2016/09/29 - 2016/10/06
671位(同エリア1278件中)
ちゃおさん
さてこれからいよいよ王のミイラが展示してあるへ部屋になる。先ず最初に目に着いたのは大きな棺だ。これは復元、複製された棺だが、極彩色な模様が描かれている。これも又黄泉の国の魔物除けになっているのだろうか。単に飾りとも思えない。エジプトや日本の古墳の場合は石棺と思うが、ここ中国では木棺だ。尤も日本でも平泉の金色堂のミイラは木棺に納められているので、一概には言えないか・・。
かなり大きな棺桶で、王、それは南越王文帝に他ならないが、身長の高い、画体の大きな人だったのか・・。それとも防腐の為に何等かの薬剤を塗布され、更に布でぐるぐる巻きにされ、更にその上に玉器や宝玉、真珠などを分厚く重ねられて、元のサイズよりも何割増しに膨れ上がったからからか・・。そのミイラも又ダミーの複製で、新しいものだが、多分、忠実に復元されているに違いない。日本にも現存するミイラが何体かあって、羽黒山の木食上人など、どれも干からびた感じの、本当に人体のエキスと言った感じのものだが、この文帝王のミイラは、外観しか見えないものの、立派で威厳があり、絶対権力者を印象づけていた。
この部屋の隣はビデオ映像室になっていて、2000年前の時代のミイラの作り方、どれ程の財宝を費やしたかの説明、富の象徴、価値の高さ、等々、余すところなく情報開示、PRに勤めていた。中国特有の事大主義、過大な自己宣伝とも思えない教育的な内用だった。博物館の順路表示に従って、中山王から始まって、最後に南越王のミイラまで巡ってきたが、充分、内容の濃いものだった。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
広州(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
14