2017/04/30 - 2017/04/30
93位(同エリア356件中)
クッキーさん
巡礼の旅も二日目になると
ぐるっと回るのであれば札所の順番通りの方が歩きやすいのでしょうが、松山を出て松山に戻るので、まずは遠い所から回っていきます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
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59番札所・国分寺
国分
駐車場を出て長い石段を上がります。
かって伊予の国府があった唐子山の麓にある寺です。 -
鐘楼。
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本堂。
本尊は薬師瑠璃光如来、本尊の真言は「おん、ころころ、せんだりまとぅぎ、そわか」 -
大師堂。
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向うは方丈です。
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お大師様も忙しいですから 願い事は一つだけ、だそう。
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トイレも綺麗に整備されていて安心。
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その隣には神社があります。
建物は一般的にお寺の方が立派ですが、どちらかといえば神社の佇まいの方が好みです。 -
境内を囲む 小さなお地蔵さま。
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お大師様の像は こちらにもいらっしゃいます。
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次は 58番札所・仙遊寺。玉川町にあります。
くねくねとした山道を辿ってきました。
本堂。
本尊は千手観音菩薩、本尊の真言は「おん、ばざら、たらまきりく」 -
屋根が見事です。
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建築様式の名称はわかりませんが、重厚な造りに感服。
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熱心なお遍路さん達ばかりです。
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こちらの立派な建物は宿坊です。
途中 歩きお遍路さんも見かけましたから、こちらでゆっくり休息を。 -
季節柄、花も満開。
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優しいお顔の観音像。
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仁王門は駐車場のずっと下にありました。車では山門前をそのまま通り過ぎ山道を行き、境内へ入っていきます。
くねくねした山道の参道はお寺の管理地なので、通行料金と駐車料金合わせて400円です。
こんな山道ですが、ここも参道。 -
お昼は近くにある「やまびこ」でカレーうどんをいただきました。
ここで食事ができるようにと 回るルートを決めました。 -
お腹を満たした後は、57番札所・永福寺へ。
玉川町になります。 -
書店員として働いていた白川密成さんが、祖父の遷化によって慌ただしく準備不足のままで寺を継ぎ その運営や地域・同業者たち周辺業種らの人々との間で四苦八苦しながらもなんとかやっていく様を描いた随筆作品。
住職になったのは 24歳の時だそうです。
これを原作とする映画の主演は伊藤淳史さん。
映画は知っていましたが、このお寺だったとは知りませんでした。 -
本堂。
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本堂。
こちらの本尊は阿弥陀如来で、本尊の真言は「 おん、あみりた、ていせい、からうん」
法事の時には いつも唱える言葉ですが、まるで呪文みたいだと思います。
住職さんたちはよく理解していらっしゃるのかしら?
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大師堂。
この大師堂には十二支のレリーフが施されているのだとか。 -
大師堂の軒下の彫刻は 象ですよね。
マーヤ婦人が懐妊する時、夢に白象が現れたという話から、仏教寺院には白象の彫刻があるのだそうです。
象の彫り物がある寺院は、それが古く鎌倉時代の真言律宗の密教寺院なのだということ。 -
大師堂の軒下の彫刻は 横たわった龍のようです。
屋根の上には 逆立ちしている獅子が見えています。
釈迦三尊像で、釈迦仏の両脇にいらっしゃるのは普賢菩薩と文殊菩薩で、普賢菩薩は慈悲をあらわし、 文殊菩薩は智恵をあらわしています。
普賢菩薩は象にまたがり、 文殊菩薩は獅子にまたがっている彫刻や絵もあるというのは、象は仏の慈悲の象徴として表し、獅子は仏の智恵を表しているのだそうです。
ここ二週間抱いていた疑問が氷解しました。 -
山を背にして傾斜地を旨く使い 納経、大師堂、本堂と段々に配置された境内が印象的な、好ましい雰囲気のお寺でした。
ちなみに、弥陀三尊像の場合は 阿弥陀仏の両脇にいらっしゃるのは観音菩薩と勢至菩薩で、観音菩薩は慈悲をあらわし、 勢至菩薩は智恵をあらわしているそうです。
・・・などと 調べては みましたが、きっとすぐに忘れることでしょう。
とはいうものの 象と獅子の謂れは しっかりと記憶に刻まれましたよ。 -
56番札所・泰山寺。小泉。
手前が納経所で その後ろは宿坊。 -
本堂はやや小ぶり。
本尊は地蔵菩薩、本尊の真言は「おん、かかかび、さんまぇい、そわか」 -
大師堂。
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大師堂をズーム。
こちらにも逆立ちの獅子の像が置かれています。 -
異色の灯篭。
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駐車場へ戻る途中に、今治市のマンホールをゲット。
さすがは海事都市だけのことはあります。
とても広い駐車場でした。駐車料金は無料。 -
次にお参りするのは 55番札所・南光坊。別宮町です。
大師堂。 -
仁王門。
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仁王門を入口から。
新緑の間から光が差し込んで とても趣があります。 -
ご近所の子連れのママさん同士が、風が吹きわたる仁王門の前の木陰でおしゃべりを楽しんでいる日常の雰囲気が素敵でした。
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薬師堂。
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金毘羅堂。
金毘羅とは本来インドのガンジス川にすむ鰐(わに)を神格化した水神の名であり、仏法守護神の薬師十二神将の一つ、宮毘羅(くびら)にあたります。
日本では大物主神(おおものぬしのかみ)の垂迹(すいじやく)として金毘羅大権現といい、海上の守護神として広く民間に信仰されています。
今治ならではのお堂ですね。 -
本堂。
本尊は大通智勝如来、本尊の真言は、「なむ、だいつぅち、しょうぶつ」 -
道路をはさんで向かいにあるのは大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)。
瀬戸内海の大三島に鎮座する大山祇神社の別宮です。
山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めました。 -
四国八十八箇所の55番札所は大三島の大山祇神社でしたが、鎌倉時代以後は参拝が不便だということで 当社付属の別当寺・光明寺が札所とされました。
明治初年の神仏分離で南光坊が独立し、札所も移ったそうです。
境内が隣接しており、88ヶ所の中でも”坊”の名のつくのはここだけだというのは そのせいなんですね。
1945年、今治市街地は米軍の空襲を受けて当社の社殿のほとんどは焼失しましたが、こちらの拝殿は焼失を免れました。
お遍路さんが行き交う南光坊とは違って、しんと静まり返っています。 -
さらに その奥には稲荷神社まであります。
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赤い鳥居がずらっと並んでいます。
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稲荷神社。
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稲荷神社の境内から見る大山祇神社の本殿。
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大山祇神社。
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本日最後のお参りは 54番札所・延命寺。車で約15分の阿方というところ。
仁王門の前に咲き誇るツツジ。
山門は駐車場のずっと手前にあります。 -
境内の右手にあるのはお休み所。
昆布茶のお接待などもあるそうで、お遍路さんには優しい配慮ですね。 -
正面の本堂。
開基は行基ですって。奈良時代にさかのぼるんですね。 -
本堂。
本尊は不動明王、本尊の真言は「のぅまく、さんまんだ、がざらだん、せんだ、まかろしゃだ、そばたや、うん、たらた、かんまん」 -
石段を上がった先には、
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大師堂があります。
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水子地蔵の池のほとりに立つ ほほえみ地蔵。
周りに並ぶ たくさんの水子像が印象的でした。 -
国道196号線を通って今治市へ入ると どのお寺へも案内板が見つけやすく、遍路道がしっかりと整備されていると実感しました。
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