2017/04/09 - 2017/04/09
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さらりんさん
いざ熊野古道へ。
去年の「山の辺の道」に続いて、古道歩き第2弾です。せっかく熊野古道へ行くので、高野山も組み合わせることにしました。「るるぶ和歌山」「ジパング倶楽部熊野古道(2014/9月号)」「ジパング倶楽部天空の聖地高野山(2015/5月号)」、4トラベルなどを参考にプランを立てました。
ところが熊野古道の全体像がいまいちわからず、どのコースをどのような順番で歩けばいいのか、特に、宿泊地をどこにすればいいのか、なかなか見えてきませんでした。
そこで大変役に立ったのが、わかやま紀州館(有楽町交通会館)です。観光案内コーナーのお姉さんに手取り足取り教えていただき、たくさんの資料をもらってきました。そのうちのお役立ちベスト5が下記の資料です。
1.「わかやまアクセスガイド&時刻表」
飛行機、鉄道、バスなどとにかく知りたい情報がコンパクトにまとまっているすぐれもの。現地でも威力を発揮しました。
2.「中辺路ウォーキングマップ」
A3が横に2枚つながった大きくて見やすいもの。紀伊田辺~熊野本宮~速玉大社~那智大社の全体の位置関係がよくわかります。表紙のタイトルは「世界遺産を歩く旅熊野古道 癒やしの聖地熊野三山へ」となっていて、マップはその裏側にあります。
3.「熊野古道中辺路へのアクセスとプランニングのコツ」
これは雑誌のコピーでしょうか、わかやま紀州館で独自にコピーしたもののようです。
4.「生まぐろマップ」
勝浦のまぐろ飲食店の案内と地図。
5.「熊野古道大門坂」
新宮と那智の全体像がよくわかります。
東京からの往復はJLのマイルを利用しました。
高野山~熊野、熊野古道中辺路はバスの本数がとても少ないのでプランニングは困難を極めました。古道沿いの宿泊施設は少ないし、しかも古道からはなれているので、「どの曜日に、どのルートを何時までに歩くか」「どこに泊まるか」ということを、バスの時刻表とにらめっこしながらの計画でした。
宿泊は、1泊目は高野山の宿坊「恵光院」です。宿坊体験には憧れていましたので。2泊目、3泊目は熊野本宮すぐそばの「蒼空げすとはうす」です。4泊目は勝浦のHotel & Renta Carです。2泊目以降は安くて評判のいい宿、という観点で選びました。
次のようなプランになりました。
《1日目》 ●は観光、△は宿泊、( )は交通手段、の意味です。
羽田空港ー(JL103)ー伊丹空港ー(リムジンバス)ーなんば駅-(南海特急こうや3号)ー極楽橋-(ケーブル)ー高野山駅前ー(南海りんかんバス)ー奥の院前
●奥の院見学、金剛三昧院見学
△恵光院宿泊
《2日目》
●金剛峯寺見学、壇上伽藍見学、霊宝館見学、大門見学
千手院橋ー(南海りんかんバス)ー護摩壇山ー(龍神バス)ー栗栖川で乗換えてー熊野本宮
△蒼空げすとはうす宿泊
《3日目》
熊野本宮ー(龍神バス)ーちかつゆ古道歩きの里
●熊野古道なかへち継桜コースを歩く
●熊野古道なかへち牛馬童子コースを歩く
ちかつゆ古道歩きの里ー(龍神バス)ー本宮大社前
●熊野本宮大社見学、大斎原見学
△蒼空げすとはうす宿泊
《4日目》
熊野本宮-(龍神バス)ー発心門王子
●熊野古道なかへち発心門王子コースを歩く
本宮大社前ー(明光バス)ー権現前
●速玉大社見学、神倉神社見学
新宮駅ー(熊野交通)ー勝浦駅
●補陀洛山寺見学
△Hotel & Renta Car宿泊
《5日目》
勝浦駅-(熊野交通)ー大門坂
●熊野古道大門坂を歩く
●那智大社見学、青岸渡寺見学、那智の滝見学
那智の滝前ー(熊野交通)ー紀伊勝浦駅ー(JRくろしお26号)ー白浜駅-(明光バス)ー南紀白浜空港ー(JL218)ー羽田空港
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝食です。
コーンスープ、ベーコンエッグ、トースト、コーヒー、フルーツ。
熊野産のベーコン、とてもおいしかったです。
蒼空げすとはうすには客室が5部屋ありますが、食堂にはテーブルが2つしかないので、朝食の希望時間は早い者勝ちになります。
私たちは昨夜は到着が遅かったため、希望時間は取れず、8:00の枠しか空いていませんでした。それでは予定の8:12のバスには間に合いそうもありません。オーナーと相談の結果、前の客が早く朝食を済ませたら早くしてもらう、もしバスに間に合わないようなら、車でバスを追いかけてくれる、ということになりました。
幸い、前の人の朝食が早く終わったため、無事に8:12のバスに乗ることができました。 -
熊野本宮発8:12紀伊田辺方面行きのバスに乗ります。
めざすは「古道歩きの里ちかつゆ」です。 -
途中、川湯温泉近くに、川の上に鯉のぼりがはりめぐらされていました。
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なかなかいい眺めです。
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ここは湯峰温泉のバス停です。
乗客は全員外国人です。 -
有名な「つぼ湯」が見えました。(写真、右の方)
「つぼ湯」は参詣道の一部として、世界遺産に登録されています。 -
9:11「古道歩きの里ちかつゆ」に着きました。1030円。
古道歩き体験受付デスクで、
1.継桜王子コース(90分)と、
2.牛馬童子コース(60分)のふたつのコースを申し込みます。
専用マイクロバスでそれぞれのコースのスタート地点まで送っていってもらえるのです。
1.と2.を一気に歩き通す「完歩コース(210分)」というのもあるのですが、私たちはあえて2つのコースに分けて歩きました。まず、元気な午前のうちに1.のコース(90分)を歩き、歩き終えたら、ちかつゆ亭で昼食をとり、昼食後に2.の短いコース(60分)を歩く、というプランです。
完歩コースを選ばなかった理由:
1.当初は昼食の前後にちかつゆにいられるようにして、昼食のための時間と「なかへち美術館見学」の時間をとりたかったのでした。美術館見学で時間をとられた場合は、2.の牛馬童子コースはあきらめる、という選択も可能になります。しかし、残念ながら「なかへち美術館」は展示替えのため閉館期間でした。せっかく月曜日の休館日をはずして、日曜にちかつゆ歩きを計画したというのに・・・
2.完歩コース210分を歩くためには、途中どこかで昼食をとる必要があるのですが、古道歩きの里ちかつゆ亭以外には適当な場所が見つかりませんでした。お弁当を調達できれば好きな場所で、好きな時間に昼食が可能ですが、調達はできなかったのです。それに、お天気も心配な状況でしたので、戸外でお弁当を食べるのは冒険です。やはり今回は古道歩きの里で食べる方が安全です。
3.完歩コースの所要時間は210分です(牛馬童子→近露王子→継桜王子)。ところが継桜コース90分(継桜王子→近露王子)と牛馬童子コース60分(牛馬童子→近露王子)を足しても150分で、完歩コースよりも短い歩行時間ですみます。完歩コースは熊野本宮に向かう、やや上り坂のコースですが、私たちが選んだ継桜コースは熊野本宮から帰ってくる逆向きコースになるので、下りが多いコースです。ちょっと楽ちんなのです。 -
DVDによるコースの説明と地図を見ながらの説明を受けました。
古道歩き体験費用はひとり500円。私たちは2つのコースを歩きますが、500円ですみました。 -
送迎用のマイクロバス。
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継桜コースは野中の清水からスタート。
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橋の朱の色があざやかです。
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10:00,きれいな水でのどをうるおして、さあ出発。
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茂吉の歌碑。
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継桜王子はこちら。
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桜のつぼみがいい感じ。
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急なのぼり坂。
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坂をのぼると、とがの木茶屋がありました。
本当はここから右の方へ行くと秀衡桜があったのですが、うっかり行くのを忘れてしまいました。
それにしても、奥州平泉の藤原秀衡がこのような遠方まで旅をしてきたのですね。 -
とがの木茶屋から左に行くと、すぐに継桜王子神社がありました。
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鳥居のうしろには野中の一方杉。
枝が南の方向を指しています。
明治の神社合祀で、古い樹木の多くが伐採されましたが、これは南方熊楠の働きのおかげで残ったのだそうです。 -
継桜王子社。
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継桜王子跡の碑。
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しばらくは車が通れるような道を歩きます。
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10:30 比曽原王子の碑がひっそり建っていました。
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このような道標をたどっていけば道に迷うことはありません。
道標の「31」という番号と、古道歩きマップ上の番号を照らし合わせながら歩きます。万が一道を外れた場合でも、間違いやすそうな場所には「この道は熊野古道ではありません」という立て札があって、親切に教えてくれます。 -
途中に「いろり庵」という民宿がありました。
そういえば、きのう本宮行きのバスが近露王子に停車したときに、「いろり庵に行くのですが、ここで降りればいいのですか?」と運転手さんに聞いていた乗客がいました。
いろり庵は、一日ひと組限定の民宿だそうです。 -
いろり庵からはこのような景色を見ながら、食事をすることになるのでしょう。
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ずいぶん年季のはいったお地蔵さんです。
月侍供養塔?と書いてあるのかな。 -
近露方面へ。
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アスファルトの道に別れを告げて、山道を行きます。
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南方の植物という感じがします。
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竹林がありました。
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そろそろ人里っぽいです。
なんの花でしょう、きれいです。 -
芝桜とチューリップ。
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近野小学校。
古道マップによると、「日本一の芝生運動場」なんだそうです。
飛行機のジャングルジムがいいですね。 -
「乙女の寝顔」ですって。
遠くに見える山が、そう言われると、そのように見えてきます。 -
古道から少しそれますが、野長瀬一族の墓というところに行ってみます。
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あらま、つくしがたくさん生えていました。
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この辺りかなあ。
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11:05,野長瀬氏、横矢氏一族の墓所。
南北朝時代、楠木正成を助けたのだそうです。
こぶりですが、たくさんの五輪塔が並んでいました。 -
古道にもどったところに、野長瀬家の枝垂桜がありました。樹齢290年とか。
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ちょうど見頃でした。
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なかへち美術館のシンボルマークです。
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設計はSANAA(妹島和世と西沢立衛)です。
金沢21世紀美術館やルーブル美術館ランス別館の設計も手がけました。国際的に評価される前の、手始めの設計だったのですね。 -
そういえば金沢21世紀美術館にどこか似ています。
展示替えのため閉館中で、中を見られず残念でした。 -
11:30,古道歩きの里に戻りました。
予定通り90分で「継桜コース」歩きは無事に終わりました。 -
ちかつゆ亭で昼食を食べました。
あがら丼。熊野牛がおいしいです。 -
さいごはお茶漬けにして、ひつまぶし風に食べます。
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こちらは熊野牛そばとめはりずしセット。
めはりずしは熊野の名物です。高菜の浅漬けでおにぎりを包んだもの。さっぱりしていて、おいしいです。 -
さて、昼食のあとは牛馬童子コースです。
12:20,牛馬童子手前までまたマイクロバスで送ってもらいました。 -
けっこう急なのぼりです。
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けさの雨でぬれた岩場はすべりそうです。
ゆっくり歩きました。 -
牛馬童子まであと50メートル。
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おー、いいですね~!
さすが中辺路のシンボルです。 -
平安時代の花山法皇の旅姿を偲んで彫られたそうです。
牛と馬、両方にまたがっているのですよ。 -
こちらは役行者(えんのぎょうじゃ)像だそうです。
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牛馬童子と役行者のうしろには2本の木、そのうしろにはこの像が。
八大龍王像というものだそうです。 -
そしてそのうしろには宝筐印塔(ほうきょういんとう)。
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こんな風に三層構造になっていました。
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たくさん写真を撮りたくなります。
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道標25あたりはかなり急な下り坂です。慎重に下りましょう。
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ちょっと回り道になりますが、
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屋敷の桜の園(横矢家)というところに行ってみます。
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鯉のぼりと桜。
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絵になりますね。
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川向こうにはなかへち美術館が見えます。
ゴールはもうすぐ。 -
桜と木蓮と雪柳。
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近露王子の碑。
ほぼ1時間で牛馬童子コースを歩きました。 -
ここから先は継桜コースで歩いた道と重複するので、古道歩きの里に電話をして、マイクロバスで迎えに来てもらうことにしました。たまたまこの日は古道歩き体験を申し込んだのが私たちだけで、貸し切り状態だったため、このようなワガママが許されたのでした。
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13:20,マイクロバスで古道歩きの里まで連れて行ってもらい、ちかつゆ亭でミカンソフトを食べて一休みです。
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13:42本宮方面行き(=発心門王子行き)のバスを待ちます。
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バス停そばに咲いていたピンクのコブシ。
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足もとにはタンポポ。
ちなみに今回の古道歩き用に買ったトレッキングシューズです。
左は私:サロモン(フランス)
右は夫:キャラバン(日本)
どちらも、靴底が、ぬれた岩場でもガシッと地面をとらえてくれて、一度もすべることなく快適に歩くことができました。 -
帰りに通った川湯温泉の鯉のぼりは、元気に風に吹かれていました。
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14:45,本宮大社前に到着。1060円。
(バス停の名前がちょっとややこしいですが、熊野本宮大社をお参りするときは、「本宮大社前」で下車、蒼空げすとはうすに行くときは「熊野本宮」というバス停で下車します。ちかつゆ方面からのバスは、「熊野本宮」の次に「本宮大社前」に止まります。) -
階段をのぼり、
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門をくぐって、
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社殿へ。
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るるぶの記事にしたがって、まず、
第三殿スサノオノミコトをお参り、 -
次にその左側のイザナギノミコト、
次にそのまた左のイザナミノミコト、
そしていちばん右側のアマテラスオオミカミをお参りしました。 -
サッカー好きの友人がいるので、お守りを買いました。
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八咫烏ポスト。
お参りは30分もかからず、あっという間に終わりました。
宝物殿を見学。見学料300円。
熊野本宮大社の社殿は、元は大斎原(おおゆのはら)にありましたが、明治時代の大水害により流失してしまいました。
大斎原にあったころを偲ぶことができる絵図が印象に残りました。
今の社殿は明治24年に大斎原から移座されたものだそうです。あまり歴史を感じることができなくて、そのために私たちはあっさりと見学が終わってしまったのかもしれません。 -
15:30,本宮退社前の道路をはさんで、向かい側にある本宮館へ。いろいろな資料が展示されていました。
熊野古道のビデオ映像があったので、それを椅子に座って見ながらしばし休憩しました。
サンティアゴ巡礼道も世界遺産です。サンティアゴ巡礼道は主にフランス各地からピレネー山脈を経由して、スペイン北部を通る800キロにも及ぶ巡礼道です。高野山、熊野にはフランス、スペインからの観光客が多いそうですが、このサンティアゴ巡礼道とも関係があるのかもしれませんね。 -
次は大斎原をめざします。(おおゆのはら)
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15:45,その前に産田社に寄ります。(うぶたしゃ)
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16:00,大斎原。(おおゆのはら)
鳥居の、なんと大きいこと。
平安時代の貴族や、江戸時代の「蟻の熊野詣で」の人達はここにお参りに来ていたわけですね。 -
ここにも鯉のぼり。
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世界遺産の碑。
「熊野本宮大社 旧社大斎原」 -
夫がスマホをいじりながら、「蒼空げすとはうすは、熊野本宮大社まで戻らずに、大斎原を突っ切って行くと近い」ということを発見しました。
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気持ちのいいそぞろ歩きをしながら、蒼空げすとはうすに戻りました。
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洗濯機を借りて、洗濯をしました。洗濯機使用料は無料、洗剤も無料、乾燥機使用は300円(90分)。 -
夕食はカフェボヌールで。
蒼空げすとはうすから、徒歩5分。蒼空げすとはうすのオーナーに予約をしていただきました。 -
ワインで乾杯。
きょうは傘を使わなくてすんだ、さわやかなウォーキング日和でした。 -
前菜。
高野豆腐の唐揚げがユニークで、おいしかったです。(左下の茶色のキューブ状のもの)
野菜もいろいろな種類があって、新鮮でおいしかったです。 -
私のメインは大豆のハンバーグ。おいしかったです。
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夫のメインは蕎麦。これ、ちょっと物足りないかな。それに、つゆが蕎麦猪口ではなく、ガラスの広口の器だったので、食べにくかった、と言っていました。味はよかったらしいです。
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