国境　急ぎ旅

2017/04/13 - 2017/04/15

これは推敲前ですが残ってたので出稿してみます。


中国の果ての国境線へと足を延ばした弾丸旅行記です。


３日間で

①inハルビン→黒河

②黒河・ハルビン・長春・図イ門→延吉

③延吉out

移動の嵐です。

エリア 中国

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: 春秋航空 中国南方航空 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

春秋航空ハルビン線は8:10発。国際線はきつい時間です。山手線内で始発でギリギリでしょうか。機内は比較的すいていたので座席指定が効果を発揮してストレスレスで行けました。

ハルビン上空です。あすはこの河を陸路で渡り戻ります。

ハルビンの駅舎のような国際線ターミナルも二回目。機内から目と鼻の先のターミナルへバス移動。15秒くらいの乗車です。歩いたら早いのにな。

ターミナル前の国内線連絡バスがちょうどいたのですかさず乗車。そしてつつがなく、黒河行き南方航空にチェックインしました。

この飛行機が到着したのが出発予定時刻の30分過ぎ。実際に搭乗開始はさらに一時間後でした。そのあいだアナウンスもなく、時刻変更表示もないので不安ですが、たくさんの同様の人が待ちぼうけてるので安心しました。ただ時間が読めないので搭乗ゲートの真ん前で待機しました。

飛行時間は一時間ちょいです。ですがハルビンについてから四時間たって黒河につきました。

延着しましたが交通機関はあってよかったです。タクシーも待機しています。
マイクロバス20元で市内まで行けます。
アムール川沿いの国際飯店まで乗りました。

ガイドブックによるとフェンスに覆われて対岸が見えないとありましたが、ところどころ網フェンスになっていて、対岸ロシアの町が見られました。

アムール川はまだ氷が残っています。日中はまだ寒くはなかったですが手袋がないと冷えます。さほど人はいません。午後も遅くなると現地の人が川沿いを散歩しているくらいです。

このような看板があります。２mくらいあるので向こうは見えません。むしろ風除けには良いかもです。このような歩道が川沿いに整備されています。

遠くに見えた回らぬさびれた観覧車まで一時間強歩いて、市バス１元で中心部に戻りました。

今晩はそのまま夜行で哈爾浜に戻ります。

外歩きで芯から冷え切った体に刀削麺は染み渡ります。

中国の夜の電飾はこの辺境でも例外でなく眩いです。

かといって食堂とホテル以外は駅周辺にはないので早々に駅に入ります。

出発90分前ですがまだあまり人がいません。

なにもないので売店を冷かしてると、駅の安全検査の脇にいた兵士があちらから寄ってきました。そのときみているのでこちらが外人であることはわかっています。

中国語オンリーです。「身分証を」。外人はもってません。「護照」といって出国カードを含め舐めるようにページを繰り数周見ました。５人くらいの兵士が取り囲みました。そのうちここで待てといって持って行ってしまいました。いくらなんでもとおもいますが、見える範囲だったので待ちました。そのうち下っ端の兵士が返しに来ました。兵隊の暇つぶしに付き合わされてえらい迷惑です。ただ、今回は延吉でも執拗なチェックに遭いました。国境地帯の暗部は深いことがわかりました。


そうこうするうちに、改札時間になり、昔ながらの長距離列車で移動です。
暗い寝台に停車時に閉めてしまうトイレなど設備はむかしのままです。

哈爾浜に朝につきました。
目当ての西駅は町の反対です。一時間位で移動できました。

ですが、地鉄ができて簡単に移動できます。乗り換えが必要で、本数が少なくもありますが、ホームドアはきれいで南北線のようでした。ただ椅子はプラスチックですね。

哈爾浜から高鉄で一時間。長春はあっという間です。

目指す延吉方面は、直通は少なく長春での乗り継ぎが必要です。
その時間に長春で便利麺をたべます。熱湯がどごでもあるのが助かります。
中国の便利麺はフォークが封入されてます。

この待合場所は、１区画がソファ仕様のプレミアスペースで飲み物がもらえるようです。ですが、晒し者のようで落ち着かないですね。顕示欲が強いひと用です。

こんどの和諧号には２時間半乗りました。

ここからは朝鮮語が大声で飛び交ってました。
一等車なのに騒がしさは硬座のようです。疲れました。

高鉄図イ門に着きました。
まったくなにもないところにバカでかい建物が不釣合いです。
一角に市内バスが待機していました。よかったです。
途中砂利道を走りながら、直に市内に。
そのまま川沿いの公園に行きます。

天気が曇りでポツポツと雨。午後４時ということで人はあまりいません。

ここから橋の方まで行け・・・ませんでした。柵がありました。
桜並木がきれいな歩道を歩き移動します。

脇の細道を通るとここに出ます。
北朝鮮の町が遠望できますが、町の後背は高い山で、孤立した町です。
時折、車両が通りました。

望遠すると北朝鮮のゲートが見えます。

午後五時になりました。図イ門にはこれといって観光するものはないので延吉に戻ります。

在来線の本数は少ないので、乗り合いタクシーで帰りました。30元

高速も整備してあり快適です。市内は渋滞していました。

恒宇?尚旅店　30元。おそらく外賓で底値でしょう。

投宿したのは駅から一番近い宿です。フロントは三階になります。

Ctripで予約しました。が、まったく通っていません。

でもまあ、泊まれました。

私はなんの不満もありませんが、

冷蔵庫なし。テレビなし。タオルなし。石鹸なし。トイレットペーパーなし。

ということです。有料で+α。

そのかわり最低線の、清潔、静寂、ホットシャワー。が完備。オートロックキーです。

場所から言って文句なしです。ぐっすり休めました。

最終日はかえるだけです。

街中で珍しい看板を見ました。

市バスで空港まで1元。とても近いです。

ただ、空港、駅、中国のめんどくささはここに尽きますね。
この旅行は、手続きばかりしてた感じです。

空港でまたひと悶着ありましたが、クチコミに書いたのでここでは省きます。


相変わらず、帰りの便も遅延に遭い、なかなかスケジュール通りにはいかないのが外国旅行だと実感しました。

質素な朝食をささっとすます。

延吉には至る所にある犬肉

町の中心は駅から川を挟んで反対側。あるくには遠い