雪国に舞い上がる　“新潟津南スカイランタン”幻想の灯りを求めて！

2017/03/13 - 2017/03/14

津南駅前の活性化を目的に始まった津南の雪まつり。昔から変わらない自然や農地を大切に守り続けた津南町、周りに電線や高層ビルがない地域の特性を生かし、「雪ほたる」と称して企画を進めていた中、2011年3月11日に発生した東日本大震災、翌日にはこの町にも震度5の地震に見舞われ、日本中が膨大な被害に見舞われました。
翌年、町内有志により検討を繰り返し、震災復興の意を込め、第36回つなん雪まつりにおいて、スカイランタンの打ち上げが行われたそうです。

また、スカイランタンはタイや中国のお祭りなどで打ち上げられる熱気球の一種で、コムローイや天灯とも呼ばれています。そして、柔らかく暖かい灯りは「知恵」を象徴し、正道へ導かれるためのお布施として行う伝統があるとの事。また、昔は通信手段として使われていたといわれていますが、現在は無病息災を祈る民族の習慣として定着しているそうです。

今回は、旅行会社さんのイベントで、雪まつりと同会場で行われるとのことで参加。3月13日～16日の4日間行われる初日に行ってきました。
本来の雪まつりでは、1回約1.000個のスカイランタンが2回打ち上げられるそうですが、このイベントでは1回約150個のスカイランタンが2回打ち上げられました。

実は、1年半前にタイ・チェンマイのコムローイ祭りに行っていまして、そのスケールはチェンマイとはくらべものにはなりませんでしたが、雪の中に打ちあがるスカイランタンの幻想的な景観は素晴らしいものでした。

【ツアーのスケジュール】です
1日目　大阪駅7：40発（サンダーバード5号）－－金沢駅着10：25／金沢駅発10：34（北陸新幹線つるぎ706号）－－富山駅着10：57＝＝上越市・岩の原葡萄園＝＝津南町・ニューグリンピア津南（スカイランタン打ち上げ会場）＝＝越後湯沢温泉・ホテルスポ―リア湯沢【泊】

2日目
ホテル＝＝湯沢高原アルプの里＝＝レストハウス越後（昼食）＝＝魚沼市・赤城山西福寺＝＝富山駅発18：11（北陸新幹線つるぎ725号）－－金沢駅着18：33／金沢駅発18：42（サンダーバード44号）－－大阪駅着21：23

それでは、1泊2日の新潟津南のスカイランタン打ち上げイベントの旅をご覧ください。

エリア 越後湯沢・中里・岩原(新潟)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

1日目

大阪駅発7：40、サンダーバード5号で金沢駅に向かいます。
現在の在来線特急では、車内販売がありません。弁当は事前購入が必要です。

金沢駅着10：25、2時間45分の列車旅です。

金沢駅での乗り換え時間は9分。
団体での乗り換えでしたが十分。
金沢駅発10：34、北陸新幹線つるぎ706号にて富山駅に向かいます。

23分の新幹線の旅、あっという間に到着です。
富山駅着10：57でした。

富山駅から、貸切バスで移動です。

新潟県上越市にある「岩の原葡萄園」に向かいます。

富山駅から北陸道を経由、約2時間10分（途中20分の休憩）で上越市の「岩の原葡萄園」に到着です。

約30分ほどワイナリーの見学と試飲を楽しみました。
ただ、試飲は有料で、ワインにより100～300円必要となります。
新潟にワイナリーがあるとは知りませんでしたが、結構おいしいワインでしたよ。
全体に少し高目の料金でしたが。

ワインの貯蔵庫入口です。

ワイン貯蔵庫です。

関越道を、中魚沼郡津南町のニューグリーンピア津南に向かいます。

車窓からの雪景色です。

17：15　岩の原葡萄園から約3時間（途中20分の休憩）で「ニューグリーンピア津南」に到着です。

ここが、スカイランタンの打ち上げ会場です。
到着後、まずスカイランタンに願い事を書きます。
4人に1つのランタンが配布されます。

記入後、ゲレンデにてイベントの開始を待ちます。

18：00　「どんど焼き」をかわきりに、イベントが始まりました。
同時に、日本酒と甘酒の「お振舞」も行われました。

18：10　続いて「松明滑走」が行われました。

「松明滑走」見ごたえもあり、良かったですよ。

18：25　いよいよ1回目のスカイランタンの打ち上げです。

説明を受けた後、ランタンに点火です。
十分に熱でランタンを膨らませ、一斉に打ち上げます。

ランタンが膨らみ、一斉に打ちあがる瞬間です。

雪国の夜空に打ちあがりました。
この光景は、幻想的で何とも言えない感動を覚えます。

チェンマイで見た数千のコムローイの打ち上げに比べ、150と言う何分の一かのランタンの数でしたが、雪の夜空に舞うランタン、本当に幻想的で素晴らしいものでした。

2回スカイランタンの打ち上げがあり、19：00前にイベントが終了です。

バスで、宿泊先の越後湯沢温泉に向かいました。

20：00頃、約1時間でホテルに到着です。

遅めのバイキングの夕食でした。
ホテルも夕食も、スキー場のホテルといった感じで、良かったとは言えませんが、可もなし不可もなしでした。

2日目

バイキングの朝食です。

この日の出発は9：40とのことで、ゆっくりです。

時間がもったいない感じで、何処も行くところがないのかなと思います。

ホテルから約5分、湯沢高原スキー場へ。

ロープウエイで山頂駅のテラスへ。
残念、ガスで何も見えません。グリーンシーズンには高山植物が咲くお花畑など散策できるようですが。
往復1.800円のロープウエイ代は高く思えましたが、ツアーなので仕方なしです。

山頂駅です。

山頂駅を出ると、この状況です。
ガスで何も見えません。

早々と下山。
山麓駅付近の景色です。

湯沢高原から5分、昼食場所のレストハウス越後に到着です。

何と早い、11：00からの昼食です。
朝は遅いし、昼は早いし、酷なツアーでした。

牡蠣鍋にイクラやウニと少し贅沢に見える昼食でしたが、ツアー用の中身かな。

昼食後、約30分ほど走り、魚沼市の赤城山西福寺参拝へ。

山門（赤門）から入ります。

開山堂です。

開山堂です。

開山堂の向拝及び堂内には、幕末の名匠「石川雲蝶」の終生の大作ともいえる彫刻、絵画、漆喰細工の数々が施されています。

天井の大彫刻は「道元禅師猛虎調伏の図」です。

素晴らしいの一言です。一見の価値ありです。
約40分ほど見学後、富山駅に向かいました。

関越道・北陸道を経由して富山駅に向かいます。
途中20分の休憩を挟み、約3時間20分のドライブです。

16：30頃富山駅に到着。
駅周辺には、お土産やお弁当などが買えるショッピングセンターもあり、出発まで結構楽しめました。

富山駅発18：11、北陸新幹線つるぎ725号にて金沢駅へ。
金沢駅着18：33、9分の乗換えです。
金沢駅発18：42、サンダーバード44号にて大阪駅へ。
大阪駅着21：23、無事到着です。

今回の旅のメインとなる、「新潟津南スカイランタン」の打ち上げイベント。日本でも行われているのを知り、参加しましたが、チェンマイと同様幻想的な灯りが放つ景観は素晴らしいものでした。
機会があれば是非お勧めです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• わんぱく大将さん 2017/03/27 08:08:50

  松明

  モリモリさん
  
  ランタンもいいなと思いましたが、松明を持ってのも、なかなか見ごたえあったように思います。
  
  　大将

  モリモリさん からの返信 2017/03/28 08:20:53

  いつも訪問ありがとうございます

  わんぱく大将さん
  
  おはようございます。
  雪国でのスカイランタンの打ち上げも幻想的でしたが、松明滑走見ごたえありましたよ。
  今回は、津南の雪まつり開催後に、旅行会社さんがイベントとして行われた「スカイランタンの打ち上げ」に参加したわけですが、雪まつり本番には約1000基のスカイランタンが飛ぶと聞いていますので、もっと迫力があると思います。
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  モリモリ