2017/03/05 - 2017/03/05
73位(同エリア584件中)
かっちんさん
宮沢賢治が愛したふるさと「イーハトーブ」岩手・花巻ののどかな田園風景が楽しめる「ホテルフォルクローロ花巻東和」の宿から出発します。
大迫(おおはさま)町はかつて三陸と盛岡を結ぶ街道の宿場町として栄え、江戸時代の享保雛や治郎左衛門雛、古今雛など代々受け継がれた貴重な雛人形が数多く残されています。
平成29年2月24日~3月5日の雛まつり期間中、遠野街道沿いの商店や旧家、メイン会場にお雛さまが飾られます。
今日は宿場町だった大迫の町並みを散策しながら、雛めぐりをします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルフォルクローロ花巻東和
「フォルクローロ花巻東和」はJR東日本グループの宿で、釜石線花巻~遠野の中間に位置する土沢(つちざわ)にあります。
リーズナブルな料金と綺麗な宿で、隣接する東和温泉の施設に無料で入浴できます。
ここは花巻市東和町。昭和30年(1955)和賀郡の市町村合併時に東和賀にちなんで東和町となった由来があります。
今日の旅はここから出発します。 -
朝の挨拶
宿で飼っている6歳のシバヤギ、陽(よう)と希(のぞみ)が朝食後、挨拶に来ました。 -
アートの町「土沢」
東和温泉のアート展示です。
ワンピースのシーンでしょうか。 -
東和小学校の校章
土沢駅まで歩いて行く途中に東和小学校があります。
校章が表している意味はわかりますか??
外側の左右に「と」と「う」の文字、真ん中の円が「わ」(輪)なので、「とうわ」ですね。
東和小学校のホームページを調べてみると、さらに詳細がわかりました。
『東和の「と」と「う」を組み合わせ、手を取り合いながら一つの「わ」(輪・和)になってたくましく伸びゆく子どもたちの姿(左が男の子、右が女の子)を表現しています。
二重の円弧の間には、東和を流れる猿ヶ石川をイメージし、中央の「小」は若葉で夢・希望・未来を表します。』
とのこと。 -
土沢駅
大正2年(1913)岩手軽便鉄道の駅として開業しました。
玄関のある駅舎に待合室と、かつての事務室・出札口などがあります。
右側の低い屋根のところは、現在自転車置き場になっていますが、かつて貨物の荷下ろし場だったと思います。 -
駅前にある古い水飲み場
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土沢の腕木式信号機(オブジェ)
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銀河ステーション
土沢駅は宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の始発となった駅です。
この銀河ステーションから花巻経由盛岡行の列車に乗り、東北本線の石鳥谷(いしどりや)へ向かいます。 -
列車のお見送り(石鳥谷)
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石鳥谷駅
明治26年(1893)に開業した駅です。 -
「石」にとまるのは「鳥や」
石鳥谷駅なので、駅の屋根瓦(石)にスズメ(鳥)がとまっていました(笑) -
空を飛ぶ白鳥たち
近くの北上川から飛び立ち、田んぼにいる餌を探しに行くところです。 -
大迫(おおはさま)行バス
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バス路線図
大迫へ行くには、石鳥谷駅からの岩手県交通バスが便利です。
早池峰山へは大迫からバスが出ています。 -
大迫バスターミナルに到着
石鳥谷から27分かかりました。 -
バス待合室(ターミナル)
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木製ベンチ(ターミナル)
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バスの写真(ターミナル)
営業所別のバスの写真で、特に説明がありませんでした。 -
おおはさま「宿場の雛まつり」
平成29年2月24日~3月5日に開催。
今日は最終日です。 -
大迫周辺の地図
大迫は盛岡と遠野の中間地点にあり、かつて遠野街道の宿場町として賑わったところです。
遠野街道沿いの商店・旧家と、大迫交流活性化センター等にお雛さまが飾られています。 -
雛まつりの提灯
では、町並みを散策しながら雛めぐりをします。 -
ライオン印の薪ストーブ
ストーブというと鋳物製を思い浮かべますが、最近は鉄板製があります。 -
イチオシ
古い木造家屋(建材店)
2階に手すりと格子があります。
今日は雛まつりなので、路上に台を置き、地元の特産品を売っています。 -
移動式パン窯
このパン屋さんは、スイス仕込みのワインに合う食事用のパンを中心に焼いています。
大迫は葡萄の里でもあり、大迫産エーデルワインを生産しています。
右側の道を挟んだ向かいに元料亭の花月亭が見えます。今も料亭の面影を残しています。 -
洋風も混じる木造家屋(畠家)
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弁財天と福助(浅沼時計店)
花巻で享保年間から作りはじめた土人形で、花巻人形と呼ばれています。 -
宿場の雛まつりメイン会場
大迫交流活性化センターに、歴史雛を代表するお雛様が勢揃いしています。
入場料は300円です。 -
素朴な花巻人形(メイン会場)
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花巻人形のお雛様(メイン会場)
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目黒雅叙園出展のお雛様(メイン会場)
東京の目黒雅叙園「百段雛まつり」に昨年2016年、特別出展したお雛様です。 -
「早池峰と賢治」の展示館
早池峰山を愛した賢治を大切に思う大迫の小さな小さな展示館です。
建物は旧稗貫郡役所を復元したものです。 -
イチオシ
猫の事務長(展示館)
賢治の童話「猫の事務所」をイメージしています。 -
かま猫(展示館)
夜かまどの中に入って眠る癖があるので、煤で汚い顔をしています。
事務長が黒猫なので、このかま猫はなぜか四番書記に選び出されています。 -
大迫特産の南部葉(展示館)
南部葉は江戸時代後期から明治初期に最盛期だった葉タバコのことです。
元町民室では大迫の物産を紹介しています。
2Fの展示室は、賢治が大迫の常宿としていた石川旅館の一室(復元)や昔懐かしい教室があります。 -
享保雛(小川酒店)
街道沿いの商店に飾られているお雛様を、これから順番に巡ります。
屏風は珍しい波の絵。 -
イチオシ
庶民的な姿の三人官女(小川酒店)
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高鉱菓子舗(たかこうかしほ)
明治中期に創業した菓子店です。 -
享保雛(高鉱菓子舗)
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高鉱名物の菓子(高鉱菓子舗)
醤油ダレで香ばしく焼き上げたお茶餅、手作りの串だんご、切りせんしょなどがあります。 -
格子とガラス戸の民家
今年からお雛様を公開している村田好弘家です。 -
2階のガラス戸(村田家)
かつて旅館だったのでしょうか。 -
イチオシ
雛まつりの生け花(村田家)
菜の花と桃の蕾が雛まつりを華やかにしています。
お雛様は撮影禁止だったので、生け花を記念に残します。 -
藍染工房
江戸時代後期の建物で、旧櫻井旅館だったところです。 -
享保雛(藍染工房)
写真のような享保雛が飾られています。 -
天井に丸い出っ張り(藍染工房)
2階の部屋に堀りコタツがあり、出っ張っりは炭床があったところです。 -
陶器のヒューズ遮断器(藍染工房)
最近の分電盤は右側二つのノーヒューズブレーカーと漏電遮断器だけですが、ここは昔のヒューズ遮断器も接続されています。 -
日本一のちんどん屋パレード
地元「早池峰一座」と大船渡市「寺町一座」が街道を練り歩きます。
「寺町一座」は、全日本ちんどんコンクール2年連続最優秀賞を獲得しています。 -
イチオシ
大迫名物「湯だんご」を昼食に(村喜本店)
そば粉を湯がいて、温めた豆腐と一緒に盛り付け、特製のねぎ味噌を付けていただきます。
お酒のつまみになりそうです。 -
新大橋からの眺め
稗貫川と早池峰山の方角が見えます。 -
丹野木工所
天井の高い造りの建物です。 -
治郎左衛門雛と大型神功皇后(木工所)
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花巻人形(福島屋)
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イチオシ
七福神と動物の花巻人形(福島屋)
これで大迫の雛めぐりを終え、北東パスを利用して東北本線で東京へ帰ります。
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