2017/04/06 - 2017/04/06
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montsaintmichelさん
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一仕事終え、再び千鳥ヶ淵に戻ってまいりました。桜祭りの開催中は、夜桜のライトアップが行なわれるからです。今年は本日がライトアップ最終日の予定でしたが、開花が例年より遅かったため3日間延長されることが決まったようです。ライトアップは日没(18時頃)~22時まで行なわれています。しかしLED電球には、日没直後はまだ明る過ぎて荷が重いように思います。終バスの関係で19時前にはここを発たなければならないこともあり、時間との戦いでしっかりと汗をかかせていただきました。
ライトアップと言うと昨今は3Dマッピングのようなド派手なライティングを想像されるかもしれませんが、ここは洗練されたラグジュアリーな大人びたライティングに拘っておられるように感じました。極力色彩を押さえた控え目で上品なライティングが浮かび上がらせる桜花は、幽玄の世界を彷彿とさせます。息を呑むほどの光景は、一見の価値があります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 新幹線
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靖国神社 第一鳥居
18:00頃に千鳥ヶ淵のライトアップが点灯されるので、それまで靖国神社で時間を潰します。
1921(大正10)年に日本一の大鳥居として誕生した第一鳥居は、「空をつくよな大鳥居」と歌われて親しまれてきましたが、長年の風雨で損傷が激しくなり、1943(昭和18)年に撤去されました。現在の第一鳥居は、戦友たちの奉納により1974(昭和49)年に再建されたもので、高さは25m、横幅34m、重量100トンもある銅製の鳥居です。 一般的に第一鳥居は南を向いているそうですが、この鳥居は東を向いている珍しいタイプです。
社号標の文字は、吉田晩稼の揮毫によるものです。 -
靖国神社 第二鳥居
1887(明治29)年に建てられた、青銅製では日本一の鳥居です(高さ約7m)。この鳥居は、大坂砲兵工廠の反射炉で鋳造されたものです。
その先にあるのが神門です。
靖国神社は1869(明治2)年に大村益次郎の発案、明治天皇の命により建立された東京招魂社が前身であり、その10年後に「靖国神社」と改称されて今日に至っています。
創建趣旨は「国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的」としており、幕末の1853(嘉永6)年以降、明治維新、戊辰の役、西南の役、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、太平洋戦争などで命を落とされた246万6千人余の方々が英霊として祀られています。
ただし、太平洋戦争のA級戦犯も合祀されていることもあり、参拝は遠慮させていただきました。 -
靖国通りの桜並木です。
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千鳥ヶ淵緑道
点灯直後(18:10)の千鳥ヶ淵緑道の様子です。
天候は曇りで薄暗い感じはありますが、LED電球の明るさでは充分でなく、部分的にしか染まりません。それもまた風流なのですが…。 -
千鳥ヶ淵緑道
桜木と環境に負担をかけないように省電力型LED電球を採用した環境配慮型ライトアップを駆使しており、その電力は太陽光蓄電したもので賄っています。また、ライトの色調も時間帯によって切り替えられ、その度に新鮮な感動に包まれます。 -
千鳥ヶ淵緑道
この辺りの色調は少々複雑で、多様な色彩が混じっているような気がします。 -
千鳥ヶ淵緑道
注意したいのは、千鳥ヶ淵では三脚の使用が全面的に禁止されていることです。
混雑する場所では当たり前のマナーですが、それでも迷惑を顧みずに一脚を立てている方もちらほら見られます。
「三脚がNGなら一脚で!」などといった一休さんのようなトンチを働かせずに、もう少し大人になっていただけたらと思います。 -
千鳥ヶ淵緑道
桜というよりもサンゴ礁を彷彿とさせる珍しいライティングです。
海の中を演出しているのかも!? -
千鳥ヶ淵緑道
明治時代に来日し29年間も滞日したドイツ人医師エルウィン・フォン・ベルツは、東京向島で桜を見た時、その美しさに驚き、「桜の下では女性が普段よりずっと綺麗に見える」という有名な言葉を残しています。
また、あることに大変驚いています。それは、人出が多いのに喧嘩がないことと騒ぐ酔っ払いがいなかったことだったようです。こうしたよい伝統は、次の世代にも残しておきたいですね! -
千鳥ヶ淵緑道
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千鳥ヶ淵緑道
通常、ライトアップの時期中はボートの営業は20:00まで行っているはずですが、今日は早々に店じまいのようです。
風が強いせいでしょうか? -
千鳥ヶ淵緑道
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千鳥ヶ淵緑道
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千鳥ヶ淵緑道
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千鳥ヶ淵緑道
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千鳥ヶ淵緑道
ボート乗り場テラスから撮影したものです。
カメラ・データは、ISO5000、絞り7.1、シャッタースピード1/25です。手持ち撮影ではほぼ限界のシャッタースピードとなるようにISOを5000まで上げています。その代償として拡大すると粒子のザラツキが目立ちます。
ブレをとるか粗さをとるか、二者択一となります。 -
千鳥ヶ淵緑道
ここも超満員です。
長居せず、高速連写して移動するのが賢明です。 -
千鳥ヶ淵緑道
カメラ・データは、ISO5000、絞り7.1、シャッタースピード1/20です。
1/25以下では、手ブレしないようにしっかり構える必要があります。 -
千鳥ヶ淵緑道
淡い照明が風に揺れる妖艶な桜を浮かび上がらせ、幻想的な空間を演出しています。現実の世界を離れ、神秘的な妖精たちが棲むラビリンスに迷い込んだような感覚に包まれます。「都心のオアシス的花見スポット」というキャッチフレーズにも頷けます。
カメラ・データは、ISO6400、絞り7.1、シャッタースピード1/13です。手持ち限界を超え、本来なら三脚が必要な領域です。奥の手として高速連写モードに設定し、シャッターを押した時の手ブレ駒を捨てています。これができるのがデジタル・カメラの魅力です。 -
千鳥ヶ淵
東京のお花見スポットのベスト3に入るというだけのことはあり、一瞬にして心を奪われてしまうほどです。何故か「日本さくら名所100選」には選ばれていませんが、その美しさは名所を凌駕する実力を備えています。
また夜桜はライトアップされ、昼間とは別の顔を見ることができます。
ライトアップされた東京タワーもよいアクセントになっています。 -
千鳥ヶ淵
ここは定番の撮影ポイントであるためとても混み合い、入場制限がなされていました。時間を区切って一度に20人ほどを入場させます。係員の方から順番に写真を撮って移動するよう促されますので、暫く待っていれば最前列で撮影ができます。この暗さで時刻は18:40です。曇っていたため、きれいなブルーモーメントにはなりませんでした。
実は18:00点灯と同時にここで撮影したのですが、見た目ほどきれいには映りませんでした。その時は東京タワーは未点灯でした。晴天時なら19:00頃がベストかもしれません。
カメラ・データは、ISO6400、絞り7.1、シャッタースピード1/13です。
こちらも高速連写モードでシャッターを押す際の手ブレに対応しています。 -
千鳥ヶ淵
対岸の純白とは対照的に、緑道側は艶やかで妖しげな色調に染め上げられています。
緑道側は桜の樹下からLED照明を当てているため内側だけが明るくなります。外側は暗いため、ISO6400、絞り7.1でもシャッタースピード1/10にしかなりません。
こうなれば、ダメもとで数ショット写すしかありません。 -
千鳥ヶ淵
素朴な色調ですが、左右の色彩の対比が和心をくすぐります。
日本人の琴線に触れるような情緒が湛えられています。 -
千鳥ヶ淵
個人的には一番好みの絵です。白色ライトに浮かび上がる霧氷を彷彿とさせる桜と借景の土塁の深い緑色が現実離れした浮遊感を漂わせています。 -
おまけ1 芝公園
出張先が東京タワーの近所でしたので撮影しました。
ここはビニールシートを広げたお花見の方も大勢おられました。 -
おまけ2 芝公園
東京タワーと桜のツーショットが取れるスポットとしては、芝公園と増上寺が鉄板です。 -
おまけ3 芝公園
スカイツリーもいいですが、東京タワーの人気も未だ健在です。 -
おまけ4 芝公園
入口には恒例の鯉のぼりが吊り下げられ、一斉に風に泳ぐ姿が涼しげです。 -
おまけ5 夙川(しゅくがわ)公園
千鳥ヶ淵の雰囲気に似た阪神地区の桜の名所として、西宮市の「夙川公園」を挙げさせていただきました。少し前の写真で恐縮ですが、雰囲気だけお裾分けさせていただきます。
夙川公園は1990年に「日本さくら名所百選」に選ばれ、桜並木の歴史は1949年に始まりました。市長であった辰馬卯一郎氏の提唱で1000本もの桜木が夙川沿いに植樹され、その後の育成には「桜博士」と呼ばれた植物学者 笹部新太郎氏の息がかかっています。現在は臨港線から北夙川橋付近までの2.7kmに亘って1700本もの桜並木が続き、松の木の間に咲き誇る美しさは格別です。
桜の種類は、最も多いソメイヨシノ(1200本)の他、オオシマザクラやヤマザクラ、カンザン、フゲンゾウなど15種あり、うち2種は西宮原産の桜です。見所は、一般的には阪急電鉄「苦楽園口」駅~「夙川」駅とされています。
2006年に「日本の歴史公園100選」、「美しい日本の歴史的風土準100選」にも選ばれています。 -
おまけ6 夙川公園
こうした、松と桜と川が織りなす見事な景観美が夙川公園の売りです。
夙川は、西宮市の西を流れる長さ約7~8kmの川で、その名は「宿場の川」という意味だったそうです。水源は、東六甲山の観音山・剣谷山(別称:ゴロゴロ岳)の辺です。昔は暴れ川と呼ばれ、西宮の町も度々水害に悩まされたそうです。鎌倉時代、西宮神社の西側に付け替えられた流れが今の夙川となっています。
主に5本の支流が合流して瀬戸内海に注いでおり、河口にある川尻(御前浜)は神功皇后が上陸したとされる伝説の砂浜です。その後も、幕末には開国や海防の問題で全国が揺れている最中、将軍 家茂が外輪船でこの沖にやってきてボートで上陸しました。伊能忠敬はここに来て測量を行っています。蛤御門の変に敗れた長州藩士たちは、この浜から海上に逃れ、西方に去りました。 -
おまけ7 夙川公園
この地で誕生した美しい桜の品種が、「夙川舞桜」です。(写真の桜ではありません)
夙川に近い雲井町の公園に自生していたヤマザクラの一種で、1999年に発見されました。この桜を守り育てようと、西宮市植物生産研究センターがバイオテクノロジーによる増殖に取り組み、2005年の春に初めて開花に成功しました。名前が公募され、「夙川舞桜」と命名されました。
夙川舞桜は、花弁が10枚ほどの半八重の桜で、最初は薄いピンクで徐々に白くなり、最後は赤く染まって散るのが特徴です。その名前のように花びらが舞っているように見える可憐な桜です。花と同時に葉が開くヤマザクラ系ですがソメイヨシノとほぼ同じ時期に開花します。
阪急夙川駅前の羽衣橋の南東の角などで見られます。 -
おまけ8 夙川公園
こうした花筏も間近で愛でられます。
夙川は文化的な要素としても意義があり、江戸時代後期から明治時代中期にかけて西宮は「灘の酒」の名産地として栄えましたが、その酒造りに夙川は欠かせない存在だったそうです。六甲山から雨水を運び、その水が地下に浸透してできたきれいな地下水が「宮水」として使用され、またお米の精米方法として夙川の流れを利用した水車が使われたりと、「灘の生一本」誕生には夙川は無くてはならない川だったそうです。 -
おまけ9 夙川公園
お揃いのリュックサックが可愛らしくて頬が弛みます。
さて、お父さんはお仕事なのかな~?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。恥も外聞もなく、備忘録も兼ねて徒然に旅行記を認めてしまいました。当方の経験や情報が皆さんの旅行の参考になれば幸甚です。どこか見知らぬ旅先で、見知らぬ貴方とすれ違えることに心ときめかせております。
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この旅行記へのコメント (2)
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- こあひるさん 2017/04/12 12:46:13
- 千鳥ヶ淵の桜はやっぱり美しいですね〜!
- montsaintmichelさん、こんにちは!
千鳥ヶ淵の桜・・・東京の主だった名所の中で一番美しいと思っているのですが、何度見てもやっぱり美しいですね〜。montsaintmichelさんのお写真が美しいのでいっそう・・・です。
ライトアップ、対岸と遊歩道側とで色調が違うのですね。以前に行ったけれど、あまり気づかなかったかも・・・。どちらも、ケバいピンク色ではなく、優美な桜にふさわしい上品で大人の色調・・・暗闇に浮かび上がるようなライティングが素晴らしいです。
ステキなお写真ありがとうございました。
こあひる
- montsaintmichelさん からの返信 2017/04/12 20:17:11
- RE: 千鳥ヶ淵の桜はやっぱり美しいですね〜!
- こあひるさん、こんばんは!
旅行記にアクセスいただきありがとうございました。
千鳥ヶ淵の桜は、噂では聞いていましたが実際に見て感動ものでした。無理を押して行っただけの価値がありました。次回は連れ合いと一緒に花見ができればと思っています。
ところで東北の桜前線もいよいよ佳境に入るのではないですか?
こあひるさんの旅行記にある福島の喜多方や秋田の角館は存在さえ知りませんでしたが、機会があれば是非訪れてみたいなと思います。暫く、東北へは行けていませんので…。
montsaintmichel
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