎翁が浅川町富貴作(ふきざく)集落の石工「小松寅吉」に刻ませて、ここに祀ったものです。 -
「鶏の石像」(牡丹園)
天の岩屋戸前で、常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)が鳴いているところです。
アゴに垂れ下がる肉垂(にくすい)や尾は、立体的に表現され、よくここまで彫れたものだと感心します。
やはり「寅吉」の作です。 -
美しい花のカイドウ(海棠、牡丹園)
桜に続いて咲く花です。 -
牡丹稲荷の鳥居(牡丹園)
くぐりたくなるような長い鳥居の参道です。 -
氏神を祀る八幡神社(牡丹園)
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狛犬(牡丹園氏神のそば)
一体のみの狛犬で「寅吉」の作といわれています。 -
ミヤマカイドウ(深山海棠、牡丹園)
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ぎらっと睨む「獅子阿像」(牡丹園)
売店近くの花壇に、この大きな狛犬が台座なしで置かれています。 -
イチオシ
子獅子を連れる「獅子吽像」(牡丹園)
獅子阿像吽像は、「寅吉」の作といわれています。 -
ウコン桜(牡丹園)
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春を彩る庭園(牡丹園)
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花の大池(牡丹園)
牡丹はこれからでしたが、庭園では季節の花が楽しめました。
では、牡丹園を後にし、本数の少ないバスで須賀川駅へ戻ります。 -
お昼の手打ちそば
須賀川駅近くの「菊屋らん丸」に入り、「野菜天せいろ」を美味しくいただきました。 -
名物の「大根そば」(菊屋らん丸)
極細の千切り大根と蕎麦を一緒に茹で上げた「大根そば」が気になったので追加注文しました。
見た目は細麺の蕎麦だけのようですが、口に入れると大根の味がするあっさりした味の蕎麦でした。 -
鏡石駅前
須賀川から東北本線で1駅南下し、鏡石にやって来ました。
ここから牧の内経由長沼高校行のバスに乗り、「保土原の狛犬」を見に行きます。 -
イチオシ
このバスはどこへ行くのやら・・・
バスは鏡石駅前を出発し、いくつかの集落を過ぎ、突然左に曲がり水田地帯を走ります。
ここでおかしいなと気が付き、沖内入口付近で降ろしてもらいます。
寺作田というところへ行きたかったのですが、バス路線が複雑すぎ、寺作田を経由しないバスに乗っていました。 -
沖内河童淵
このあたり、河童が住んでいるようです・・・ -
保土原神社の巨大狛犬
地図を見てもよくわからず、土地の人に方向を教えてもらい、どうにか保土原神社に到着。
ありましたよ。巨大な狛犬が! -
イチオシ
初めて見た「飛翔獅子」
「小林和平」の作品です。
師匠「寅吉」が始めた飛翔獅子スタイルを踏襲し、さらに「和平」独特の個性が盛り込まれています。
母親獅子(吽像)にまとわりつく3頭の子獅子。
2頭は母獅子のお腹の下でやんちゃにじゃれ合い、もう1頭は母獅子の横で母獅子と同じ方向を見つめています。
和平が失った3人の自分の子どもたちを重ね合わせて彫ったことが想像できます。 -
阿像の「飛翔獅子」
こちらは父親らしい威厳のある顔つきです。 -
保土原上バス停
「保土原の狛犬」から一番近いバス停です。
運悪く土砂降りの雨となり、早めに切り上げて鏡石駅に戻ります。
今晩は新白河の東横インに泊まり、翌日は古殿町の「越代の桜」と「古殿の狛犬」を訪れます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- j-ryuさん 2017/05/21 05:25:15
- 懐かしいです。
- おはようございます。
須賀川は母校(高校)を含め順地元ですから
すべて見てきた懐かしい景色です。
懐かしいというか昨日も市内に所用があり
ウルトラマン関係のオブジェがだいぶ増えたな〜と思いながら
通りを運転していましたよ。
小松寅吉や小林利平はもちろん知っていて一部のマニアには人気があるようですが
地元民ながらマジマジみたり写真を撮ったりしたことはありません(^_^;)。
保土原神社に行くのに河童淵までいっちゃいましたか(^^ゞ。
河童淵の少し下流は白鳥の飛来地なので冬場は良く行きます。
車ならそう遠くないエリアですがバスだとかなり不便なので
その情熱には感服します。
でも自分の歩くからこそ見えてくる思いがけない景色もありますよね。
j-ryu
- かっちんさん からの返信 2017/05/21 09:46:14
- RE: 懐かしいです。
- j-ryuさん
おはようございます。
またまたお邪魔しています。
須賀川高校の位置を地図で調べてみたら、近くまで行っていました。
須賀川の「馬の背」の地形は歩いていて実感できますね。
保土原神社の狛犬は素晴らしいです。
数少ないバスを調べていて、行けることがわかると「やった〜」と感激してしまいます。
都会に住んでいると鉄道・バスが便利すぎて車を持たなくても大丈夫です。
地方では車は必須ですよね。
地元のお薦めの白鳥の飛来地、旅の候補に入れておきます。
かっちん
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