2017/04/23 - 2017/04/24
231位(同エリア1930件中)
ハンクさん
マレーシア滞在中の週末、初めてラオスに入国し、世界遺産の街ルアンパバーン(旧名ルアンプラバン)を訪れた。ASEAN10ヶ国中の9ヶ国目の訪問となる。まずはラオスという国について、小生の予備知識は皆無に近く今回の訪問には少々躊躇があった。しかし実際に調べてみると、ビザは不要、世界遺産は2ヶ所あり、フランス植民地の面影を残すルアンパバーンは托鉢で知られる仏教都市で、ヨーロッパからの訪問者が増加している、とあればこの機会を逃すわけにはいかない。ラオスは共和制で人口約700万人、首都はヴィエンチャン、面積は日本の本州とほぼ同じ、国土の約70%は高原や山岳地帯である。北は中国、東はベトナム、南はカンボジア、タイ、西はミャンマーと国境を接するASEAN加盟10か国中唯一の内陸国である。
ルアンパバーンへはクアラルンプールからエアアジアが毎日ではないが定期便を飛ばしている。早朝のフライトはほぼ満席で、機内は英語だけでなくフランス語、ドイツ語、ロシア語などが飛び交っていた。エアアジアという航空会社についてはまたの機会に詳しく述べたいと思うが、徹底したコスト削減により成長を続けるLCCだ。今回のフライトも往復わずか9,000円以下で、機内サービスは全くないが、短距離のフライトにはほとんど支障はない。時間もほぼ正確で、何と言っても東南アジア域内では圧倒的にフライト数が多く便利である。この地区を旅するにはクアラルンプールを拠点にすることをお勧めする。
ラオスの歴史は外国からの支配と独立の戦いである。記録は14世紀に始まり、ラーオ族による統一王朝がタイ北東部やカンボジア北部まで支配した。しかし18世紀に3つの国に分裂し、タイやカンボジアの支配と戦乱が続いた。19世紀半ばにフランスが侵入、1893年の仏泰戦争で勝利した結果、ラオスはフランスの保護国となった。第二次世界大戦中の一時期は日本が占領し、一時フランスから独立宣言をした。大戦後の1946年にフランスが再度介入、第一次インドシナ戦争が勃発したが、1953年にフランス・ラオス条約により完全独立を達成した。しかしその後も、ヴェトナム戦争も影響し内戦が続き、タイ、中国と紛争が続いたが、1988年にタイ、1990年に中国との関係を正常化、1997年にASEANに加盟した。
ルアンパバーンは文化遺産としてユネスコの世界遺産に登録されている。首都ヴィエンチャンからメコン川を約 400 キロメートル上流にさかのぼったナムカーン川との合流場所に位置する。人口約 6万人、街は1353年にラーンサーン王国の首都として築かれた。山あいの不便な立地が幸いして、戦乱の時代をくぐり抜けて多くの仏教寺院やフランスの植民地時代の街並みがほぼ原型のまま残されている。まずは空港から共同タクシーで旧市街の東、ワット・シェントーンに近いロータス・ヴィラにチェックイン、小振りだが快適な中級ホテルだ。観光は全て徒歩、1日あれば十分見て回ることができる。また、日が沈む頃サッカリン通りにはナイトマーケットが道路を占領して開かれる。そして早朝5時半からこの通りは托鉢(たくはつ、仏教僧が経文を称えながら鉢を持って人家を回り食べ物を乞うこと)のためオレンジ色の装束の僧侶が列をなす。市民や観光客がご飯や供物を僧侶に捧げる独特の光景を目にすることができる。
最後に今回訪れた市内の見所を訪れた順に以下に列記しておく。
ワット・シェントーン:1560年建立のこの街を象徴する美しい寺院、「ルアンパバーン様式」と呼ばれる、優雅に湾曲した重なる屋根が特徴である。
ワット・セーン:1714年の建立で1957年に改修された
ルアンパバーン国立博物館:1909年建設のかつての王宮を博物館として使用、残念なから改修中のため休館
ワット・マイ:1788-1858年に建立、典型的なルアンパバーン様式の五重の屋根を持つ
ワット・パバートタイ:ヴェトナム様式の寺院、17世紀の建立、火災で焼失したがヴェトナム人のコミュニティにより再建された。
ワット・タートルアン:19世紀初頭の建立、白壁の本堂はラオスでは珍しい
ワット・マノーロム:14世紀の建立、本堂の壁には仏教画が描かれている
ワット・ビスンナラート:1512年の建立、本堂の横にビスンナラート王の半球型の墳墓タート・パトゥムがある
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アジアンエア (運航停止)
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ルアンパバーン国際空港に到着したエアアジア機
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古き日本の田舎を思い出させる街並み
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ワット・シェントーン寺院のレッド・チャペル
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少年仏教僧
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霊柩車庫、1960年のシーサワンウォン王の葬儀に使われた霊柩車が納められる
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霊柩車庫ファサードの精緻なレリーフ
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龍の首を持つ黄金の霊柩車
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霊柩車庫内部の仏像
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ワット・シェントーン寺院の本堂
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本堂の入り口
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本堂に安置された仏像
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メコン川に浮かぶ観光船、川の水質は悪く濁っている
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ワット・セーン:1714年の建立で1957年に改修された。
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ワット・セーン寺院のファサード
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ワット・セーン寺院の本堂の仏像
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境内にある仏像
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境内にある仏像と猿の像
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ルアンパバーン国立博物館内のパバーン像安置祠(あんちし)
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フランス植民地時代の街並み
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ワット・マイ:1788-1858年に建立、典型的なルアンパバーン様式の五重の屋根を持つ
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ワット・マイ寺院の本堂の仏像
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ワット・パバートタイ:ヴェトナム様式の寺院、17世紀の建立、火災で焼失したがヴェトナム人のコミュニティにより再建された
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同上
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ワット・パバートタイ寺院の涅槃仏
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ワット・タートルアン寺院で遊ぶ子供たち
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ワット・タートルアン:19世紀初頭の建立、白壁の本堂はラオスでは珍しい
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ワット・タートルアンの屋根の上の仏像
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ワット・マノーロム:14世紀の建立、本堂の壁には仏教画が描かれている
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ワット・マノーロム寺院本堂のファサード
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ワット・マノーロム寺院
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ワット・ビスンナラート:1512年の建立、本堂の横にビスンナラート王の半球型の墳墓タート・パトゥムがある
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ワット・ビスンナラート寺院本堂の仏像
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同上
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ワット・ビスンナラート寺院のエメラルド色の仏像
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ビスンナラート王の半球型の墳墓タート・パトゥム
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ワット・アハムの本堂
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ワット・アハムの本堂の仏像
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ナムカーン川を渡る小橋
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夕暮れのフランス植民地時代の街並み
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サッカリン通りのナイトマーケット
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托鉢、市民と僧侶のふれあい
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托鉢に回る少年僧侶達
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托鉢の僧侶達と記念撮影
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ルアンパバーン様式で建てられた国際空港のメインターミナルビル
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ルアンパバーン国際空港の内部、大きくないが機能的には十分
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