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「帰国」というのは、アメリカのバーモント州から日本までの帰国ですが、物好きにも逆回りをしてヨーロッパに寄り道をしたのです。今回は「ショパン」をテーマに、ワルシャワに寄り道をしました。前日に、ウィーンからの夜行列車「ショパン」に乗ってワルシャワに朝到着し、その足でショパンの生誕地を訪れてみましたが、今日はワルシャワの街を歩いてみました。

2017年春の帰国旅行寄り道その②-ワルシャワの1日

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2017/03/26 - 2017/03/26

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いしいやすなり

いしいやすなりさん

「帰国」というのは、アメリカのバーモント州から日本までの帰国ですが、物好きにも逆回りをしてヨーロッパに寄り道をしたのです。今回は「ショパン」をテーマに、ワルシャワに寄り道をしました。前日に、ウィーンからの夜行列車「ショパン」に乗ってワルシャワに朝到着し、その足でショパンの生誕地を訪れてみましたが、今日はワルシャワの街を歩いてみました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 3月下旬ですが、この日は寒い朝でした。まずB&Bの近くのカフェで朝食です。温かいコーヒーがおいしかったです。

    3月下旬ですが、この日は寒い朝でした。まずB&Bの近くのカフェで朝食です。温かいコーヒーがおいしかったです。

  • 歩いても15分くらいですが、朝でまだ寒いのでバスを利用して、ワルシャワのオールドタウンに行ってみました。人通りもまだまばらです。<br />ワルシャワは第2次大戦でナチによって壊滅状態にされ、すべて再建設されましたので、ここも「オールドタウン」という名前ですが、古くはありません。歴史的な様相に位置から建設しなおしたものです。しかし、その努力は大変なもので、見事に古い様子を再現されているということで、ユネスコの歴史遺産に指定されています。

    歩いても15分くらいですが、朝でまだ寒いのでバスを利用して、ワルシャワのオールドタウンに行ってみました。人通りもまだまばらです。
    ワルシャワは第2次大戦でナチによって壊滅状態にされ、すべて再建設されましたので、ここも「オールドタウン」という名前ですが、古くはありません。歴史的な様相に位置から建設しなおしたものです。しかし、その努力は大変なもので、見事に古い様子を再現されているということで、ユネスコの歴史遺産に指定されています。

  • 観光客目当ての商売もでるようですね。この朝の気温は2度くらいだったでしょうか。ブラブラと散歩するには少し寒すぎました。しかし、中国人の団体は寒さにめげずにぞろぞろと歩いていました。

    観光客目当ての商売もでるようですね。この朝の気温は2度くらいだったでしょうか。ブラブラと散歩するには少し寒すぎました。しかし、中国人の団体は寒さにめげずにぞろぞろと歩いていました。

  • 自分も頑張ってテクテクと歩いてみました。細い路地にも、店やカフェがあったりして、いい雰囲気です。

    自分も頑張ってテクテクと歩いてみました。細い路地にも、店やカフェがあったりして、いい雰囲気です。

  • ここはオールドタウンの中心のマーケットプレイスです。日中はもっと人が大勢出て、出店やストリートパフォーマンスまんすなどが出てにぎわうのでしょうけど、人はまばらでした。

    ここはオールドタウンの中心のマーケットプレイスです。日中はもっと人が大勢出て、出店やストリートパフォーマンスまんすなどが出てにぎわうのでしょうけど、人はまばらでした。

  • 一通り散歩してから、開館時間の11時ぴったりに着くように向かったのは、ここ、ショパン博物館です。オールドタウンから歩いて15分もあれば行けます。<br />日曜日は入館無料ですが、古い建物のために一度に中に入れられる人数制限があり、向いの建物でチケットを受け取って入ります。自分がチケットをもらいに行ったときは、すでに残り5枚くらいでした。平日は有料ですが、予約できるので、事前に手配していくのがいいでしょう。

    一通り散歩してから、開館時間の11時ぴったりに着くように向かったのは、ここ、ショパン博物館です。オールドタウンから歩いて15分もあれば行けます。
    日曜日は入館無料ですが、古い建物のために一度に中に入れられる人数制限があり、向いの建物でチケットを受け取って入ります。自分がチケットをもらいに行ったときは、すでに残り5枚くらいでした。平日は有料ですが、予約できるので、事前に手配していくのがいいでしょう。

  • 中に入ってすぐ目の前に、王宮を思わせるような堂々とした階段があります。これでなんとなくワクワクしますが、この博物館、きっとショパンに関するあらゆる情報が展示されていて、その生涯から音楽についてまで、いっぱい学べるのかと期待したら、ちょっと期待が裏切られました。展示内容はやや乏しく、提示の仕方もややバラバラとした感じできちんと組織立っていなく、インタラクティブな機器も故障中のものが目立ちました。それでも、いろんな人が大変に努力して完成した博物館で、ポーランド人の誇りでもあるのかもしれませんね。

    中に入ってすぐ目の前に、王宮を思わせるような堂々とした階段があります。これでなんとなくワクワクしますが、この博物館、きっとショパンに関するあらゆる情報が展示されていて、その生涯から音楽についてまで、いっぱい学べるのかと期待したら、ちょっと期待が裏切られました。展示内容はやや乏しく、提示の仕方もややバラバラとした感じできちんと組織立っていなく、インタラクティブな機器も故障中のものが目立ちました。それでも、いろんな人が大変に努力して完成した博物館で、ポーランド人の誇りでもあるのかもしれませんね。

  • ただし、こんな風に貴重な資料を見ることはできます。これは、ショパンが最後に使ったプレイエル製のピアノです。ショパン好きな自分にとっては、これだけでも来た甲斐があったようなものです。

    ただし、こんな風に貴重な資料を見ることはできます。これは、ショパンが最後に使ったプレイエル製のピアノです。ショパン好きな自分にとっては、これだけでも来た甲斐があったようなものです。

  • ショパン博物館は、せいぜい1時間、じっくり見ても1時間半もあれば十分です。<br />ひとしきりショパンを楽しんだ後は、近くのポーランド料理の店でお昼にしました。この店は、市内に数軒店を構えるダンプリング(ギョーザ)専門のチェーン店です。ポーランド料理は、ロシアやオーストリア、チェコなどの影響も見られますが、ギョーザはロシアのペロギよりも、日本のいわゆるギョーザに近いです。中身も、キャベツ、マッシュルーム、ひき肉、ほうれん草、チーズなど、いろんなものがあります。焼きギョーザと水ギョーザがあり、これは焼いたもの。最低9個注文しなきゃいけないということで、中のフィリングも3種類を3つずつ頼みました。普通においしく、ペロペロとどんどん食べてしまいました。<br />マグカップの中身はコーヒーではなく、ビーツのスープです。ロシアのボルシチのようなものではなく、トロミも具も一切ない、赤紫色のコンソメスープのような感じ。甘味があっておいしかったです。

    ショパン博物館は、せいぜい1時間、じっくり見ても1時間半もあれば十分です。
    ひとしきりショパンを楽しんだ後は、近くのポーランド料理の店でお昼にしました。この店は、市内に数軒店を構えるダンプリング(ギョーザ)専門のチェーン店です。ポーランド料理は、ロシアやオーストリア、チェコなどの影響も見られますが、ギョーザはロシアのペロギよりも、日本のいわゆるギョーザに近いです。中身も、キャベツ、マッシュルーム、ひき肉、ほうれん草、チーズなど、いろんなものがあります。焼きギョーザと水ギョーザがあり、これは焼いたもの。最低9個注文しなきゃいけないということで、中のフィリングも3種類を3つずつ頼みました。普通においしく、ペロペロとどんどん食べてしまいました。
    マグカップの中身はコーヒーではなく、ビーツのスープです。ロシアのボルシチのようなものではなく、トロミも具も一切ない、赤紫色のコンソメスープのような感じ。甘味があっておいしかったです。

  • さて、腹ごしらえができたところで、次に目指したのはここ。聖十字架教会というカトリック教会です。日曜日でちょうどミサが終わったところだったらしく、入ろうとしたら、ドアが開いて中からぞろぞろと人がいっぱい出てきました。一通り出てくる人の列が切れるまで、ドアの外で、5分は待たされました。

    さて、腹ごしらえができたところで、次に目指したのはここ。聖十字架教会というカトリック教会です。日曜日でちょうどミサが終わったところだったらしく、入ろうとしたら、ドアが開いて中からぞろぞろと人がいっぱい出てきました。一通り出てくる人の列が切れるまで、ドアの外で、5分は待たされました。

  • 中はこんな感じ。

    中はこんな感じ。

  • ここに目を付けた理由はこれなんです。ここはショパンの心臓がフランスから持ち帰られて安置された場所なんです。礼拝堂の真ん中あたりにある大きな柱に、こんなふうに刻まれたくぼみがあるんです。「ここにショパンの心臓が安らかに眠る」というような内容が刻まれています。またここでも合掌・・・。

    ここに目を付けた理由はこれなんです。ここはショパンの心臓がフランスから持ち帰られて安置された場所なんです。礼拝堂の真ん中あたりにある大きな柱に、こんなふうに刻まれたくぼみがあるんです。「ここにショパンの心臓が安らかに眠る」というような内容が刻まれています。またここでも合掌・・・。

  • さて、午後のひと時、この建物を訪問してみました。この表紙の写真の建物で、ポーランドの王宮ですが、前述のとおり、ワルシャワは戦争で完全に破壊されてしまったので、これもその後、残っているわずかな記録と、ヨーロッパの他の王宮を参考にして立て直されたものです。<br />日曜日は、やはり入館無料だったので、チケットをもらって入館し、クロークで上着やカバンを預けて、見学開始です。<br /><br />

    さて、午後のひと時、この建物を訪問してみました。この表紙の写真の建物で、ポーランドの王宮ですが、前述のとおり、ワルシャワは戦争で完全に破壊されてしまったので、これもその後、残っているわずかな記録と、ヨーロッパの他の王宮を参考にして立て直されたものです。
    日曜日は、やはり入館無料だったので、チケットをもらって入館し、クロークで上着やカバンを預けて、見学開始です。

  • これは中の一室。なんだかワッと目を見張ってしまいます。

    これは中の一室。なんだかワッと目を見張ってしまいます。

  • この部屋では、室内楽のリハーサルが行われていました。きっと色々な催しが行われるんでしょうね。

    この部屋では、室内楽のリハーサルが行われていました。きっと色々な催しが行われるんでしょうね。

  • ここは王冠室。ちょっと質素な感じもしますが、でもすごいですね。

    ここは王冠室。ちょっと質素な感じもしますが、でもすごいですね。

  • ここに写真を全部載せられないのが残念ですが、この王宮は各部屋、美術館のようにすごい絵画などが多く飾ってあって、それを見るだけでも面白かったです。<br />一通り見学を済ませて外に出ると、午後で多少暖かくなってきたせいか、広場には人が大勢でてにぎわっていました。

    ここに写真を全部載せられないのが残念ですが、この王宮は各部屋、美術館のようにすごい絵画などが多く飾ってあって、それを見るだけでも面白かったです。
    一通り見学を済ませて外に出ると、午後で多少暖かくなってきたせいか、広場には人が大勢でてにぎわっていました。

  • ストリートパフォーマンスを囲って人が群がっています。

    ストリートパフォーマンスを囲って人が群がっています。

  • そこから少し歩いて、話のタネに、ワルシャワの地下鉄に乗ってみました。すごい超近代的なピカピカの駅!

    そこから少し歩いて、話のタネに、ワルシャワの地下鉄に乗ってみました。すごい超近代的なピカピカの駅!

  • 車いすでも楽に乗り降りできそうに、大きくドアが開く車両。車内もピカピカで、各ドアの横にはパネルがあって、次の駅の情報などが表示される、日本も顔負けのハイテクさでした。

    車いすでも楽に乗り降りできそうに、大きくドアが開く車両。車内もピカピカで、各ドアの横にはパネルがあって、次の駅の情報などが表示される、日本も顔負けのハイテクさでした。

  • ワルシャワの中心部の大通りはこんな感じで、路面電車やバスが行き交っています。古そうに見えるホテルなどの建物ですが、どれも戦後に再建されて物のはずで、とことん国の伝統を重んじているところは感心します。

    ワルシャワの中心部の大通りはこんな感じで、路面電車やバスが行き交っています。古そうに見えるホテルなどの建物ですが、どれも戦後に再建されて物のはずで、とことん国の伝統を重んじているところは感心します。

  • 路面電車の向こうに見える建物は、科学・文化センターで、ポーランドで一番高い建物です。ワルシャワのエンパイヤステートビルといったところでしょうか。ワルシャワのシンボルのような建物です。その横には劇場があったり、ぶらぶら散歩にいい公園があったり、向こうにはショッピングモールもあります。

    路面電車の向こうに見える建物は、科学・文化センターで、ポーランドで一番高い建物です。ワルシャワのエンパイヤステートビルといったところでしょうか。ワルシャワのシンボルのような建物です。その横には劇場があったり、ぶらぶら散歩にいい公園があったり、向こうにはショッピングモールもあります。

  • 入場料を払って、展望デッキまで登ってみました。地上30階まで、エレベーターでちょうど20秒で登り切ります。<br />360度、見渡せます。上にはカフェなどもあって、のんびりと楽しむこともできます。<br />先ほどの写真にあった大通りとホテルなどの建物で、そのずっと向こうに川が流れていて橋が架かっているのが見えますが、その手前に茶色の建物が密集しているように見えるあたりがオールドタウンです。

    入場料を払って、展望デッキまで登ってみました。地上30階まで、エレベーターでちょうど20秒で登り切ります。
    360度、見渡せます。上にはカフェなどもあって、のんびりと楽しむこともできます。
    先ほどの写真にあった大通りとホテルなどの建物で、そのずっと向こうに川が流れていて橋が架かっているのが見えますが、その手前に茶色の建物が密集しているように見えるあたりがオールドタウンです。

  • さて、宿に戻って一休み。今夜はピアノのコンサートを楽しむことにします。この部屋は宿にある「ショパン・サロン」。まあ普通の家のリビングルーム程度の広さの部屋に、スタインウェイのピアノがあり、椅子が並べてある程度です。<br />演奏するのは、ショパン・インスティテュートの学生か卒業生で、日本人の名前も以前の演奏者の中にチラホラ並んでいました。宿泊者以外にも客が来るから、いっぱいになるのかと思ったら、10人も来ませんでした。<br />

    さて、宿に戻って一休み。今夜はピアノのコンサートを楽しむことにします。この部屋は宿にある「ショパン・サロン」。まあ普通の家のリビングルーム程度の広さの部屋に、スタインウェイのピアノがあり、椅子が並べてある程度です。
    演奏するのは、ショパン・インスティテュートの学生か卒業生で、日本人の名前も以前の演奏者の中にチラホラ並んでいました。宿泊者以外にも客が来るから、いっぱいになるのかと思ったら、10人も来ませんでした。

  • これがこの日のプログラムで、1時間くらいの演目です。ワインと小さいケーキが配られました。<br />ショパンの時代には、コンサートホールでの大きなコンサートよりも、こんな風にリビングルームのような部屋で、ピアノを囲うようにして、小さな夜会が開かれていたらしいですが、本当にそんな雰囲気で、演奏した若い女性とも、色々会話ができました。この2日間、本当にショパンを満喫した感じです。

    これがこの日のプログラムで、1時間くらいの演目です。ワインと小さいケーキが配られました。
    ショパンの時代には、コンサートホールでの大きなコンサートよりも、こんな風にリビングルームのような部屋で、ピアノを囲うようにして、小さな夜会が開かれていたらしいですが、本当にそんな雰囲気で、演奏した若い女性とも、色々会話ができました。この2日間、本当にショパンを満喫した感じです。

  • ちょっと遅めになってしまいましたが、コンサートの後で、B&amp;Bに予約しておいてもらったレストランに夕食に出かけました。歩いてほんの3分くらいの場所でした。<br />店の中の雰囲気はこんな感じ。日曜日だったせいか、時間が9時近くと遅かったせいか、誰もいません。<br />店に入って、あのう、B&amp;Bが予約してくれてると思うんですけど・・・と恐る恐るいうと、出てきた若い男の子が、どうぞ、どこでも好きなところに座るといいよ、と気さくな感じで勧めてくれ、とりあえずホッとして見渡しやすい場所に着席。<br />

    ちょっと遅めになってしまいましたが、コンサートの後で、B&Bに予約しておいてもらったレストランに夕食に出かけました。歩いてほんの3分くらいの場所でした。
    店の中の雰囲気はこんな感じ。日曜日だったせいか、時間が9時近くと遅かったせいか、誰もいません。
    店に入って、あのう、B&Bが予約してくれてると思うんですけど・・・と恐る恐るいうと、出てきた若い男の子が、どうぞ、どこでも好きなところに座るといいよ、と気さくな感じで勧めてくれ、とりあえずホッとして見渡しやすい場所に着席。

  • 男の子がメニューをもってきて、本日のセットメニューが安くてお得だとか、説明しようとしますが、僕はあらかじめウェブでメニューを見てある程度決めていたので、一通り注文しようとします。<br />前菜として「ビーフタルタル」を注文。それは「料理してなくて、生だよ」と念を押すように言うから、それはわかってるから大丈夫ですよ、とこたえて、赤ワインはどれにしようかななどと言っていると、いくつかあるグラスワインのうちで、これも安い割には飲みやすいだとか、少しやり取りをした後、「自分は本職はバーテンだから、飲み物のことはわかってるけど、このビーフタルタルはポーランド料理だから、ウォッカが一番。ワインは勧めないよ。」と言い出します。<br />でも、僕はどうせウォッカの味なんかわからないし、第一ウォッカなんて強い酒飲める自信もないし・・・と思って、「やっぱりワインでいいです。」<br />素朴で気さくそうなお兄さんは、たどたどしい英語で一生懸命説明しようとしてくれたのに、気を悪くさせたかなと心配してしまいました。<br />ということで、赤ワインが運ばれてきて、それと一緒に、「お通し」?のつもりなのか、注文もしていない、なにやらレバー入りのリエットのようなものと、大量のピクルス、バスケットに盛られた大量のパンが運ばれてきました。<br />

    男の子がメニューをもってきて、本日のセットメニューが安くてお得だとか、説明しようとしますが、僕はあらかじめウェブでメニューを見てある程度決めていたので、一通り注文しようとします。
    前菜として「ビーフタルタル」を注文。それは「料理してなくて、生だよ」と念を押すように言うから、それはわかってるから大丈夫ですよ、とこたえて、赤ワインはどれにしようかななどと言っていると、いくつかあるグラスワインのうちで、これも安い割には飲みやすいだとか、少しやり取りをした後、「自分は本職はバーテンだから、飲み物のことはわかってるけど、このビーフタルタルはポーランド料理だから、ウォッカが一番。ワインは勧めないよ。」と言い出します。
    でも、僕はどうせウォッカの味なんかわからないし、第一ウォッカなんて強い酒飲める自信もないし・・・と思って、「やっぱりワインでいいです。」
    素朴で気さくそうなお兄さんは、たどたどしい英語で一生懸命説明しようとしてくれたのに、気を悪くさせたかなと心配してしまいました。
    ということで、赤ワインが運ばれてきて、それと一緒に、「お通し」?のつもりなのか、注文もしていない、なにやらレバー入りのリエットのようなものと、大量のピクルス、バスケットに盛られた大量のパンが運ばれてきました。

  • そのうちに、若いお兄さんシェフがカートを押してテーブルの前にやってきて、目の前で赤い肉の塊をさばき始めました。自慢のポーランド料理のビーフタルタルを、楽しそうな顔をして目の前で作ってくれました。肉の塊から、包丁一つでさばいてタルタルにするのは、結構手間のかかる作業なんですね。

    そのうちに、若いお兄さんシェフがカートを押してテーブルの前にやってきて、目の前で赤い肉の塊をさばき始めました。自慢のポーランド料理のビーフタルタルを、楽しそうな顔をして目の前で作ってくれました。肉の塊から、包丁一つでさばいてタルタルにするのは、結構手間のかかる作業なんですね。

  • 出来上がり!付け合わせには、オニオン、マッシュルーム、キュウリの刻んだものと、卵の黄身、レモン。肉はかなりの量でした。これを見てしまっては、最初に持ってこられたお通しにはもう手が出ないので、3分の1くらいでやめてしまいます。<br />ちょうどユッケみたいな感じですが、味付けはたんぱくで、塩コショウをすこし足しました。<br />そうして食べ始めると・・・・<br />

    出来上がり!付け合わせには、オニオン、マッシュルーム、キュウリの刻んだものと、卵の黄身、レモン。肉はかなりの量でした。これを見てしまっては、最初に持ってこられたお通しにはもう手が出ないので、3分の1くらいでやめてしまいます。
    ちょうどユッケみたいな感じですが、味付けはたんぱくで、塩コショウをすこし足しました。
    そうして食べ始めると・・・・

  • さっきのお兄さんウェイターがやってきて、「これは絶対必要だから、ぜひ!」と言いながら、差し出したのは、このウォッカ!<br />そこまで勧められては断れないので、チビチビといただくことにしました。ウォッカをストレートで飲むのなんて、初めてです。胃が燃えちゃうかとおもいきや、ビンビンに冷えたウォッカ、意外とこの冷たいビーフによく合います。おもわず進んでしまって、ドンドン飲んでしまいました。<br />そうしたら、さっきのお兄さん、お代わり飲む?とかって聞いてきて、こっちも調子に乗ってお願いしてしまいました。やられた~<br />

    さっきのお兄さんウェイターがやってきて、「これは絶対必要だから、ぜひ!」と言いながら、差し出したのは、このウォッカ!
    そこまで勧められては断れないので、チビチビといただくことにしました。ウォッカをストレートで飲むのなんて、初めてです。胃が燃えちゃうかとおもいきや、ビンビンに冷えたウォッカ、意外とこの冷たいビーフによく合います。おもわず進んでしまって、ドンドン飲んでしまいました。
    そうしたら、さっきのお兄さん、お代わり飲む?とかって聞いてきて、こっちも調子に乗ってお願いしてしまいました。やられた~

  • メインに注文したのは、この鴨料理。これも伝統的なポーランド料理です。が、写真は暗くて見にくいですが、鴨の足が2つ!付け合わせにポテトが山のように盛られています。<br />赤ワインもあるし、一応頑張って鴨は全部食べましたけど、ポテトはさすがに食べられない・・・。ダイナミックな感じでしたけど、おいしかったです。

    メインに注文したのは、この鴨料理。これも伝統的なポーランド料理です。が、写真は暗くて見にくいですが、鴨の足が2つ!付け合わせにポテトが山のように盛られています。
    赤ワインもあるし、一応頑張って鴨は全部食べましたけど、ポテトはさすがに食べられない・・・。ダイナミックな感じでしたけど、おいしかったです。

  • もう一人いたおばさんウェイトレスの人がきて、デザートは?と聞くから、そういえば前夜はデザートをパスしたんだったっけと、後悔したのを思い出し、やっぱりワルシャワ最後の夜は頑張ってデザートも食べようと思い、「じゃあ、アイスクリームを一つ。小さいのでいいんですよ!」と念を押したつもりだったのですが、彼女がニコニコしながらもって来たのは、これ!種類の違うアイスクリームが3つ、それにフルーツとクッキーが乗ったパフェでした。<br />うーん、かなりお腹いっぱいなのに・・・、と思いながらも、完食・・・。持ってきてくれた人の気を悪くしてはいけないという思いが先に立ちました。

    もう一人いたおばさんウェイトレスの人がきて、デザートは?と聞くから、そういえば前夜はデザートをパスしたんだったっけと、後悔したのを思い出し、やっぱりワルシャワ最後の夜は頑張ってデザートも食べようと思い、「じゃあ、アイスクリームを一つ。小さいのでいいんですよ!」と念を押したつもりだったのですが、彼女がニコニコしながらもって来たのは、これ!種類の違うアイスクリームが3つ、それにフルーツとクッキーが乗ったパフェでした。
    うーん、かなりお腹いっぱいなのに・・・、と思いながらも、完食・・・。持ってきてくれた人の気を悪くしてはいけないという思いが先に立ちました。

  • お勘定おねがいしま~す。<br />と言って、しばらくしておばさんが勘定票と一緒に、「またまたオマケよ!」と気のいい顔で言いながら、こんなものをもってきました。<br />ええ?な、なんですか、これは?<br />ポーランドのチェリーリキュールということで、本当にチェリーの甘い味のするお酒でした。<br />本当にサービス精神旺盛というか、ホスピタリティに溢れた人たちで、ポーランドがいっぺんに好きになりました。<br /><br />

    お勘定おねがいしま~す。
    と言って、しばらくしておばさんが勘定票と一緒に、「またまたオマケよ!」と気のいい顔で言いながら、こんなものをもってきました。
    ええ?な、なんですか、これは?
    ポーランドのチェリーリキュールということで、本当にチェリーの甘い味のするお酒でした。
    本当にサービス精神旺盛というか、ホスピタリティに溢れた人たちで、ポーランドがいっぺんに好きになりました。

  • 店の外観。大通りではなく、静かな佇まいの奥まった路地にある店です。<br />あ、あれだけ飲み食いしたのに、勘定票の請求額はたった26ドルでした。<br />本当に御馳走様でした。ワルシャワのいい思い出になりました。

    店の外観。大通りではなく、静かな佇まいの奥まった路地にある店です。
    あ、あれだけ飲み食いしたのに、勘定票の請求額はたった26ドルでした。
    本当に御馳走様でした。ワルシャワのいい思い出になりました。

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